2023-11-04

 三連休の中日、目覚ましの音で起き出すと5時過ぎ。今日は自分一人で関東方面に行く。月一回恒例にしている父の墓参と母の近況確認で実家へ。身支度を進める。昨日の昼間は、ずいぶんと気温が上がって暑くなったが、今日も朝と昼の寒暖差が激しいらしい。この時間の冷え込みがそこまででも無い事を確認して、昨日よりは薄着で出掛ける事にする。
 この時間は曇り空。明るくなりかけた膳所の街を駅まで向かう。途中、

 京阪電車を見つつ。東海道線膳所駅構内。下りホームに降りる。間もなく下り貨物列車、接近。

 1051列車。EF210-113号機牽引。そして

 普通電車が現れる。8両編成の電車は少々混雑。コロナ前は10分間隔だったが、コロナ禍の減便で20分間隔が開いている。
 今日は伊丹空港まで赴くが少々時間に余裕があるので高槻まで行って阪急乗り換えにしておく。高槻市に着くと、

 先に来た普通が待避線に入り

 先発の準特急がやって来る。京王が捨てた「準」の文字を阪急が拾った形である。そういえば昔、シャープが経営不振で゜の字を売却に出した際、゜を引き取ると言い出したのは阪急電鉄だったような気がする。
 空港先着は準特急かと思ったら、乗換案内さんによるとその後の普通の後の準急だそうだ。こちらの言い方だと「次々発」。東京の言い方だと「そのあと」か。その次々発、

 5300系がヘッドマークを付けてやって来る。
 阪急からモノレールに乗り換えて空港へ。こちらは三連休の中日、という感覚でいるが、世の中の学校は登校らしい。高校生で混雑していた。
 空港に7時半過ぎ到着。

 7時台の出発ラッシュには少々遅いお出ましで、ロビーは多少空いている感じ。それでも搭乗便の空席状況は×△△となっていたから混んでいるようだ。保安検査を受けて、ラウンジへと進む。

 すっかりコロナ前に戻った感のあるラウンジ軽食で朝食を頂き出発を待つ。目の前のスポットには既に搭乗便が来ている。

 JA848J。羽田を朝一番に発ってきたB787-8が折り返し羽田へと戻る準備を進めている。

JL106 JA848J B787-8 ITM→HND

 出発20分前には搭乗口に着くように、とラウンジの席を立つ。17番搭乗口に向かうと

 タイミングよく事前改札が終わる、という所。間もなく優先搭乗開始。今日は優先搭乗の列、いつになく短い。すぐに機内へと進む。今回は当日アップグレードをしなかったので普通席へ。3人掛けが3席共に埋まっていて、どうしようかと思っていたのだが、クラスJの窓側席に空席が無かったもので。
 普通席に落ち着き、荷物と薄手のコートは仕舞いこむ。搭乗が始まると周辺の席、めい一杯埋まる。L2の搭乗橋が離れてゆき、8:24、Doorcloseとなる。
 動き出さないなぁと思っていたが、8:30になり、機内に怪我人がいて降機させるのでドアを再び開けるという案内が入る。どうやら遅れるようだ。地上が慌ただしく動き、L1の搭乗橋が再びつけられたようだ。時間がどんどん過ぎる。通路側の外国人が客室乗務員に話しかける。どうやら国際線の乗継を心配している様子。そんな人、他にもいるに違いない。
 何がどう進んだのか、自席では分からなかったが、8:43、Doorcloseと改めて案内がある。遅延のお詫びと乗務員の紹介があって8:46、Push buck。

 いつの間にか羽田7:30のJL103が隣のスポットに駐機している。

 8:51、Taixing。地上係員に手を振られ、誘導路を南へ向かう。滑走路端で一時停止があった後、改めて滑走路へ。8:58、Takeoff RWy32L。

 霞む大阪の街を見て飛行機は伊丹をぐるっと回る。羽田までに飛行時間は45分を見込んでいる旨、改めて伝えられる。このまま行くと羽田の着陸は定刻の10分遅れ、9:45頃。その後、地上走行をして14番スポットに入るとの事。
 9:03、ベルト着用サイン消灯。窓外は雲交じりの青空。

 すっきり一望、とはいかないが、揺れて揺れてどうしようもない、という訳ではない。まずは穏やかなフライトとなる。
 ギリギリ定時運航の枠に入るか入らないかぐらいの遅れをもって東に向かうJA848J。

 伊勢湾を越えて三河に入ると上空、さらに高い所を東に向かう飛行機が見える。こちらの高度は8,000mを切るぐらい。向こうは11,000mぐらいまで行っているだろうか。

 地上が霞みつつも東の方に富士山が見えて来る。11月に入ったし頂上は真っ白かと思っていたが、そうでも無い。下界は昼間、25℃に達そうか、と言うご陽気ぶりなので、富士の高嶺に雪は降っても溶けてしまうのかもしれない。

 9:20になって飲み物のサービスが廻って来る。何となくスカイタイムを頂く。

 飛行機は伊豆半島を越えて、相模湾へと差し掛かる。フライトも後半に差し掛かっている。9:29、降下を開始し5分後にベルト着用サインを点灯させる旨の案内。エンジンの向こうに三浦半島が見えると間もなくベルト着用サイン点灯。時刻は9:33。
 飛行機は房総半島の上空を降下してゆく。左手にアクアラインが見えて、遠く羽田が霞んでいる。どうやらRWy22運用と知れる。少し遠回り。飛行機は高度を落とすと

 千葉の港、工業地帯を見て左に旋回。東京湾を見て降下してゆく。羽田が霞みながらも大きく見えると9:47、Landing、RWy22。減速して第三ターミナル前を進む。滑走路を横断して

 9:53、Spot in SP14。ドアが開くと国際線乗り継ぎの方は地上係員まで、とフォロが入る。いずれもJL便だったけど、他への乗継もあるんでしょうかねぇ。

 定刻でもかなりタイトな乗り継ぎ。不可抗力とは言え、お気の毒だ。

 折り返し15分遅れて伊丹へ向かうJA848Jを見て、制限エリアの外へ。

 公式には定刻から18分遅れ。定時運航の定義には入らない事になった。
 今日はこの後、母と待ち合わせ。当初の予定を少し遅らせて貰うよう連絡してから京急線のホームへ。目の前で品川方面が出て行ったので次の横浜方面に乗る。やって来たのは

 エアポート急行。ずいぶんと耳にしていて、エア急という言い方にも馴染んでいたが、2023年11月のダイヤ改定で、ただの急行に改称するそうだ。

 羽田空港への脚としてもだいぶ利用したが、色々と邪魔な存在でもあった。愛憎色々とある列車である。単なる急行になっても別にその役目は一緒なんだけど。
 黄金町と子安の利用者から恨みを買わずに済むようになった、と思えたからが改称の一因とも思えなくはない。ひとまず

 17T運用5515編成で京急川崎まで。更に

 南武線に乗り換える。E233系N14編成は快速電車。エア急から南武線快速の乗継となり、最初考えていた予定の20分遅れとなったようだ。

 更に小田急に乗り換えて母と合流。父の眠る霊園へと向かう。この時間、日差しが強くなって気温も上がっている。朝は薄手のコートを着ていたが、全くいらない感じ。軽く汗をかきつつ、下り坂と上り坂。
 霊園に着く。月命日である1日に母が墓参したばかりだから墓前の花は鮮やかなままだが、改めて花を供え、手を合わせる。昨年の11月もこのぐらいの頃に父の見舞いに訪れている。

 この日は妻が焼いてくれた台湾カステラを土産にしており、父が美味しい美味しいと食べてくれたことをふと思い出す。この日は年を越せると思っていたけどなぁ。
 さて、実家に向かう。お昼と言うにはちょっと遅い時間になったが、50歳が間近に迫っても息子は何時までも食べ盛りと思われているようで、色々と出される。無理に食べられないけど、滋賀で食べられないこちらの心を擽る所を突いてくる。今日は菊のお浸しが出て来た。それと牡蠣の鍋。父の遺影の前にビールを置いて、母と二人、飲み交わす昼下がり。
 15時過ぎにお暇頂く。小田急の駅に出る。

 サステナビリティ車両としての再就職先が決まった8000形が唐木田に向かうのを見て、本線の各駅停車に乗る。来た道をなぞり返すように登戸から南武線


 ちょっとの間に2本来る感じが都会だなぁと感心しつつ、上り電車、快速に乗り込む。

 E233系N19編成。午前中の快速よりも混んでいて、立って川崎まで。京急に乗り換えるのが順路だろうが、全くのなぞり返しも気になって今日は蒲田接続にする。

 久しぶりの京浜東北線。1568A、E233系132編成。蒲田から京急蒲田を歩いて繋ぐ間に薄暗くなる。

 京急線は39T運用5519編成。空港に着くと17時になっている。

 連休中日の夕方。羽田発のフライトは〇と△が目立つ。空港内もそこまで混んでいる感じではない。
 時間があるようで無いような出発までの1時間。結局、ギリギリになって保安検査というのも気がひけてそのまま検査を受けて制限エリアの中へと進む。ラウンジに入って出発まで少々の時間を京王線恥辱に宛がう。

 ビールと軽食をお供にする。羽田のDPラウンジにも若干の変化があって 

 焼きカレーパンは個包装から通常のものに戻った感がある。頂いたけど、もう少し温かい方がいいかなぁ。

 おにぎりは個包装が変わっている。rice ballとわざわざ書かれているのは外国人観光客が増えている証拠なんだろうか。今日はそれらしいお客さん、いなかったけど。

JL133 JA846J B787-8 HND→ITM

 17:30を過ぎて席を立つ。搭乗開始17:40と案内には出ていたけど、17:35ぐらいに搭乗口に着いたら、既に優先搭乗が終わっていた。ずいぶんと出遅れ。

 すっかり暗くなった羽田空港。その暗闇に白い機体が浮かんでいる。機体番号はここからは見えない。

 既にグループ4の搭乗に移っているが、機内へ進む。1時間前には普通席△クラスJ〇という表示だったが、いざ乗り込んでみると、クラスJはそれなりに埋まっていて、自分の隣は空席であった。ギリギリ、通路側には人が来たけど、3人掛けの真ん中は空席のまま飛べるらしい。これなら有難い。17:56、Door close。乗務員の紹介があり、2名の運航乗務員、7名の客室乗務員がご一緒いたします、というあまり聞かないフレーズが伝えられる。伊丹空港までの飛行時間、50分との事。

 18:01、Pushbuck。今度は滞りなく出発準備が進む。18:07、Taixing。機内減光となる。機内も機外も真っ暗な中、誘導路を北へ。11月になったが、今日は南風運用が続いている。滑走路端に着くと18:13、Take off RWy16R。

 エンジンの向こうに東京湾岸の夜景を見て上昇してゆく。東京湾上を旋回して、南西に機首を向ける。18:19、ベルト着用サイン消灯。灯りが戻る。窓外が見えづらくなった。
 何をしたという訳でもないのだが、疲れを感じてぼんやりと過ごす。どのあたりまで来たか分からないけど、18:30を廻ってから飲み物のサービスがやって来る。

 冷たいお茶を頂く。今日はバルクヘッドなので、テーブルを出して頂く。
 18:41、降下を開始し間もなくベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。少し揺れた後、18:43、ベルト着用サイン点灯。機内減光となる。窓外の景色、だんだんと灯りが増えて来て大阪が近付いている事を見て取れる。

 大阪市街地に差し掛かり、エンジン越しに大阪城と梅田を見て、淀川を見て。高度を下げると18:59、Landing、RWy32L。減速して誘導路へとそれると19:03、Spot in SP17。
 定刻よりも若干の早着。準備が整い降機する。帰りは京都までバス。どうせ19:30出発まで間があるから

 131便としてやってきたJA615Jを見ておく。18番スポットで折り返し羽田行き。改めて17番の方へと戻るとJL133からたくさんの外国人が降りて来るところだった。

 乗って来たJA846Jを見て、制限エリアの外へ。

 19時過ぎの伊丹空港。今日は定刻で概ね飛んでいる様子。
 帰宅はバスにする。京都行きのバス乗り場。行列がどんどん伸びる。まだ出発まで15分あるのだけど。

 少々待つ間に通り過ぎるバスを何台か。そうしても待っていると 

 京都方面、出町柳ゆきがやって来る。乗り切れるかなと思える程に並んでいたが、乗ってみると補助席を使うまでいには至らない。
 3連休の中日だが高速道路は空いている。普段よりも早いぐらいの勢いで京都南インターまで行き、下道へ。観光客とおよそ縁のなさそうな九条のあたりにも外国人観光客の姿を見かける。連休とは関係ないだろうが、本当、インバウンドが恐ろしく増えた。
 京都駅に少々早着。余裕をもって20:23の普通電車に間に合う。東山を越え、逢坂を越えて大津の街へ。膳所まで15分。妻が改札口まで来ていて、一緒に帰る事になる。今日一日の足りない会話を補って自宅まで。

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