ターフィー

 日本とタイの時差は二時間。目覚めたのが7時。こちらの時間では5時。外を見ると、まだ真っ暗。もう少し寝るかと思ったけど、今度は寝付けなくなる。決してぐっすり眠れた感じはないのだけど。こちらの時間で7時近くまで眠ったのか眠る努力をしたのか良く分からない時間を過ごした後、意を決して起き上がる。今のうちに恥辱を進めておく。昨日のバンコク到着まで。
 8時にホテル内で食事。昨日と同じように屋台辺りに行ったほうがいいかもしれないけど、朝食付いていたので。タイ料理と西洋料理のバイキングだったのがまぁ幸いだった所。お粥やら、野菜炒めやらを頂く。
 さて、今日は一日バンコク観光。自分と両親はバンコクが始めてなので、ありきたりだけど王宮やら何やらを見ていこうと思う。
 軌道系交通網が整備されていないバンコク。初めての旅行客にバスを使いこなせるはずも無く、今日もタクシーに頼っての移動となる。
 
 昨日と同じくメータータクシー。ミラーのところに掛かっているのは交通安全のお守り、だそうです。
 道を走っているには、トヨタやらホンダやらの日本車が中心。バスも日野やらいすずが中心。そんな中に混じってトゥクトゥクやら
 
 こんな三輪バイクも。
 おおよそ5キロほどだろうか。20分ほどで辺りの景色が変わる。
 
 王宮が見えてきた。ここまでのタクシー代、70バーツ。
 
 着いて見ると人人人人人だらけ。外国人観光客だけでなくタイ人の訪問も多いようだ。中でも目立つのは喪服の人。なぜか多い。
 折角なので中を見学してゆく。入場料は250バーツ。う〜ん、缶ビール10本分かと思ってしまうのは、少々こちらの物価に慣れた証拠。
 人ごみに混じりながら王宮の中へ。
 
 
 う〜ん、何処を見ても金色。金色。金色。
 少々毒気に当てられつつ、外へ。待ち合わせの時間がある間は道を行き交うバスを見学。
 
 
 設備によって塗装が違うそうです。軌道系交通の少ない街だけに、バスはもうひっきりなしに。これを覚えられたら良いのでしょうけどね。
 
 トゥクトゥクも大挙して突っ込んできます。 
 さて、今度はワット・ポーへ。ワットは寺と言う意味なのでポー寺となるのか。ガイドブックには涅槃寺と表記されたりしますけど。王宮からは差して遠くないので歩いて。
 その間にあるのは
 
 露天の羅列。
 
 縁起物だそうです。
 他にも何故か携帯電話が売っていたり、良く分からないガラクタが並んでいたり。食べ物を売る店も少々。その途中に
 
 どうやら先日なくなられた王妃様のようです。他にも何箇所かで同じような祭壇を見かけました。王宮にいた喪服姿のタイ人は王妃様の追悼のために王宮を訪れていたようです。
 
 さて、ワットポーに到着。こちらの見学料は50バーツ。ここの見ものは
 
 涅槃像。とにかくでかい。当然の事ながら写真には収まりきらない。
 
 足元からみるとこんな感じ。いや、ほんと、背が長い。いや、高い。
 涅槃像だけに、その出口では
 
 猫も寝ていました。
 時刻はちょうどお昼過ぎ。日なたは嫌気が差すほど暑くても、風が吹き通る木陰にいれば、結構快適。
 そろそろお昼ご飯。ワットポーからほど近い、チャオプラヤ川を望む食堂に入ります。
 
 喉も渇いたのでビールを。
 
 向かいに見えるワット・アルンを眺めながら喉を潤していると
 
 お昼ごはんが出てきました。でも、これなんだっけ。ナンプラーをちょろっと掛けて頂くのは標準仕様。
 さて、そろそろ動きます。食堂のすぐ横は渡し舟の乗り場だったりします。
 
 
 渡し舟。対岸までは3.5バーツ。10円ちょっとって所ですか。
 
 船がやって来て、乗り込みます。桟橋も浮き桟橋らしく、波にゆらゆら。船もゆらゆら。出発までは、少々の待ち時間。船が出発すると、やっぱりゆらゆら。
 
 船も傾き、カメラも傾きます。川を行く風が心地よく、対岸までの5分ちょっとはちょうど良い現実逃避。
 さて、今度はワット・アルン。入場料50バーツ也を支払うと、そこに居たのは
 
 展望台。
 上までは恐ろしく急な階段を登って登って。上まで登れば
 
 素敵な眺め。先ほど眺めた王宮とワット・ポーがそこに。そして手前にチャオプラヤの流れ。さて問題は帰り。先ほどの階段を降りるのは、降りるというより、落ちるという方が正しく。何気に一方通行ではないので、上り下りの人たちが譲り合っての帰り道。
 さて、再び渡し舟で戻ります。
 
 船に揺られて対岸へ。まだ日は高いですが無理せずホテルに戻る事にします。ここからはタクシーに乗るのが順当ですが、さて。
 メーター制のタクシーを捕まえる。ホテルの場所が分からないというのでパス。次の一台。400バーツだと仰る。メータータクシーでしょと抗議するとノーメータだと。話にならないのでバイバイ。次の一台。今度は300バーツ。観光地価格なのか????。抗議すると「今日はターフィーだ」と。ターフィーって何?
 場所を変えて再チャレンジ。交差点にいた一台。350バーツだって。交渉決裂。それを見ていた一台が寄って来て「160バーツでどうだ」と。なんか値段が有ってないような感じだが、いい加減暑いのでこのタクシーに乗る。「さっきのタクシーは幾らだったんだ」「400バーツ吹っかけられた」「ありえねぇ〜」なんて感じ。
 クルマはバンコクを東へ。他のタクシーや自動車やトゥクトゥクと先を争って2車線の道路に突っ込むと3台横ならびになる。こんな調子だから道路は停滞。
 
 窓の外は、仏具街ですね。
 
 
 どこまで行っても仏具街。
 運転手は少々苛立ち気味様子。で片言の英語で聞いてきた「東京にもターフィーはあるかと」ターフィーって?って思ったら交通渋滞の事。先ほど400や350バーツってのも交通渋滞でメーター制が成立しないから、らしい。
 北線の線路を越えた後、バンコクの都心に入ってからの渋滞が激しかった。バンコクは昨日が給料日で、今日はみんな買い物でる。それで渋滞になるのだとか。毎日ここまで激しく渋滞しているわけでないとか。 
 5kmほどのホテルまで1時間近く。思ったよりターフィーだったからもう「20バーツくれ」と言う事で結局180バーツ。
 
 そのホテルのまん前の通り。こんな感じ。これをターフィーと言うそうです。
 一度ホテルに戻ったけど、今日はまだしておいた方が良い事がある。明日の指定券の購入。少し落ち着いてから国鉄の始発駅、ファランポーンまで脚を伸ばす。まだ道はターフィーだろうから、軌道系の交通機関で。残念ながら、今いるホテルからはまっすぐ行く事が出来ないのが少々難だけど。
 まずはホテルの近くにあるBTS、スクムウィット線の高架駅まで。
 
 チケットは20バーツ。ここの硬貨しか使えない。両替は有人窓口まで。出てきた切符は磁気カード。
 
 高架駅から眺めるとあちこちに再開発の波が。
 
 反対側へ向かうBTSの列車。3両編成でしょうか。間隔は6分毎。
 乗るべき列車がやって来る。ロングシートの座席が並ぶ車内は結構な混雑。ドアが閉まるとかなり鋭い加速で動き出す。一駅走るとジャンクションのサヤーム。ここでシーロム線に乗換え。ホームの向かいにシーロム線が発着しているので水平移動だけでよい。待つほども無くシーロム線の電車がやって来る。今度は二駅、サラディーンへ。
 二駅でサラディーン。ここからはMRT(地下鉄)に乗って。乗換えは少々距離がある。地下に潜る手前で係員に制止される。鞄の中身を見せろと。適当に開けて見せると「コープンカップ」と。ホントに見たのかなと思ったけど、これテロ対策の荷物検査ですねぇ。
 地下鉄は二駅の乗車。今度は紙幣が使える。出てきた切符はトークン。ICチップ入りのようだ。韓国の大田でも見かけた。改札からファランポーンに向かう1番線とえらい地下が深く。少々待ってやって来た電車は空いている。終点まであと二駅だから空いているのかどうかは分からないけど。結局、ラチャテウィーからファランポーンまでを40分近く要した事になる。
 
 大きなドームが上野駅を思い出させるファランポーンの駅。まずは旅行案内所に行く。スコータイに行くというと時刻表をくれて、この列車がいいよと教えてくれる。それで、
 
 窓口へ。明日の8:30、ファランポーンからピッサヌロークまでと依頼すると係員は端末をたたき出す。こちらにも見えている画面に表示されているのはどうやら座席表。4席空いているところを見つけ出してくれた。かなり大ぶりな切符を渡される。ピッサヌロークまでは2等エアコン車で一人449バーツ。
 チケットを抑えてこれで一安心。ちょっと構内をぶらぶら。
 
 コンコースの中央に出ているパネルは王妃様の追悼パネル。鉄道駅での展示に相応しくお召し列車の窓から顔を出す、なんて写真もありました。
 
 
 フードコートでビールとカオパッドを軽く。
 ビールを暢気に飲んでいると何か音楽が流れ始めて、店員さんが中から飛び出してきた。みんな改札口の方を向いて直立不動。何かと思ったら国歌の演奏にあわせて改札口に掲げられた国王陛下の肖像画に敬意を現すのが決まりらしい。ここはタイ王国なのである。
 そろそろホテルに戻ります。帰りはトゥクトゥクで。200バーツなんて吹っかけられたのを交渉で120バーツまで下げてもらって。
 
 排気ガスを浴び右に左に揺られながら暮れなずむバンコクの街中を走ります。ターフィーは相変わらずだけど、大よそ20分でホテル着。
 すっかり暗くなった後、改めて家族で食事に出かける。両親が少々疲れ気味なので屋台ではなく、ホテルの中で。
 
 ビールを頂く。生ビールはだいたいシンハビールみたいで。
 
 
 
 
 やっぱりカレーですか。グリーンカレー。辛いけど美味しく頂きました。
 最後に、部屋に戻って。
 
 タイウィスキーを。写真はホテルの冷蔵庫にあったもので135バーツ。これと別にコンビニで買ったけどそれは115バーツ。案外とホテルのウィスキーが安いなと思ったけど普通のお店で買うと90バーツぐらいらしいです。
 日本のレッドとかその辺のウィスキーぐらいの感じでしょうか。そんな滅茶苦茶不味い訳でなく、まぁ、普通には呑めるかなと。
 ウィスキーの水割りを舐めつつ、恥辱を。有料だけど無線LANがあったので1時間150バーツ也を投じて昨日と今朝の分をアップ。さてタイの時間では22時ぐらい。まだ早い時間ですが、何処か半分日本時間で動いている感じもあってそろそろ眠くなる。途中で切り上げて、就寝。