2022-06-25

 目覚ましが4時過ぎに鳴り出す。何とか何とか起きだした。窓を開けると辛うじて明るくなり始めた所。
 身支度と荷支度。5時前に家を出る。駅まで歩くと

 何があったか始発電車から遅れている。3分なら、まぁ許容範囲ではある。大人しくホームで待っていると

 2063列車が通過してゆく。EF66-124号機牽引。その後で

 始発列車がやって来る。普段は膳所から大津にかけて2063列車と絡み合う事が多いので、3分までは行かないけど少々遅れ、という所か。
 今日は、というか今日も京都まで。乗り換え時間に多少余裕がある。が、バスの混雑が気になるので早めを心掛け八条口に向かう。

 バス乗り場まで行ってみると思った通り結構な行列が出来ている。観光としてはオフシーズンだと思うが、だいぶ客が戻ってきた感がある。
 座れることは座れるので、バスに揺られて伊丹に向かう。少し京王線恥辱を進めつつ。気が付くとモノレールが見える。中国自動車道の工事が終わって本来のルートに戻ったようだ。
 空港まで45分。予定通りに到着する。

 この時間帯、欠航便というのが無くなっている。空港に向かうバスと言い、人の動きがだいぶ復活してきた感がある。
 今日はいわゆる回数修行。8回乗るので搭乗券を出して貰う。ついでにクラスJに出来る所はやって貰う。幸い、窓口は空いていたので、3区間分のアップグレード含めて手続きが完了する。今日の係員、ナイスだ。
 保安検査を受けてラウンジに少々寄り道。

 朝食相当としておにぎりとみそ汁。まだアルコールに行く時間ではないので炭酸水と共に。軽く頂く間に出発20分前となる。伊丹7:05の飛行機はいつも慌ただしい。搭乗口へと赴く。

JL2401 JA252J ERJ190 ITM→KOJ

 今日の行程。
 伊丹→鹿児島→屋久島→鹿児島→羽田→小松→羽田→出雲→伊丹
 という8区間。伊丹からの単純往復繰り返しでも無ければ、ホッピングとも違う。自分なりに捻りを入れた8区間である。中でも鹿児島-屋久島は片道5千円を切る値段で買う事が出来た。6月の梅雨時だし、空いているのね、とは思うし、場合によって飛ばないリスクもあるけど、飛ばなきゃ飛ばないで仕方ない。割り切っての購入。
 6:50過ぎに搭乗口に着く。

 事前改札6:55とあり、まだ間がある。もう少しゆっくりできたが、乗り遅れるよりはずっと良い。少々待つ。

 今日は望遠レンズが手に入っていないので、標準ズームのテレ側で撮る。少々物足りないが、待っているのはJA252J。ご当地風に言うならユニバ塗装、という所か。1月の登場直後に乗ったきり縁が無かった252Jに乗る。
 6:55を過ぎて、案内。出発準備に時間を要しているとの事。少々遅れるようだ。待つ事10分少々。7:01になってようやく搭乗となる。機内に向かう。途中、

 Japan Air system、JASの痕跡を見つける。JASの名が消えたのが2004年3月。そこから18年。Dのレジを持つ機材もとうとう潰えた。それでも空港内、探すと意外と備品が使われているもの。
 さて搭乗。

 派手なマーキングを見てから機内へ。

 ヘッドカバーも特別仕様という気合が入った機内に。先程上げて貰ったクラスJは2列席の窓側。そちらに落ち着く。今日の搭乗率はなかなか良いようで、クラスJは15席中13席が埋まる。普通席も8割方埋まっているようだ。隣にも人が来る。
 7:13、Doorclose。出発準備に時間を要したため遅れている旨のお詫びがある。7:16、Pushbuck。7:21、Taixing。飛行機はRWy32R端では停まらずに誘導路を南へ。

 RWy32Lまでやって来る。滑走路へと入り一呼吸。7:28、Takeoff RWy32L。

 冴えない天気。雲が目立つ中を上昇してゆく。伊丹の北側で左へ旋回。もう一度旋回する。

 目線のあたりに雲が沸くようになり、地上は半分隠れる。阪神競馬場が見えたのが最後、西宮のあたりは雲の下。

 大阪湾に出るとまた雲が切れて地上の様子が窺える、と言う調子。
 客室乗務員から案内。遅れのお詫びと共に鹿児島空港到着、8:30見込みと告げられる。10分延である。元々の予定は25分乗り継ぎで屋久島だが、接続は大丈夫だろう。鹿児島での移動距離が短い事は、何となく知っている。淡路島の南岸に沿って飛行機は飛ぶ。時折揺れるせいか、ベルト着用サインは点灯したまま。次第に落ち着き、四国の大地が雲の合間から見えて更に南西。7:47、ベルト着用サインが消灯する。
 7:51、機長さんから飛行状況の案内が入る。出発遅延のお詫びがあった後、現在、高知の上空9,600mを対地速度800km/hで飛行中との事。気流の変化で所々揺れを見込むそうだ。20分後にベルト着用サインが点灯し、鹿児島空港には10分遅れて8:30の到着を見込む旨、告げられる。鹿児島の天候は曇り、気温は25℃との事。

 窓外には土佐湾か何かの海岸線が見えている。空も海も案外と青い。意外と天気が良いように見える。
 飲み物のサービスが廻って来る。所々揺れという話だったが、温かいものも含めて全種類登場。

 アイスコーヒーを頂くと特別仕様の紙コップで供される。
 少々揺れながらの西ゆき。8:08、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。早い気がしたが定刻なら8:20に鹿児島だ。間もなく右手に九州の山並みが見えるようになる。

 宮崎の海岸線が寄って来た8:13、ベルト着用サイン点灯。15分で着陸するとの事。高度を下げると雲が沸いてくる。少々揺れつつ南西に。視界が晴れると錦江湾が見えて来る。右手にカーブすると丘陵地帯へ。一気に地上が近付いて空港へ。8:26、Landing、RWy34。減速してゆく。

 8:28、Spot in SP10。
 案内があって降機。乗り継ぎ時間は無いが、

 乗って来た機材、JA252Jだけ一応は見ておく。今日は鹿児島に来ているJA252J。明日は秋田に飛ぶそうだ。
flyteam.jp
 40+1周年とは中途半端な周年だが、昨年イベントが出来なかったので、今年行うのだとか。

JL3741 JA08JC ATR72-600 KOJ→KUM

 さて乗り継ぎ。

 この時間、羽田と伊丹から朝一番の到着便を受けて、離島連絡として屋久島、奄美大島、徳之島へと相次いで飛行機が飛ぶ。羽田も伊丹も微妙に遅れているようで、接続便もわさわさしている様子。奄美大島への乗継客は地上係員が確保していた。屋久島は特にフォロが無い。それと言うのも、

 伊丹の隣が搭乗口。本来ならうろうろせずに10番搭乗口から出たら、そのまま11番搭乗口に向かうのが正解であった。
 出発まで10分を切っている。早々に飛行機へ、と思ったら11番搭乗口からバス連絡だった。まだ来ない人が多いようで、バスの中で少々待機。定刻の8:45を過ぎてからバスが動く。連れてゆかれるのは

 細くてスタイリッシュなプロペラ機。JACでお馴染みATR42ではなく、ATR72。70人乗りの機材となる。ATR42は伊丹にも顔を出すがATR72は鹿児島からの離島路線で需要の多い所にしか飛ばない。つまり鹿児島県を出る事が無い機材。

 翼もATR42よりは長く見える。実際には全幅で2mちょっとの差でしかないのだが、見た目、大きく見える。
 機内へ。既に1台バスが着いていたのだろう。2台目のバスが着いて7割ぐらい席が埋まる。

 心なしか関西弁の会話が多い気がする。初めての屋久島なんて話声が聞こえる。梅雨の時期だし、観光客何ていないかと思ったが、チャレンジャーが結構いるもの。

 座席ポケットには2機分しかないATR72-600の文字が見える安全のしおり、それにJACオリジナルの機内誌と機内販売カタログ。
 8:55、Doorclose。出発準備に時間を要し遅れている旨のお詫びがある。気流が悪く揺れが予想されるそうだ。

 9:00、Taixing。飛行機は格納庫を右手に見て南へ進む。滑走路へ進むと9:04、Takeoff RWy34。離陸する途中、雨粒が窓を叩く。
 飛行機は揺れつつ右へと旋回。雲に突っ込み上昇してゆく。

 たくさん散らした雲の向こうに桜島が構えているのだろうか。地上の様子は良く分からないまま上昇してゆく。ベルト着用サインは消えないが、背もたれとテーブルの使用はOKと告げられる。屋久島到着は9:45と告げられる。9:04に離陸しているから所要40分。普段よりも時間がかかる様子。放送は遅れのお詫びで締められる。

 地上が見えて来る。海が見えている。錦江湾ではない。どうやら志布志湾鹿児島空港からの離島便で見た事のない海だ。だいぶ東側に逃げている。
 9:14、ベルト着用サイン消灯。5分後には改めてサイン点灯となる事。その短い時間に

 キャンディーのサービスがある。1つ、黄金糖を頂いたら、他の物もいかがですか、と言う事で2つ頂く。

 飛行機は西にカーブしつつ、南に下ってゆく。9:22、ベルト着用サイン点灯。15分後に着陸との事。屋久島の天候は曇り、気温は27℃と告げられる。

 種子島が見えて来る。島沿いに南へ下る。結構南北に長い島であり、ずっとついてくる。
 島が離れると暗い南シナ海の上。右へ旋回し、揺れつつ高度を落とす。斜め前に屋久島の陰が見え、そして近付いてくる。空港の滑走路も見えている。もう一度右へと旋回すると

 島が現れ、滑走路が現れる。9:43、Landing、RWy32。減速して滑走路端でUターン。9:47、Spot in。
 スロープが付けられてドアが開く。時刻は9:50を過ぎている。折り返し便、そして先の乗継便が気になる所だが、ひとまず降りる。またお待ちしております、と軽く弄られ降機。

 すぐに戻るけど、一旦制限エリアの外へ。

 ターミナルと言うにはささやかな空港の到着口に向かう。種子島の空港はずいぶん前に移転して綺麗になったが、屋久島は昭和を感じさせる建物がまだ残っている。

 折り返しは9:55出発が定刻だが、20分遅れの10:15との事。まだ保安検査に少々の行列があって、乗る自体は差し支えない。ひとまず今日二度目の保安検査。乗り継ぎのレシートがずるずると長く出て来る。屋久島→鹿児島→羽田→小松と3区間

 待合室で搭乗開始を待つ。40数人いるだろうか。来る時と違って地元の人が多い様子。

 10:15を過ぎて、鹿児島空港天候不良のため、出発を見合わせている旨の案内が入る。次の案内は10:35、だそうだ。まだ20分ある。鹿児島10:55のJL644には間に合いそうもない。

のだが、この時間、鹿児島空港の天候が余程悪いらしく、羽田からの643便も鹿児島に着陸できていない。
 搭乗待合室から出して貰う人がちらほら。屋久島空港の制限エリア。お手洗いも何もなく。座って待つだけの機能しかない。自分も出てみる。

 到着案内。着いた時は気が急いていて気付かなかった。20分遅れで到着した旨の案内が手書きで追加されている。

 空港の建物を正面から見てみる。華美である必要はないが、本当にささやかな空港。
 時間があるので売店を覗き、ちょっとだけ買い物をしてから制限エリアの中に戻る。そろそろ10:35。次の案内があるという時間になる。
 10:40を過ぎて改めての案内。今後のメド、立たないそうだ。これは本格的に島流しかも知れない。
 もう一度、制限エリアの外に出る。今度はカバンも持ち出す。空港内、1軒だけあるレストランというか、喫茶店へ入る。昼食には早いが少々空腹になった。
 飛魚丼というのが気になり、いわゆる海鮮丼のようなものを想像して注文する。すると

 飛魚の竜田揚げみたいなものが来る。想像したものとだいぶ違う。淡白な味わいの白身魚は旨かったけど。

 目の前には鹿児島に戻る筈だったJA08JCが駐機中。機材トラブルとかではないから、いずれは屋久島を離れる事は出来るのだろうけど。
 食事が終わるが特にめども立たず、制限エリアに戻る気にもならない。カウンターには搭乗を取りやめるという親子連れが来ている。病院の予約に間に合わないので、と。明日に振り替えますか?と聞かれて、予約を取り直さないといけないから何時に出来るか分からない、なんて会話が漏れ聞こえる。

 この後、鹿児島からフライトは天候調査だそうだ。次の便に乗る人が搭乗手続き中断中なんて案内を受けているのが聞こえる。
 644便に乗り継ぎ予定のお客様、と呼び出しが入る。10人ぐらいいるらしい。接続できないので振替との事。鹿児島に着陸できずにいた643便は無事着陸できたようで、644便は出発が決まった様子。12:30の646便か14:30の648便が振替候補として示される。646便だとギリギリになるとの話も合わせて。どうせ羽田から先の接続は既に崩れている。小松往復を飛ばして出雲ゆきに間に合えばいいと割り切り、後便の648便に振り替えて貰う。それよりも羽田-小松の往復を何とかして貰いたい。出来れば今、オープンチケットにして貰いたいのだけど、後ろの行列やら今対応して貰っている係のスキルがどんな感じが考えたり。難しそうだなぁと思って、その先の手続きは後にする旨、伝える。できれば、羽田-小松のチェックインを外して貰った方が良いのだが、それも結局要領が得ず、諦める。鹿児島でやって貰おう。
 地元の人が「こっちの天気が悪いことがあっても、鹿児島の天気で飛ばないなんて珍しい」的な会話をしているのが漏れ聞こえる。予約した頃には、この工程で足止めを喰らうなら鹿児島だろうとは思っていた。実際、鹿児島から離島便が飛ばなかったことと、種子島で乗る筈だった飛行機が来なかったこと、両方経験はある。でも目の前に飛行機がいて、でも飛べない、と言うのは予想していなかった。
 まだ目途が絶たないが、他に行くところもないので制限エリア内、待合室に戻る。思いがけず鹿児島ローカルCMが挟まる王様のブランチなんて番組を見て過ごす事になる。
 11:25になって鹿児島に着陸できない場合は福岡または宮崎へ着陸する条件付き運航として11:40に出発する案内が流れる。条件付きでも屋久島を離れられるなら1歩前進。
 11:40を過ぎて、条件は宮崎または種子島、に代わる。屋久島から種子島では、島流しの条件としては変わらないか、むしろ悪化するのだが、どうなるか。搭乗開始。

 本来なら20分程で引き返して来る筈だったJA08JCへ2時間ぶりに戻る。大変お待たせいたしました、と機内でずっと待機だった客室乗務員に迎えられ自席へ。

 機内、席は半分弱ぐらい埋まった感じか。2時間前の搭乗待合室にはもう少し人がいたと思うが、10人ぐらいは搭乗をやめた人が出たように見える。
 地上係員と客室乗務員の漏れ聞こえる。35名と言うのは今日の乗客数だろう。「644便は振替済」「646と648に」「646間に合いますか」「646も遅れているので。それと間に合わない可能性も伝えています」
 12:01、Doorclose。大変長らくお待たせいたしました、と案内が始まる。鹿児島空港天候調査のため遅れている事、鹿児島空港に着陸できない場合は宮崎空港または種子島空港への着陸となる事が伝えられる。気流が悪く揺れが予想される旨も添えられた。

 12:04、Taixing。滑走路を南に向かうと滑走路端でUターン。一呼吸置くと一気に加速、12:08、Takeoff RWy32。

 山の方は雲が掛かっている屋久島が見て取れ、飛行機は島を離れる。3741で屋久島に遊びに来た人たち、今頃雨に打たれているのだろうか。
 鹿児島空港到着12:45見込みである旨が伝えられる。飛行機は種子島の西を北上。来る時のように迂回すると時間が掛かる事になる。
 12:21、ベルト着用サイン消灯。間髪入れずに12:22、サイン点灯。本当に一瞬だった。15分で着陸との事。鹿児島の天候は雨、気温は22℃だそうだ。

 窓外には佐多岬が見えている。フライトも後半戦。そのまま北上してゆくと

 桜島が霞んで見える。こうしてみると9時の鹿児島と比較しても天候は悪化していることが良く分かる。
 国分の街が見えてくると12:31、Geardown。相変わらず霞む中を進むと滑走路が現れる。12:34、Landing、RWy34。滑走路を減速する中、

 動き出したB767-300ER、JA623Jの姿が見えた。JL646、接続せず。
 機内でも
「只今入りました情報ですと、646便、羽田行きにはお乗り継ぎ頂けなくなりました。648便に振り替えますので、地上係員までお申し伝え下さい」と案内される。
 ちょっとの所だと思うのだが、

 12:39、Spot in SP12となった後、スロープが付けられてドアが開くまで少々間が掛かる。バス接続でターミナルに連れてゆかれると12:50に近くなる。接続を取ると646便は20分以上遅れる事になるからやむなし、なのかもしれない。
 この時間の鹿児島空港

 2時間ほど前に屋久島で聞いたところからは状況が良くなっているのかも知れない。欠航や遅延は離島便に限られている。

 JA08JCは2時間遅れて徳之島に飛ぶ。
 一旦制限エリアの外に出る。時刻は12:50を過ぎた所。本来なら羽田で小松ゆきに乗り継ぐ時間。この小松往復を何とかして貰わないといけない。屋久島からのフライトが遅れたから、羽田-小松-羽田のフライトに接続できなくなった。この分をオープン券にしてくれ、というリクエスト。意外と時間が掛かる。

 こんな絵本が置いてあり、手持ち無沙汰だったので目を通す。それでも手続きに時間が掛かり、約20分。小松ゆきが羽田を出発する頃になって手続きが完了する。
 次の出発まで1時間少々。妙に間が出来た。久しぶりの鹿児島制限エリア外で食事でもと思ったが、先程、屋久島で飛魚丼なんてものを食べてから時間がまだ経っていない。そこまで空腹ではない。

 展望デッキは落雷の危険があるので閉鎖との事。手持ち無沙汰になり、結局保安検査を受けて制限エリア内に戻る。

 安直だがラウンジビールとする。遅れている京王線恥辱を進めつつ小一時間。

JL648 JA327J B737-800 KOJHND

 14時を少々過ぎて席を立つ。20分乗り継ぎが2時間乗り継ぎになり、遅れは3時間半に広がったが、ようやく鹿児島を離れ羽田に向かう。 

 待っているのはJA327J。767で飛ぶ筈が、737に化けた。クラスJの定員も減っており、本来なら窓側なんて取れなかったかも知れない。今朝、伊丹でアップグレード手続きをして貰えた事が、結果的に良い方向に転んでいる。
 14:15、搭乗開始。屋久島空港で貰った2Aと言う席に座る。振替便には余裕がございますと、3740便の機内で聞いた覚えがあるが、普通席には十分余裕がある様子。14:25、Doorclose。

 搭乗橋が離れ、雨の中、出発準備が進む。羽田までの飛行時間、1時間25分と告げられた。上昇中、降下中、揺れが予想されるとの事。14:30、Pushbuck。14:34、Taixing。雨降る誘導路を南に向かう。14:38、Takeoff RWy34。

 空港の敷地が霞んで消えて白い世界が広がる。揺れつつ右へカーブ。順調なら16時過ぎには羽田到着。出雲ゆきの接続は成立するだろう。
 全く地上が見えないまま、飛行機は上昇する。青空が見えてきてもまだ不穏な空模様。時折揺れる。九州を離れ日向灘から高知沖へとの洋上飛行。15:00、ようやくベルト着用サインが消灯する。

 まだまだ不穏な空気漂う空の色。揺れを伴いつつ東の空を目指して先を急ぐ。
 飲み物のサービスが始まる。揺れが続いているので冷たい飲みものに限って提供するとの事。

 クラスJのみで提供するトマトジュースを頂く。
 窓外の雲が切れる。見えているのは青い海のみ。この時間帯、高知の遥か沖合を東に向けての飛行中。15:14、操縦席から飛行状況の案内。現在、高度11,900m、潮岬の上空を飛行中との事。気流の悪い所を通る関係で時折揺れが予想されるとの事。羽田着陸は16:10頃を見込んでいるそうだ。羽田の天候は晴れ、気温は32℃と告げられる。

 あの雲が掛かる紀伊半島は雨なのだろうと想像しながら東に。15:40、降下を開始し10分後にシートベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。

 雲の合間に富士山が見えるようになる。眼下には島影。左に旋回しつつ15:50、ベルト着用サイン点灯。

 目の前には三浦半島。富士山も雲の合間に顔を出している。高度を下げてゆくと房総半島上空へ。だいぶ北へと廻り込み、今日の羽田は南風運用と知れる。

 千葉市内、蘇我の辺りを見て高度を下げると東京湾上空へ。案外と青い海を見て高度を下げると羽田に近づく。

 空港が現れる。良く見ると政府専用機が2機、駐機中。16:03、Landing、RWy22。減速すると第三ターミナルの横から第一ターミナルへ。今日はバスでご案内いたします、との事で

 16:13、Spot in SP34。
 降機準備が整い、32℃という羽田に降り立つ。

 鹿児島との気温差は10℃。一気に季節が進んだ感じ。バスへと乗り込み、ターミナルへ。今日はこの後もう2便。少々時間は出来たのでいったんラウンジに向かう。北と南、どちらに行くか迷ったが、11番搭乗口から出発との事。大人しく南に行く。

 バスでスポットに着いてから15分。出発までは30分弱。あまり時間は無いが、ビールを軽く一杯だけ。目の前には搭乗機が姿を見せている。今度は定刻で問題なく飛ぶのだろう。

JL287 JA602J B767-300ER HNDIZO

 今度は西に。出雲までゆく。出発20分前に席を立ち搭乗口に向かう。


 先程もラウンジから見えていた搭乗機。JA602Jに乗る。出発15分を切ったところで搭乗開始。今朝、上げて貰ったクラスJに落ちつく。席は殆ど埋まらない。クラスJも空席多数のまま、16:48、Doorclose。

 16:53、Pushbuck。まだまだ暑そうな中、出発への準備が進む。

 16:58、Taixing。誘導路を北に向かう。先程バスで降ろされた辺りのスポット、既に駐機している機材は入れ替わっている様子。
 出発の順番待ちがあって、少々待機。そしてこの時間帯、

 着陸機も東京都心経由でやって来る。STOPの指示に従い、1機やり過ごした後、滑走路へ。17:12、Takeoff RWy16R。東京湾上をぐるっと廻って

 先程も眺めたような京葉工業地帯を眺めて更に北方面。東京都心を北側から廻り込むように西に向かう空路を取る。東京西郊を抜け山梨の山間へと入り込み17:27、ベルト着用サイン消灯となる。
 飲み物のサービスが始まる。今度は特に制限が無い様子。

 温かいものからコンソメスープを頂く。空いているからか、さほど間を置かずにワゴンが戻ってきてお代わりを勧められる。

 今度は冷たいお茶にしておいた。

 西に向かうに従い窓外には雲が目立つようになる。関東だけ梅雨明け、と言うのは不思議だが、確かに関東だけ、と言う事が良く分かる今日の天気模様。
 17:50、降下を開始し、15分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。飛行機は若狭湾から西へと向かう。まだ山陰に入るか入らないか、だが、飛べば早い。18:04、ベルト着用サイン点灯。

 窓外はこの1時間で夕暮れ時の気配が満ちて来た。
 降下すると山陰地方、雲が切れて地上が見えるようになる。遠くには隠岐の島影も

 島根半島が見えて来て、揺れることなく順調に西に。そして

 機窓の主役は宍道湖に代わる。湖面が近づいてきて吸い込まれるかと思う直前に滑走路に代わる。18:18、Landing、RWy25。滑走路をめい一杯使って減速。滑走路端でUターンするとターミナルへ進む。

 18:22、Spot in SP3。隣にはFDAの小牧ゆきが駐機中。
 準備が整い降機となる。

 機内の様子を改めて。クラスJでも疎らで、普通席も疎ら。土曜日夕方の地方着だと、東京の人の入り、ではなく地方側の人の帰りが多いと勝手に想像するが、地方発の需要が戻らない現れなんですかね。
 乗継があるが、一度制限エリアの外に出る。

 ほぼ定刻での到着、と言う案内を見て出発階を通り越し、展望デッキへ。

 搭乗橋が邪魔だが、到着したJA602Jを改めて眺める。出発までまだ1時間。折角の出雲なので、蕎麦でも食べてゆく。今年に入って何度か入店したことのある蕎麦の店へ入り

 割子蕎麦だけ胃に流し込む。制限エリア内の売店で蕎麦を頂いても良いのだけど、折角なのでちゃんとした店で。
 数分で平らげるともう一度展望デッキに戻る。今度は

 伊丹から到着便。JA227Jが来た。こちらに乗り継ぎ、今度は伊丹へと向かう。改めて出発階へ赴く。

 お馴染みになった感もある出雲空港19時台。福岡、羽田、伊丹と各地への最終便が相次いで出発する。羽田は特に需要旺盛。保安検査も行列が出来ている。東京の人が地方に遊びに来る需要はずいぶんと戻っている。
 少々並んで検査を受けて、制限エリアの中へ。搭乗待合室も混み気味。福岡の搭乗開始があり、羽田の搭乗開始があって、待合室内、落ち着いたところで伊丹の搭乗も始まる。

 出発済で優先搭乗、という変な事になっているが、伊丹ゆきの優先搭乗、19:10に始まる。機内へ。席に落ち着くと

 ちょうど福岡行きがプロップサウンドも高らかに出発してゆくところだった。先日も搭乗したJA11JCが充当されている。
 19:16、Doorclose。席は半分埋まらない程度だろうか。前方席にも余裕がある。雲の影響で揺れが予想される旨、案内があって、19:19、Pushbuck。

 19:23、Taixing。よくよく見ると

 羽田行きの286便はまだ動き出していない。先に滑走路へと進んでゆく。誘導路の無い空港なので、286便をだいぶ待たせることになる。宍道湖に突き出た滑走路を端まで進むと

 Uターンして息を整える。一気に加速、19;27、Takeoff RWy25。西に向かって飛び立ち、間もなくターンして

 左手に夕空が見えて来る。海はさすがに暗いが辛うじて隠岐の島影は見える。

 西の空を見つつ上昇してゆくと少し空が明るくなる。19:32、ベルト着用サイン消灯。飛行機は山陰の海岸沿いを東に進んでゆく。
 19:41、機長さんから飛行状況の案内。伊丹着陸は20:10過ぎ、駐機場には20:20頃の到着を見込んでいるとの事。伊丹の天候は曇り、気温は26℃だそうだ。あいにく気流が不安定で、2~3分程でベルト着用サインを点灯させるとの事。

 外に広がる夕暮れは穏やかなのだが。19:45、ベルト着用サインが点灯する。間もなく空の赤みも消えて行った。
 19:50、あと20分で着陸と案内。窓外に明かりが見えて来る。

 普段と違う街明かりは京都の物。その先に見える暗がりは比叡山だろう。叡山に隠れてちらっと大津の街が見えていて、その先には琵琶湖の漆黒が見えている。

 もうちょっと飛ぶと手前が山科になった。一番細くなっている所が逢坂か。
 少々遠回りをして南へ向かい、ようやく右へと旋回。大阪平野へと入り込んでゆく。20:11、Geardown。

 梅田の街明かりを見て高度を下げてゆくと淀川の漆黒を渡り、降下。20:14、Landing、RWy32R。20:17、Spot in SP42。
 随分と遠いスポットに入ってしまった。


 飛行機を降りるとバスでターミナル接続となる。前方席だったから1台目のバスに乗れたけど、制限エリアを出た所で

 20:26。なかなか痺れる展開である。早足でバス乗り場へと急ぐ。本当は回数券を買いたかったが、その時間はとてもとても。

 何とか20:30の京都方面、リムジンバスに間に合わせる。来るとき同様、このバスも混んでいる。京都の人が自分ちに帰る行列なのか、これから京都に遊びに行く人なのか、その辺までは分からない。とにかく2席空いている所はなく、遠慮しいしい、小さくなっている人の隣に座らせてもらう。窮屈な思いをしてパソコンも使わずに京都駅八条口まで45分。まぁ、予定より1本早いバスに乗れた方が嬉しいけど。

 四条大宮まで行くバスを八条口で降りて、京都駅へ。新快速には間に合わないが、その後の普通列車には十分間に合う。空港から膳所まで1時間少々。先週、関空からの道を思うと、今日は多少遅れても十分に速い。

 直後に来た2062列車、EF210-158号機牽引を見てから駅を後に自宅まで歩く。22時前には何とか帰り着く。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は12,683