2022-03-26

 目覚ましのタイミングで起きだす。時刻は6時。週末の朝、土曜日。
 今日は少々飛ぶ予定がある。ただ問題は、今日の荒天。
news.yahoo.co.jp
 元々は3月5日、奄美大島に飛ぶ前に入れていた伊丹-出雲の1往復。こちらが欠航になったので、春先にずらした次第。まだ先得を売っている時期だったからついでに2往復入れて、全部で6レグにしている。それが、

>悪天候の影響による運航情報について
>本日3月26日、低気圧の接近に伴い、九州から東北の広い範囲で悪天候が予想されております。
>以下の空港を発着する運航便に遅延・欠航・条件付(引き返し・他空港への到着の可能性等)などが発生しております。
>
>花巻・仙台・小松・名古屋中部・南紀白浜・但馬・出雲・徳島・松山・熊本
>種子島屋久島・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部・久米島

 何か影響を受けそうで、何とかなりそうで、良く分からない状況。
 ひとまず朝食を頂いた後で家を出る。今日は膳所も雨の予報だが、今のところは降り出していない。膳所の駅まで歩いて東海道線で西に向かう。
 分割するために改札を出た京都の駅で

 湖西線の運転見合わせ、北陸特急の迂回運行の案内のほか、山陰方面の告知もある。さてどうなるか。
 ちょっと時間があるので、今日は少し遠回り。大阪から阪急平野に入り、

 西宮北口

 一度今津に向かって、

 改めて戻ると

 今度は宝塚へ。

 そして蛍池。遠回りをしたが、何せ時間があるので飛行機には余裕で間に合う。
 この時間、雨が降り出している。そこそこ降っているので蛍池からは

 モノレールを使って伊丹空港へ。大荷物の家族連れが目立つ。春休みだったなと思い出す。
 搭乗便の出発1時間ほど前に空港到着となる。

 朝の段階では何も条件は無かったが、この時間、条件付きの案内が出ている。ひとまず6区間分の搭乗があるので、搭乗券を出して貰う。条件付きと言われたが、さてどうなるか。ひとまず保安検査。その後でラウンジへ。
 ラウンジに着くと

 ちょうど宮崎ゆきが出発するところだった。少々遅れている。この1月に何度か乗ったJL2341からの流れ。

JL2341 7:09 出発済 8:03 到着済
JL2342 8:33 出発済 9:26 到着済
JL2433 10:03 出発済 11:13 到着済

 遅れつつも出雲の朝1便目は動いている。今日はこの後の2便目に乗る。


 ラウンジ。朝からビールが制限なく飲めるようになっている。先週で蔓延防止が解けている。うっかり1杯手を出してしまう。

JL2347 JA223J ERJ170 ITM→(IZO)

 今日の搭乗便、出雲ゆきの2347便は10:45の出発。20分前に席を立ち、搭乗口に向かう。

 少々遠いが、待っているのはJA223J。着いてみると優先搭乗が始まる所だった。搭乗券を確認すると最後尾の窓側席を指定していた。空いていれば人の少ない後方席が楽だが、今日は既に隣に人がいる。満席に近いご予約を頂戴しております、との事で見た目ほぼほぼ、席が埋まる。通路を挟んで反対側は親子連れ。春休みだからか。何度となくがら空きの出雲ゆきを見てきた身には、今日の盛況、ご同慶の至り。

 雨降る中、出発準備が進む。大型機が2機見えている。10:30の羽田行きが出てゆかないうちに、11:30の羽田行きが来たようだ。
 10:41、Doorclose。出雲までの飛行時間、40分と告げられる。揺れが予想されるとの事。出雲空港強風で着陸できない場合は伊丹空港へ引き返す条件付き運航である事も添えられた。
 出発準備が整ったようだが、この時間、18番スポットから羽田行きが移動を開始している。そちらのTaixingを待って10:50、Pushbuck。10:53、Taixing。
 今日はRWy32Lでは停まらずにさらに先へと進む。10:59、RWy32Rの滑走路端まで来て停止。伊丹空港混雑の影響で離陸は3分後と告げられる。出雲までの飛行時間、38分と改めて案内。
 先に羽田行きのJA07XJが離陸してゆき、次いで順番が回って来る。11:04、Take off RWy32R。

 空港を見下ろしつつ上昇するともう雲の影響が出てきて街が霞む。伊丹カーブを廻ってゆくと

 街が見えなくなってゆく。西宮北口が見えたのが最後だった。早々に隠される。揺れつつ上昇。飛行の安全には影響ございませんとフォロが入る。出雲到着11:45という情報も添えられた。

 上空何処まで上がっても真っ白な中を進む。それでも11:13、ベルト着用サインが消灯する。5分後には降下に備え、ベルト着用サインを点灯させるとの事。
 真っ白な中を西に。キャンディーのサービスがある中でも飛行機は揺れる。機内を進む客室乗務員、荷棚に掴まりつつのサービスとなる。
 11:23、ベルト着用サイン点灯。相変わらず揺れが続く。11:28、15分後に着陸する旨、案内がある。

 窓外は雲が切れて山陰の海岸線が見えている。日本海には白波が立ち、風の強さを物語る。通路を挟んだ反対側の親子連れは大山がどうのと言っているから、綺麗に見えているのだろう。
 更に揺れが激しくなる。持ってゆかれたり持ち上げられたり、不規則な揺れ。翻弄されるというのが正しいのだろう。ずいぶん前に但馬空港へのアプローチで凄い揺れを経験しているが、その時よりも激しいかも知れない。

 島根半島が見えてきて、高度を落としていることは知れる。このまま出雲へ風の中、突っ込んでゆくのかと思った次の瞬間、

 明らかに進路を変えた。旋回して日本海上空へ。さらに旋回。
 11:36、機長さんから飛行状況の案内。出雲空港の風速が制限を超えており、宍道湖の東側で上空待機をしているとの事。

 白波立つ日本海を見てさらに旋回。飛行機も揺れに揺れる。通路の向こうの親子連れ、子供がすっかり元気を失くし、弱音を吐いている。吐いているのが弱音だけなのが幸い。

 また島根半島が見える。

 もう一度旋回。日本海の上空へ出る。上空待機、なかなか解けない。

 中海が見えている。向こうは米子。視界は良いようだ。この調子だと出雲空港も目視できるのかも知れない。
 11:40、着陸を試みる旨、案内。10分で着陸するそうだ。揺れながら高度を下げてゆく。11:47、Gear down。

 揺れながら宍道湖が見えて来る。いつになく茶色い湖を見て高度を落とす。飛行機は不規則に、時に強く、時に激しく揺れる。そして揺れる。
 明らかにエンジン音が変調した。フラップが引っ込んでゆく。着陸復行だ。時刻は11:51。

 出雲平野が遠ざかる。

 なお旋回。もう一度チャンスを伺うのだろうか。以前、鹿児島で着陸復行した時は3度目は無かったと記憶している。
 うっすら地上が見えているような、いないような中を飛ぶ。

 すっかり雲が分厚くなってどこを飛んでいるのか分からなくなると12:04、ベルト着用サインが消えた。
 機長さんから状況説明。出雲空港の風速が制限を超えている事、今後も風が強まる予報が出ていることから伊丹に引き返します、と。伊丹着陸は30分後との事。お詫びと共に告げられた。

 窓外、大山が見えている。揺れはすっかり落ち着いたが、客室内、気分が悪くなった乗客を客室乗務員がお手洗いに連れて行ったり、子供連れに声を掛けたり。バタバタとする。
 窓外、再び雲に地上が隠れる。12:09、10分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内。

 そんな中で冷たいお茶のパックが振舞われる。ずっと息付く暇がなく、少々喉が渇いている。このタイミングでお茶は嬉しい。
 飛行機は丹波へ差し掛かる。12:22、ベルト着用サイン点灯。15分後に着陸予定との事。
 先程お手洗いに籠った乗客がなかなか出てこず、客室乗務員が声をかける。その間に

 地上が見えてきて、どうやら伊丹が近付きつつあることを知る。山間を抜けて淀川を渡り、丘陵地帯。まだ出てこない。これ、お手洗いに入ったままだと、着陸できないんですかね、やっぱり。そろそろ伊丹に向けてカーブする頃だと思うのだが、飛行機は南東へ。伊丹から離れる方向になる。名張の南まで来たから、やはりおかしい。山間部、かつ着陸に備えて低空だから揺れ始める。
 客室乗務員が声をかけ続け、お手洗いに一番近い席に座らせることになり、自分の隣の人が空席に移って、空いた席にお手洗いに籠っていた人を座らせる。ベルト着用を確認して 

 飛行機は改めて伊丹へと旋回する。

 奈良盆地が見えて来る。出雲に降りれず奈良盆地。古墳がいくつか目についたから結構低空なのだろう。少々、揺れつつも北西へと進む。

 大阪平野が見えてきて、最終の着陸態勢。12:42、Geardown、12:44、Landing、RWy32R。
 滑走路を減速。貴重なお時間を頂いておきながら出雲縁結び空港へ着陸できず、大変申し訳ございませんでした。とものすごく恐縮するようなお詫びが伝えられる。
 12:47、Spot in SP15。地上係員から振り替えの案内があるとの事で

 しばらく機内で待機となる。ドアが開くと地上係員が振替手続きの案内を紙で配って回る。
 今日、出雲に行かねばならない訳ではなく、別日に振り替えればいいや、ぐらいなので気楽に聞いて降機。次は出雲の日に合わせて新規に予約を入れた宮崎往復。その後に但馬往復がある。本来なら折り返し便で出雲から12:50伊丹到着と言う予定であったから、出雲に着陸できなかった、だけで予定通りに伊丹に戻っているのである。

 風に翻弄されたJA223J。この後は同じく山陰、隠岐往復が控えている。
 時間があるのでラウンジに行く。入場手続きでちょっとしたトラブル。チェックインが終わっていないそうだ。手元には搭乗券があるので手続きは完了しているつもりなのだが、事情を説明して、搭乗券を受付係員に示す。するとチェックインが外れている、と言われる。改めて手続きをするのでラウンジでお待ち下さい、との事。ちなみにこの時点で但馬行きは欠航決定だそうで。

 朝から3時間後。今日二度目の伊丹DPラウンジで今度は昼食になるのだろうか。そちらを頂く。手続きが終わって係員が搭乗券を持ってきてくれた。出雲でチェックインを外したそうだ。そりゃ、出雲→伊丹→宮崎と言う行程。出雲から飛べなかったら伊丹→宮崎も飛べないと思うのが普通だろうなぁ。

JL2437 JA254J ERJ190 ITM→KMI

 宮崎への出発は13:45。20分前を目安に席を立ち、搭乗口に向かう。

 途中、伊丹北ターミナルに似合わない青ベースの機体。これは天草エアラインのATR42。本来なら12:50に熊本に向けて飛んでいる筈で何があったか。

 13:30前に搭乗口に着く。まだ搭乗は始まっておらず、搭乗開始13:32という妙に細かい表示が出ている。

 中途半端に見えている搭乗機はJA254J。ERJ190。今日は最初からクラスJを予約している。待合室にいる人は30人前後だろうか。空いているようだ。
 少々待った後、搭乗開始。機内に行く前、ちょっとした表示に目が行く。


 鶴丸の下に太陽のアーク。その下はJASのレインボー。この20年の歴史が馳走のように積み重なっている。
 機内へ。予約した段階で空いていた。1人掛けと2人掛けが並ぶクラスJだが、今日は2人掛けを指定した。多分、隣はこないと踏んでいる。

 外は相変わらずの雨。この時間、少々弱まっているが、また揺れるのだろう。
 13:45、Doorclose。

 クラスJは空席多数。前の方に全部で4人しかいない。普通席は半分弱埋まっているだろうか。出発の案内。雨雲の影響で揺れが予想されるとの事。
 13:51、Taixing。飛行機は誘導路を南に進む。手前のRWy32L端では停まらずに更に南へ。13:57、RWy32R端で停まる。

 2機着陸機をやり過ごす。14:00、間もなく離陸と案内があって滑走路に歩み出る。 

 今度も街並みが白くなってゆく。伊丹カーブを揺れつつ廻り

 右手の機窓に西宮北口、遠く神戸を見つつ上昇してゆく。宮崎到着が定刻より15分遅れて15:10となる見込みと、お詫びと共に伝えられる。
 いつの間にか地上が雲に覆われて14:20、ベルト着用サイン消灯。この先も揺れが見込まれるとの事で、飲み物のサービス、冷たいお茶とアップルジュースに限らせていただきますとお断り。妙な組み合わせだなぁと思ったら

 紙パックのジュースorお茶だった。これだとサービスは迅速だし、揺れた時もこぼれる心配は少ない。
 ちなみに飲み物を出させる時、「次の便でもご一緒させていただきます、よろしくお願いいたします」と軽くジャブを喰らう。
 飛行機はベタっとした分厚い雲の上を飛ぶ。

 ずっとこんな調子で窓外の景色ではどこを飛んでいるのかさっぱりだが、スマホの位置情報から淡路島の北側から瀬戸内海を西に向かっている事を知る。普段なら淡路島に沿って南西へ、徳島へと飛ぶ筈で、随分と遠回りしている。
 14:21、副操縦士から飛行状況の案内。現在高度7,700m上空を飛行中。前線の影響でこの先も揺れが予想されるため、降下を開始する15分後にはベルト着用サインを点灯させるとの事。宮崎空港着陸は定刻より20分遅れの15:15となる旨、お詫びが添えられる。宮崎の天候は曇り、気温は21℃との事。
 瀬戸内沿いに飛行機は西に向かう。広島を過ぎ岩国を過ぎる辺りで進路を変える。14:40、ベルト着用サイン点灯。定刻ならあと15分で宮崎着陸だが、今日はまだ瀬戸内海。宮崎はだいぶ遠い。そして 

 窓外は雲の海が続く。南南西に機首を向け、九州へと近づいて行く。14:52、あと20分で着陸する旨の案内がある。窓外、ようやく変化。

 雲が切れて九州の山地が見えている。揺れながらも高度を下げてゆく。間もなく

 飛行機は日向灘へと出てゆく。少しずつ沖合へ。海岸線がだいぶ遠くなったところで右に旋回。宮崎空港への最終コースに乗る。15:03、Geardown。

 大淀川の河口が見えてきて、ようやく宮崎空港。15:07、Landing、RWy27。15:09、Spot in SP9。

 弱い雨の降る宮崎空港に到着。三段階に分かれての降機となる。最初はクラスJだけど、がら空きのクラスJ。降機の対象は4人しかいない。

 降機する。写真を撮り辛いスポットだが、辛うじて何とか何とか写真を撮れる所を探して撮っとく。
 宮崎に遅れて到着。折り返し便は

 5分遅れ程度で出発できるらしい。
 この時間、伊丹行のJALと関西行のピーチ、と言う調子で出発便が重なっている。搭乗口付近の待合室は混んでいた。雑踏から避難すべくラウンジに入る。するとなぜか呼び出し。9番搭乗口の係員まで、というので来た道を戻って9番搭乗口に赴く事になる。
 宮崎から伊丹の先、但馬行が欠航になったので、との事で振替とか仰る。確かにそうなんだけど、伊丹で手続きしますので、とお願いしてひとまず宮崎ではそのままにしてもらう。
 まだ時間があるのでもう一度ラウンジに。

 宮崎も蔓延防止が解けて酒類解禁となっている。妙に多い焼酎を炭酸水で割って軽く頂くとそろそろ搭乗の時刻。15:30すぎに搭乗開始と案内があったのを合図に先程の9番搭乗口へと引き返す。

JL2438 JA254J ERJ190 KMI→ITM

 15:30を過ぎて搭乗口に。少々間があり、事前改札が、次いで優先搭乗が始まる。先程の客室乗務員に迎えられて機内へ進む。今度はクラスJの1人掛けに席を取っている。クラスJには先程より多い目のお客さん、普通席はだいぶ少な目で均してみると空いている。15:39、Doorclose。搭乗開始が遅れた割にドアが閉まるまでが早い。15:42、Pushbuck。

 暗く重た東の空にこれからのフライトが激しくなることを感じつつ、出発の準備が進む。

 一方、北の空には青空もちらり。宮崎ヘ来る時に瀬戸内から大分を廻って来た理由がこの景色だけ見ても良く分かる。帰りも迂回なのだろう。伊丹到着、遅れるのだろうか。乗務員の紹介があって、揺れた予想される旨、伝えられる。
 15:46、Taixing。飛行機は誘導路を東に。黒雲に向かって進んでゆくと、滑走路端。黒雲に尻を向ける。15:50、Takeoff RWy27。

 南の空の不穏な雲を見つつ上昇すると右に旋回。北に機首を向ける。何時もなら反転して東だろうが、そのまま北側へと上昇してゆく。

 日向の国の山の中を見つつ飛行機は北へ。16:00、テーブルや背もたれの使用が許可される。伊丹着陸は16:45と案内。

 日向の国の山の中を見つつ飛行機は北へ。16:00、テーブルや背もたれの使用が許可される。伊丹着陸は16:45と案内。

 相変わらず九州の山の中が見えているが、そろそろ向きを伊丹の方、というか東の方へ向ける。来る時よりはやや南よりの進路。16:07、ベルト着用サインが消灯する。

 窓外、雲が目立つようになってきた。飛行機は九州を離れ、四国の方へと向かっている。
 パソコンを取り出し京王線恥辱を進める。飲み物のサービスは来る時と同じく冷たいお茶か、アップルジュースと案内。先程頼、冷たいお茶が2杯なので今度はアップルジュースにしようかと思う。すると

 「よかったら桃とブドウのジュースを用意いたしましたので」と自分の所にはスカイタイムがやって来る。「行きと同じものになりますのでよかったらどうぞ」との事。特別扱いは望まないけど、断るのも難なので、さっと受け取り、窓側肘掛から出て来るカクテルテーブルに置く。パソコンの陰になるから廻りからは見えまい。
 16:10、副操縦士から飛行状況の案内。現在、高度10,000m上空を飛行中。断続的に揺れる事が予想され、5分後にはベルト着用サインを点灯させるとの事。伊丹には10分遅れて16:40の到着を見込むそうだ。伊丹の天候は雨、気温は16℃と告げられる。

 窓外、べたっとした雲海が広がっている。飛行機は宇和島上空から四国山地を南下、高知に出てゆく。来る時よりもだいぶ南、かつあからさまな迂回ルート。少々揺れつつ16:16にベルト着用サインが点灯する。何となく降下の感触を覚えつつ東に。

 四国のどこかの山地がちらっと見えるがこれも一瞬だった。
 そろそろパソコンをしまい込み、テーブルも片付ける。カップは回収する余裕がなく手元に残った。とりあえずシートポケットに挟む。

 再び視界が閉ざされ飛行機は揺れる。16:28、あと15分で着陸の案内。次の瞬間、着陸の衝撃がやってきた。どうやら寝たらしい。時刻は16:38、Landing、RWy34R。
 減速して誘導路へ入ると

 16:41、Spot in SP15。
 往復一緒だった客室乗務員に送られて降機となる。少々延着。本来なら乗り継ぎでバタバタするところだが

 搭乗口が示されない但馬行きは本日欠航。今日は実に中途半端な2レグで終了となる。振替手続きでもすべきだろうが、ネットで出来る、みたいな案内だったし、後日考える事にして今日はおしまい。

 4時間前と同じような構図で乗って来た機材を抑えると制限エリアの外へと向かう。


 各地荒天の影響か遅れという文字が目立つ今日の到着案内。それでも欠航になったのは限られている。今日一日で3便欠航、1便引き返しなんて喰らった人はよほどいないに違いない。そもそも1日6便予約を持っている時点で頭がおかしいが。
 思いがけず早い戻りとなった。但馬から18:40に着いた後は京都までリムジンバスを考えていたが、少々余裕が出来たので電車を乗り継いで帰る。時計を見ると16:50。モノレールが53分と思って歩くと目の前でモノレールが出てゆく。えっと思ったら大阪モノレールの休日昼間は10分毎から12分毎の運転に変わっていた。アフターコロナの減便ダイヤなのだった。
 完全に出鼻をくじかれたが

 12分後というモノレールで門真市まで。更に


 京阪電車に乗り換えると丹波橋。最後は

 近鉄で京都。リムジンバスの倍、時間がかかる。モノレールの駅には京阪電車で京都へ、と広告があるけど、本当にやると大変に時間がかかる。
 最後は大人しく東海道線膳所まで。この時間雨は殆ど降っていないので歩いて帰宅する。自宅を出てから12時間が経っている。天候には逆らえないが、大変実りの少ない一日になってしまった。
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は13,351