朝5時に目覚ましを鳴らした。週末の土曜日、今日もちょっと出掛ける。一人ベットを抜け出して身支度する。途中、JR西のアプリからプッシュ。サンライズ出雲・瀬戸、名古屋打切りとの事。どうやら東の方でトラブルが起きている様子。
自分の支度は順調に進むとまだ暗いうちに家を出る。外は寒いが耐えられない程ではない。膳所の駅まで歩く。貨物列車が来る筈の時間だが、通過してゆくのは
草津始発のはるか3号だけ。51列車ぐらい最優先で来るかと思ったら、そうでもない。
米原から西の電車は順調に動いていて、行程自体には差し支えない。下り電車で西に。逢坂を越えて、東山を越えて、京都まで。
東海道線の後続、貨物列車が来たが、三つ目の電機は日本海縦貫線のEF510。東海道で起きたと思しきトラブルには巻き込まれなかった様子。
今日は八条口では無く、烏丸口の方へ。今日は
30周年を迎えた関西空港へ、30周年を迎えたはるかに乗り向かう。先程、膳所で草津始発のはるか3号を見送ったが、今日乗るのは、京都始発のはるか5号。
後ろ5両は30年間活躍を続けて来た281系、HA608編成キティ仕様、前3両がコロナ禍下に登場した不遇の増結車、271系、HA655編成キティ仕様となる。今日は前3両の座席指定車を取っている。何気に271系に乗るのは初めてだ。
JR西日本の特急車いありがちな顔つきを見て車内へ。さすがに登場まもないだけあり、281系の明らかにへたった座席よりも座り心地は良い。個人用コンセントがあるのも、現代としては標準的な仕様。テーブルも全席背面から出て来るタイプになり、不満だった点はすべて解消された感がある。
京都駅の改札から遠い車両でもあり、極めて空いているはるか5号の増結車。京王線恥辱を進めつつ、関西空港へと向かう道のりは快適そのものである。
新大阪、大阪でも乗車は殆ど無かった様子。
正月休みに訪れたIKEA鶴浜最寄の水っぽいエリアを抜けると阪和線へ。座席と反対側、左手の窓から日が射しこんでくる。眩しいのだが、巡回している車掌氏が、左手のカーテンを閉めてくれる。ありがたい。軽く会釈して礼を伝える。
スピード抑えめの関西空港への道のり。京都からは1時間半。8:15の到着となる。ぱらぱらとお客さんが降りてゆく。改札口まで来ると外国人観光客で満ちに満ちる。
関西空港の第一ターミナル。隅っこに追いやられた国内線エリアへ進む。今日はこれから新千歳なのだが、
10分遅れとの事。はるかの車内でJALアプリからプッシュがあった。着いてみると乗り継ぎ待ちのため、と理由が告げられている。前便である羽田-関西、JL221の事かと思ったが、そうでは無くJL2501自身が接続待ちをするらしい。この時間に接続するフライトって何だろう。国際線でも遅れたか?と思ったらバンコクからのJL728が所定8:10のところ、8:43到着となっている。バンコク→関西→新千歳。そんな乗り継ぎをする人もいるんだ。
保安検査を受ける。搭乗控え、この先の乗継まで含めて出て来る。長い控えを受け取り、混雑した検査の後、延々歩いてラウンジに。
最近は午前中のビールは控えているが、関西空港国内線のラウンジが新しくなってから、ビールを飲んだ事が無かったと思い、ハイネケンを飲んでみる。1杯だけ頂くと
出国エリア内を行く新交通システムを見つつ、出発までの時間を潰す。はるかの車内で書き上げた
前回、1月12日分の久米島往復を何とか公開。北海道への道中で沖縄の話を振り返るのは避けたかった。
JL2501 JA320J B737-800 KIX→CTS
今日はこれから新千歳に飛ぶ。先程来の案内通り、10分遅れて9:35の出発。前便、JL221はほぼ定刻に来ているから乗り込みは早くても良さそうだが、律儀に10分遅らせて搭乗開始となった。
機内へ。今日は普通席の左手前方窓側席を取っている。荷物を仕舞い、自席に落ち着く。機内は混んでいる。クラスJ× 普通席△という案内だったが、ほぼ満席のちかい△と見える。そして意外と外国人客が多い。可保安検査でも結構な数の外国人観光客を見かけたが、京都観光の後、北海道観光へと向かう人、意外と多いのか。どの人がバンコクからの乗継客なのかはよく分からない。
9:35になって貨物の積み込みに時間を要している旨、お詫びがあった後、9:38、Doorclose。改めての遅延お詫びと乗務員の紹介が伝えられる。9:43、Pushbuck。9:46、Taixing。飛行機は誘導路を南へ向かう。
各国からの機材が並ぶ割に自国キャリアの存在が乏しく少々寂しい関西空港T1を離れ、滑走路端まで。ベトジェットの後を追って自機も滑走路へ。一呼吸置いた後、9:54、Take off RWy06R。
飛行機は大阪湾へ。一旦左に旋回したのち、右へと旋回。神戸の街を遠くに眺め、高度を稼ぐと内陸へと入る。
伊丹空港を見下ろして東に向かうと10:00、ベルト着用サイン消灯。
京都を臨み、飛行機は東に向かう。手前に巨椋池の干拓地。東の背景には琵琶湖をみて進む。さらに
琵琶湖の最南端、大津のエリアが大きく見える。普段歩き回るエリアをしっかり眺めて飛行機は1/6しかないのに存在感が凄い湖国の琵琶湖を見て進む。
湖の向こうには雪山が光り、一番低い峠の向こう、敦賀湾が見えている。琵琶湖が遠ざかると雪山が広がるようになる。
伊吹山から先、アルプス山脈へと延々続く山の連なり。今日は天候が良く、遥かなる雪山の連なりがどこまでも続く。
飲み物のサービスが廻って来る。先程、関空のラウンジで飲んだコーヒーがお世辞にもうまくなく、口直しにコーヒーを望む。
敏感な舌は持ち合わせていないが、JALのコーヒーは美味しく頂く。
その間にも雪山が続く景色が広がっている。
谷間に所々盆地が見えるだけの延々続く山地の上空を東北へ。遠くに見える北陸、能登半島は雪が少ない様子。
北アルプスの山を越えると雲が出て来る。ちょうど新潟に入る辺りだろうか。東京から飛ぶと白河の辺りで雪雲が出て来て、「らしくなる」のだが、日本海側でも富山と新潟の境辺りは「らしくなる」境目と見える。
10:21、副操縦士から飛行状況の案内。遅れのお詫びが告げられた後、現在、新潟県上空、高度11,300mを順調に飛行中との事。新千歳空港到着は11:30頃になる旨、お詫びと共に伝えられる。千歳の天候は晴れ、気温は-4℃との事。
飛行機はシベリアからの風と日本海の湿気が作り上げる冬の景色を見せつつ、東北へと飛び続ける。日本海側に出て、雲の上を飛び続ける。
眼下に佐渡が見えて来た。佐渡の南海岸、というのか、そんな辺りだけが雲の切れ間から見えている。佐渡ヶ島の脊梁山脈でも十分に雪雲を蹴散らす効果があるのだろうか。この時期のフライト。佐渡の南側だけ見えている事は割と多いと思う。
雪雲を蹴散らす山脈が消えた日本海。再び雲が連なる景色と化す。それでも不思議と男鹿半島は見える事が多いよなと思い、眺めていると
雲の合間から船川の石油備蓄基地が見える。男鹿ブロックなんて言葉は聞いたことないけど。
降下の感触を覚えつつ飛行機は機首を東北に向けて飛び続ける。客室乗務員が余っているらしいジュースを持って廻る。長距離国内線らしい終盤の光景。
捨ててしまうのは勿体ないので頂く。良く冷えたリンゴジュースを頂くと11:00、降下を開始し、10分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。
飛行機は青森県内へと差し掛かる。窓外の景色、
手前に下北半島の大間、津軽海峡を挟んで函館山と函館湾が見えている。天然の良港、函館を見て飛行機は降下、亀田半島、恵山岬を見て11:13、ベルト着用サイン点灯。少々揺れつつも降下する。室蘭の向こう、羊蹄山まで見える程に透き通った空気が広がる。道南一望という今日のフライト。
苫小牧の港、そして市街地を見下ろし、新千歳空港への最終コース。苫小牧郊外には雪がないのだが、
一人前に冷え込んでいるのか、沼地はしっかり凍り付いている。そんな氷の大地が近付いてきて11:25、Landing、RWy01R。
只今の新千歳、晴れで気温は-4℃との事。この先、温かくしてお過ごしくださいとの挨拶で締められ、11:28、Spot in SP15。
準備が整い降機する。気温は氷点下だが、晴れ模様の新千歳。
日射しだけは温かそうで、氷点下である事を忘れてしまう。
新千歳では乗り継ぎだが、一度、制限エリアの外に出る。出発が遅れた分、到着も遅れた今日の2501便。
同時間に関空を出発したジェットスターの方が早く到着している。乗り継ぎ待ちなので仕方ないが、午前中のLCCは意外と優秀なのね。
新千歳は乗り継ぎでの利用。出発階に移動すると自宅への土産物を買い廻る。色々と買いたくなるものはあるけど、今日は最低限度。まずはかま栄のかまぼこ。混んでいる店だが、今日は土曜日の午前中だからか空いている。次いで北菓楼でピスコット。こちらも混んでいる店だが、土曜日の午前中だからか空いている。生菓子なので保冷剤を付けて貰ったが、持つのは5時間ぐらい。保冷パックごと入れられる大きい保冷パックを持ってきたが、こちらには後で冷熱源を追加する。
買い廻ってまだ12時前。そろそろ制限エリアの中に戻る。空港は混んでいるが保安検査は空いていて、速攻でラウンジまで進む。まだ先程乗って来たJA323Jが駐機場に停まっている。
安直ではあるがラウンジ軽食とサッポロクラシックを頂く。この後のフライトは13時。まだ搭乗機は姿を現していない。しばらくの間、窓際席で誘導路を眺める。
AIR DOのB767がやって来る。自社導入機は退役していて、こちらは親会社からの移籍組、JA614A。
見慣れないようで、一目で中華系と分かる機体が降りて来る。B-6769、首都航空とある。2レターコードはJD。日本エアシステムが名乗っていたものである。
この後の搭乗機と思しき機体がやって来る。JA226J。
韓国系LCCは相変わらず元気で、新千歳にも押し寄せる。HL8378、ティーウェイ航空。
12時半を過ぎる。そろそろ搭乗口へ向かうのだが、この時間になっても
JA323Jは出発していない。所定12:00の筈だが、何があったのだろうか。先に伊丹ゆきがスポットを離れていった。
JL2715 JA226J ERJ-170 CTS→MMB
今日はこの後、女満別まで飛ぶ。先程見かけたERJ-170が女満別へと飛ぶ。13時出発の女満別ゆき、搭乗開始は12:55との事で若干押し気味。予告通りの搭乗開始となる。機内、ほぼほぼ満席となる勢いで席が埋まる。
13:02、Doorclose。少々遅れている事お詫びが伝えられる。女満別までの飛行時間、30分少々と告げられる。13:06、Pushbuck。13:10、Taixing。
地上係員に手を振られ、飛行機は誘導路を南へ向かう。ピーチが先に飛び立つのを見送った後、自機も滑走路端まで。
そのまま滑走路へと進入すると13:16、Takeoff RWy01L。飛行機は千歳市街地を左に見て、右に旋回。新千歳空港周辺は雪も疎らだったが、
ちょっと郊外に出ただけで、一面の銀世界へと景色が変わる。雪景色の畑地を見て飛行機は上昇。13:21、ベルト着用サインが消灯する。女満別到着は13:55頃になるとの事。
短いフライトでの機内サービスが始まる。
キャンディが配られる。一つ頂く。ラウンジで色々頂いた後なので。キャンディー自体はお持ち帰り。
その間に飛行機は日高山地に入り込んでいる。名前を知らない険しい山々。このどこかに日勝峠があり、石勝線が通っている筈なのだが、上空から見ても良く分からないまま遥か虚空で峠を越える。
峠を越えると十勝平野となる。今年の道東は雪が少ないなんてニュースも目にした気がするが、十勝平野でも北部の方はさすがに雪化粧している。東北の冬と違って、日差しを受けて輝く雪景色を見て飛行機は東から東北へと針路を変える。13:35、ベルト着用サイン点灯。
なだらかに続く畑地に防風林が影を落とす様子を見て飛行機は降下。13:47、Landing、RWy36。13:49、Spot in SP04。
この時間、-4℃という女満別に降り立つ。寒さ漂う搭乗橋から
ここまで乗って来たJA226Jを見て、制限エリアの外へと出る。若干出発が遅れた今日のJL2715。
遅れを引きずったままの到着となる。
この先のフライトもあるが、気持ち、若干、乗り継ぎには余裕がある。まずはコンビニでロックアイスだけ買い求める。保冷剤替わりに保冷バックの中へ。生菓子持ち帰りの援軍とする。ついで出発階へ。時間に限りがあるが、出発階にある立ち食いの寿司屋に入ってみる。簡単に注文。
サッポロクラシックを頂き、
ちょっと握って貰う。サクラマスとつぶ貝。どちらも地元産。ちょっとビールが残っているので
もう1巻だけ、鱈の白子を頂いて〆る。もう時間切れだ。
JL564 JA317J B737-800 MMB→HND
次のフライトは羽田行きとなる。今日のチケット。伊丹-女満別を特別乗継割引で購入している。伊丹から女満別に行く場合、来る時のような千歳乗り継ぎと羽田乗り継ぎの2パターンがあり、行き帰りで使い分けてみた次第。ちなみに、千歳から丘珠へ地上移動してHACで女満別に飛ぶというパターンも選べて、HACが実は最安値であった。丘珠-女満別が夕方となって女満別日帰りが成立しなくなるので諦めたけど。
この時間の女満別空港。JALの羽田ゆき、ANAの新千歳ゆきが重なるせいか、保安検査には大行列ができている。20分前には保安検査をお済ましの上、というが、とてもとても、という感じ。係員は搭乗手続きがお済でない方は、と声掛けをしているが、どれだけ通じるだろうか。自分は伊丹の時点で3区間分の搭乗控えが長々と出てきたので、手続き済と認識している。
何とか保安検査が済んで制限エリアの中へ入る。
既に優先搭乗なんかとっくの昔に終わっていて、何ならすべてのお客さまをご案内中、と言うタイミングになる。
待っているのはJA317J。国際線仕様のB737-800となる。機内へ。クラスJは2-2列のビジネスクラス仕様。普通席も国際線仕様なのでパーソナルモニタ付きとなる。
指定した座席に落ち着く。搭乗はバタバタしていたが、14:35、Doorclose。早くからお集まりいただき、定時運航への御協力。、ありがとうございますと案内が入るが、紙一重の早くから、ではある。
先に新千歳行きの青組が動き出す。こちらと同じ14:40の出発で先を越された形。とは言え。少しプッシュバックしてから、プロペラが廻り始めて、となかなか時間が掛かるQ400の搭乗橋使用運用。手間をかけている間に14:38、Pushbuck。青色Q400を追い越す形となる。