寝たり起きたりはあったが、何とか5時に目が覚めた。今日は横浜に戻る。土曜日の朝移動、となると一日乗り放題きっぷを使う事が多く、今度は是非とも身延線甲府に出て帰るというのをやってみたいのだが、今日は一身上の都合により新幹線。本当なら豊橋8:45あたりに乗るのが一番なのだが、一週間前の段階で508Aは満席であった。考えてみると今日は3連休の初日である。仕方ないので豊橋7時の502Aを予約している。
 始発の電車で豊橋へ。以前、同じ乗り継ぎをしようとして、豊橋の手前で電車が停まり、新幹線に乗り遅れた事があったが、今日は定刻に走ってくれる。「ひかり502号ご利用の方は乗り換え通路をご利用ください」とアナウンス。豊橋駅では接続列車として認識しているんだ、ということが分かる。
  
 ホームに降りると502A、C47編成は既に停まっている。通過線をのぞみが走ってゆく。豊橋ひかりは名古屋から東京先着が通例だけど、朝に走る名古屋始発のひかりは豊橋、浜松、静岡と停まる分、足が遅いからか後続ののぞみ3本に抜かれる。そのせいか所要時間も豊橋から新横浜で1時間20分ほど掛かる。
 列車はがら空きであった。6号車の電源席を押さえたのだけど豊橋の時点で3割ぐらいしか埋まっていない。20分前にも500Aが豊橋に停まっている事や、この先、浜松や静岡でたくさん乗ってくるとかいろいろとあるのだろう。
 電源席なのでパソコンを使って恥辱の整理が出来る。そして朝食。
【今日の駅弁】
  
 なんてやりそうな所だが、手にしているのは手作りおにぎり二つセット。昨日の飲み屋さんで貰ったお土産。もはや駅すら関係ないので、単なる朝食。
 浜松では各乗車口に長い行列が出来ている。さすがに大きな街は違う。隣の席は埋まらないのでまだ広々と使える。5分停まりその間にのぞみに抜かれる。豊橋でも抜かれたばかりでこれではこだまと変わらない。
 眠気は感じるが恥辱を続けると静岡到着。こちらも長い行列が出来ていて車内、8割の座席が埋まったように見える。ここでも隣の座席は空いている。新横浜まで隣席が空く事が確定する。連休でグループ客が多くて、中途半端な一席は埋まらないのかなとも思う。
  
 うっすらとした見えない富士山を左手に東へ。静岡までは半分こだまみたいなひかりはこの先、今までの憂さを晴らすようにこだまを抜きながら東海道をひた走る。飛ばせば新横浜は近く、8時21分、定刻に到着となる。
  
 新横浜で同じ車両から降りたのは数人だった。普段の動きとだいぶ違うので戸惑うが、こんな朝早くに横浜に用事がある人なんて早々いないと言うことかと思う。
 地下鉄で自宅に戻る。ちょうど朝食の時間なので軽く頂く。さすがに眠く朝食の後は少々眠らせて貰う。
 お昼前に出かける。普段なら京王線、だろうが今日は出向元の会社に。
  
 南太田から51運用1489編成。6両停止位置で待っていたら来たのが4両で凹む。南太田で7分も停まって2本の電車に抜かれるから4両でもがら空きだった。杉田で乗り換え会社に出向く。
  
 今度の課題の参考資料を受け取り、ついで来ていた偉い人と情報交換。アドバイスも幾つか貰う。滞在1時間少々。14時半ぐらいにお暇する。
  
 帰りは何となく八景に出る。普段はあまり乗らないシーサイドラインだが、先週今週と二回続けてお世話になった。続くときは続くものだ。
 八景からは何となく三崎口に足を延ばしてみる。やってきたのは
  
 7A運用1725編成。先週も乗ったような気がする。
 会社で借りた資料を読みながら電車に揺られる。久里浜までは一度二度来ているが、そこから先は15年近くご無沙汰の区間。夏の似合いそうな区間だが、前に乗ったのは冬の12月。今度は梅雨明け後だが、今日は梅雨が戻ったようなどこかぼやけた雰囲気。
  
 終着の三崎口に到着。ここを終着とすることが意図されていたわけではないので、この先まだまだ延びそうな雰囲気はあるけど、まぁこの先はないのだろうなぁ。
  
 特に用事があるわけでもない。スイカから¥300を引かれる為だけに改札を出て、駅前をちらっとみただけでホームに戻る。
  
 何となく2100形快特には乗りたいが、2本待つ程の気力も無いから、先程乗ってきた同じ電車で引き返す。
 帰りは久里浜で降りた。ちょうど花火大会があるらしく賑やかな駅から裏口へ。ちょっと歩くと
  
 時代を遡った風の駅が現れる。JR横須賀線久里浜駅である。同じ道を引き返すのも難なので、JRにも乗ってみる。横須賀線の横須賀から先、久里浜までは大学生の頃に乗ったきり。96年以来だ。あの時はまだ113系だった。
  
 先程の京急久里浜とは打って変わって静かなJR久里浜の駅。次の電車までは20分以上待つことになる。この時間は逗子で乗り換え、とはならず、東京方面へ直通運転が復活する時間。
  
  
広いだけで廃墟みたいな構内でしばらく電車を待っていると、
  
 16時をすぎて11両編成の電車がやってくる。ドアが開くとぱらっとお客さんが降りてくるだけ。代わりに涼しい車内へ乗り込む。
 このあたりの横須賀線は単線。遅れた対向列車を待って発車となる。車窓を草むした景色が流れる。電車だけは立派だが、どことなく置いてゆかれたような空気が漂う。
 JRだけが頼りの衣笠で多少乗車があってトンネルを抜けると横須賀の軍港に到着。すぐそこに大きな護衛鑑が見える。田浦の駅ではトンネルに引っかかってドアが開かない。こんな非日常が日常のすぐ先にあったのか、と改めて思う。
 逗子では先発は湘南新宿。1分接続で階段を渡って隣のホームから発車、なんて何ともJRらしい接続で、乗り換えは諦める。乗り換えても逗子のお客さんで席は埋まっているから座れない。こちらは湘南新宿の後に出発。続行だからか鎌倉でもさほど乗ってこず、快適なまま大船となる。ここまで来ると日常の景色。
 時刻は17時ちょっと前。大船から自宅の近くまでゆくバスが17時に出るのは知っているが、また渋滞だろうから今日は根岸線に乗る。
  
 横浜線直通の205系が待っていた。H4編成。今日は磯子で降りてバスにする。改札を出ると¥620が引かれた。多少乗った区間は違うけど、ずいぶん引かれるものだと思う。まぁ久里浜で改札に入ってから1時間以上が経っているのだが。
 磯子から自宅近くまでバス。待つほどもなくやってきて20分程で運ばれる。大船から延々バスに乗るよりは早かった。
 帰宅して資料を少々目を通すが眠い。今朝が早かったのが効いている。早々に寝室に。