2021-07-11

 目覚めると枕元に缶が立っていた。飲みかけのビールである。昨日は飲んでる途中で潰えたらしい。よくひっくり返らなかったな、と奇跡に感謝する旅先の朝。
 カーテンを開ける。

 冴えない空、見慣れぬ橋。その向こうに白地に黄色の八甲田丸。そう、ここは青森。
 今日も朝は早いのだが、ちょっと間がある。身支度を済ませると八甲田丸まで歩いてみる事にした。

 青函博の会場になったアスパムを横目に見て青森港の方へ。間もなく

 青函連絡船、八甲田丸の姿が見えてくる。
 昔は無かった遊歩道が出来ていて、もう少し近付ける様子。歩いてみる。

 陸地の鉄道車両を連絡船に乗り降りさせるための可動橋まで着く。ちょっと船を見れたらぐらいのつもりで歩いてきたのだが、こんな所まで見に来れるとは思ってなかった。

 ファンネルに描かれたJNRマーク。ここに停められもう30年が経ち色褪せが目立つ。たまには塗り替えられているのだろうけど。

 再びアスパム側に戻って。久しぶりに八甲田丸の見学をしたくなるが、今日は7時過ぎには青森を発つ。自分で作った行程だが、全く持って慌ただしい。
 ホテルに戻る。チェックアウトした後で朝食に。

 こちらのバイキングは割と普通にバイキング。味噌汁がシジミ汁だったのは嬉しいが、身が思ったよりも小さかった。世の中全般にはシジミは出汁を取るためで食べるものでは無いらしいのだけど。昔はアサリとシジミは、きのこの山たけのこの里ぐらいの関係だと思っていたけどなぁ。
 7時過ぎ、青森駅に向かう。

 工事中の仮通路みたいなところを通って駅構内に進む。今日は新幹線に乗る。予約はチケットレスだが、青森から新青森まではSuica圏外。切符を買うことになる。チケットレスなんだけどなぁ。

 待っているのは奥羽線の電車。701系の2両という可愛らしいもの。

 東北本線の東京まで、奥羽本線の福島まで。津軽線三厩までと3つ行先が出ているが、そのうち二つは直通する列車が無くなってしまった。今日の列車も奥羽線津軽新城ゆきだったりする。

 789系の乗車位置を示す案内がかすかに残っている。北海道連絡の役目も失くしてしまった。様々な役割を喪った青森駅に涙。
 7:24、出発。一駅、新青森で降りる。乗客が少々降りてゆく。7:43に東京行きのはやぶさがあり、その乗り換え客のようだ。
 自分はこちらに乗る。

 7:56 新函館北斗ゆき はやて93号。
 今の今まで「はやぶさ」だと思っていたのだが、案内には「はやて」とある。東北新幹線が八戸まで開業した2002年に登場した速達タイプの列車種別。それがさらに速達タイプとなる「はやぶさ」が登場して以来、漸減方向となって、今では盛岡、新青森から北海道方面へ向かう区間列車にのみ、残っているのだった。
 ひとまず上りの新幹線がやって来る。

 E5系ではなくH5系。北海道を模したマークが輝かしいJR北海道所属車だった。新函館北斗を朝1番に出て来た列車だが、車内は空いている。停車時間少々。新青森からの乗客もさほどではなく、発車してゆく。

 93B、U33編成。盛岡始発がやって来る。多少お客さんが降りてきて、代わりに乗る人はわずか。席に落ち着くと間もなく出発。列車は速度を上げる。

 津軽半島の背骨にあたる丘陵を左に見つつ北上する。速度はそこそこ速い。青函トンネル前後、在来線との共用区間に入るまでは、260㎞/hで走る。昨日は気付かなかったが、トンネルの案内がLED案内に流れている。
 速度が緩んで共用区間が近づいたと知る。津軽半島の山の中、ゆっくりと走ってさらに速度が緩むと昨日降り立った奥津軽いまべつ駅に停車する。見た所、乗り降りがあったかどうかは分からない。次は海峡を渡った木古内となる。
 緩い速度のまま北上する。青函トンネルが見える公園がはっきりと分かってトンネル区間に。160km/hでの運転なので案外とトンネル区間、時間がかかる。窓外が明るくなってようやく北海道。 

 貨物列車を追い抜いて、更に淡々と走ると間もなく木古内となる。ここでも乗り降りがあったか、定かでない。次は終点の新函館北斗

 最後まで空いたままだった今日のはやて93号。トンネルばかりの景色を眺めると速度が緩んで窓外が明るくなる。終着の案内があって列車は真新しい駅に滑り込む。

 新青森から1時間ちょっと。速度が抑えられているとはいえ、新幹線駅から新幹線駅は圧倒的に速い。でもここは函館ではなくて新函館北斗という駅。昨日利用したあの函館駅からは24㎞も離れている。「新」という文字が頭に付く新幹線駅。日本各地にあるけど、一番遠いのではないかと思える。

 北海道新幹線にとって函館はあくまで中間点。目指すは札幌。何れはやって来る10年後に期待をしている筈。線路もこの先を目指し、未来につながるトンネルへと続いている。

 5周年を祝う新函館北斗の駅を後に、自分が向かっている函館へ行く。新函館北斗から函館まではSuica圏外。現金しか受け付けない券売機で440円という切符を買う。チケットレスだったんだけどなぁ。もう少し何とか、ならないかなぁ。

 接続列車までは少々間がある。ひとまず改札内へ向かう。ちょうど函館からの列車がやって来る。三々五々、お客さんが降りてきて新幹線乗り場に向かう。

 函館行きの接続列車は電車となる。札幌近郊でしか見る機会がないこの顔付きを函館で見るのは、しばらく馴染めそうにない。
 今度は札幌ゆきの特急がやって来る。

 特急北斗が281系でやって来る。昨日の昼に特急北斗を見た際には261系が使われていたので、てっきり281系は撤退したものかと思っていた。後で時刻表を見ると2往復だけ、281系で残っている。

 札幌からも特急北斗が281系でやって来る。去り行く281系が上下まみえる。
 さて、新幹線接続の快速列車も出発となる。次は五稜郭、という案内。新幹線接続のために電化された区間を駆けてゆく。妙に気合が入った対応。その割にはお客さんが少ないのが寂しい。
 函館には9:30の到着となる。

 青森から2時間が経っている。在来線の頃で青森-函館が2時間を切るぐらいだったから、新幹線になっても所要時間はさほど変わらない、という残念な結果だった。まぁクルマで直接新青森駅に乗り付け、新函館北斗駅から直接目的地に向かうのなら、新幹線の速度は享受できるけど。
 ほぼ1日ぶりに函館駅前に戻って来た。この先

 道南いさりび鉄道に行くなら青函間の2周目となるが、振出しはもうちょっと先。乗り込んだのは

 やはり繰り返し感のある帝産バス。空港に向かう。昨日向かわなかった奥尻に今日は飛ぶ。
 空港まで20分少々。時刻は10時半が近づいている。10:45にはSAAB340Bが丘珠から飛んでくる筈で、荷物を預けて展望デッキに出たい。

JL2891 JA01HC SAAB340B HKD→

 搭乗手続き。奥尻往復のあと伊丹という変則ルートで少々手間取ったが、手続き自体は出来る。その代わりではないだろうが、悪いお知らせが二つ。一つは奥尻空港天候調査中との事。もう一つは

 オリンピック期間前後は保安検査を強化するそうだ。奥尻便と丘珠便が対象になっていて、保安検査時、こちらを提示してくださいとの事。何かあるなら羽田の方だろうけど、定員の少ないフライトに対象を絞ってやってる風をしているのかな、とは思わなくはない。
 まずは展望デッキに出る。間もなく

 無事に丘珠からSAAB340Bがやって来る。昨日は格納庫の前でエンジンテストを続けていたJA01HCだ。

 甲高いプロップサウンドを奏でてスポットの前で駐機。プロペラが停まるまで見届けると、保安検査を受けに行く。強化、って何があるのかよく分からないから、早いに越した事はない。

 直近の出発、大型機のフライトは無いので、保安検査場は空いていた。先程のカードを提示。別ルートに通される。ボディーチェックが厳重に入るのと、普段はスルーされることが多い、カバンの中の電源コードが引っ掛かる。そんな調子で時間が掛かった。これを数百人にやるのは大変だろうなぁとは、確かに思う。
 とにかく保安検査が終わる。後は運航の案内が流れればよい。

 最初は10:45に案内があるとの事だったが、その頃を過ぎてから、11:05に改めて案内と放送がある。続報を大人しく待つ。
 11:10、本来ならそろそろ搭乗という時刻。改めての案内は本当に悪い知らせだった。

 奥尻空港、天候不良のため欠航。
 20人ぐらいは搭乗客がいたと思うが、案外、淡々としているものである。慣れっこなのかも知れない。払い戻しの手続きは1階のカウンターでとの事で制限エリアの外に出される。先程、厳重な保安検査を受けた隣のさらに隠れ通路みたいな係員専用検査場を通って、土産物売り場の脇に出る。

 ターミナル内にも欠航を告げる案内。

 少ないお客さんとはいえ、イレギュラー扱い。窓口には行列が出来る。
 順番を待つ間、思案する。単に払い戻しでも良いけど、SAABには乗りたい。奥尻には出直す事にして、今回はオープンにして貰おうかと。
 函館-奥尻-函館のチケットをオープンにしてもらい、預けた荷物を函館-伊丹の直行にしてタグを貰うという作業。オープンになった航空券、有効期限は?と聞くと1年との事。いつでも使えるという事だが、あまり先だとSAAB340Bがいなくなる。ATR42-600の3号機がいつ来るか次第で、コロナ禍の影響もあって流動的だろうけど、一応は今年の秋頃にはいなくなる、らしい。
 荷物の方が意外と大変みたいで、苦戦した挙句に伊丹ゆきの搭乗口でお渡しする、という事になって一応は手続き完了。時刻は11時半。3時間弱、空き時間が出来てしまった。これなら青森から函館までゆっくり来れたけど。
 しかし、昨日奥尻に行っていたら島流しにあう所だった。この3日、小さく不幸なことが続いているが、一番大変な状況は何とか回避したことになる。
 市内に出ても良いけど、どうしたものかと思い

 飛べない翼、JA01HCを眺めに行く。欠航騒ぎの30分程で一雨あったみたいで、スポットが雨に濡れている。JA01HCは13:20の丘珠ゆき、2746便まで函館で待機となる。
 市内に出るには中途半端で、ひとまず空港から歩いてスーパーまで行ってみた。何か北海道ならではのものを買って帰りたいと片道1㎞弱を歩く。行ってみるとちくわパンがないなぁとは、とろろ昆布を買い忘れたりとは、色々と出るが、ひとまず時間つぶしになる。
 お昼になったので食事も。結局空港に戻って
airport.ne.jp
 こんなところで食べてみると。市内で人気の海鮮丼との事だったが、

 サーモンは身がしっかりしてなくて少々がっかり。マグロの方が良かったのかも知れないけど、人気の理由、今回の訪問では分かりかねた。
 時刻、13時が近くなる。そろそろ展望デッキに行ってみる。SAAB340B、乗れないのなら、せめて撮りたい。

AIR DOが出発してゆく。こちらは中部ゆき、だそうだ。


 先程のJA01HC。ドアが開いていて、操縦席には乗務員の影が見える。地上係員が作業を開始した。そろそろ丘珠行きの出発に向けた動きが始まる。

 丘珠行き、搭乗が始まる。やっぱり写真を撮る人もちらほら。あちらに混ざりたいが、今から丘珠に行ってしまうと明日の朝に差し支える。

 荷物を載せる作業が始まる。搭乗も最後の方らしい。どこかに駆けだしそうな子供を親が手をつないで必死に飛行機に乗せる。

 書類が操縦席に渡り、出発の準備が整った様子。

 地上係員と客室乗務員の引継ぎも行われている。この時点で13:15。

 伊丹からの到着便が来るのを確認した後、


 Doorclose、13:19。

 プロペラが一つ、もう一つ廻り出して函館空港ターボプロップの重奏が響く。


 13:24、Taixing。誘導路を西に向かう。相変わらず隠れている函館山を横目に滑走路端へ。

 13:27、Takeoff RWy12。

 蝦夷梅雨の空へと上昇してゆく。
 さて、伊丹ゆきは

 14:05の出発。5分後にも伊丹ゆきがある。保安検査場が混まないうちにさっさと入っておく。3時間前に比べれば圧倒的に楽な検査を受けて制限エリアの中へ。

 伊丹ゆきの1時間後には羽田ゆきもある。元々6月に予約していた時は、函館-伊丹が運休になって、羽田経由に振り替えられた。結局、緊急事態を鑑みて3週間延期したので、伊丹直行に戻ったのだけど。

JL2124 JA244J ERJ-190 HKD→ITM

 13:45になって搭乗が始まる。今日は最初に搭乗手続きをした段階でクラスJに上げて貰っている。その時点では1人掛けでも2人掛けでも選べる状態。1人掛けのA席を宛がってくれた。
 その座席に落ち着き出発を待つ。搭乗率は6割ぐらいだろうか。クラスJにもまだ空きがある。13:55、Doorclose。13:57、Push buck。

 青い方の伊丹ゆきを置いて、先に動く。上昇中下降中、揺れが予想されるとの事。伊丹までの飛行時間は1時間30分だそうだ。
 14:02、Taixing。相変わらず隠れている函館山を横目に滑走路端へ。

 14:05、Takeoff RWy12。
 蝦夷梅雨の空へと上昇してゆく。

 函館市街地の東側、のびやかな大地が広がる様子を見ると機体は右へと傾いて津軽海峡へと踏み出す。次第に青空が上空広がるようになる。

 右手であれば函館の街が見えたか見えぬか定かでないが、青い空広がる津軽海峡を南西に進むと薄らぼんやり津軽半島らしい影が見えるようになる。

 青函圏の二周目だったかも知れない、そういえば来るときも津軽半島だけは良く見えていた。
 14:24、ベルト着用サイン消灯。伊丹空港到着15:45頃と案内。

 窓外は雲。地上の様子は分かり辛くなっている。
 飲み物のサービスが始まる。アイスコーヒーをお願いすると、一緒にクラスJの限定ドリンクはいかがでしょうか、との事で

 なぜかカップが二つ置かれる。野菜が足りませんよ、という気遣いなのかは分からない。
 14:32、機長さんから飛行状況の案内。現在は秋田県から山形県の沖合を飛行中。全国的に大気が不安定で伊丹へと降下を開始する30分後にはベルト着用サインを点灯させるとの事。

 南に行くにつれて雲が分厚くなってくる。14:48、20分後にサイン点灯する旨の案内がある。サービスも終了との事。15:02には3分後にベルト着用サインが点灯する案内があって、15:08、ベルト着用サイン点灯。

 積乱雲も目立つようになってきた。
 機長さんから再び状況案内、積乱雲の近くを通るので揺れる事が予想されると。
 雲を突っ切ると薄暗い地上が見えてくる。

 どこの海だろうと思ったら、何のことはない、琵琶湖であった。北湖の北外れ、塩津のあたりだ。強めに揺れつつ先に進む。この調子だと大津も雨かなと思う。
琵琶湖を突っ切り湖南へ抜けると 

 晴れとも何ともつかない天気になる。少々揺れながら南下しているようだ。

 田んぼとゴルフ場と丘陵が混じるような景色が山がちになって来る。街が見えてきてどこ?と思ったら伊賀上野だった。
 15:20、あと15分で着陸する旨の案内。思いがけずショートカットをした感じがするが

 奈良の盆地が見えてきて伊丹空港への最終コースに乗ってであろうことを知る。飛行機は降下を続けて生駒山地を越えて大阪平野へ。

 大阪城が見えてきて、

 梅田は高層ビル群とは言わないだろうが、ビルの群れが目立つ様子を見てとり、15:32、Landing、RWy32L。15:35、Spot in SP14。

 伊丹の気温、32℃だそうだ。函館とは12℃の気温差。一気に夏に紛れ込んだ。
 降機する。

 ここまでお世話になったJA244Jを撮ってから進むと係員に捕まる。乗り継ぎでもないのに?と思って思い出す。荷物のタグだ。
「あぁ荷物のタグですか」
 と聞くとそれもあるけど函館の案内が間違っていたので訂正との事。奥尻往復の航空券、元が先得割引なので有効期限は30日だそうだ。つまり8月10日まで有効、との事。1か月かぁ。。。。。。
 タグについては「大丈夫ですよね」の一言で片が付き、一番最初に荷物が出て来たので大丈夫であった。
 制限エリアの外へ。リムジンバスまで少々間があるので展望デッキに出てみる。

 先程乗って来たJA244Jは南側からの方がよく見える。
 暑いので早々に退散。京都行きのバスへ。

 16:10発。高速道路を巡航は小気味よく。下道に降りてからが渋滞。そういえば日曜日の夕方になる所だ。京都駅までは定刻通りの50分。既に17時になっている。

 湖西線だけが遅れている。
trafficinfo.westjr.co.jp
 【湖西線】 強風 運転再開 <第一報 15時36分>2021年07月11日 16時16分更新
湖西線では強風のため、15時36分から、京都駅~堅田駅間で運転を見合わせていましたが、16時14分に運転を再開しました。
このため、湖西線の列車に遅れや運転取り止めがでています。

影響線区 湖西線 京都 から 近江舞子 まで 遅延

 比良降ろしが吹いたようだ。先程、湖北の真っ暗な空を思い出した。
 東海道線は順調。妻によると1時間程前、自分が伊丹に着いた頃には膳所は豪雨だったそうだが、この時間の京都はまぁ大丈夫。

 最後は東海道線膳所まで。荷物は重たくなっていたが、京阪電車が行ったばかりで歩いて帰宅。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は17,921

2021-07-10

 5時半過ぎ、目は覚めたが眠い。旅先、札幌の駅近くにあるホテルで朝を迎えている。昨日は夜遅く札幌着。ホテルまでの道に迷ったので部屋に入る頃には日付が変わるぐらいだった。5時間も寝ていないと思う。
 もう少し寝たい気分だが、起きてしまう。充電関係を中心に広げたものを片しつつ。今朝の動き方を考える。出発自体は余裕があるのだが、少し早い目に入っておきたい。結局、朝食は開始時間と同時に行くことにする。


 ビュッフェ形式の朝食なんだけど、徹底的に小分けされている。

 ここまで全部小分けされている所は初めて見た。テーブルの上、ごみ入れというものがあったのだが、

 すべてのラップを剥がすとなるとごみ入れも必要になる。手間もかかるに違いない。
 早く元に戻らないかなぁと思う今日この頃。私たちはどこで道を間違えたのでしょうか。

 ようやく出来上がった海鮮丼を食べながら、そう思う。
 部屋に戻って身支度と乗換の確認。8時過ぎにはホテルを出る事にした。そうするとそんなにゆっくりも出来ない。出かけられる準備だけ進めてしまう。
 ホテルを出て駅に向かう。昨晩、寄り道したコンビニは近かった。南に行ったつもりで東に向かっていたと知れる。創成川の所で気付くべきだろうが、疲れていたのか、酔っていたのか。
 駅まで出て今日は

 地下鉄に乗る。旅行者が一番縁遠そうな東豊線。その北側の終点まで。さらにバスに乗るのだが、思ったよりも早く着いてしまった。ならばと歩いてしまう。この時間の札幌市内、風が強い。これからの行程に少々の心配が及ぶ。

 目的地直前でバスに刺されたが、まぁ良い。どちらにせよ時間には余裕がある。そんな訳で丘珠空港到着。今日は飛行機で移動となる。
 搭乗手続き。荷物を預けるのだが、

 不穏な案内。三沢の天候調査、ではなくて函館ゆきに誇らしげに表示されたATRの文字。今日はSAABに乗りに来たのよ。何があったか、今日は機材変更を喰らう。
 今更じたばたしても仕方ない。今日明日の二日に分けておいて良かったのかも知れない。明日の搭乗便は予定通りのSAAB340Bだそうだ。ATR42も乗っていないから、ちょうど良かったと思う事にして切り替える。
 展望デッキに出てみる。

 8時半過ぎの丘珠空港。HAC、北海道エアシステムの所有機は3機が飛び立ったばっかり。たまに自衛隊のヘリコプターが飛ぶようだが、しばらくは動きが無い。筈だが

 SAAB340Bがいた。エンジンを始動して小気味よいターボプロップサウンドを響かせている。
 どこかに飛ぶのか、整備なのか、判断に迷うがもう少し撮れそうな所に行ってみる。

 自由が利かないし障害物がある。

 柵が邪魔、あと少し。

 ようやくすっきり撮れるようになる。
 何だかんだと30分、エンジンを回しつつもその場に留まっている。何か不具合があって整備が入り、急遽機材変更になったと思われる。北海道エアシステムの機材、SAAB340Bを3機所有していたのを、同数のATR42-600に置き換えている途中。2機目のATR42-600が入ったところだが、SAAB340Bも2機残っている。過渡期で4機が動いていることになる。新旧どちらの機材が突発整備になっても影響が及ばないのは、幸いと言ったら幸いだった。
 そろそろターミナルに戻る。空港まで戻るとちょうど函館からの到着便。ATR42-600の2機目、JA12HCが到着となる。この折り返しが今からの搭乗便。この先は2745便で函館に行った後、奥尻を往復して函館に戻り、更に丘珠というのがJA12HCの予定。奥尻接続があるのだが、奥尻空港は天候調査中だそうだ。函館から先は函館空港で改めてご案内いたします、とお断りが流れている。

 ターミナルからJA12HCの様子を見る。旅客の乗降は後部から、前方は貨物室という他であまり見ない配置が見て取れる。

 ターミナル内、SAAB340Bで使われていた座席が据えられている。ご自由にお座りくださいと。ラベンダーをイメージしたんだっけ?紫色のシートは。

JL2745 JA12HC ATR42-600 OKD→HKD

 保安検査を受けて制限エリアに進む。

 搭乗の案内が入る。機材変更の影響で座席が変更になっている場合があります、と。自分の座席は元のままだと思う。
 北海道エアシステムのフライトだが、便名はJAL日本航空との共同引受という事になり、丘珠発着便も日本航空の便名を付与されている。2010年の経営破綻で日本航空の資本が引き上げられた時には、再びJALの傘下に入り、JALの便名が付与されるようになるとは思わなかった。
 9:50を過ぎて搭乗開始。優先搭乗でゲートを通ってしまう。

 歩いて飛行機へ向かうこの感じ、久しぶりだと思ったら、ついこの間の伊丹で経験していた。


 ATR42は後ろ側に搭乗口がある。今日は4Aという席を貰っているが、搭乗口から遠い席、ということになる。

 機内、2-2列に座席が並ぶオーソドックスな感じの配置。右手再前方は4人ボックス席となっている。座ってみると良くも悪くも現代的な硬めのシートだ。

 高翼なので翼に視界を遮られない、というのがウリの一つ。
 気が付くと隣のスポットにJA02HCが来ている。今朝、釧路を往復したのち三沢に向かう機材らしい。

 10:00、Doorclose。右のプロペラが始動する。妙にバランス感に欠ける振動が起きるが左のプロペラが始動すると収まる。思ったよりも騒々しい。最近の静かなジェット機に慣れたせいかも知れない。10:03、Taixing。

 誘導路を北に進んで滑走路端まで。少し間を置き、滑走路へと入る。10:08、Take off RWy14。

 飛行機は左に旋回してゆく。モエレ沼公園が見えている。こうしてみると三日月湖を生かしているのが良く分かる。

 先程飛び立った丘珠空港を見下ろすとさらに左に曲がりつつ高度を上げる。今度は札幌市街地が見えてくるようになる。

 札幌市街上空。苗穂工場を確認し、札幌駅の様子が見え、遠くには札幌ドームも見えている。今回は札幌滞在が短くなるよう設定した。早く札幌市内を自由に動けるになってほしい。

 市街が遠ざかると10:13、ベルト着用サイン消灯となる。現在、高度4,900m、対地速度480km/hとの事。函館着陸は10:40と告げられる。

 SAAB340B退役記念のキーホルダーを販売しているそうだ。明日はそのSAABに乗るのであり、その時で良いかなとは思ったけど、買っておく。

 うっかり2個買ってしまった。1個は保存用、1個は使用用と思われるが、使うのだろうか?

 キャンディーも配られる。
 10:21、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。窓外、雲が目立つようになった。

 今朝ホテルで見た天気予報、道南の方は雨模様と言っていた気がする。梅雨のない北海道の筈だが、道南と道東でもまただいぶ様子が違う。
 10:26、ベルト着用サイン点灯。函館の天候、曇りで気温は19℃だそうだ。雲の中に入り、灰色の世界を飛んで行く。飛行機は函館の東側から空港へと廻りこむような経路をたどる。

 ようやく地上が見えて来た。函館市街、らしい。

 五稜郭が見える。悪いけどタワーが邪魔だ。

 競馬場のパドックも見える。馬が廻っているのは分かる。さすがに馬の調子までは分からない。
 さらに高度を下げると10:40、Landing、RWy12。速度を落として誘導路に。10:42、Spot in。
 降機。今日は飛行機での移動は函館まで。もともと6月に計画していた時は、土曜日に丘珠-函館-奥尻と飛ぶ事にしていたけど、日程変更する際に、土曜日に丘珠-函館。日曜日に函館-奥尻往復に変えていた。奥尻の宿泊事情を考慮して、旅の要素をバサッと切った事になる。丘珠では奥尻天候調査と言っていたが、飛ぶのかどうか。後で確認したら飛んだようだけど。


 スポットを歩いて飛行機を降機。丘珠で預けた荷物を待つ。

 戸井のマグロがベルトコンベアを廻る。戸井と言ったら自分の中ではライスピザなのだが、一般的には大間と同じ海域で取れるマグロの方なのだろうなぁ。

 パタパタが現役で使われている函館空港を後に、今日は函館市内に出る。

 妙に馴染みのある塗装は帝産バス。もちろん滋賀湖南帝産バスの訳がなく、系列の函館帝産バスとなる。快速便、函館駅前ゆきというのに乗車。途中停留所が湯の川だけになって、でも、まぁあまり変わらない感じ。運賃は函館駅前までは普通便と同額。湯の川まではなぜか普通便より高くなる。
 20分少々で函館駅前に運ばれる。今日は少々時間がある。

 路面電車が走る函館駅前。時間があるので少し乗っておこうかと思う。

 こんな低床車がやって来る。500形の印象が強い函館市電も気が付くとだいぶ世代が入れ替わっている。ICの表示があって交通系ICカードの相互利用ができる事に気付く。ならばと手元のモバイルスイカをタッチ。函館市電が発行しているのは
www.city.hakodate.hokkaido.jp
 ICAS nimocaイカすニモカと読む。磁気カードの時はイカすカードと言っていた。イカすはもちろんイカ、烏賊の事。ニモカは九州は西鉄ICカード。なぜ?と思ってしまう。
 谷地頭行きの電車を終点まで。青柳町の坂を越える辺り、この雰囲気は何時乗っても好ましい。ただ、最初に乗った頃は、もう少し街中を走る印象だったけど、とは思う。

 終着が近づくと車内が空いてくる。こんな感じに写真も撮れる。最近の車両なのだが、製造は2010年。11年目であった。函館もたまには来ていて、市電も乗っている筈だが、意外と覚えていないもの。

 谷地頭着。すぐ近くの函館山は頂上が雲に隠れている。近くで見てもその様子は一緒だった。

 折り返しの電車で十字街まで戻る。

 クラシカルな洋風建築が並ぶ、函館の観光エリアで一度降りる。今度は函館どっく前まで電車に乗る。

 操車塔も知る人ぞ知る貴重な存在。

 どっく前に向かう電車がやって来る。今度は700形。最初に訪れた1988年当時は近代的な電車という印象だったが、30年以上経って、さすがに古びた気配を感じる。さすがにICカードには対応しているし、その辺は抜かりない。
 洋風建築にいくつもの坂、函館港を望む観光路線を進むと砂州の先端もほど近い函館どっく前となる。この時間、強く雨が降って来た。


 線路が尽きる様子を慌てて撮る。こんな場末感に満ちた場所だったかなとは思う。

 雨の中、折り返しの電車に乗る。雨でなければ十字街あたりから歩いても良いのだけど、函館駅前まで乗り通す。3回乗って運賃は700円弱。実際には一日乗車券で十分に元を取れるのだった。ICの文字に目が眩んだけど、冷静に判断すべきであった。

 これで1時間程が経っている。残りの1時間は昼食に充てたい。
 函館駅前といえば朝市が定番なんだろうけど、観光客面して朝市に行くのは避けたい。色々と気疲れしそうだ。今日は別の函館名物に向かう。結局は観光客だが、まぁいい。

 ラッキーピエロ
luckypierrot.jp
 結構な大箱がそこそこ混んでいた。観光にはシーズンオフの筈だが、意外と人が集まる所はある。行列して注文。飲み物だけ先にもらい、番号札を貰う。95番、だそうだ。
 しばらく待つ。93番が出た所はみた。もう少しだなぁと思い、その間に京王線恥辱を進める。少々の間。そろそろ時間が気になる。妙に遅いなと思って次に出て来た札を見ると100番。いくら何でも変だ。
 レジに文句を言うと最初は「順番にお出ししてます」との事だったけど「100番が今出ましたよね、私95番ですよ」と伝えたら、流石に対応してくれた。どうやら伝票が提供済の方に混じったらしい。

 結局30分待った事になる。ごゆっくりどうぞ、と言われたけど、もうゆっくりできないよ。
 カロリーの塊りだがさすがに旨いとは思う。何となくカロリーという名前のB級グルメがどこかに無いか、なんて妄想に入る。カロリーという言葉にレア感があってて、罪悪感もなく食べられる頃に誕生したB級グルメ。言葉に対する時代考証が必要に思えてきて、思考をやめる。そろそろ、時間だ。

 函館駅に戻る。2時間観光もどきをして、移動再開。切符を買って改札を進む。待っていた列車

 キハ40なんだが、国鉄急行色。JR北海道が客寄せパンダに塗り直したのではなく、江差線を転換した第三セクター鉄道道南いさりび鉄道の列車、木古内ゆき。
 まぁキハ47の急行色は津山線でも見たけど、北海道のキハ40は窓が小さい。

 その分、キハ58系の雰囲気は出ている。

 まぁ並べちゃうと粗は目立つけど、あくまで雰囲気、という事で。

 車内は真っ青なボックスシート国鉄チックな雰囲気で、ここも雰囲気は比較的近い。 
 列車は木古内ゆき。道南いさりび鉄道の発足は2016年3月。そこから5年経っている。2010年代になってから海外メインになって、日本国内の新線が出来てもフォロできていなかった。そんな訳で、北海道新幹線には乗っていないし、北海道新幹線の開業に伴い発足した道南いさりび鉄道にも乗れていない。
 昼下がりに出発する木古内ゆき。発車まで20分程あるが、さらっと席が埋まっていた。次第に座る所を探す人が増えてくる程度には乗って来る。出発時には列車の体裁が整う。
 五稜郭まではJRの区間、その先が道南いさりび鉄道となる。その五稜郭で少々降りてそれなりに乗って来るから案外と混雑している印象になる。相席よりは、と立つ事を選ぶ人も出て来た。
 旧江差線区間に入る。津軽海峡線、として運用されていた区間でもある。1988年の青函トンネル開業以来、何度となく乗って来た区間であり、馴染みは深い。濃紺のボックスシートに座っていると快速海峡に混じっていた車内未改造の51系客車に乗ったような錯覚を感じる。
 上磯までは函館市街地の続きみたいな所。乗り降りもあり、JR線として運営されている函館本線普通列車よりも混んでいるんじゃないかと思えてくる。上磯を出てもそれなりにお客さんは残っている。黒字にはなかなか難しいだろうけど、無くすわけにもいかなそうな路線だ。

 津軽海峡が見えてくる。向こうには函館山。今日は空港から見たのと同じく、山頂を雲で隠している。荒々しい海を見てゴトゴト東に向かう。途中で貨物列車ともすれ違う。
 江差線はその名の通り、江差までの路線だったが、津軽海峡線と絡まない木古内から江差は廃止になっている。そんな訳で今日の道南いさりび鉄道の列車は木古内が終着となる。函館から1時間程で到着。

 案外と降り立つお客さんが多いなとは思う。とはいえ一部は鉄道に乗るお客さんも混じっていたようだ。

 駅の改札口には開業5周年の感謝を伝える立て看板が出ている。
 待合室はその一部が資料館風になっていた。

 JR北海道の頃に使われていた木古内駅の駅名案内。江差線の末端区間が出てこないので転換直前のものだろう。 

 津軽海峡線を走っていた快速海峡のサボもある。これは懐かしい。

 駅の跨線橋から本州寄りの線路を見る。左手に見せる本線はさすがに立派。重量級の貨物列車を数十本通すだけのことはある。昔はジャンクションとして賑わっただろう側線は草生していた。一番の右は最新の高架線。北海道新幹線木古内駅となる。
 その新幹線の木古内駅

 新幹線らしからぬささやかな構えだが、

 構内は持て余しそうなほど立派で、出札口には係員もいる。まもなく上下の新幹線が来るところ。今日は上り新幹線を予約している。

 やって来たのは3034B、U13編成。10両連ねた立派な列車だが、1両に乗っているのは数人程度だろうか。極めつけに空いている。指定された席に座ると間もなく出発。天気の冴えない渡島半島の山の中を進んでゆく。

 速度が妙に緩いなと違和感を感じたが、木古内から南の区間青函トンネルの前後で貨物列車が走る1067mmの線路と共用になっていて、速度が160km/hに抑えられている。ずっと徐行しているような感じを受けてしまう。新幹線側が260km/hで走ると貨物列車とすれ違う際に風圧でコンテナが飛んでしまう懸念があるとか、ないとかで。
 従来の海峡線と合流し、速度を緩めたまま立派なトンネルへ。在来線で何度も通った青函トンネル。改めての感慨はなく、いつも通りに真っ暗闇を進む。
 明かりが戻ると青森県側。昔訪れた事がある展望台が見えて、トンネルと地上のフリッカーが続くと緩んだ速度がさらに緩む。列車は青森県側最初の駅、奥津軽いまべつに停車する。


 今日はこちらで下車。降りる人、他に1人いただろうか。乗る人がいたかどうかは見ていない。

 15:35の34号が発車すると19:27の48号まで列車が無いという過疎駅である。19:27に今別を出て東京までその日のうちに着くのはとんでもない事だと思うけど。
 改札を出る。

 開業5周年の文字と共に、札幌延伸まであと10年の文字。札幌まで伸びればもう少し北海道新幹線も使われるようにはなるだろうけど。それまでにJR北海道がどうかしちゃいそうだ。昨日の特急オホーツクといい、今日の北海道新幹線といい、あまりに使われてなさ過ぎる。しかもローカル輸送の話でなく、都市間輸送の惨状というのがあまりに悲しい。

 駅を出る。左手には新幹線の立派な線路。右手の端にか細い線路が見えて、こちらは津軽線

 反対側を見る。一応、津軽二股、と言う名の駅があるのだが、同一駅扱いにはならず。関係ないよ、という風情で線路がひょろっと伸びている。
 海峡線の頃は、海峡線の駅が津軽今別津軽線の駅が津軽二股で、やっぱり同一駅では無かった。一度、津軽二股まで津軽線に乗って、今別から海峡線に乗った事があったと思うが、やれるものならやってみな、というダイヤ。なかなかハードルが高かったと記憶している。
 今日は、20分ぐらいで青森方面の列車がある。絶好の接続なのだが、津軽二股からの津軽線は選ばなかった。 

 駅前に横付けされたアルファード。こちらに乗る。
www.noriai-taxi.jp
 こちらは予約制の乗合タクシー。これに乗って津軽半島の中程、津軽鉄道の終点、津軽中里に出る。北海道新幹線が開業した時は今別と中里を結ぶ路線バスとして開業したのだが、利用が振るわなかったらしい。
www.traicy.com
 昨年に廃止、代わりに乗合タクシーが設定されている。タクシーの運賃は1人2,400円。
 予約の内容が運転士さんには伝わっていて、案内される。今日は一人だそうだ。タクシーは津軽線に沿った人家の無いような山の中を進む。途中、右手に曲がって津軽線と離れると津軽半島の低い丘を越えて日本海側へ。十三湖の近くを通っている筈だが、微妙に見えない。国道339号に出るとむしろこちらの方が開けている感じ。今別の新幹線駅も津軽半島の西側まで後背地として考えれば、もう少し上手に使えるかも知れないけどねぇ。

 40分少々で津軽中里の駅に着く。アルファードにずしっと座って2,400円では申し訳ない安さ加減。これで多少街にお金が落ちれば、という取り組みかも知れないが、何せ鉄道旅行者なので。
 今度は津軽鉄道に乗る。五所川原までの切符を買い求め、ついでにグッズも少々買ってみる。このぐらいやらないと津軽平野に申し訳ない。

 既に列車は来ている。折り返し17時過ぎの出発となる五所川原行き。多少時間はある。少し駅前でも歩こうかと思ったら結構な雨が降り出した。土砂降りで梅雨末期のゲリラ豪雨風である。とても歩き回れず、大人しく列車の中で待つ。
 豪雨は割とあっさり上がる。歩き回れるようになったが、街中を、というわけにはいかない時間。


 駅の北側、線路が尽きる辺りをちらっと見てから列車に戻る。いつの間にか親子連れが乗客に加わっていて総勢3人で津軽中里を発車する事になる。
 列車が揺れてガシャンガシャンと妙に甲高い金属音がする。何だろうと音がして来る天井を見上げる。

 風鈴が列車で揺れて音を立てている。揺れが大きくて風鈴の風流さからちょっと遠い。
 雨はやんだが冴えない梅雨空の津軽平野。列車は駆けてゆく。北辺の平野、田んぼの稲は少々生育が遅いように見受けられる。このままだと今年は不作になりそうだ、そんな感じが漂い始めた今年の長梅雨、

 芦野公園の駅、春は桜の花道になる筈だが、今日は暗く沈んでいる。
 ちょっとした街が現れてこの辺の中心、金木に着く。

 下り列車とすれ違い。向こうの列車は下校らしい高校生の姿も見えて、多少は賑わっている。こちらにも乗客少々。ようやく列車の体裁が整った感じがする。

 金木を後に五所川原へと更に南下してゆく。

 随分と酷い姿になっているが、キハ22である。1990年ぐらいはまだ奥羽線でもキハ22が走っていたと思う。いつの間にか見なくなったけど。3両が津軽鉄道に譲渡されて、一部は廃車となってなお放置というか、そんな事になっている。

 津軽飯詰の駅。ポイントが生きているのか定かでないが北国らしくスノーシェルターが残っている。
 このままの調子で五所川原かと思ったら、五農校前で体格のいい高校生が大挙して乗って来た。部活動帰りだろうが、津軽鉄道が地元でしっかり活用されている様子を目の当たりにした。

 終着の五所川原。正確に言うと津軽五所川原に到着となる。時刻は18時前。そろそろ今日一日の移動を終えたいところだが、五所川原泊ではあるが大変である。もう少し動くのだが、五能線の列車はしばらく無い筈。
 駅前にある弘南バスのターミナルに行く。

 がらんとしたバスターミナル。ここから弘前や青森までバスが出ている。青森行き、次は18時の筈なんだけど、時刻表には19時、と。???となって営業していた窓口の人に聞くと、4月にダイヤ改定があって18時のバスは廃止になったそうだ。乗換案内をうのみにして弘南バスの一次情報を見るべきであった。詰めが甘い。
 弘前行きは18:30にあるが、弘前まで1時間半かかるそうだ。その先のJRも時間は分からない、と仰る。あんまり情報は得られず、19時発に乗るのが一番、というように思える。何となくローカル路線バスの旅での聞き込みのようになったが、こんな調子の係員から正解を見つけ出すのは大変だろうなぁと思う。
 青森までの乗車券を買って、1時間、どう時間を潰そうか考える。居酒屋でも探すかなと思った次の瞬間、試しに乗換案内を試してみる。するとリゾートしらかみ、なんて列車が出てくる。列車があったのか。。。。。

 五所川原発18:15。指定席券は何の問題のもなく取れた。
 駅構内には上り普通列車が停まっている。

 3月から活躍を始めたGV-E400系。五能線に新車を入れられるなんて、何だかんだ言ってJR東日本はお金を持っているなぁと心から思う。昨日の石北線との格差を強く感じる。
 そして

 リゾートしらかみがやって来る。こちらも真新しいハイブリッド気動車、HB-E300系。
 とはいえ列車は空いていた。オフシーズンの閑古鳥は石北線五能線も変わらない。席を取った車両、数人の先客のみ。

 ひとまずビールを飲んで青森に向かう。

 リンゴの樹を見つつ列車は進んでゆく。晴れそうで晴れない空の下。岩木山は姿を隠している。リゾートの要素が全くない今日のリゾートしらかみ。寂寥感と共に走ってゆく。
 列車は青森行きだが、弘前に寄り道。

 川部で進行方向が一度変わる。どうせ弘前でまた向きが戻るので座席の向きはそのままにしておく。

 しかしまぁ、空いている。4両合わせて十数人ぐらいだろうか。指定券の取れない人気列車という印象が強いリゾートしらかみだが、こんな季節もあるのねとは思う。
 弘前手前で自動アナウンス。声の主は吉だった。初めてこの列車が他と違う列車だったと分かることになる。

 弘前で再び進行方向が変わる。列車は青森まで行くが、乗っていた人の大半が降りてゆく。残った人はほんの数人。代わりに乗る人もいない。列車は出発すると次は新青森の案内。19時が近くなり、暗くなる中を進んでゆく。
 新青森で少々降りた様子。車内、自分以外がいなくなって終着の青森に。

 寂しさばかりが募る時間だったが、それでもリゾートしらかみに救われたことには違いなく。当初予定していた時間とあまり変わらずに青森に到着となる。
 今日は青森泊。駅の外に出る。

 青森の駅も改築が始まっている。連絡船があった頃からの駅舎は撤去されていて空虚が広がっている。また馴染みの光景が消えるのかと、これも寂しい。函館といい秋田といい、どこも知る景色が無くなってしまった。
 予約していたホテルに荷物を放り込むと20時過ぎ。飲みに行ってみる。駅から少々離れた本町の方に足を延ばしてみた。何軒か目星をつけていたのだが、臨時休業だったり、案外と混んでいたり。

 ちょっとお高そうな店。ビールは三社そろうのはありがたい。

 エビスビールを頂く。お通しに握りが出ていておののく。マグロは旨いのは分かるが、烏賊がものすごく旨かった。お代わりするなら烏賊の方だ。二貫欲しい。
 おすすめメニューにホヤがあったので頼んでみると売り切れ。生牡蠣を頼むと売り切れ。県産アスパラガスなんてあったけど、これも売り切れ。グランドメニューにあったホヤの塩辛も売り切れだそうだ。仕入れを絞っているのだろうか。
 結局、

 いぶりがっこポテトサラダ。何とでもくっ付いてしまうキャラクターになったいぶりがっこが今度はポテトサラダを一緒になった。意外と旨い。

 大間マグロの三点盛。大トロ、中トロがうまいのは分かるが、負けずに赤身に存在感があった。身そのものの存在感というか。世の中全般に旨いとされているものも旨いが、そうでないものが旨くて存在感がある。青森の食材はやっぱり凄いと改めて思う。
 大将がこれって出してくれたのが

 無い筈のホヤ。塩辛はあったのかぁ。後で見ると会計の中に入っていなかった。よく分からないがサービスしてくれたらしい。

 何かの代わりに頼んだのが、鰊の切り身。いわゆる飯鮨である。日本酒が欲しくなる味。普段ならば日本酒を選ぶ時は地元偏愛主義で秋田の日本酒から選ぶが、今日は青森に敬意を払って田酒にする。

 何かの代わりに端んだツブ刺し。これで1,000円だから結構なお値段だが、後で捌いているのを見たら、大きな身を二つ捌いて、その中から良い所を選んでいた。これは1,000円するよなぁと納得する。選ばれなかった所はどこに行くのだろう。
 そこそこの値段がしたが、満足もした。北海道から来ておいて難だが、青森の海の物は旨い。
 ホテルに戻って酒の続き。最後は潰える。 

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は18,802

2021-07-09

 少し早い目に目が覚めて眠れなくなった。目覚ましまで15分程。起きてしまう。
 今日は金曜日。平日だが休暇を取っている。昨日のうちにある程度出来ていた荷造りを仕上げる。3週間前に繰り延べした旅行に今日は出掛ける。
 今日から出社する妻に送られて一人出掛ける。朝は雨がやんでいたが、この時間は降って来た。駅まで歩くと

 京阪電車に乗って石山に出る。京阪が東海道線を跨ぐ辺り。今朝も貨物列車が停まっている。昨晩見かけた1053列車である。24時間留め置き中。
 下りホーム端に立つ。山陽線、三原の辺りが大雨で不通だが、福山までなら貨物列車は走れるはず。そんな訳で

 2065列車はやって来る。EF210-329号機牽引。
 福岡まで足を延ばす69列車は運休。その次は

 東福山までの55列車となる。EF210-125号機牽引。


 55列車の後を追いかけて来たはるか3号。今日はこの列車の客になる。何時も見かける時には客が乗っていない草津始発のはるか。今日も同じだろうと自由席にしている。空いていたが皆無ではなく数人は客が乗って来た。滋賀から空港に直通する貴重なアクセス手段で目指すは関西空港
 途中、京都、高槻、新大阪とそこそこ乗ってきて、座るところに困る程度の乗り具合になる。詰めて貰えれば十分座れる程度なのだが、昨今の状況なので。一方で指定席は空いている。はるかに乗るなら、京都まで出て100㎞以内の特急券に仕上げた上で指定席にするのが、快適であると改めて知る。
 和泉のあたりまで来ると青空になる。梅雨前線の南に出たらしい。連絡橋を渡ると関西空港到着。

 搭乗手続き。クラスJに挙げて貰って荷物を預ける。出発までは1時間以上余裕がある。1本遅いはるかで十分だったのだが、3号のあとは京都7:45の9号まで運転が無い。京都からバスとも思ったのだが、こちらも1時間に1本。それなら滋賀県から空港に直通する列車を一回試そうと思った次第。

 国際線エリアに行ってみた。何しろ出発便が

 殆ど無い。灯りを落として人もおらず、終末でも来たような空気を感じる。
 さて、朝食がまだなのでちょっと考える。レストランエリアに行ってみたが

 こちらは臨時休業か、やる店も11時から営業開始だった。第一ターミナル全体でも、マック、すき家、スタバしか営業していない。ここはロードサイドか。
 何となくエアロプラザの方に足を延ばして

 なか卯で牛丼だからあんまり変わらない。
 2008年頃の京王線恥辱を再編集しているのだが、その頃は割と牛丼で夕飯を済ませるとか、あったなぁと思い出しつつ頂く。まぁ無茶苦茶不味い事がない代わりに感動的に美味しいという事もないけど、我慢牛丼をやれば、美味しいと涙を流すだろうか。
 ターミナルに戻る。保安検査の前に高校生の修学旅行らしい集団がいる。一緒の便だろうか。そういえば、今日のフライト、後方席は全く座席指定が出来なかったなと思い出す。幸い、保安検査は先に出来たので渋滞には巻き込まれずに制限エリアの中へ。ラウンジに入る。
 大阪府は緊急事態が解けたが蔓延防止期間。ラウンジもお酒の提供は時間制限があり、11時からだそうだ。

 そんな訳でコーヒーを飲み、京王線恥辱を少し再編集する。旅行の流れで2008年2月のタイゆき、をやっている。
podaka.hatenablog.com
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https://podaka.hatenablog.com/entry/20080208:

 最終日がまだ残っているが、成田に着くまでは出来たから、まぁ良いだろう。この時にも思っていたが、やっぱり家族4人で旅行に行く、なんて事は最後になった。正確に言うと1泊温泉に行った事があるのだが、子供二人は互いの配偶者を連れ添って、なので意味合いがまた違う。
 感傷に浸りながらの作業なのだが、ラウンジの中が少々うるさい。近くに3人組がいてゴルフ談義なんぞしている。しかも1人はビールを飲み、マスクを外してという調子。何でビール?と思うが、ラウンジのビールサーバ、電源は生きていて、使おうと思えば使える状態らしい。何だかなぁとは思う.。ラウンジに出入りできるほどの人間だったら自らを制しよとは思う。

JL2501 JA338J B737-800 KIXCTS

 時間が来て搭乗口に向かう。今日はこれから新千歳に飛ぶ。

 待っていた機材はJA338J


 優先搭乗の時間なのだが、見慣れない表示が出ている。GROUP1、GROUP2。手元の搭乗控えにも同様の表示があり、搭乗順をこのように案内するように変えたようだ。
 機内へ。クラスJの座席に落ち着く頃、先程の高校生が大挙して乗って来る。
ビジネスクラスすげー」なんて言ってゆく若いのがいる。何か勘違いしているようだ。
「ここに座れるような人間になりたいわ」なんて子も。
 そんなにハードル高くないから、クラスJ。
 ちょっとだけ頑張れば君も乗れるよ、と思う。
 9:15、機長さんから案内。新千歳までの飛行時間は離陸後1時間33分、上昇中、下降中、揺れが予想されるとの事。妙なタイミングだし、33分でJALではあまり効かない単位だ。
 9:17、Doorclose。9:19、Pushbuck。

 機影少ない関西空港を後に出発準備が進む。これほど少ないなら空港1つに集約できそうだが、とは言え、雇用やら何やら維持すべきものの多いし。簡単ではないだろうなあ。

 9:23、Taixing。地上係員に手を振られ飛行機は滑走路へと向かう。北側の国際線エリア。唯一、タイ国際航空だけが駐機していた。

 滑走路端まで行かずに滑走路に進入すると9:27、Take off RWy24L。飛行機は高度を上げつつ南へ

 右に旋回し始める。くるっと廻って北へと廻りこむ。A席からは淡路島が見えるようになる。飛行機は大阪湾を北上しつつ高度を上げる。北側に向かうと雲が目立つようになる。大阪湾が梅雨前線の境目らしい。

 神戸空港は見えたが神戸市内は見えない。阪神甲子園球場は見えたが、阪神競馬場は見えない、という調子で北上する。
 9:38、ベルト着用サイン消灯。

 雲の切れ間から長い橋が見えている。近江大橋♪と思って膳所城址を探したが、実際には琵琶湖大橋だった。
 飲み物のサービスが始まる。ワゴンが廻って来て、

 アイスコーヒーを頂く。今年も7月からスタート。
 飛行機は琵琶湖の南岸沿いから東に。岐阜県高山へと差し掛かってゆく。

 いつの間にかベタっとした分厚い雲が出ていて、北アルプス山脈を隠している。
 ひとまず京王線恥辱を手掛けて過ごす。飛行機は日本海側へと出てさらに北に向かう。
 10:05、機長さんから飛行状況の案内。現在佐渡島の近くを高度11,500m、対地速度880km/hで順調に飛行中。この先、秋田の上空を10;23、青森の上空を10:31に通過し、新千歳空港には11:01の着陸を予定しているとの事。
 10:25、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。外を見ると雲がだいぶ薄くなっている。

 秋田県青森県の県境、岩舘や大間越あたりの海岸線が見えている。

 今度は津軽平野。良く晴れていて、岩木川の流れも良く分かる。津軽半島をクルマで一周した時の事をちらっと思い出す。
podaka.hatenablog.com
 改めて記事を探すと2010年の7月24,25日だった。もう少し遅い7月の下旬だったか。

 10:35、ベルト着用サイン点灯。雲が出てきて地上が閉ざされる。飛行機は平館海峡を渡ると下北半島を北上してゆく。晴れていればそろそろ函館が遠くに見える辺りだが、この辺も雲の下。10:42、ベルト着用サインが消灯したがすぐ10:48、再点灯。今度は着陸態勢と案内が添えられる。
 飛行機は北海道に差し掛かる。

 ようやく雲が切れて大地が見えるようになる。北上するにつれて快晴になった。梅雨前線がようやく途切れたようだ。


 爽やかそうな大地が広がる中を高度を落とすと旋回して千歳への最終コース。11:00、Landing、RWy19L。

 千歳は微妙に曇っているのね。11:06、Spot in SP17。
 21℃という千歳に降り立つ。

 今日は乗り継ぎがあるが、いったん制限エリアの外に出る。

 気持ち早着だったのね。
 着いて早々なんだが、今回の行程でお土産が確実に手に入る所なので、自宅用の菓子を少々買いこむ。探し物は何となく見つかった。そこまで済ませると

 もう一度保安検査を受ける。改めて制限エリアの中に。ひとまずラウンジに進む。
 この時間、アルコール類が正式に提供して貰える時間なので

 久しぶりにラウンジビールとなる。
 窓外を行き交う飛行機を見ながら、しばらく過ごす。

 AIR DOB767がやって来る。ってこれはNHからの移籍機か、JA601A。

 JALB767でやって来る。JA612J。

 今度はB737-800。JA346J。
 そろそろ搭乗開始の時刻。ラウンジを退出。搭乗口へと赴く。

JL2715 JA211J ERJ170 CTS→MMB

 今日はこの後、道内路線で女満別へ飛ぶ。

 出発は12:55。既に搭乗が始まっている。前方の搭乗が始まるのを待って機内に進む。

 待っているのはERJ170の初号機、JA211J。
 機内、席が埋まっている。「満席の予約を頂いております」との事。コロナ禍になって初めて聞く言葉だ。

 真下では手荷物の積み込みが進んでいる。自分の荷物があるかなぁと思ってみたが、分からないまま作業完了。12:50、Doorcloseとなる。
 12:52、Pushbuck。12:57、Taixing。誘導路を北へと向かい、13:00、Take off RWy19R。離陸の直前、右手を戦闘機が離陸するのが見えた。千歳基地からの自衛隊機だ。向こうの方が圧倒的に速く、そして右旋回してゆく。

 あっという間に豆粒よりも小さくなった。こちらは苫小牧の市街地を右に見つつ左へと旋回してゆく。雲が出てきて大地が隠れて

 窓外を見ていてもどこを飛んでいるのか分からなくなるが、スマホの現在地は日高のあたりを指している。
 13:06、ベルト着用サイン消灯。10分程でベルト着用サインは再び点灯するそうだ。飛行機は雲の上を日高から十勝へ。日勝峠を越えるかの如く飛んで行く。
 十勝平野の上空でちらっと雲が切れて、どこかの川が見えてくる。十勝川かと思ったがもう少し上流、音更川だった様子。
 13:20、ベルト着用サイン点灯。10分で着陸する旨の案内がある。飛行機は足寄のあたりを飛んでいる。鉄道で言えば石勝線から根室線に入って池北線へと入る感じ。つまり昔の網走本線だ。

 高度を落として雲が忍び寄って来る。

 雲の切れ目を見つけて飛行機は降下。すると地上がしっかりと見えるようになる。真下に火山が見える。

 今度は屈斜路湖が見えてきたから、なんか、一人前に北海道観光をしているような錯覚を感じる。
 いよいよ高度を落として最終コース。

 北見の畑地がパッチワークのように広がる様子を眺めて降下。地上が近づくと空港の敷地が現れる。13:30、Landing、RWy36。13:33、Spot in。
 降機する。

 AIR DOが入れ違いに出発してゆき

 そしてここまで乗って来た自機も写真に残しておく。
 関空で預けた荷物、無事に一等最初に出てきて受け取る。制限エリアの外へ。

 気持ち早い到着だったようだ。今日の搭乗は女満別まで。その先も色々とあるが、しばらく時間がある。ひとまず昼食、と思う。

 網走まで行くバスに乗る。30分弱かかるようだが、網走にまで出ると市内の食べるところ、昼間の休憩に入ってしまう。そこで一計。詳細はまもなく。
 飛行機は満席だったが、網走に向かうバスは自分とカップル、乗客3名だった。北見行きのバスもあるけど、ERJ170の乗客76人は、ほぼクルマなんですかね。
 バスに揺られて少々。女満別の街中で下車。時刻は14時前。予め下調べしていた店に行く。調べた時はもしかしたら1度行った事あるかもなぁと思った店。ずいぶん前だが、京王線恥辱には残っている。
podaka.hatenablog.com
 写真のリンクが切れたままだけど。2007年の10月。女満別で乗り継ぎ時間があって市街まで出て来た時に寿司を食べている。今もそうなのだが、店の名前とかは積極的に残していないので、女満別十字街のバス停で降りてちょっと歩いたところにある寿司屋、としか記録が残っていない。
 で、14年ぶりの女満別十字街。歩くとしばし、記憶にない店につく。違う店なのかなぁ、それとも移転したのか。
 ビールと上寿司を頼む。場所が違うのは間違いないのだが、同じ店か違う店か、確信的な事が何一つない。

 ビールを少し飲みつつ、寿司を待つ。少々間が空き、 

 寿司が出てくる。当時は旨かった記憶があるが、今回のは、まぁこんなものかなぁという程度。ネタが少々古い気がする。北海道の回転寿司、根室花〇とかの方が良い寿司食べさす気がする。規模が違う分、購買力が圧倒的に違うのだろうけど。
 食事を終えてさらに移動。今度は網走まで。駅に出ると14:30に列車があるが、ギリギリ間に合いそうにない。バスは女満別空港からのリムジンバスだが、途中バス停からでも乗車できるようなので、そちらにする。今度は14:30、羽田からの便に接続するバスがある。十字街は定刻なら14:40らしい。
 バス停に着く頃、上空をエンジン音がしてJALが降りて行った。羽田からの便、少々遅れたようだ。バスも遅れるなぁ、とのんびり構える。しかし、15時になってもバスが来ない。いくら何でも遅いなぁ、と色々不安やら何やら溢れる。バックアップ案を思案する事、

 何もなかったような顔をしたバスが来る。飛行機が着いてからバスが出発するまで30分近くを要しているのだが、何があったのだろうか。
 終点のバスターミナル、その一つ手前で降りる。ちょっと歩くと

 小ぎれいな建物が現れる。その傍らには

 穴ぼこがいくつか。ここはモヨロ貝塚という遺跡。
moyoro.jp
 モヨロ貝塚館という網走市が運営する博物館がある。そちらを見学してゆく。
 先客は無く、博物館を独占する形になる。入場料は300円。

 漢字で書くと最寄なのか。もちろんアイヌ語の当て字。

 貝塚の断面が展示されている。もちろん再現ではあるのだが、結構な迫力はある。
 貝塚は単なるゴミ捨て場ではなく、生活の場。様々な出土品があってそれらも展示されている。

 こちらはクマを象った像。ここの遺跡はアイヌ文化ではなく、オホーツク文化というより古い別の文化なのだそうだ。でも熊を祀るという点では共通らしい。

 墓域展示室という施設。人の暮らしがある訳だから墓もある訳で、発掘された墓が展示施設になっている。頭に壺を被せて葬ったそうで、土から出ている壺の一つ一つが墓、ということになる。
 案外と充実した施設であった。300円では安すぎると思う。海外の博物館と比べると特に思う。
 さて、駅に向かう。途中見かけたスーパーに立ち寄り。
podaka.hatenablog.com
 7年前に来ている店でこの先に飲むであろうビールやらちょっとしたつまみを買い求める。さらに

 網走川を見て街を歩く。街の外れにある

 駅まで来た。時刻は17時前。7月上旬なので当然ながらまだまだ明るい時間帯。7年前は11月も下旬の訪問で、16時を過ぎると真っ暗になった事を思い出す。同じ街とは思えないほどに印象が変わる。
 ホームに特急列車が停まっている。

 余りに痛々しい姿を晒している。

 7年前と比較しても、相当にひどい。

 7年前も撮った顔はめ看板をやっぱり撮ってしまう。

 7年前には無かったパネル。本線級ですら存廃が議論されてしまう北海道の状況。先程見た気動車の姿と共に胸が痛くなる。


 待合室には数えるほどのお客さん。この後、17:25に札幌ゆきの特別急行オホーツク4号の出発を控えている。まだ時間的に早いのかも知れないが、もう少し人がいても良い。
 駅弁売り場があって閉まりそうだったので買ってしまう。一応は閉店17:15らしい。25分の出発間際では駅弁は買えない。釧網線から乗り継ぐ場合も、列車の到着が17:15の筈だから、駅弁は買えない、という事になる。

 17:10を過ぎて改札が始まる。列車に向かったのは20人ぐらいだろうか。金曜日の夕方。もう少し乗るかと思っていたが、想像以上に空いている。
 指定した座席に荷物を置いてから、少し列車を眺める。

 先頭に立つキハ183系。ついこの間、九州で似た顔つきの気動車に乗ったが、国鉄末期の198 6年に投入された車両である。おおぞらや北斗といった一線級の特急列車で使われている感が強かった。そちらに新車が行き渡り石北線に廻って来た感じが漂っている。
 今日は4両編成。先頭からキハ183-1505、キハ182-502、キハ182-7560、キハ183-8563の4両。オホーツクってグリーン車あったよな?と不思議に思ったのだが、後になって本来グリーン車が付くはずだったのが、車両故障で急遽差し替えた旨のお詫びがある。グリーン券をお持ちのお客様は券面に表示された座席にお座りください、との事。
 番号はバラバラ。オリジナルの番号を保ったもの。改造されたであろうもの。車内も

 キハ182-502。グリーン車の代替分。

 キハ182-7560。

 キハ183-8563。こんな調子で揃わない。
 反対側のホームに回り込む。

 キハ182-1505はまだ状態が良い様子。一応は映えてくれる。

 釧網線からの普通列車が到着している。乗り換え客がいたかどうかは見そびれた。
 待合室の駅弁販売所、閉まっているのが見える。気の毒になる程、お客さんが少ない中で、どれほど売れるものか。
 席に戻る。歩き回る間にお客さんが増えた、なんてことはなく、相変わらず閑古鳥が啼いている程度の乗り具合。3号車が1番お客さんが多い。と言っても一桁程度だと思う。グリーン車替わりの普通車2号車は無人
 下り列車の出発を待ってこちらも発車する。オルゴールが鳴って車内放送。停車駅の案内があり、旭川に21:14、札幌には22:53の到着と案内がある。網走から5時間半。そりゃ、飛行機も満席になる筈だ。所要時間が圧倒的に違いすぎる。ちなみに網走からの車掌は旭川までの乗務だそうだ。

 列車は夕方の気配が漂う網走湖畔を東に向かう。長い旅路、ひとまずお供に連れて来た

 ビールを頂く。2014年に乗った時には車内販売の営業があったが、そちらも無くなっていて、5時間半のビアホールは網走での買い置きで賄わなくてならない。足りなくならないか、温くならないか、色々と心配事ばかりだが、ひとまずサッポロクラシックを。
 女満別に停まる。先程昼飯を頂いた所に戻って来た感じにはなる。見た所、乗り降りは無し。グリーン車車両故障の営業で無くなっている事と、2号車のお手洗いが故障で使えない事のお詫びがある。外装の錆具合といい、故障具合といい、満身創痍のJR北海道。濡れ煎餅で修理代を稼ぐ、なんて訳にもいかないだろうし。

 ビールのペース配分に少々困るが、ひとまず飲み進める。氷下魚をつまみにしてみた。氷下魚の味は学生時代に北海道の鉄道を乗りつぶした時、覚えたのだと思う。あの頃の183系はもっとキラキラしていたよね、と思う。
 1時間程で北見に着く。さすがに多少は乗ってくる。北見からなら札幌まで4時間半。それでも遠いけど。車内、多少はお客さんが増えたが、空席が目立つままで出発。
 網走から1時間。サッポロクラシックを打ち尽くしたので

 銘柄チェンジ。さすがに北海道はサッポロビールが強い。地元ではまず見る機会のない北海道生絞りを頂く。
 車窓がだいぶ翳りが見えて、留辺蘂に着く。

 下り普通列車が入れ違いに発車してゆく。北見からの帰宅客を乗せて来た帰りみたいで、がらあきであった。
 列車は常紋越えに掛かる。キハ40の普通列車だと明らかに足が鈍って峠越えの厳しさを思い知らされるのだが、今日の特急オホーツクはエンジン強め。さすがに軽々と登り降りする。

【今日の駅弁】帆立弁当 ¥900 株式会社モリヤ商店

 そんな訳でラスト1個の帆立弁当を。後は幕の内も残っていたけど。


 相変わらずビール、というか第三のビールになっているけど、を飲んだままなので、アタマを食べる感覚で先に帆立と椎茸を頂き、追ってごはん側を食べる変則的な食べ方になる。
 薄暗くなって沿線の景色が見えづらくなってくる。19時を過ぎて、遠軽に到着。ここで進行方向が変わる。前後のお客様とご相談の上、座席の向きを変えてください、なんて案内があったけど、相談する相手はいなかった。自分の前後、座席の向きを変える。

 今度は4号車が先頭に立つ。
 遠軽でも北見に次ぐ乗車があって、ようやく列車の体裁が整った感じがする。
 列車は向きを変えて出発。北見峠に向けての登り道となるが完全に暗くなった。

 ビールが完全に弾切れとなり、網走駅で駅弁と一緒にかった缶リザーブを頂く。缶水割りを飲むのは久しぶり。昔は夜行列車に乗る時など、ビールの次の酒として重宝した。多少温くなっても飲めるし。駅でも割と売っていたと思う。ハイボールが全盛になって水割りの缶で影が薄くなったけど、たまに飲むのは悪くない。暗くなった車窓を相まって、北海道を走っていた夜行列車に思いが飛ぶ。
 いつの間にか寝てしまい気が付くと上川に着くところだった。時刻は20時半を過ぎている。網走から3時間。まだ札幌までは2時間以上かかる。旭川へ行く普通列車が1両、ぽつんと停まっているをぼんやりとみて出発となる。次は旭川まで停まらない。
 暗くなった石北線。里に出た筈だが、街明かりが見える訳でなく、暗闇を行く。クルマのライトも見えず、すれ違う列車もない。久しぶりに街明かりが見えると旭川となる。時刻は21:20過ぎ。6分遅延だそうだ。
 自由席車にそこそこ乗客があった様子。この先は旭川始発の札幌行きが頻発しているが、20時発の次が、このオホーツク4号となる。
 自動放送が入る。東京エフエムで耳なじみのある大橋さんの声で案内放送。オルゴールから肉声放送だった網走始発の案内とまるで別人みたいな列車になる。速度も上がった。もともと一線級の路線で使う車両。線路さえ問題なければ飛ばせるだけのポテンシャルは持っている。
 函館線区間の特急停車駅に丹念に停まるオホーツク4号。深川でも滝川でも、多少の乗り降りがある。駅を出ると再び真っ暗な車窓。いい加減、札幌に着かないかなと思えて来る。網走から一緒の人、何人ぐらいいるのだろう。旭川からのお客さんに紛れて、分からなくなってしまった。
 どこで取り返したのか、札幌にはほぼ定刻の到着となる。後ろから稚内発の宗谷が追っている筈で相当逃げたに違いない。

 少ない乗客が改札口へと向かうとホームに閑古鳥が啼く。

 キハ185-8563の先頭は剥がれた塗装を補修した跡が目立ち、やはり痛々しい。

 車内は手を加えられて座り心地も良いし、走りも線路さえしっかりしていればしっかりしている。でもこの外装では、旅行気分も醒めるだろう。せめて化粧直しをしてほしいけど、そんな事すらままならない、JR北海道の現状が垣間見えた5時間半だった。
 今日は札幌泊。

 十数年前なら、この時間、道内各地に散ってゆく夜行列車の出発時刻だった。熱気籠る札幌駅で夜行列車の出発を待った頃が懐かしい。
 今日はホテル泊。駅の近くで予約している。コンビニに寄ってからホテルへ、のつもりがどこかで道を間違える。気が付いたらバスセンターなんて所まで来てしまい、さすがにおかしいと戻る。どうやらコンビニを出た時に南と東を間違えたらしい。駅の近くの筈がだいぶ歩き回って投宿。さすがに疲れを覚える。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

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 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は17,260

2021-07-08

妙な時間に目が覚めた。まだ早いので眠る努力をしたが、眠ったかどうかは定かでない。とにかく起きだす。少々蒸し暑い朝。窓を開ければ冷たい湿り気のある空気が入って来る。
 身支度少々。出勤。

 京阪電車を見て膳所の駅まで歩くと貨物列車を迎える。今日は

 2065列車、EF210-119号機牽引

 69列車、EF210-315号機牽引の2本。上り普通列車で東に向かい、バスに乗り継ぎ会社に7時。今のところは雨は降っていない。仕事に掛かる。
 昼間、JR西のアプリからプッシュ。
trafficinfo.westjr.co.jp
京阪神地区】 大雨 運転状況 2021年07月08日 10時55分更新
京阪神地区の大雨の影響による、各線区の運転状況は次の通りです。

【運転見合わせ】
◎関西線:伊賀上野駅~加茂駅間 ※現在、状況を確認しています。

【運転取り止め】
加古川線加古川駅~谷川駅間 ※運転再開の目途は立っていません。
姫新線:姫路駅~上月駅間   ※運転再開の目途は立っていません。
【運転再開】
山陽線 徐行運転していましたが、8時41分より通常速度で運転をしています。

振替輸送
JR京都線JR神戸線> 振替輸送を実施しています。
琵琶湖線> 振替輸送を実施しています。
加古川線> 振替輸送を実施しています。

影響線区
琵琶湖線  米原 から 京都 まで 遅延
JR京都線 京都 から 大阪 まで 遅延
JR神戸線 大阪 から 姫路 まで 遅延
山陽線   姫路 から 上郡 まで 遅延
赤穂線   相生 から 播州赤穂 まで 遅延
関西線   亀山 から 伊賀上野 まで 遅延
      伊賀上野 から 加茂 まで 運転見合わせ
加古川線  加古川 から 谷川 まで 運転取り止め
姫新線   姫路 から 上月 まで 運転取り止め

振替輸送実施情報
琵琶湖線
近江鉄道米原から貴生川まで)
近江鉄道八日市から近江八幡まで)
京阪 石山坂本線(京阪石山から坂本比叡山口まで)
京阪 京津線びわ浜大津から京阪山科まで)
京都市営地下鉄太秦天神川から六地蔵まで)
京都市営地下鉄(京都から烏丸御池まで)

 京都以東では珍しい事に振替輸送をやっている事が気になる。確かに運転状況を見たら、京都以東、殆ど列車が在線していなかった。
 この調子が夜まで続いたら帰るのも大変だが、夕方、いつもの時間に仕事を終えて帰宅する頃には、一応は平常通り。

 山陰方面はメタメタのダメダメだが、こちらは一応は動いている。
 定刻に来た新快速で石山まで。

 待避線に貨物列車がいる。後で調べると7日の1053列車だった。石山で24時間手配だそうだ。

 貨物列車がやって来る。8057列車ではない。EF210-171号機牽引。

 濃紺のコンテナが続き2059列車と知れる。4時間半ぐらい遅れているか。
 雨っぽいので膳所まで一駅進んでから帰宅。自宅に着くと20時過ぎ。妻は今日まで自宅待機となっているが、すっかり元気。まぁ大事になるよりは余程良い。
 時事ネタを少々。
news.yahoo.co.jp
 京阪が減便、というニュースが出ている。大津線の文字も見えたが、近江神宮前から坂本側が半分になるらしい。学休期ダイヤ、なんて言葉も見える。
 一時的なものなら、とは思うけども、そうもならないのかもなぁ。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は18,744

2021-07-07

 蒸し暑くて目が覚めた。まだ外は暗い。寝付けなくなったが、それでも多分寝たのだろう。何時もの時間に動きだす。
 身支度を進めていつもの時間に出勤。京阪電車のタイミングが合わないままに膳所の駅まで着く。
 貨物列車は定刻に走っている。

 2065列車。EF210-170号機牽引。

 69列車。EF210-168号機牽引。
 雨が降り始める。その中をやって来た上り列車からバスに乗り継ぎ会社に7時。仕事に取り掛かる。会議設定が少なめだったので自分の仕事も少し進められる。
 職域接種の話が廻って来る。一回目が8月上旬との事だったが、二回目の日程も出て来た。とはいえワクチンが足りないって話もあるから、後ろ倒しになるのではないか?という懸念は依然として強く残る。日程帳尻合わせるために夏休みの予定もだいぶ変えたのだけどなぁ。
 夕方、帰宅。外は相変わらずの雨。今日は山陰が豪雨で
www.ichibata.co.jp
 一畑電車が大変な事になっている。
 駅に出て新快速。石山までくる。 

 石山も雨に濡れている。ちょっと強めの雨。

 後続の貨物列車、8057列車はEF210-13号機牽引を見ると、膳所まで電車で一駅。自宅まで多少は近い膳所から歩いて帰宅。
 妻は今日も自宅待機の指示が出ていて在宅中。すっかり元気なのだが、まぁ、自分の部下が同じ状態でも似た判断をするだろうなぁとは思う。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は18,029

2021-07-06

目覚ましを間違いなくセットして起きだした。何時もの時間。身支度少々、順調に進む。出勤。

 京阪電車をみて膳所の駅まで。先週末の大雨、影響が残っているかもと思ったが

 定時でやって来た2065列車。EF210-135号機牽引。

 69列車もやって来る。EF210-151号機牽引。
 何かあるとすぐに優先順位を下げられる2本がどちらも定時って事は、概ね定時に動いているのだろうと想像する。
 やって来た上り列車で東に。バスに乗り継ぎ会社に7時。仕事に掛かる。
 会議の対応と仕掛の仕事を進めて夕方まで。今日は何時もの時間までいる。帰宅。
 駅に出て新快速。途中、妙なタイミングで減速。緊急を報せる信号を受信した、との事。
trafficinfo.westjr.co.jp
湖西線】 車両・線路確認 列車の遅れ <第一報 19時25分>2021年07月06日 19時45分更新
19時25分頃、湖西線北小松駅近江高島駅間を運転中に通常と異なる音を認めたため、車両と線路を確認しています。
このため、湖西線の列車に遅れがでています。
影響線区 湖西線 京都 から 近江今津 まで 遅延

 北小松-近江高島ってずいぶん遠いと思うが、琵琶湖を越えて電波を拾ったって事か。
 発報主が湖西線と分かりこちらは動き出そうとして再受信、停車。2度目でそろりと動き出す。

 少々遅れての到着となる。

 後から8057列車。こちらも遅れている。EF210-6号機牽引。
 貨物列車を待つ間に京阪電車が行くのが見える。少し遅れて自宅まで歩く。

 途中、京阪電車を見て帰宅。
 妻は今日は欠勤。土曜日に発熱があったから木曜日まで自宅待機と指示が出ているそうだ。声に力強さはあるし、明らかに調子は戻っているのだが、昨今の状況では仕方ないのか。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は20,032

2021-07-05

 目覚めると外が明るい。何時だろうと思ったら5時を過ぎていた。寝過ごしだ。アラームの設定、切れていた。
 微妙にリカバリー策が見える時間。間に合わない時間だったら、妻の発熱を理由に休んでも、と思ったのだがそうはいかない。少し急ぎ目に準備をする。熱だけは忘れずに確認してから出勤する。
 歩くといつもの電車には間に合わないので

 久しぶりに京阪電車に乗る。石山に出ていつもの電車を捕まえる。
 途中、草津の上り待避線に貨物列車がいる。土曜日の大雨でダイヤが乱れて、まだ影響が残っているのだった。先頭にはEF210-4。パンタグラフは降ろしており。運転士の姿も見えなかった。7月3日の62列車だった様子。
 バスに乗り換え会社に7時。仕事に掛かる。来たら来たで仕事はある。
 夕方、普段よりも早く帰宅する。明るいうちに駅に出て普通列車膳所まで。

 まだ明るい時間に膳所の駅。京阪電車をみてから買い物のために遠回り。途中

 先日、事故を起こした西武大津の解体現場、お詫びと共に工事未定の文字。施工主からしたら運が悪いのかも知れないけど、近隣でマンション作っている所は大丈夫だったものなぁ。
 帰宅すると19時過ぎ。妻は発熱が故にまずは近所の医院に診察を断られ、発熱者の連絡先に連絡するとPCR検査だけやられそうになり、結局、別の医院で腸炎の診断と処方箋を貰っていた。時節柄仕方ないのが半分、可哀想なのが半分。付き添えば良かったかなぁとは思う。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は14,331