2024-12-30

妻が起きる気配があって少々、自分の目覚ましも鳴り出す。時刻は4時過ぎ。今年もあと2日。12月30日の早朝を迎えている。今日から毎年の如く実家廻り。
 身支度を進めて始発に間に合うように家を出る。外は冷え込んでいる。寒い寒いと言っていた12月の中でも飛び切りの寒さ。今、雪雲があったなら間違いなく雪が降る。

 膳所の駅まで来て、東海道線、始発電車に乗る。電車は思い切り空いている。月曜日の朝、金融機関は営業するのだろうが、休みの会社も多い筈。そして帰省客は土日のうちに動いているに違いない。
 逢坂を越えて京都駅。八条口に出る。始発のリムジンバスを待つ行列、普段よりも短いぐらい。

 10分ぐらい前にバスが来る。乗車率、8割ぐらいだろうか。高速道路は順調に流れており、定時運行を見込んでいるとの事。その言葉通りに名神高速はすべて順調。6:15過ぎには高速を降りる。空港まで安定の45分で到着。

 本日の出発案内。○が目立つっちゃ目立つが、手荷物を預けたり、保安検査を受ける人が数多く、わさわさしている。上級会員向け搭乗受付へ行ったが、こちらも普段よりは混んでいた。
 荷物を預ける。スーツケースの中には日本酒が入っているので、取扱注意でお願いする。すると内容物がなにか、と質問。日本酒と答えると、更に内容量は、という調子で聞かれる。

 こんな事、初めて書かれた。
 荷物を預けて保安検査。出発まで30分。

 簡単に朝食を頂く間に搭乗が始まった旨、アプリからプッシュが来る。搭乗口へ。ようやく明るくなり始めた伊丹空港

 この後の搭乗機が出発を待っている。

JL102 JA847J B787-8 ITM→HND


 今年の締めとなるフライトは羽田行きの102便。既に搭乗が始まっていて、何なら行列も無くなっている。最後招集のタイミング。機内へ進む。元々普通席を取っていたが、今朝、当日アップグレードを見てみると上級クラスがビックリするほど空いていたので、クラスJに変えている。出発2時間前だったが、富士山側の窓側席を選べる。何なら国内線ファーストクラスに至っては6席中5席が空いていた。
 搭乗は順調に進む。7:02、Doorclose。定時運航協力の感謝、乗務員の紹介と続き、羽田までの飛行時間、40分と告げられる。飛行中、天候は良好との事。7:10、Push buck。7:16、Taixing。

 地上係員に手を振られて誘導路を南に向かう。弱々しい太陽が差し込んでくる中、滑走路端まで。7:25、Takeoff RWy32L。

 飛行機は伊丹から北ヘと向かい、左に旋回しながら上昇してゆく。川の流れが黒く光る中、ぐるっと3/4周。東に向かう。


 遠くに琵琶湖が見える。角度を変えつつ琵琶湖を見ていると7:30、ベルト着用サイン消灯。
 窓の外、冬らしからぬ霞の中を飛んで行く。伊勢湾岸が僅かに見えるような見えてるようなそんな中を東に。飛行機は右に機首を向けて迂回する様子だが、御前崎も霞んでみえる。
 飲み物のサービスが廻って来る。40分という普段よりも短い時間ではあるが、今日の所は温かい飲み物含めてフルサービス。

 コーヒーを頂く。
 ワゴンサービス、先任乗務員の白服さんがヘルプに入っている。国内線ファーストクラスの乗客は1人しかいないはずで、早々にサービスが終わったに違いない。
 少し迂回したように見える今日の航路。御前崎の南を廻り込む。

 この辺から視界が効くのだが、その東側には雲が出ている。今の所、富士山は雲に隠れている様子。
 飛行機が東に向かうと、雲の上に出た富士山が見えて来る。

 何時になく山頂に雪が少ない富士山だが、先程の霞が嘘みたいに透き通った空気の中、良く映えている。富士山が見えている旨、案内も入った。時刻は7:50。降下開始してサービスを終了する旨の案内も付け足されたから、ついでの案内かも知れないが、羽田-伊丹のフライトでは珍しい観光案内となる。
 富士山が段々と遠ざかる様子を見つつ、飛行機は東に。伊豆半島は雲に隠され姿を見せぬまま、7:55、ベルト着用サイン点灯。

 雲の上を左に旋回し、飛行機は北へと機首を向ける。降下してゆくと雲が近寄ってきて、差し掛かる。  

 少し揺れながら降下。雲を突っ切ると飛行機は房総半島の上空に差し掛かっている。雲の下、冴えない色の房総半島を見て降下からの左旋回東京湾へと差し掛かると羽田空港への最終コース。

 晴れと曇りのフリッカーの中、対岸へと近づいて行く。8:09、Landing、RWy34L.速度が緩むと誘導路へ。8:12、Spot in SP14。
 準備が整い降機する。乗り継ぎ案内。国際線が並ぶ中、9:30の伊丹ゆきなんて案内もある。修行追い込みの方、お疲れ生です。

 私は普通に帰省、このまま制限エリアの外へと向かう。今年一年の締めを飾ったJA847Jを見て荷物の受け取りへ。この時間、到着便はまだ少ない筈だが、荷物が出て来るまで少々時間が掛かる。制限エリアの外に出ると8:30になっている。
 今日から新宿のホテルに泊まる。電車で行っても全く問題ないのだが、この数年の習い性でバスに乗る。8:50出発の予約が取れてバス乗り場へ。5番乗り場のTDRゆき乗場が異常に混んでいる以外は空いている。新宿方面もバスは空いていて。道も空いているから20分弱で中央環状線を抜け、初台の辺りへ。そのまま甲州街道を東に。新宿の駅に近づくと

 あれっ、更地になってる。1年ぶりの新宿。何気に変化があって、ビルが1棟、なくなっただけでもお上りさん気分になる。すっかり新宿というか東京は遠い街になった。

 京王百貨店前で下車。荷物を引っ張り、ホテルに向かう。今回はダイナミックパッケージで早めに手配しているが、去年と比べてもホテル代は高くなっている。東京のホテル=割高だから仕方ないけど。ひとまず2つ持ってきたスーツケースのうち1つ。そして今日、この後は使わないものをホテルに預けて、改めて出掛ける。この後は墓参り。

 甲州街道新宿駅に戻る。街路樹がまだ落葉しておらず、晩秋か初冬の雰囲気。銀杏は落葉が一番遅いとはいえ、12月30日でまだ葉が残る様子には馴染めない。でも去年も同じような写真を撮った記憶がある。

 小田急の駅に出る。電車は空いていて余裕で座れる。年末の東京らしい青空の下、郊外へ。霊園の最寄り駅の改札口で妹夫妻、そして姪っ子と待ち合わせる。改札のすぐ近くに花屋が見えたので、墓前を飾る花束を買い求める。ご自由にお選びくださいスタイルで、さてと思ったが、ここは姪っ子に選んで貰う。
 5人そろって父の眠る霊園へとまずは赴く。父が好んで飲んでいた日本酒を供え、姪っ子に選んでもらった花を手向ける。5人そろって墓前で手を合わせ今年一年が安寧に終わろうとしている事を報告。
 改めて母の待つ実家に向かう。今日は母の誕生日。だが、12月生まれの人が多い、という理由で年末のこの時期に集まるようになっている。そういえば父の誕生日に集まった事、一度も無かった。
 お祝いされる主賓は母だが、食事は自分で用意すると言って聞かない。結局ケーキだけ持って伺う。子供たちも作ったり買ったりして食事をもっていっても持て余してしまう事は学習している。母には楽をさせたいのだが、それより母の気が済むようにする方が勝っている。
 集まる人数が増えてもビールが出て来て乾杯から始まるのは変わらず。母はこんな機会が無いとビールを飲む機会がないと言い、実子の2名はどちらも飲めるもので。そのパートナーが両方飲まない人で、付き合わせるのは申し訳ないけど。
 食事の後は小学1年生になった姪っ子に大人たちが振り回される時間。絵が得意な画伯が自分をモデルに絵を描くのに付き合ったり、かくれんぼに付き合ったり。デジタルネイティブな姪っ子で、テレビよりはYouTubeを見る機会が多いようだけど、かくれんぼ、だるまさんがころんだなんて昔ながらの遊びも知っていて楽しんでいるのね。そんな事を考える。
 手加減しない子供相手に飲んだ後に付き合っていると、少々疲れが出る。とは言え、いい加減初老の叔父に構ってくれるのは、あと1年か2年だろうし。
 先に妹夫妻と姪っ子が帰宅。母と落ち着いて話をする間に日が暮れる。何か食べたほうがいいから、と夕食まで出された後、お暇いただくと18時過ぎになっている。
 すっかり暗くなった東京郊外。最寄り駅まで歩いて出る。

 少し遅れていた電車は辛うじて座れる程度の乗り具合。新宿に戻ると19時を過ぎている。晦日のこの時間、混んでいる街をホテルまで。チェックインして部屋の落ち着くと少々疲れを感じる。
 実家で食事を頂いてきたのでビールだけ部屋の持ち込んでの部屋飲み。年末特番の時期、長々と続くアメトーークの年末特番を見ようとして、リモコンのボタンを6と押す。日本レコード大賞が映し出されて、その瞬間、関西に染まったと思う。
 バタバタと合わせたが、長々続く特番。最後まで見切る前に眠くなる。ちょっと前までは深夜まで起きていたと思うけど、今年は無理だった。

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