2022-12-02

 4時半過ぎに目覚ましが鳴る。今日は平日だが実家にいる。もう少し寝ていていい筈なので寝ておく。気が付くと6時を過ぎていた。起き出す。
 母の手料理で朝食なんて何年ぶりだろうか。今日は朝移動で妻にもこちらに来て貰って、まずは父の顔を見に行く。葬儀社との打ち合わせは午後あるそうだ。そちらにも参加する予定。
 朝、礼服をクリーニングに出しに行く。膳所の家。どうも湿気が強いようで、久しぶりに出した礼服はカビが生えていた。最後に着たのは何時だろうと思い出してみたが、コロナ前、結婚式に参列した事が2度あったから、それ以来だと思う。コロナ禍では目出度い席も悲しい席も立ち会う機会はなかなか無かった。急ぎで仕上がるのは4日との事。日曜日に式が決まると間に合わないが、どうだろうか。その時はその時。
 さて、安置所に向かう。そんなに距離は無いというので歩いて赴く。途中、妻と合流。3人で伺う。
 安置所の面会室で2週間ぶりに父と対面する。穏やかな顔付きで横たわっている。昨日午後の段階で意識は無かったそうだ。最期、末期癌であちこち痛みを訴えおり痛々しかったのだが、顔を見る限り、眠るように息を引き取ったものと解する。ただ、二週前に大きく動いていた右の肺はもう動かない。手を合わせると頭の中には昔の一場面が蘇る。数年前の癌を患った頃ではなく、自分が就職した後の場面でもなく、数十年前。秋田に居た頃の場面が頭に浮かぶ。いつだったか、父が秋田から仕事先に向かう時に駅まで送った事がある。その一場面を思い出した。冥福を祈るというよりも一緒の時間を反芻するような時間を過ごす。
 ひとまずお暇頂く。この時点で次に会う日取りは決まっていないが、まずは葬儀社と打ち合わせて色々と決めなくてはならない。

 今度はバスに乗って駅に出る。時刻はお昼が近くなる。昼食は外でいただき、午後の打合せに臨む。駅近くのショッピングセンター、レストラン街に立ち寄る。
 和食の店へ。平日のランチ帯。郊外の街ではお年を召した女性グループばかりが目立つ。

 海鮮丼を最後は茶漬けにするという食事を頂いて一旦実家に戻る。午後、改めて葬儀社の方と打ち合わせ。打ち合わせをしつつ妹に情報を展開すると、これを聞いて欲しいなんて返事が来たりする。ここは母一人にしなくて良かったと思う。
 火葬場が混んでいて式が出来るのはだいぶ先になった。数日、空白が出来そうだ。今日、明日はこちらに居て母のサポートをするとしても、一旦膳所に引き上げ、改めて出直す事になりそうだ。
 日程が決まって、今日出来る事は終了となる。実家に戻る。会社にも改めて連絡。忌引の予定も伝える。
今日の残りの時間、妻共々母の話相手になる。夕食まで頂いたが、二人とも泊めて貰う準備は整っていないから、今日はホテルを探す。できれば近所に泊まりたいが、なかなか空きが無い。結局、

 小田急に乗って海老名まで足を延ばすことになる。21時にホテル着。全国旅行支援が使えたので、ちょっと安く泊れ、かつクーポンを頂く事になる。クーポンは明日、どうせ昼食は外で食べる事になるだろうから、そこで使えばよい。

 海老名なんて来るのは10年ぶりぐらいだろうか。駅前の様子がだいぶ違っていて、戸惑う。ビールを買ってきて部屋で飲みつつ、少し京王線恥辱を進めておく。妻は早々に寝てしまったが、自分は何か寝付けないまま、ビールを買い足し、京王線恥辱の続き。結局、日付が変わる頃になってようやく就寝。

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