2023-09-22

 5時の目覚ましで目が覚めた。平日、金曜日の朝だが、今日は旅先。博多駅近くのホテルにいる。休暇を取った訳でなく。振替で休日。土曜日が祝日と重なる場合に前日の金曜日が休みになるというルールが発動されていて、 今日は平日だが休みという扱いになっている。その棚ぼた休暇を生かして福岡市内、博多駅前に滞在している。
 身支度緩々、5時半過ぎにホテルを出る。地下鉄の駅構内へ。始発は5:30だったようだが、その次は5:50まで空いている。福岡市の中心地と言えども、まだ早朝。さすがにヘッドが開いていた。適当に出て来ては行けない時間帯だったか、と若干反省。

 20分間隔が開いた福岡空港行き。電車は座れない程度に混んでいる。立っても5分ではあるけれど、福岡空港へと運ばれる。6時前に空港到着。

 6時から搭乗手続きが開始となる福岡空港。運用は7時から。伊丹と同じような時間帯だが、この時間の賑わいは伊丹の倍では済まないぐらい。とにかく、人が多い。ひとまず搭乗手続きなのだが、今日はやたらと乗り降りがある。同じところを2度3度通るので、搭乗券を出して貰う。全部で10区間。本当は最終区間まで手続きしてほしかったのだが、最後の区間だけ、どうやら出来ないようで、後で改めて手続きをするように、との事。乗り継ぎを付けられるのはシステム上、9区間までらしい。ひとまず完了。保安検査を受けて制限エリアの中へと進む。
 今日の出発は7時。ひとまずラウンジに入ると朝食を頂く。

 福岡の品ぞろえは伊丹や羽田とも違い、ご当地感が滲むおにぎりが並ぶ。それらを頂く間に時間がスルスル過ぎる。今日はバスでの搭乗。お手洗いを済ませるとバス乗り場に急ぐ。

JL2050 JA215J ERJ-170 FUK→ITM


 本日最初のフライトは地元というのか伊丹ゆき。2050便に乗る。7時出発。搭乗口はバス連絡の82番。6:45に搭乗口に着くともう最後招集になっていた。2台目と思しきバスに乗り込む。少々間があり、バスはスポットへ。何機か福岡滞泊のJ-AIR機がいるようだが、今日の搭乗機はずいぶん手前の14番スポットに駐機中。


 JA215Jとなる。前歴を確認すると昨晩、遅い方のJL2061で伊丹から福岡に来た機材。運用の入替と関係なく、単に福岡お泊りという運用があるのか、と感心する。
 機内へ。やはり最後のバスだったようで、席に落ち着くとまもなくDoorcloseとなる。隣は空席が確定する。時刻は6:55。今日のフライト、揺れが予想される旨が伝えられると6:58、Pushbuck。7:02、Taixing。

 7時から運用開始となる福岡空港。その一番乗りを狙っている訳でないだろうが、早々飛行機は動き出す。誘導路を行く途中、エアアジアが降りて来る。

 滑走路手前ではベトナム航空を迎える。朝一番の福岡目掛けてやって来た東南アジアからの夜行便を迎えた後、スターフライヤーの初便を差し置いて自機は滑走路へ。7:06、Takeoff RWy16。いつ降り出してもおかしく無さそうな空の下を上昇してゆく。
 
 福岡市南郊の丘陵地帯を見つつ。低い所にも雲が立ち込め、上空にも雲。雲がちな所に差し掛かると少し揺れつつ東に機首を向ける。

 雲を突き抜け揺れが落ち着く。7:13、ベルト着用サイン消灯。伊丹着陸は8:05見込みと伝えられる。まだ上空に雲が掛かる中、さらに上昇する。

 ようやく青空が見えて来た。機内サービスが始まる。福岡-伊丹は1時間程度の飛行時間だが、来る時と同様に飲み物のサービスがある。

 今季最後になりそうなアイスコーヒーを頂く。飛行機は分厚い雲の上。どこを飛んでいるか良く分からないまま時間が流れる。
 7:32、5分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。降下に伴い揺れるそうだ。降下の感触を覚えつつ左に旋回。7:42、ベルト着用サイン点灯。
 窓外に地上が見えるようになる。

 関西空港が見えている。飛行機は北側から少々右に逸れて行きつつ降下。

 左手に大阪を見て降下。一旦奈良盆地まで飛んで針路を変えると伊丹空港への最終コース。生駒山地を越えると

 朝の大阪市街地が見えて来る。近鉄やらJRの電車が行き交う様子も見える。平日の8時。大阪は朝ラッシュだ。市街地を見下ろして淀川を越えるとラッシュの電車は阪急に代わる。

 32Lの滑走路が左手に見えて7:54、Landing、RWy32R。減速してゆき、誘導路へ。

 昨日乗ったJA11JCが見えて、スポットへと入る。7:57、Spot in SP20。
 降機、JA215Jはこの後、松山に飛ぶ様子。
 伊丹に帰って来たが、この後も続きがある。次のフライト、定刻は9時。ちょっと間があるので一旦ラウンジに入る。

 6時台に福岡空港で軽く朝食を頂いたばかりなので、伊丹では控えめに控えめに。パンを1個とホットコーヒーを合わせて。残った時間は京王線恥辱に宛がう。

 8:30を過ぎて羽田からの到着便が姿を現す。このタイミングで席を立つ。向かうのは23番搭乗口。昨日夕方に利用した搭乗口だ。

JL2321 JA11JC ATR42-600 ITM→TJH

 昨日も飛んだ但馬に今日も飛ぶ。今回は但馬-伊丹-福岡という乗継割引でかつ往復割引を適用している。

 出発は9時。定刻運行の様子。でも隣で出発準備が進む山形行きは1時間遅れらしい。機体が只今到着しました、と案内があり、妙な感じを受ける。後で調べると前日、伊丹門限の都合で関空島流しを喰らったらしい。
 8:40を過ぎて事前改札。そして優先搭乗となる。福岡に続きバス連絡。1台目のバスに乗り、昨日も使った47番スポットへ。 

 JA11JCに連れて来られる。2台バスが来ると8割以上の席が埋まる。今日は隣も乗客がいる。8:53、乗り継ぎのお客様をお待ちしておりますと案内があった後、数人のお客さんが乗り込んできた。ほぼ満席。空いているのは1番CDの後ろ向きになる席ぐらいだろうか。
 9:03、Doorclose。乗務員の紹介がある。操縦席、客室。どちらも昨日と同じ乗務員だ。遅れのお詫びと共に、但馬空港天候不良のため条件付き運航となる旨が伝えられる。

 9:07、Taixing。飛行機は誘導路を南側へと向かう。この時間、出発機は疎らで渋滞もなく滑走路端へ。9:11、Take off RWy32R。伊丹空港の北側、気持ち早めに左手に廻る。

 普段よりも大きく阪神競馬場が見えて南へ進む。今度も少し早い目に左手に旋回。

 西宮北口を見下ろして北西へと。少しずつショートカットした感のある今日の但馬行き。9:17、ベルト着用サイン消灯。但馬着陸は9:40見込と伝えられる。天候は曇りで気温は21℃だそうだ。

 神戸北郊を離れて北西に向かうと雲が出て来る。9:21にはベルト着用サイン点灯。降下を開始すると少々揺れる。高度を下げると窓を雨粒が叩くようになる。真っ白な中、揺れつつ降下。

 薄っすら地上が見えてきて9:30、Geardown。間もなく着陸の案内があってもまだ真っ白な中。薄っすら丘陵が見えると滑走路に差し掛かる。9:35、Landing、RWy01。減速すると9:36、Spot in SP2。
 ドアが開き、スロープが付けられてからの降機となる。


 外はそこそこの雨。風が吹いていないのは幸いだった。
 ひとまずターミナルへ。

 半日ぶりに但馬空港に戻る。航空券としては振出しに戻った、ようなもの。振出しに戻ったついでに

 展望デッキに出る。昨日は雨に濡れていたが、今日も雨に濡れている。

JL2322 JA11JC ATR42-600 TJH→ITM

 今日はまだ先が続く。但馬滞在は最小時間。定刻なら30分後の折り返しとなる。保安検査を受けようとすると黄色い帽子を被った小学生の団体が並んでいる。昨日も同じような団体がいたけど、何日かに分けて社会科見学をしているらしい。但馬-伊丹-但馬の往復チケットを手にしているのが目に入る。
 保安検査を受けて搭乗待合室へ。定刻10時発だが到着が遅れた分、少々遅れている。10時過ぎて事前改札が始まり、次いで優先搭乗となる。まだ雨が続く中、

 昨日から4回目のJA11JCへ。機内へ進む。今度は前方窓側を予約している。10:13、Doorclose。隣席は空席。他にも空席が目立ち、搭乗率は50%程度だろうか。小学生の団体は後方席を占めている。
 エンジンが始動し、10:16、Taixing。滑走路端まで進むとターンパッドを半周。

 滑走路脇に停まるパトロールカーの脇で誰かが手を振っている。そういえば先程、ターミナルビルの2階、一般の人は立ち入り出来なさそうな場所に人がいたなと思い出す。どうやら

 制限エリア内の見学ツアー客らしい。
 10:19、Takeoff RWy01。窓外が白く霞み揺れると後方から悲鳴が上がる。昨日の子らの方が大人しかったなと思いつつも揺れに身を任せて空へと上がる。

一瞬、谷間が見えたと思ったが、次の瞬間、窓外は真っ白に。飛行機は真っ白な中を飛び続ける。次第に揺れが落ち着くと

 雲の上へ。辛うじて青い所が見えるが、その上には更に雲。幾重にも雲が重なる中を南東へと向かっている筈。
 10:30、着陸態勢に入る旨の案内。伊丹の天候は曇り、気温は27℃と伝えられた。降下の感触はあるが、外は真っ白なまま。少々揺れる。後方の小学生団体から何度目かの悲鳴が上がる。

 雲の合間からちらちら地上が見えるようになる。既に生駒に差し掛かろうかという所。はっきりと地上が見えるようになったのは大阪市内上空だった。10:45、Geardown。 

 さすがに梅田はくっきりはっきり見えている。
 淀川を越えて伊丹空港へ。

 左手にRWy32Rを見て10:48、Landing、RWy32L。到着遅れのお詫びが入る。10:51、Spot in SP47。エンジンが止まり、スロープが付けられてからの降機。今度の乗継はいささかタイト。ドアから遠い席に座っていたので、バスは2台目となる。

 47番から荷物受け渡し場に近い到着口のバス降り場へ連れて行かれる。途中、23番スポットのあたりで降ろして貰えると早いんだけど、そんな融通は利かない。

 到着口に連れて来られると11:03。係員に捕まる。大分の搭乗が始まっていますので21番搭乗口にお急ぎください、と。同じ時間の仙台ゆきという人もいるみたいだが、こちらはフォロは入らなかった様子。
 お急ぎ下さいと言われただけで護送は無く、自力で21番搭乗口へと折り返す。


 11:08、搭乗口到着。待っているのはJA215J。先程も乗った機体だ。

JL2365 JA215J ERJ-170 ITM→OIT

 搭乗口の係員に声を変えてゲートを通る。間もなく全員搭乗口を通った時になるメロディが鳴り出した。文字通りの最後招集であった。機内へ。機体は同じだが乗務員は交代している様子。席に座ると文字通り間もなく11:09、Doorclose。
 
 JA215Jの向こうに47番スポットとJA11JCが見えている。バスが横に来ていて、屋久島へ向かうお客さんが乗り込んでいる、筈。20分間かけてバタバタと伊丹を一周した体であった。
 11:12。Pushbuck。乗務員の紹介があり、定時出発への協力感謝が伝えられたのち、大分までの飛行時間は45分と伝えられる。揺れが予想されるとの事。11:16、Taixing。飛行機は誘導路を南へ向かうとRWy32R端に。待機スポットで先行機を送り出した後、

 自機も滑走路へと入る。11:22、Takeoff RWy32R。今日二度目の伊丹カーブを左に左に南へ機首を向ける。今度は大阪湾上まで出てから改めて右にカーブ。

 雲混じりの神戸を見下ろし、飛行機は西に。さらに上昇。白い景色の中を進む。小刻みに揺れ。青空が見えると揺れが落ち着いた。

 11:31、ベルト着用サイン消灯。機内販売の案内と機内サービス。伊丹-福岡では飲み物が出るが、それよりも距離が短い伊丹-大分では

 キャンディーのサービスとなる。11:47、降下を開始し、5分後にはベルト着用サインが点灯する旨の案内。飛行機はまだ広島辺りの筈だが、瀬戸内海を渡ると大分は近い。しかも大分空港は瀬戸内海へと突き出た国東半島に位置する。
 11:53、ベルト着用サイン点灯。

 岩国の西、周防大島辺りの景色がちらっと見えつつ降下してゆくと飛行機は本州を離れ、文字通りに真っすぐ国東半島へと向かう。間もなくあっけなく九州が見えて来る。国東半島の先端を見て、降下。少々揺れを伴う。

 海岸線に空港が見えてきた。どうやら南西へと廻り込んでの着陸らしい。旋回をはじめ12:04、Geardown。右手に見える滑走路。旋回に伴い見えなくなると大分空港への最終コース。12:07、Landing、RWy19。減速すると誘導路へ。

 羽田からの到着便が姿を見せる中、伊丹ゆきの方がターミナルに近いスポットへと入る。12:10、Spot in SP7。
 5分早着した旨、定時運行への感謝と共に伝えられてドアが開く。降機。降り際にまたお待ちしております、と軽くジャブを喰らう。どうやら折り返し搭乗することが認識されているらしい。
 今回は早着したおかげで少々余裕が出来ている。 

 到着の案内を見る時に

 周りの飾りに目をやる余裕がある。そして展望デッキに出て

 JA215Jを軽く眺める余裕もある。

 地方空港にありがちな模型展示に目をやる余裕も、ある。
 とはいえ折り返しは定刻で30分。5分早着したので、それでも35分。

 保安検査を受けた後、お手洗いなんぞを済ませる間に

 最後招集になった。

JL2364 JA215J ERJ-170 OIT→ITM

 今日3度目のJA215Jへ。客室乗務員は2度目でお帰りなさいませ、と迎えられる。前方、後方、2人の客室乗務員に同じように弄られて自席へ。
 12:39、Doorclose。本日もJ-AIRをご利用頂きに始まる搭乗の案内。「本日の機材はエンブラエル170、76名乗り。本日は39名のお客様にご搭乗頂いております」と利用率発表がある。伊丹まで飛行時間は45分との事。

 12:38、Pushbuck。先行して羽田行きが離陸してゆく様子が見える。12:43、Taixing。飛行機は誘導路を進むと滑走路へ。12:46、Take off RWy19。

 国東半島の里を見て飛行機は上昇してゆくと右へ旋回する。飛行機は東へ。

 雲の合間をかいくぐって上昇。四国に差し掛かると12:15、テーブルと背もたれの使用が許可された後、12:54、ベルト着用サイン消灯。窓外は一面の雲となる。
 機内サービスが始まる。乗客が少ないので余裕はあろうが

 来る時と同じくキャンディーの配布となる。機内販売も廻ったようだ。
 13:07、ベルト着用サイン消灯。降下を始める。

 雲の合間に街が見えるようになる。徳島のあたりだろう。飛行機は遠くに大鳴門橋を見て淡路島の南岸を東に。

 和歌山上空に差し掛かる。紀ノ川が泥を孕んでいる。和歌山に線状降水帯というニュースは昨日の夜だった。地上が見えていると言う事は雨は落ち着いたのだろうがだいぶ降った様子が見て取れる。
 飛行機は北東へ機首を向ける。13:16、着陸態勢に入った旨の案内。

 関西空港が見えて飛行機は少し内陸へ。奈良盆地まで入り込むと

 雲の合間を縫って旋回。生駒山地を越えると今日3度目の大阪市街地へと差し掛かる。13:27、Geardown。大阪城を見て梅田を見ると淀川を渡って

 13:30、Landing、RWy32L。10分早着となった旨、定時出発協力への感謝と共に伝えられる。
 13:32、Spot in SP23。この時間の伊丹、気温は29℃だそうだ。準備が整い降機する。ドアサイドで客室乗務員に「出雲頑張ってください」と声を掛けられ、外へ。JA215Jはこの後、花巻に飛ぶようだ。

 そんな訳で次は出雲ゆき、14:15出発。早着したおかげで少々時間が出来ている。そして14番搭乗口から出発、となるとラウンジに寄るのが順当だろうか。

 朝から小間切れでお付き合い頂いたJA215Jとはここまで。伊丹空港の端から中央へと向かい、今日2度目のラウンジ入場となる。少々の休憩と充電。

 今回、なかなか縁がないワイドボディ機が駐機するのを見つつ、少々時間を。昼食がまだなのだが、朝昼とラウンジ軽食で腹を満たすのも何となく憚られ、

 最小限度の充足に留めておく。そんな間にも時間は過ぎて出発20分前がちらつく。そろそろ席を立つ。

JL2355 JA246J ERJ-190 ITM→IZO

 ここまで5レグ、ここから5レグ。福岡を発ってちょうど7時間。到着まであと7時間。文字通りの折り返し点から出発するフライトは

 JL2355便。出雲ゆき。待っているのは

 JA246J。ここまでの中では一番大きな機材となる。といっても95人乗りだけど。一旦搭乗口を通り過ぎ、機体の写真を撮って引き返す。間もなく事前改札が始まり、次いで優先搭乗となる。機内へ。今日は普通席を予約している。どこを指定したかあまり覚えていなかったが、機内で答え合わせをすると何のことは無い、クラスJとの境の足元が広い席だった。

 地上では出発準備が進み、機内では搭乗が進む。7割ぐらい乗っただろうか。クラスJにも空席があるまま14:09、Doorclose。乗務員の紹介がある。雲の影響で揺れが予想されるとの事。
 14:13、Pushbuck。14:17、Taixing。飛行機は朝からの同じ繰り返しで誘導路を南に進む。RWy32R端で待機場所に入る。 

 先行機の離陸を送り出した後、自機も滑走路へ。14:25、Take off RWy32R。何度となく見下ろ池田あたりの自動車工場を見て左にカーブ。南に機首を向けると大阪湾まで出て

 今度は右にカーブ。神戸上空を横切って北西に向かう。朝の但馬ゆきよりも若干南を飛び、14:31、ベルト着用サイン消灯。15分後には再点灯するそうだ。

 出雲ゆきも飛行時間が短いのでサービスはキャンディとなる。こちらを頂くと14:38、機長のアキタさんが飛行状況の案内。現在、飛行高度5,500m。まもなく出雲に向かって降下を開始する予定。降下に伴い揺れを予想しているとの事。10分後にはベルト着用サインを点灯させるそうだ。出雲には定刻の着陸を予定しているが、この時間の出雲空港。東風が吹いている関係で宍道湖の北側を迂回して着陸することとなり、ターミナルへの到着は定刻より3分程遅れる見込みとお詫びがある。

 べたっとした雲と青い空を見て飛行機は北西に。14:44、ベルト着用サインが消灯する。降下を開始すると青空は消えて白い雲の中へ。

 14:54、Geardown。島根半島らしい山影が見えている。そのまま宍道湖の北側を迂回するのかと思ったら

 宍道湖に差し掛かった。どうやらRWyチェンジとなったようだ。湖面が近付いてきて14:57、Landing、RWy25。飛行機は減速する。ブレーキが緩むと右手にはターミナルが見えている。

 ターンパッドまで行ったが時間のロスは最小限度。15:00、Spot in SP2。定刻である。準備が整い降機する。

 ターミナルの中から引きが取れないけどJA246Jを一枚撮っとくと制限エリアの外へ。

 安定の定時着陸を確認すると到着階から1つ上の出発階へ。展望デッキに出る時間までは取れないが

 出発まで20分に若干余裕をもって保安検査を受ける。搭乗券のQRコードをかざすと長い長いレシートが出て来た。乗り継ぎ先2区間含めた3区間分の搭乗控。
 展望デッキに出ないで浮かした時間は遅い目の昼食に宛がう。出雲空港の制限エリア内、売店

 出雲蕎麦を頂く。3階のレストランで食べるより味は劣るがさすがに外で食べる時間的余裕はない。普段と変化球で肉味噌冷やし出雲蕎麦、なるものにしたが、ちょっと味がぶれたかも知れない。ノーマルの何も付かない出雲蕎麦で十分であると認識することになる。

JL2356 JA246J ERJ-190 IZO→ITM



 今日3度目の折り返しで今日4度目の伊丹に向かう今度のフライト。機材は先程と同じくJA246Jとなる。この時間、名古屋からの到着便があって、その降機客が通路を通った後、搭乗開始となる。先程と同じ客室乗務員に迎えられて機内へ。今度はクラスJを予約している。このフライト、空席の関係かクラスJの方が安価に出ていた。
 搭乗が進むと15:32、Doorclose。雲に寄る揺れが予想される旨、案内がある。15:35、Pusbuck。動き出しまで少々間がある。羽田からの到着便が滑走路を西から東へ降りてきた後、15:41、Taixing。滑走路をRWy07端までゆく。RWy25側には先程の着陸機がいて、滑走路を挟んでお見合い状態になる。着陸機がスポットへと入った後。エンジンが唸り出す。15:45、Takeoff RWy07。

 宍道湖を見下ろして飛行機は東に。雲を突っ切ると青空広がる上空へ。15:50、ベルト着用サイン消灯。

 今までと比べると幾分大人しいフライト。飛行機はさらに上昇して東に向かう。

 何度となく受けていたキャンディーのサービス。良かったらクラスJ限定がございますので、いかがでしょうか。との事でJ-AIRオリジナルのキャンディを頂く。ハッカの方は前からあったけど、ピーチが廃番になったのか、代わりに梅味ができたらしい。
 15:54、機長のアキタさんから飛行状況の案内。現在、高度4,600m。鳥取市の南側を飛行中のとの事。雲の影響で揺れが予想されるそうだ。伊丹の天候は曇り、気温は28℃。伊丹着陸は16:25頃になる見込み、との事

 先程の青空が消えて上下を雲に挟まれての飛行となると16:06、ベルト着用サイン点灯。降下の感触を覚えつつ、南東に向かう。地上が見えてくると

 木津川。宇治川桂川が合流する辺り。淀の競馬場も見えている。ずいぶんと東側に逸れたもの。飛行機は南下しつつ生駒山地へと差し掛かり、向きを変えて伊丹空港へと向かう。
 16:18、Geardown。大阪市街地へと差し掛かる。

 水っぽい大阪の街を見下ろし、伊丹空港へと。16:21、Landing、RWy32R。減速して誘導路へ。16:23、Spot in SP21。
 前と同じようなスポットに戻って来た。窓外には

 47番スポットが見えている。JACのATR42-600が来ている。この後、但馬に飛ぶ機体。昨日から間もなく24時間になる所。今日はJA02JCが但馬に飛ぶようだ。
 準備が整い降機する。出雲往復を共にした機体、乗務員とはお別れ。

 次の行先は羽田となる。17時ちょうどの出発。定刻に飛ぶようだ。JA246Jは


 この後、秋田に飛ぶらしい。そうか秋田か、とは思う。秋田直行案もあったのだが、今日は刻んで飛ぶことにしている。JL128からJL167へと予約を持っている。
 そんな訳で伊丹の北端から中央へ。この時間、17番、18番、どちらのスポットにもB787-8がいる。17番は16:30の126便。ちょっと遅れているようで搭乗が始まったところ。18番が自分の乗る128便だ。

 JA847Jが出発準備中。
 出発まで25分。そんなに時間は無さそうなのでラウンジには入らず、お手洗いを往復して歩数を稼ぎ、出発を待つ。のだが、

 16:40になって、何か機首のあたりで始まっている。


 明らかに異常事態が起きている。時刻は16:40を過ぎた所。出発まで20分だが、出発できる雰囲気がまるで感じられない。
 今日は残り3レグ。伊丹-羽田-秋田-新千歳というものである。そのうち、福岡からの9区間、福岡-伊丹-但馬-伊丹-大分ー伊丹-出雲-伊丹ー羽田-秋田の搭乗手続きは終わっていて、最後の1区間だけ手続きが終わっていない。異常事態時に不利にならないようにするには、まずはこの搭乗手続きを終わらせる必要がある。福岡では乗り継ぎ時間が40分ある羽田での手続きを勧めていたが、この感じだとどんな順調でも羽田乗り継ぎ時間は非常にタイトになるに違いない。まずは伊丹で手続きをして貰い、その上で、128便の状況次第で相談となる。

 空席待ちカウンタに赴く。この時間、128便がどうなる、どうする、という案内は入っていないから、先客はいない。事情を説明し、秋田からの便の手続きを最初はお願いして、それから128便の状況を訊いてみた。何が起きているか詳しくは伝わっていないようだが、定時の17:00に出発出来ないことだけは把握している。先方からは伊丹ー新千歳に1席空席がありますが、そちらに振り替えましょうか?と提案される。時刻は16:45。ダメ元で逆提案。17時の秋田行きに乗れませんか?と。
 責任者宛て確認はあったが、結果は振替が認められる。しかも偶然、伊丹-羽田-秋田はクラスJで予約していたのでクラスJでの発券。手続きが終わると16:50を過ぎる。この間に1人だけ128便の状況確認を聞きに来たお客さんがいたけど、他の人はまだ搭乗を待っている。搭乗口前には優先搭乗を待つ列が出来ていた。

JL2179 JA246J ERJ-190 ITM→AXT

 16:55近くになっただろうか。手続きが完了。搭乗口は、、、先程の21番だ。そちらへ急ぐ。

 16:57、搭乗口着。ゲートには1名振替の情報が伝わっていて、○○様ですね、と確認があって通される。機内にも振替の話が伝わったようだ。お帰りなさいませと弄られる。「直行しなさいって事ですかね、よろしくお願いします。」と返して座席へ。16:59、Doorclose。乗務員紹介があり、アキタ機長の操縦で秋田に向かう事が告げられる。
 17:02、Pushbuck。17:06、Taixng。今から5レグが1レグ減ったが、最小限度の被弾で乗り切ったようである。飛行機は誘導路を南へ。 

 RWy32R端は通りすぎ、今度はRWy32Lへと向かう。出雲へはRWy32Rだったなぁと思って、ふと東行きと西行きで振り分けているのかと気が付く。過去の記録をそういう目で見れば判別付くだろうが。

 そんな訳で伊丹の南端までやって来た。17:14、Takeoff RWy32R。こうなると答え合わせをしたくなる。18番スポットにいるJA847Jは動き出しただろうか、と見てみたが。まだ動いていない様子。
 伊丹カーブの内側を行くと3/4周。東に機首を向ける。

 水っぽい大阪の街に水っぽい雲が覆う様子を見て飛行機は上昇する。雲が出て来て揺れつつ地上を離れる。まだなおはっきりしない白い世界を飛んで行く。17:26ベルト着用サイン消灯。

 揺れは落ち着いたが、まだまだ空の上には雲が幾重に覆いかぶさる。
 飛行機は東に向かう。次第に雲は落ち着き

 西日が雲を赤く染めるようになる。
 機内サービスが始まる。久しぶりにそこそこ距離があるフライトなので、飲み物のサービスがある。先程、ラウンジに入っていないので少々喉が渇いている。2杯くれ、と言いたくもなったが、下品なのでぐっと堪える。

 冷たいお茶をお願いすると蓋をして、ストローまで付けてくれる。
 飛行機は琵琶湖の南から飛騨路へ向かうコースを取る。東北、北海道方面の路線ではお馴染みのルートだ。

 青空の下となったが、眼下の雲は斜光線の中、鈍く輝いている。天気が良ければアルプスの山並み、遠く富士山が見える風光明媚なルートだが、今日はそんな様子は垣間見えない。
 17:45、機内アナウンス。機長のアキタが、ではなく副操縦士さんの声だった。アキタさん、秋田行きではコパイに任せるのかぁ。。。。。
 現在、新潟の上空を飛行中。間もなく降下を開始すると雲の影響で揺れる見通し。15分後の18:00頃にベルト着用サインが点灯し、秋田着陸は18:15頃との事。秋田の天候は晴れ、気温は21℃だそうだ。
 飲み物のコップが回収される。お代わりを聞かれたので先程と同じ冷たいお茶を頂く。

 再びの蓋つき、ストローありでのご提供。
 東の空が闇に沈むようになる。よくよく見ると笹川流れと思しき海岸線は見えている。時折街灯りが浮かぶ中、庄内へと差し掛かる。座っている反対側は夕暮れ時。幸い、反対側の席が空席だったので

 夕暮れの日本海をみてみる。18:02、ベルト着用サイン点灯。
 自席から東の空を見つめる。辛うじて鳥海山が残照を受けて赤く浮かんでいる様子が見える。着陸に際して機内減光となる。もう少し早ければ赤鳥海が撮れたかも知れない。
 薄暗く沈む日本海岸を見て飛行機は降下。内陸へと入ると空は暗くなる。どこを飛んでいるか分からなくなったが、街灯りが見えて、秋田空港の南側へ回り込んだらしい事を知る。18:11、Geardown。18:14、Landing、RWy25。
 晴れで22℃という秋田空港。減速して誘導路をへ進むと18:17、Spot in SP2。当初予定よりも1時間40分早い到着になる。
 準備が整い降機。思いがけず3レグお世話になった客室乗務員ともお別れとなる。ターミナルから

 JA246Jを見て、制限エリアの外へ。

 予定では167便で20:00到着だったのが2179便で18:14到着済となる。1時間46分早くなった。どうしようか。
 ひとまず、展望デッキに出てみる。

 夕闇の中、JA246Jの白いボディが映えている。しっかし、秋田のこの時間は寒い。9月も下旬。北国秋田には確実に秋がやって来ている。すごすごと屋内に戻る。
 そういえば、128便。こんなメールが来ていた。

■便情報 9月22日(金) 17:26現在(日本時間)

                                      • -

9月22日(金) JAL128便
大阪/伊丹 → 東京/羽田
定刻 17:00発 - 18:15着

飛行機の整備のため欠航となっております。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。

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 この時間に欠航になった場合、首尾よく後便に振り替えて貰ったとして、羽田からは新千歳直行にするしかない。後便の空席も限りはあるだろうし、1人を羽田以外の便に押し込むのは伊丹の地上としても悪くない扱いだったのではないかと想像する。

 さて。10レグが9レグになった代わりに1時間以上の余裕が出来た。今日は買い物をしても持ち帰る構えがないので、金萬、さなづら、しとぎ豆がき、いぶりがっこオランダせんべい、バター餅、そんな面々を持ち帰ることが出来ない。何せに乗り継ぎタイトな10レグだったので、スーツケースは諦め、2泊分の着替えは手荷物に無理矢理詰めて来たのだ。伊丹の手続きの時、乗り継ぎカウンタの係員は節々で聡さを見せていたが、責任者に確認する時も「預け荷物ありません」とこちらに確認する前に伝えていた。まぁこちらも荷物があるといろいろ厄介なのは、7月の乗継で身に浸みたので、今回は最小限の荷物で2泊3日に臨んでいる。
 金萬が買えないのに、酒粕や塩糀やギバサやハタハタ寿司が買える筈がなく、つまり、食べて次なる地へ向かうしかない。そんな訳で

 JL2828が出発するまでの間は、秋田空港で秋田を喰らう1時間となる。それではスタート。まずはサッポロ派としてはサッポロビールを飲みつつ秋田を喰らう必要があるので

 ヱビスビールを出す店でセットメニューに追加していぶりがっこを頂く。昔なら飲み終わる前に食べ終わる構成だが、最近だと、このぐらいのメニューだと、先に杯の方が空き、つまみが残る事の方が多い。今日もそうなったのでエビスビールを追加で頂い、いぶりがっこを頂く。
 その間にラストオーダーの時間になったので店替え。次は

 ハタハタ寿司と高清水の組み合わせでストレートな秋田を頂く。こうなると秋田音頭に謡われる秋田名物を順に頂きたくなる所。
 ♪秋田名物 八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ。
 なんだけど、八森ハタハタは行けるが男鹿で男鹿ブリコで躓く。能代春慶は

 そもそも食べ物じゃないからここで躓くのは分かっていたけど。桧山納豆がメニューに合って、大館曲げわっぱもわっぱめしというメニューでクリアできそうだったので、男鹿ブリコは返す返すも惜しい。

 ブリコの代わりにはならないが、西馬音内の名物、冷がけを頂く。汁は冷がけだが、麺は秋田駅前の店でいただくのとちょっと違う感じ。乾麺かなぁと思う。秋田駅前と秋田空港で冷がけに差がある事が分かったのは収穫だった。逆に西馬音内の本店が自分の中で課題に格上げされる。
 秋田を喰らう1時間が終了。もう一度、展望デッキに出てみる。

 この時間、千歳からの到着便が来ている。JA223J。秋田を喰らい、飲んだくれて忘れそうになったが、もう1レグ、フライトが残っている。秋田の呑み倒れになるところだった。

JL2828 JA223J ERJ-170 AXT→CTS

 福岡空港を7時に発ち13時間が経っている。最終のフライトは秋田空港20:20。新千歳空港ゆきのJL2828便となる。保安検査を受けて制限エリアに久しぶりに戻ると

 定刻20:20に向けて出発準備を整えている所であった。本来自分が秋田に着くためのフライト、JL167は今の所、姿を見せていない。後で調べると20:06到着だった様子。
 20:05を過ぎて搭乗開始。優先搭乗で乗り込む。今回はモノクラス便で一番先頭席を予約している。満席ではないが、前方席はそこそこ埋まる。20:12、Doorclose。乗務員の紹介があり、雲の影響で揺れる旨を伝えられる。今日の荒天は西日本に限ったことではないらしい。

 20:15、Pushbuck。20:19、Taixing。吞んだくれた間に秋田は日が暮れて夜の帳が降りている。その暗い中を出発準備。20:19、Taixing。誘導路を進むと20:21、Takeoff RWy25。 
 暗い中を上昇してゆく。間もなく遠くに

 秋田市街地の灯りが見えるようになる。左手に秋田駅前と思しき灯り、手前は広面だろうか。昔、秋田にいた頃、秋田-千歳を結ぶ飛行機は自宅から見えた覚えがある。当時は東亜国内航空のDC-9が飛んでいて、鉛筆のような細長い機体と後方のエンジンが地上から見ても良く分かった。確か秋田空港出発時刻の5分後ぐらいに自宅の近くを飛んでいたように思う。飛行機は時間に不正確というが、自宅で見る限りは決まった時間に飛んでいた覚えがある。
 段々と明かりが乏しくなってくると秋田市北郊。灯りの羅列が二股に分かれていて、追分を起点にカーブする男鹿半島へと続く道と能代へと続く道。その道沿いの灯りと見て取れた。20:26、ベルト着用サイン消灯。飛行機は北東へと針路を取り、上昇する。
 機内の灯りが戻ると外の様子は分かり辛くなる。機内サービスが始まり、

 今日は何度目になるのだろう、キャンディーの配布がある。一通り終わる頃、20:36には降下を開始する旨の案内。5分後にベルト着用サインが点灯するそうだ。
 弘前と思しき街灯りが遠ざかり、津軽海峡を渡る。

 函館と思しき街灯りが見えて降下の感触。20:46、ベルト着用サイン点灯。明るければ駒ヶ岳噴火湾が見えたのだろうが、暗い中では分からないまま時間が流れ、飛行機は北へ。21:00、Geardown、21:02、Landing、RWy18L。千歳の天候、晴れで気温は14℃だそうだ。一気に気温が下がり、寒いぐらいになった。長袖が必要だろうなぁ。
 21:08、Spot in SP11。定刻21:15の筈で少々早着となる。準備が整い降機する。

 福岡空港を出発して14時間少々。10レグの予定が9レグにはなったが、何とか千歳まで到着した。9便で乗った機材は4機。何か変だが、今日一日がこれで終わる。制限エリアの外へと向かうと

 24時間運用の新千歳空港と言えども店仕舞いの時間。何便か残る羽田からの便の他は、仙台、秋田、青森と東北との結び付きを示すような21時台の新千歳到着便にラインナップになっている。
 今日は千歳市内ではなく札幌市内まで出て宿泊する。若干の早着はありがたく、

 21:10という快速エアポートに間に合う。福岡空港と違い、市内までの道のりが遠いのが、新千歳空港の難点。札幌市内まで来ると既に22時。昨日はうどん居酒屋ウエストで飲み始めていた時間になっている。さらに

 地下鉄で移動。明日の事を考えると札幌駅前周辺に泊まるのが良く、次は大通あたりだろうが、今日は駅の北側に宿を取っている。ホテルの部屋に落ち着くと22時半を過ぎる勢いであった。福岡のホテルを発って17時間。さすがに長かった。
 昨晩はホテルに投宿後、軽く飲みに行ったが、今日は既に時間が遅い。コンビニでビールと簡単につまみだけ買って、ホテルの部屋で飲む。呑む間に眠気が迫る。明日も早い。早々に切り上げる。

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