2022-12-03 - 京王線恥辱

　週末の朝、出先のホテルで目が覚める。時刻はまだ早朝。昨日寝てから5時間ちょっとが経っている。
　ひとまず起きだして京王線恥辱を進めておく。北海道の続きとここ数日、父の逝去の所を行ったり来たり。

　7時を過ぎてホテルの朝食を頂きに行く。朝食会場には外国人の姿もちらほら。膳所にいると気付かない世の中の動きが良く分かる。

　食事はごく普通のビジネスホテルのもの。売りは伊勢原の自然薯。札幌あたりの朝食戦争が激しい所ばかりで食べているとあれ？となるけど、普通はこんなものか。
　今日も実家に行く。9時過ぎにホテルをチェックアウト。小田急の上り電車に揺られる。何か通勤みたいだ。10時に実家に到着。
　昨日に引き続き、父の所に行く。今日は納棺する際に衣装を持ち込む。母の見立てでスーツ一式、それにタイで買ったという象柄のネクタイを安置所に託す。
　今日も手を合わせたが、冥福を祈るというより、やはり過去の反芻になる。ここ数日、母の話を聞き、そして父に対面すると思い出す事、思い至る事がたくさんある。
　さて駅に戻る。

　バスに乗り、最寄り駅へ。時刻はお昼を過ぎた所。昨日と同じような感じになるが、昼食を頂く。今日は旅行支援のクーポンが使えるところを選ぶ。神奈川県の場合はアプリを入れる電子クーポン。広島、北海道と紙クーポンだったから、全国的に紙だと思っていたが、電子って所も何県かあるっぽい。
　母が、ここは美味しいと言う中華の店に入る。

　女子供が好みそうなセットメニューを頂いた。13時を過ぎてピークではないだろうが、ずいぶんと店は混んでいて廻っておらず、妻の麺だけ随分と来なかったり、セットの杏仁豆腐だけが最後まで出てこず、伝票も来ないという調子であった。
　実家に戻る。ひとまず今出来る事はやった。式まではだいぶ期間があり、一旦膳所に引き上げる事にする。が、今日は土曜日。明日も一日休みである。今日一日は実家で母と一緒に過ごし、明日は妻の実家に顔を出すことにする。妻のご両親は元気だが、同じく歳はいっている。親が元気なうちに顔を見て、見せておくことが親孝行だと思う。

　夕方まで実家滞在。朝は曇り空だったが午後になって晴れてきて、綺麗な夕焼けが広がる。富士山も頭だけちょんと姿を見せていた。
　暗くなってお暇頂く。妻の実家に近い所に宿を取りたかったが当日予約で空いているホテルが少なかった。ちょっと考え、浦和駅の近くにホテルを取っている。シングルルームの2人使用というもので、狭さも気になるが、他に選択肢が無い。
　小田急に揺られて新宿へ。更に湘南新宿に乗り換える。

　埼京線のホームに相鉄線の文字、海老名の文字。停車駅に西谷、二俣川、なんてスクロールが流れる。もう日常なのは分かっているけど、やっぱり馴染めない。そんなことを思っていると

　相鉄の電車もやって来る。新宿に佇む相鉄線。日常なんだろうけど、けどね。
　湘南新宿に揺られて20時前に浦和着。ホテルに入る。JR線の高架脇。目の前が壁だが、まぁ泊るだけなら十分。
　夕食は実家で頂いたので軽く飲むもの、と思って駅の方へ戻る。するとさすがにJR東。コンコースでやっているのは東北物産展。

　ドライいぶりがっこ、なんて知らない商品が出来ている。大根を干したものがガッコの筈だが、更に干すのか。試しに買ってみた。

　工藤パンもイギリストーストで殴り込み。明日のホテルは朝食を付けていないので、朝食用にと一枚お買い上げ。
　他にも寄り道をしてビールやら何やらを買う。全国旅行支援のクーポン、埼玉県は紙だったが、そちらを使っておいたので支払いはだいぶ浮いた。税金の使い道からすると埼玉の地場の会社にお金が廻る方が望ましいのだろうけど、税金は刈穂に化けた。
　ホテルに戻って飲む。足りなくなってビールを2本、買い足し。だいぶ飲んで最後は潰える。