2024-01-13

 早朝の目覚ましが鳴り出す。週末の土曜日だが今日は、いや今日も、か。一人で出掛ける。今日はいわゆる回数修行。制度が変わって、単年の黒く、複数年の記録、両方意識して進める事になる。今日はあんまり無理ない範囲で乗っておく。
 身支度を進めると5時前には家を出る。始発電車に間に合うように膳所の駅まで。ホームに降りる。

 貨物列車が全く来ていない。旅客電車ばかりが続く朝5時の膳所駅。少々待つと

 始発の普通電車がやって来る。さすがに空いていて余裕をもって座る。西に向かうと逢坂を越え、東山を越えて京都に5:20。まだまだ夜の続きのような京都駅に降り立つ。さすがにインバウンド客の姿は見えない。夜行バスから降りてきたらしい日本人観光客がちらほら見えるぐらい。
 八条口に出て伊丹空港へと向かうバス乗り場へ。短い行列が延びてゆく。バスがなかなか来ない、と待ちぼうけを喰らっていると

 思いがけず烏丸通からリムジンバスが姿を現す。普段は八条通から来るもので。何かの理由で伊丹の本社から送り込まれて来たようだ。
 バスは8割ぐらいの乗り具合になって伊丹空港へ向かう。下道も名神高速も空いている。6:20過ぎに伊丹空港に到着。南ターミナルの後、北ターミナルまで乗り通してからでも

 現在時刻は6:25。全般的に空席多数を示す〇が目立つ。正月輸送が終わり、雪国以外の冬休みも終わっている。世の中は閑散期に切り替わり、今日の北ターミナルにも余裕がある。
 伊丹を複数回通る行程なので搭乗券を出して貰う。ひとまず第一区間、第二区間の2枚だけ。預ける荷物は無いから、そのまま保安検査場へ。制限エリアの中に入るとラウンジに立ち寄り。多少出発まで余裕があるので

 今のうちに朝食を済ませておく。
 この時間、

 伊丹空港はまだ薄暗い。目の前には羽田行きの初便、JL102に充当されるJA847Jが駐機中。

JL2341 JA214J ERJ-170 ITM→IZO

 出発20分前を目指して席を立つ。空港内、北の果てまで向かうと24番搭乗口へ。今日の第1便は

 そんな訳で最初に向かうのは出雲。回数稼ごうとすると割と目的地になりやすい所で、この数年、何度も乗っている路線である。
 搭乗口に着くと既に事前改札が始まっている所。少々間があり、優先搭乗となる。24番搭乗口は搭乗橋が無く、階段を降りると地上になる。

 階段を降りた向こうに今日の機体が駐機している。今日の担当はJA224J。

 隣にはJA252Jも姿を見せている。
 機内へ進む。今日の出雲ゆき。全体的に空いている傾向に反して空席少々の△表示。76席のERJ-190。意外と席が埋まる。今回は昨日に座席指定状況を改めて確認して、隣が空いている所を見つけて座席指定をやり直している。そんな訳で搭乗が進んでも隣に人は来ないまま、7:09、Doorclose。タラップが離れてゆき、乗務員の自己紹介があって7:12、Pushbuck。7:15、Taixing。飛行機は誘導路を南へ向かう。RWy32Rを通りすぎ、更に南へ。伊丹の南端まで。
 7:22、滑走路手前に到着。機長さんから案内がある。現在、離陸の順番は3番目、それに着陸機が1機あり、離陸まで7~8分を要するとの事。出雲到着は定刻の8:05を見込んでいるそうだ。

 先程、ラウンジから見かけたJL102、JA847Jが飛び立っていった後、滑走路へと歩み出る。7:30、Take off RWy32L。

 ようやく明けた朝の霞に覆われる伊丹空港を見下ろして、飛行機は左にカーブ。南に機首を向けて間もなく、今度は右に旋回。西に機首を向ける。

 西宮あたりの街並みから神戸へ。少しずつ北に逸れつつ西に飛ぶと7:36、ベルト着用サイン消灯。
 飛行時間が短い伊丹-出雲では飲み物の提供は無く、代わりに

 キャンディーが配られる。機内一巡して、包装紙のゴミの回収が行われる間に飛行機の窓外、雲が目立つようになる。

 山陰と呼ばれる土地に差し掛かると分厚い雲の上を飛ぶ。今日は日本海側は概ね荒天。出雲も朝の時点では条件が付くかも知れないみたいな情報が出ていた。7:50。ベルト着用サイン点灯。
 降下してゆくと雲の切れ間から海岸線が見えるようになる。少しずつ北へそれてゆくと日本海の上空へ。

 先程から陸地と海の関係が入れ替わって、眼下に島根半島。さらに西に高度を落としつつ進むと

 宍道湖が見えて来る。8:03、Geardown。雲の切れ間から日が射しこむ出雲の地へと滑り込んでゆく。穏やかな降下の後、8:06、Landing、RWy25。一気に減速、スポットへと入ってゆく。伊丹空港混雑のため遅れている旨、お詫びが告げられた後、8:08、Spot in SP2。準備が整い降機する。
 乗継はあるが、一旦制限エリアの外へ。

 到着案内によると定刻だったようだ。この後の行程にも差し支えは無い。ひとまず展望デッキに出る。

 先程のJA224Jが折り返し伊丹ゆきとなる。出発に向けた準備が進み、館内には間もなく保安検査通過締め切りとなる旨の案内が流れている。

 その隣にはJA04JCが来ている。福岡から来て、隠岐へと飛ぶ機体。こちらも出発準備中。
 そろそろ制限エリアに戻る。保安検査を受けて搭乗待合室へ。既に伊丹ゆきの搭乗は終わっている。小牧からのFDAが到着して乗客が降りて来る。

JL3433 JA04JC ATR42-600 IZO→OKI

 次の飛ぶのは隠岐日本海に浮かぶ島に飛ぶ。1月の日本海側、なんてだけで無謀だが、更に無謀なことに離島路線を予約していて

 案の定、天候不良で条件付き運航になっている。
 出発まで少々。まだまだ先は長いが、自宅への土産として、出雲名物バラパン

 を。そろそろ8:40。隠岐行きの搭乗開始となるが、このタイミングで羽田からの到着便。到着客と動線が交差するという理由で搭乗開始が遅れる。
 8:45になって事前改札、ついで優先搭乗が始まる。搭乗橋手前で地上に降りて 

 先程、展望デッキから眺めたJA04JCへと進む。
 条件付きの隠岐行きだが混んでいる。今度は隣にも乗客。荷物を足元にいれたので少々窮屈になる。8:53、Doorclose。乗務員の紹介があって飛行中、揺れが予想される事が告げられる。
 プロペラが廻り始めて8:57、Taixing。羽田行き、小牧行きの機体を左手に見て宍道湖へと突き出た滑走路を進む。滑走路端まで来てUターン。ふいっと加速する。9:00、Takeoff RWy25。
 西へと飛び立ち、右に旋回してゆくと

 出雲平野を見て飛行機は北に機首を向ける。少々揺れつつ上昇すると雲の中へ。

 揺れつつ雲の中を抜けると青空の上へ。飛行機は日本海上を北へと進む。9:10、着陸態勢に入る旨の案内。結局ベルト着用サインは点灯したままとなる。
 揺れながらも降下。雲の合間から黒々とした日本海が見えてきて、9:19、Geardown。

 島後が見えて 9:23、Landing、RWy26。9:26、Spot in SP2。
 降機用のタラップが付けられてドアが開き、降機となる。

 この時間の隠岐、風強め。雨はやんでいる。歩いてターミナルへ。
 昨年8月に訪れたばかりの隠岐空港

 この時は純粋観光だったけど、今日は純粋修行。なんだけど、折り返しの出雲ゆきには乗らない予定。

 到着案内に見える第二便、伊丹からの折り返し便を予約している。隠岐滞在2時間少々。観光で回れる時間でも無いし、とはいえ空港で時間を潰せる感じでも無い。電源席でもあれば、遅れている京王線恥辱を手掛けて待とうと思ったが、そんな都合の良い設備、隠岐空港には無かった。
 展望デッキに出てみる。

 先程、出雲から到着したJA04JC。折り返し出雲に戻る準備中だが、地上に設けられた搭乗橋が邪魔で良く見えない。
 展望デッキから下に降りる。目の前には

 「西郷港」の行先を出したバスが停まっている。それなら西郷まで行っちゃおうか、という気になる。空いているバスに乗り出発を待つ。乗客2名でバスは空港を離れる。
 空港から島後の中心、西郷までは10分ちょっと。雨が時折降る中をバスは緩々と走り、西郷の街に。

 バスを降りる頃にはまた晴れている。今日の隠岐、気まぐれな天気が広がっている。時刻は10時前。
 空港に向かうバスは11時発。1時間程の間がある。西郷港から歩ける範囲で何か見どころがあるかというと、正直、余りない。以前隠岐に来た時は

 隠岐自然館という施設を見ているが、半年でリピートするほどの内容ではない。結局、同じ建物の1階にある観光協会。ここのフリースペースで電源を確保して京王線恥辱の続きを綴る事になる。
 バスの出発20分前まで時間を費やす。さすがに西郷に来たのに何もしないのも難なんで、自然館の隣、フェリーターミナルに。確か1階にカフェがあったのだが、今日は休業だそうだ。どうも隠岐では食から縁遠い。
 結局 

 何となく西郷港を見る。先程は晴れていたが、また小雨が降っている。観光協会に戻るのも難なので

 西郷の街中、前回来た時には気付かなかった出雲大社の分社を見かける。
 バス停に戻る。11時に空港行きのバスが出る西郷港のバス乗り場。スーツケースを持った人が数人、バスを待っている。そこへ

 営業所行きの小型車が1台来て、出て行った後、

 改めて空港行きのバスがやって来る。スーツケース組が乗り込み、出発。再び降り出した雨の中、来た道を戻ると10分程で隠岐空港到着。

 バスを降りると1時間強で空港に戻ったことになる。ほぼ空港旅行者の領域。
 搭乗手続きをする。この先の乗継も含めて情報を入れて貰う。

 まぁ伊丹からの到着便が隠岐に降りられないとその先の情報何て意味が無いのだけど。

 出発まで30分。まだ飛行機は到着していない。空港は混んでいる。夏にのった時と違い、ERJ-170で飛ぶのだが、隠岐諸島在住者には補助金が出るキャンペーンをやっているらしい。地元の人で賑やか。

JL2332 JA228J ERJ-170 OKI→ITM


 出発20分前。制限エリア、搭乗口の前に着く。今の所、定刻、11:50に出発する2332便。でも

 伊丹からの到着便、やって来たのは11:30を過ぎた所。折り返し11:50の定刻出発は無理かも知れない。
 搭乗待合室は混んでいる。空席も少ない。立って出発を待つと11:50になって搭乗開始となる。まず事前改札。ついで優先搭乗となる。機内へ進む。
 先程は地上を通ったが、今度は地上からスロープを上がるような搭乗橋を使って機内へ進むことになる。その登り坂の手前で

 改めてやってきた機体を見る。待っているのはJA228J。先程到着した時は雨降りだったが、この時間、雲の合間に青空が見えている。
 機内へ。指定した席に座る。8割ぐらい席が埋まっただろうか。11:59、Doorclose。到着遅れにより出発が遅れている旨、お詫びが告げられる。そして揺れが予想されるそうだ。伊丹までの飛行時間は35分との事。

 長い長い搭乗橋が離れてゆき、出発、と思いきやなかなか動き出さない。ジリジリ時間だけが過ぎる。12:12、Taixing。飛行機は滑走路端へと向かうと12:15、Takeoff RWy26。
 飛行機は西に向かって飛び立つと左に旋回する。

 雨が降ったり、やんだりの気まぐれな空模様に翻弄されつつも上昇してゆく。、

 隠岐の島が後方へと去り、雲を抜けると青空の下へ。12:24、ベルト着用サイン消灯。5分後には再点灯するそうだ。伊丹の到着時刻、12:50になる見込みと告げられる。
 飛行機は日本海を覆いつくす雲の上を飛ぶ。12:29にはベルト着用サイン点灯。ほぼ予告通りのフライト。窓外はまだ分厚い雲の世界。

 雲が切れて来るともう大阪郊外まで来ている。淀川を渡って大阪平野の南へ。右へと旋回すると伊丹空港への最終コース。12:45、Gear down。大阪市街地の上空から再び淀川の北側へ。12:49、Landing、RWy32R。

 うんとブレーキをかけて減速、誘導路をへと入ると12:51、Spot in SP19。
 準備が整い降機する。ターミナルへと入る。JA228J、次の行先は

 山形だそうだ。定刻13:00が15分遅れで13:15との事。慌ただしく出発準備が進むのだろう。
 この先の乗継、多少時間がある。ひとまずラウンジに入る。6時間半で振出しに戻ったことになる。

 昼食もラウンジパン、というのは捻りも何もなく望ましくないが、時間も中途半端でこんな感じに。ビールが追加されたのが変化点。
 電源を生かして京王線恥辱を進める。その間に

 先程までお世話になっていたJA228Jが滑走路へ向かうのが見える。時刻は13:30になっている。

JL2155 JA222J ERJ-170 ITM→AOJ

 自分の搭乗便もそろそろ出発時刻。席を立ち、先程、隠岐から着いた時と同じく、北ターミナルの北の果て、20番搭乗口へ。次に向かうのは

 青森。出発は13:50。今は13:40だが搭乗開始はこの後。

 13:43という中途半端な時間が提示されている。少々待ち時間の後、搭乗開始。機内へ進む。20番搭乗口から機体は見えないのだが、待っていたのはJA222Jであった。指定された席に落ち着く。
 13:51、Doorclose。乗務員の紹介があって、揺れが予想される旨、付け加えられる。

 搭乗橋が離れてゆくと13:56、Taixing。誘導路を伊丹空港、南端まで向かう。この時間の伊丹は空いていて、すべて順調。14:01、Take off RWy32L。飛行機は伊丹を飛び立つと左に旋回、そして左に旋回。

 飛び立った直後にはしっかり見えていた地上の景色。それが旋回の間に

 すっと消えてゆく。雲の中を抜けて青空が広がると14:07、ベルト着用サインが消灯する。青森到着は15:25見込みと告げられる。
 窓外の雲が所々切れるようになる。外の様子を見てみると、 

 石山寺から琵琶湖の南湖に掛けてのエリアが見えている。伊丹から東行きのフライトで時折見える事が有るエリア。なのだが、

 角度を変えて矢橋帰帆島が見えて来る。東に向かい、針路をちょっと北寄りに変えたようだ。琵琶湖の南湖をこの角度で見るには初めてかも知れない。
 窓外、雲の合間から所々地上が見えるような感じで東に進む。

 時折、琵琶湖を見てのフライトだったが、関ヶ原に差し掛かる辺りで雲が分厚く掛かる。ついに外は分からなくなる。
 午前中の3レグは短距離路線だったが、この度の青森行きは1時間越えのそれなりに長いフライト。そんな訳で飲み物のサービスがある。
 何となく日本茶、温かい方を頼む。すると予め用意がある訳でなく、注文があってから作るみたい。一番前の席で飲み物のサービススタート早々、手間をかけてしまった。申し訳ない。

 有難く頂く。
 飲み物を渡される時、次のフライトもご一緒いたします、と軽くジャブ。そういえば今日は5レグ乗るけど、同じ機材が続くのはこのフライトとその折り返しだけである。
 窓外がベタっとした白く分厚い雲に変わり、日本アルプスを越えてゆく。日本海に出ても雲は雲、現在地で何処を飛んでいるが、
 14:50、この先揺れのため、10分後にベルト着用サインが点灯する旨、案内がある。窓の外、雲が切れて来て、どこだろうと外を見てみる。

 海岸線が円弧を描く。秋田市内から男鹿半島へと続く辺りだ。暖冬とはいうが、さすがに秋田県内は雪景色になっている様子。今日の北東北は天気が良いようで、

 今度は八郎潟が見えて来る。干拓前は日本で二番目に広い湖だった八郎潟が、琵琶湖の見えた次に見えるのは妙なつながりを感じる。
 15:00、ベルト着用サイン点灯。飛行機は秋田県内の内陸へと入ってゆき、海岸が遠ざかる。雪山の上空をしばらく、

 白い世界の中に異質な黒い一本の線が見えて来る。多分、大館能代空港だろう。飛行機は米代川を越えて県境を跨ぐ。平地が見えてくると

 津軽平野になる。高度が下がったのか、先程の秋田県内の景色よりも心持ち透き通った空気感が漂っている。
 飛行機は津軽平野を左手に見て、さらに北へ。15:08、着陸態勢に入った旨の案内がある。そして気が付くと

 今度は青森市街地が見えるようになる。まだ高度が高く、さらに北上。陸奥湾へと出てゆく。少々揺れながら旋回。180度向きを変える。改めて内陸へ。

 夕方の気配がしてきた山の中が見える。だいぶ高度を落としている。15:16、Gear down。このまま着陸かと思ったら

 青森市郊外は吹雪なのだった。急に視界が無くなる。冬の東北は侮れない。空港がある丘陵に差し掛かると15:19、Landing、RWy24。

 空港には日が射している。
 速度が緩んで誘導路へ。ターミナルへ向かう途中、

 除雪車が待機しているのが見える。冬の青森空港

 豪雪地帯でもあり、除雪体制には抜かりが無いようだ。
 15:22、Spot in SP4。気温は-1℃という青森空港

 わずか数分でまた日が翳り出している。鉛色の空ではないけど、「らしい」雰囲気が漂う空港に降り立つ。
 乗継、というか折り返しだが、一旦制限エリアの外へ出る。到着階。外国人のグループ客が何組か見える。訪日外国人に青森の知名度が高まっているらしい。

 そのせいか分からないけど、青森空港のディスプレーも万人に通じそうな感じのものになっている。
 折り返し便に搭乗するが、少しの間を生かし、まずは買い物。到着階で青森のご当地パン、工藤パンの名物

 イギリストーストを買い求める。朝から持ち歩いていたバラパンと同じ袋に合流した。ついで展望デッキへ。

 青森の展望デッキ。網までちょっと距離があり、写真が撮りにくい。先程到着したJA222Jの場所が悪く、こんな写真にしかならない。そして

 先程見かけた除雪車が動き始めている。館内放送が到着便、除雪のため遅れを告げている。どうやら滑走路が閉鎖されているらしい。
 保安検査の締切時刻が近付く。展望デッキから保安検査場に進む。すると出発案内、

 伊丹に戻るフライト、20分遅れて16:15出発と変わっている。時間があるなら、ラウンジに寄る。青森にはサクララウンジはないのだが、カードラウンジを使ってよい事になっている。

 本来なら搭乗開始時刻になる制限エリア外のカードラウンジ。先客は全くいなかった。充電しつつ

 青森ならではリンゴジュースを飲んで過ごす。しかし、定刻の出発時刻が迫る中、制限エリアの外にいるのは少々気がひける。気分的にあまりゆっくり出来ず、結局適当な所で保安検査を受ける事になる。

JL2156 JA222J ERJ-170 AOJ→ITM


 除雪作業により20分遅れとなった2156便。搭乗開始を待つお客さんは30~40人ぐらいだろうか。少々間があり、本来の出発時刻、15:55を過ぎた頃、事前改札開始。ついで優先搭乗となる。

 ちょっと前まで日が射していたと思ったが、この時間の青森空港。降雪に見舞われている。そして

 防除氷雪作業が行われている。
 先程と同じ機内に入り、同じ乗務員に迎えられ、同じ座席に戻る。除雪作業のため遅れている旨、お詫びが告げられる。上昇中、下降中に揺れが予想される旨も添えられた。16:09、Doorclose。16:12、Pushbuck。
 気まぐれな青森の空。先程まで降っていた雪はやみ、赤味を増した斜光線に包まれている。

 16:16、Taixing。飛行機は誘導路を北に向かう。滑走路端まで着くと一呼吸おいて、加速。16:21、Takeoff RWy24。伊丹到着は17:50頃になる見込みと案内。

 雪深い青森郊外、八甲田山山麓を見下ろし上昇してゆくと、飛行機は津軽平野に差し掛かる。先程は良く晴れていた津軽平野

 今度は雪雲に覆われている。その雲に突っ込んで少々揺れた後、夕方の気配が濃くなる雪雲の上に飛び出る。

 16:31、ベルト着用サイン消灯。赤く染まった東北の空を南下してゆく。津軽と羽後の境を飛ぶと雲が切れ、地上が見えて来る。今日の青森は気まぐれな雪だが、今日の秋田は安定の晴れらしい。

 米代川沿い、奥羽本線が通るエリアを見て森吉山地を見て南下。秋田市街地は多分。右手に見えたのだろう。自分の座席からは見えずしまいだった。その間、徐々に暗くなる。
 飲み物のサービスが始まる。

 今度はごくごく普通にコーヒーを頂く。飲み物のサービスが廻った後に

 機内販売に手を出す。こんなカタログまで出来上がるまでに機内販売の種類が増えたのか、と思いつつフライトタグを。ERJ-190と伊丹B滑走路の組み合わせが出来るなら、CRJ-200と小牧、JS31と広島西の組み合わせも作れるに違いない。こんなグッズに手を出す人相手なら全部売れる。
 飛行機は日本海岸を南下してゆく。新潟のあたりから内陸へ。信州上空を飛んで行く。
 17時を過ぎて窓外は急速に暗くなる。

 暗くなる中、17:12、間もなく降下を開始し、10分後にベルト着用サインが点灯する旨、案内がある。このタイミングで飲み物のお代わりを勧められる。余らして捨てられるよりはいいかと思い、

 冷たいお茶を頂く。
 飛行機は木曽谷を南下する。富士山のシルエットぐらいは見えるかと思ったが、関東は曇りらしい。山影は見えないまま、街灯りがちらほら見えるようになり、三河平野が見えて来た事を知る。

 17:24、ベルト着用サイン点灯。飛行機は降下しつつ西に向かう。少々揺れながら伊賀の山を越えてゆく。街明かりが増えて来て奈良盆地に出た事を知る。

 少々揺れながら右手に旋回。伊丹空港への最終コースに乗ったようだ。街灯りの密度が加速度を伴って増えてゆく。17:38、Gear down。

 大阪の中心地を揺れながら降下。淀川を越え、街が迫ると17:42、Landing、RWy32R。減速して誘導路へ。17:44、Spot in SP20。
 晴れ、6℃という伊丹空港。搭乗橋が付けられてドアが開いて降機する。

 JA222J。この後は出雲に飛ぶそうだ。遅れての出発だったが、少し巻き返して出雲ゆきは定刻出発となる。
 今日はここまで。制限エリアの外に出る。 

 時刻は17:52。京都行きのバスが出たばかりの微妙な時間になった。次のバスまでちょっと間があるので出発ターミナル側を廻ってみる。

 出発案内には羽田行きの遅れと欠航の情報が出ている。正月2日の事故以来、最終便の安定しない様子。今日の欠航理由までは良く分からないけど。
 早めの切り上げだが、夕食は自宅でと思っているので早く帰れる京都駅八条口までのバスに乗る。待つ事少々。

 リムジンバスの塗装が違う。新塗装が出たのかと思ったが、

 60周年の記念塗装らしい。バスの乗車は6割少々。八条口まで向かう。高速道路は空いていて、45分程で京都駅まで運ばれる。時刻は19時。東海道線に乗り継げば自宅に19時半過ぎ。

サイトアップ アクセスカウンタ

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は15,046