2024-01-12

 ちょっと遅めに起きだした。平日なのだが、今日は出張。会社に行かずに直行する予定で時間に余裕がある。
 朝なのにゆっくり過ごして妻を送り出し、洗濯までしてから出掛ける。行先も時間も中途半端。会社に出てから出張先に行こうとすると8時に会社を出なくてはいけない。かといって自宅から行こうとすると10時で余裕。どうしたものかと思ったが、少し遠回りして出掛ける事にして、8時台に家を出た。
 膳所の駅まで来ると9時前。朝ラッシュが終わり掛ける時間で、昼間と電車の動きが違う。

 草津線から直通する京都ゆきが来ている。221系F04編成がA普通の表示で東海道を下ってゆく。続行で来たのは

 本来の東海道線普通電車。221系B3編成。ラッシュの殿なので運転間隔は短いが、ラッシュのピークに合わせて12両編成を大阪に集結させている分、ラッシュ前後の電車は余り物。6両編成という短い電車は混んでいた。京都まで。乗換。
 京都は通勤ラッシュと関係なく混んでいる。八条口側に出ると普段乗らない改札へ。向かった先は


 近鉄京都線の乗り場。改札前は良く通るけど、改札を通るのは年1~2回ぐらいだろうか。

 今日はちょっと距離があるので特急に乗ってみる。京都ゆきとしてやってきた電車が整備の後、橿原神宮前ゆきとなる。4両編成の車内へ。

 平日9時台に京都を出る近鉄特急は閑古鳥が啼いている。先頭には喫煙室が整備されているが、この時間は使用できないようになっている。列車が出発するとまもなく喫煙室が使える用で、1人、1人と喫煙室に向かう。煙草が吸える列車もだいぶ少ないくなったが

 近鉄特急も3月から喫煙室を廃止するそうだ。結構な大きさの喫煙室、跡地はどう使うのだろう。
 近鉄特急は丹波橋にだけ止まると次は大和西大寺だそうだ。観光利用に完全に振り切った停車駅。がら空きのまま、住宅地と田園が混ざる車窓を見つつ、南に向かう。途中、大和西大寺であをによしを見かける。連日満席と聞くが、平日の午前中だからか、多少余裕があった。あんな電車でお酒でも飲みながら、とは思うが今日は業務移動。この時間から酒を飲むわけにはいかない。
 近鉄特急は橿原線を南へ。日本史では馴染みのある土地だが、インバウンド客には訴求しない土地なのかも知れない。がら空きのまま南下する。
 1時間程で橿原神宮前の駅に着く。

 どん詰まりのターミナル感がある橿原神宮前の駅。吉野線のホームへと向かうと、広い通路に柿の葉寿司の売店があったり、お酒が飲めそうな店もあり、観光地に迷い込んだ気分になる。でも業務移動中。見てみぬふりをして

 吉野線の普通電車に。今度は2両になる、地元の人、高校生がちらほら。ネクタイを締めた用務客なんて人はいない電車に揺られる。地図を見ると飛鳥時代の遺跡が並ぶエリアを縫うように走っている。日本人の常識として見ておくべきエリアなんだろうけど、修学旅行では奈良止まりだったから、縁がない。今日も近くを電車で通り過ぎるだけだった。
 電車は吉野ゆきだが、今日の目的地は別。吉野口で乗り換える。JRと近鉄の結節点。


 同じ構内、隣のホームに東海道線でもおなじみな顔付きの電車が停まっている。この先は和歌山線。電車は膳所で見るのと同じ顔付きだが、中身はロングシート近鉄の電車よりも空いていて、中程、適当な空き席に腰掛ける。一際空いているその少しの乗客、みんなマスクをしている。マスクをしていないのは自分一人。最近は空いている所、話をしなくていい場面ではマスクを外して過ごす事も増えたが、田舎の方が一旦根付いた習慣を捨てないのかも知れない。
 和歌山線の田舎電車に揺られて西に向かうと県境を越えて和歌山県に入る。今度の乗換は橋本。11時過ぎになっている。乗換。なんだけど時間がある。駅前を出てちょっと歩くと吉野川に出る。この時期の吉野川、川の水量は少な目。上流側に鉄橋が見えて、南海高野線の線路らしい。

 ちょうど通勤車の4両編成が高野山から降りて来た。
 駅に戻る途中、昼食を済ませておく。渋い構えのうどん屋があって、そちらに。店内、先客は無く石油ストーブが焚かれている。注文したサービス定食。

 かやくご飯とうどんのセットで500円。申し訳無くなるぐらいに安い。
 食事を頂く間にお客さんがちらほら。昼食時間には少し早かったようだ。軽くお腹にいれて、さて、駅に戻る。今度は南海に乗る。
 南海のホームに降りる。この辺りは時刻表を確認せず、適当に出てきたのだが、

 先発 回送。次発 特急こうや とあり、乗るべき電車は何時発なのかよくわからない。時刻表が出ていて良さそうだが、あるのはQRコードのみ。知りたい人は自分で見てね方式なのだった。時刻表ぐらい、出しておいてくれても良いのに。合理化が行きすぎている感がある。
 ホーム上で待つ。間もなく

 なんばから快急がやって来る。橋本止まり。高野山方面は乗換と案内される。電車は客をおろすと極楽橋側へ向かい、側線に転線してきた。

 極楽橋から普通電車が到着する。折り返し下りになる訳でなく、回送としてなんば側へと出発してゆく。

 今度は極楽橋から特急こうやが到着。乗客少数で出発してゆく。高野山もインバウンド需要がありそうだが、平日の特急こうやが潤う程ではないらしい。
 先程、側線に入ったステンレス車がまだ移動し始めて

 同じホームに戻って来る。折り返し快急なんば行。こちらに乗車。20分少々滞在していたが、ずいぶんと慌ただしい割には実入りのすくなそうな現場でお気の毒ではある。
 なんば方面に数駅。今日の目的地に着く。外注先の査察が目的で、会社からも何人か来ている。みなさんなんば経由の筈で、こんな遠回りをしたのは自分だけだろう。勿論、遠回りの事は自己申告せず、いかにもなんばから来た風に振舞う。
 外注先の査察というのは何度か経験がある。が、今の製品を担当し始めたのはコロナに入ってからだったので、今の製品を担当している外注先を訪れるのは初めての事。製造業と一括りにしても、扱い物が違えば細かい所は色々と違う。きちんと現場を見た事が無かったので、今日は大いに勉強になる。
 夕方まで。帰りは会社の人と大人しく最短経路で。南海から東海道線に乗ろうとすると、なんばまで行くのではなく新今宮から環状線に乗るのが速い様子。大阪18:45という新快速に乗れてしまう。膳所にはほぼ普段の時間に戻る事になる。
 妻と合流、週末の夕食なので今日は外で食べてゆく。しが割が使えるようになったので、使える店でちょっと考え、入った事の無い店に行ってみる。石山と膳所に数店舗ある居酒屋。外からは店内の様子が分からず、混んでいるか空いているかも分からなかったが、通して貰える。

 ハートランドを頂く、¥580。一緒に並ぶのはお通し。

 アボガドの炭火焼き、なんてものがあったので試しに頼んでみた。¥380。軽く炙った感じでそんなに違和感はない。もちろん、火の通り具合より食べ頃の見極めの方が重要な食材ではある。

 炭火焼を色々といただき滞在1時間弱。しが割でほぼ3割引になるので値段も思ったよりは安くなる。こんな機会に知らない店を覚えるのも良い。
 帰宅して21時。自宅で飲みを続けると京王線恥辱は進まなくなる。明日の朝は早いので支度の準備だけ忘れずにして就寝。

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