2024-04-20

 不意に目が覚める。時刻が気になり時計を見ると4時の膳所。ちょっと早いが、二度寝するのも気になる。結局、一人起き出す。
 外はまだ薄暗い。身支度を少々済ませると5時前に家を出る。肌寒い朝上着は着て来なかった。この時間だけ我慢すれば、昼間は何とかなる筈。
 膳所の駅まで出る。下りホームに降りて少々。外側列車線、内側電車線、どちらも接近表示が灯る。まもなく

 2063列車。EF66-122号機牽引。ついで

 始発の普通電車もやって来る。223系W20編成。
 空いている電車に乗り、逢坂を越える。さらに東山を越えると京都駅。今日は八条口からバスに乗る。出発15分前だが既に行列が出来ていて、どんどん伸びる。発車5分前になって

 バス到着。すっかり長くなった行列が車内へと吸い込まれる。定刻、5:40出発。緩々と流すように市内を下り、名神高速へ。上に乗ると激しい走りに豹変。伊丹に着いてみると40分程だっただろうか。

 バスを降りて、ターミナルの出発案内を撮る時点で6:23。うん、バスが速い。
 保安検査を受けてラウンジに進む。早く着いたとはいえ出発は7:05。余裕はない。ひとまず

 ラウンジの軽食を朝食として頂く。窓側席に座ったすぐ目の前、

 羽田に向かうJA846Jの出発準備。そして

 16番にはポップで禍々しい、ミャクミャク様の祟りじゃジェットも姿を見せている。

JL2051 JA252J ERJ-190 ITM→FUK

 今日の出発は、7:05。福岡に向かう。搭乗口は16番。と言う事は先程ラウンジから見えたミャクミャク様の祟りじゃジェットに搭乗する事になる。
 20分前を少々切っていたが、搭乗口に着く。

 ちょうど事前改札をやっていたところで間もなく優先搭乗に変わる。福岡行きの飛行機は大きさの割に上級会員の数が多い。95名乗りで十数人、優先搭乗しただろうか。上級会員の割合だけなら、伊丹-羽田より多いかも知れない。

 搭乗口から改めてJA252Jを見る。生憎、なのか幸い、なのか。全景は見えない。
 今日はクラスJに座る。当日アップグレードで窓側席を確保できている。席に落ち着き出発を待つと6:55、あと数名のお客様をお待ちしておりますと案内。まだ出発まで10分。早朝だが、客足の早い事。
 案内通りに数人乗ってきて、6:58、Doorclose。乗務員の紹介と共に、特別塗装機で運航する旨、紹介される。荷物の積み込みも終わり準備万端。7:05、Taixing。そのまま誘導路へ先頭を切って進む。青組よりも早いようだ。RWy32Lへと進む誘導路へ入り、

 滑走路端まで。7:09、Takeoff RWy32L。伊丹を見下ろし、霞む街並みを見て左へ旋回。

 西宮辺りの街並みを見て今度は右に旋回する。神戸辺りに差し掛かるが良く分からない程に地上が霞んでいる。それでも気流は安定、7:15、ベルト着用サイン消灯。

 飛行機は姫路あたりの瀬戸内海上空を飛んでいるらしいのだが、地上の様子が分かり辛く何とも判別つかない。
 飲み物のサービスが始まる。ワゴンが廻ってきて、コーヒーをお願いする。すると、

 特別塗装機らしく、特別カップで供される。直接あの方をデザインが描かれてはいないので、恐れ多くも畏くも、という感じにはならずに済む。
 飛行機は地上除けs機が判別付かない中、西に向かっている。時折、翼を傾けて旋回していて、気が付いたら中国山地の方に入り込んでいる。どちらかというと山陰寄りの山中を西に飛んでいるようだ。
 7:36、降下を開始し、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。

 山陰も山陽も無いような、窓外の景色を見つつ西に。少し降下を始めたようだ。7:45になり操縦席から副操縦士さんによる飛行状況の案内。現在、山口上空、福岡空港に向けて降下を開始しており、現在は飛行高度24,000フィート。福岡空港には定刻の8:20の到着を予定しているとの事。雲の中を飛行している旨、付け加えられる。早ければ3分でベルト着用サインが点灯するとの事。福岡の天候は曇り、気温は17℃と報じられる。
 7:50、ベルト着用サインが点灯する。

 雲の中の飛行、機体は揺れつつの降下となる。間髪入れずに揺れましても飛行には影響ございませんとフォロ。しばらく視界が効かない揺れのフライトとなる。
 すっと窓外の視界が戻る。

 曇り空の下に玄海灘が広がっている。揺れが続いていた機体は嘘みたいに大人しくなった。しばらく洋上を行く。大きく迂回したようだが、ようやく福岡空港への最終コースに乗る。

 海の中道を渡ると博多湾へ。そして博多市街地へと差し掛かる。

 福岡貨物ターミナルが見える。先頭に立つ機関車。遠目にもEF81と分かる。

 鹿児島本線を行く旅客列車の姿も見える。
 線路をまたぐと間もなく福岡空港。8:13、Landing、RWy16。減速して誘導路へ。8:17、Spot in SP11。
 定時運航の協力への感謝が伝えられ、「お心晴れやかに週末をお過ごしください」と挨拶が添えられて降機となる。
 福岡空港、南の隅に到着している。


 改めて搭乗機。ミャクミャク様の祟りじゃジェット。先程の伊丹と同じく、中途半端な形でして機体を撮る事が出来ず仕舞い。
 今日は乗り継ぎがあるが、一旦制限エリアの外へと出る。福岡空港動線が良くなく、到着客はいったん3階に上がる。

 見晴台のような所から後続機のピーチを撮る。
 今度は3階から一気に1階へ降り、ここが荷物の引渡場。そして制限エリアの外となる。

 到着の案内。2051便は若干の早着。他は遅れている便がちらほら。

 今度は2階、出発階へ。この後は福岡を起点に複数回の搭乗を控えている。そんな訳で搭乗券を出して貰って、再び制限エリアの中へ。
 ラウンジに進む。先程、伊丹で食べて来たばかりだが、福岡は福岡で違うメニューが控えている。

 コーヒーと共に頂くのは明太子のパン。
 次のフライトまで少々間が空く。目の前は

 駐機場。そしてその先にはRWy16端がある。混雑激しい福岡空港ゆえ、1時間弱のラウンジ滞在はだいぶ忙しい事になる。
 まず現れたのは

 隣国韓国からJINAir。HL7215。

 次いでエアプサンも韓国から。HL8396。

 国内線、FDAがやって来る。JA11FJ。

 また韓国からエアソウル。HL7212。

 羽田からJALが来る。JA12XJ。

 先程の搭乗機、JA253Jが出発してゆく。

 J-AIRが降りて来る。JA225J。

 ANAウイングスのQ400が出発してゆく。JA843A。

 ジェットスタージャパンが降りて来る。JA25JJ。

 ANAが降りて来る。JA614A。

 J-AIRが出発してゆく。JA224J。と言うか、滑走路端、出発機でだいぶ混雑している。

 チェジュエアが出発してゆく。HL8034。

 ANAウイングスが降りて来る。JA842A。

 スターフライヤーが降りて来る。JA07MC。

 ようやくJA224Jに出発の順番が廻って来る。

 先程のJA07MCがTaxingして来る。

 ピーチはちょくちょくやって来る。JA206P。

 ヴェトジェットが離陸してゆく。VN-A358。
 時刻は9:25になっている。出発は9:55。30分前だが、搭乗口は遠い遠いと脅されている。そろそろソワソワし始めて、いい加減、席を立たなくてはいけないような気がして来る。

JL3563 JA225J ERJ-170 ITM→TKS

 今日はこの後、徳島に飛ぶ。福岡-徳島の空路、久しぶりである。調べるまでもなく、前歴は2006年9月、YS-11が最後の頃まで遡る。

 9月30日の最終日を控えた休日に無理矢理福岡→徳島を飛んでいる。18年ぶり、と言う事になる。この日の京王線恥辱、最後の羽田に着く手前からが途切れていて、公開忘れかと思って当時のテキストファイルを見直してみたのだが、残念ながら、書き忘れであった。写真は残っていて、羽田到着後、新宿に出てC&Cカレーを食べて、京王線を撮っている。随分と元気に動き回っていたもの、と隔世の感を覚える。
 迷路のような福岡空港。南側の搭乗口、12番へと急ぐ。昔の第1ターミナルに相当する乗り場なんだろうが、えらい遠い。歩いて歩いて、歩いて、ようやくたどり着いた先。

 まだ、余裕がある。
 搭乗開始9:45とは思わなかった。これならもう少しラウンジでゆっくり出来た。航空会社的には、多少余裕をもって搭乗口にお越し下さい、なんだろうけど。
 余りに時間があるので、という程ではないが、御翔印を買いに行くべく、ブルースカイ改めJALプラザを探したら振出しに戻るどころか、振出しから更に北へ、だった。改めて出直す感じで12番搭乗口に着くと、既に優先搭乗は終わっている。最後招集ではないので、問題はない。機内へ向かう。撮りにくいが 

 搭乗口の先、待っているのはJA225J。先程、福岡へと降りて来たERJ170であった。機内へ進む。予め指定していた後方の窓側席へと落ち着く。
 乗務員の紹介があって徳島までの飛行時間、45分と告げられる。雨雲の影響で揺れが予想され、飲み物のサービスは中止する可能性がある事。徳島までベルト着用サインが消灯しない可能性がある事が告げられる。
 9:50、Doorclose。乗客は50人に満たないぐらい。9:52、Pushbuck。9:57、Taixing。先程、ラウンジから眺めた福岡空港出発権利争奪戦に参加する事になる。滑走路端に到着。着陸機が1機きて

 先にシンガポール航空が飛んで行く。もう1機、着陸機が来た後、滑走路へと進むと間もなく一気に加速。10:03、Takeoff RWy16。

 冴えない空の下に広がる福岡の郊外を見下ろして飛行機は上昇してゆく。地上が霞むと雲の中へ。飛行機が揺れ始める。

 暗い窓外をぼんやり揺らされながら眺めていると明るくなると共に揺れが落ち着いてくる。

 暗い青空が広がり、10:13、ベルト着用サイン消灯。飲み物のサービス、冷たいお茶のみとの事で客室乗務員が廻って来る。

 飲み物を頂く時に、客室乗務員にお乗り継ぎ便もご一緒いたします、と。
 18年前のYS-11からは瀬戸内海の景色が綺麗に見えたのだが、今日はそれよりも少し南側、国東半島から豊予海峡を経て四国へと向かっているようだ。そして窓外はずっと雲の景色。
 10:24、ベルト着用サインが点灯する。降下を始めると青い空が消えて、 

 雲の中へと落ち込んでゆく。少々揺れながらの東行き。窓外は暗いままだったが、気が付くと視界が広がる。

 東予新居浜のあたりらしい。ようやく実感を持って現在地を理解する。次第に降下しつつ香川県内へと差し掛かってゆく。

 瀬戸内の海。暗く沈んだ様子が段々と近づく。10:32、着陸態勢に入る旨の案内が告げられる。飛行機は内陸へと入ってゆくと遠く高松市内を臨む。案外と落ち着いた感じで揺れも無く進む。
 気が付くと徳島県内に入っていたようだ。眼下にか細い線路が見えて

 二方向からY字に合流する様子が見て取れる。高徳線鳴門線の分岐点、池谷駅だろう。ジャンクション、という言葉が相応しい様子を見下ろすと、空港はもう近いのか。その割にはまだ高度がある。

 水っぽい吉野川河口のエリアを見下ろしつつ、空港の上空を通り過ぎたようだ。海に出ると右に旋回し始める。

 左手に徳島市街地。直下には吉野川が見える。吉野川には47本の橋が架かっていて、という案内をしていたJR四国の徳島大好き車掌さんの事をふと思い出す。
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 飛行機は高度を落としながらぐるっと一周。10:46、Geardown。今度は空港への進入経路となる。見覚えのある幹線道路が見えて空港のエリアへ、10:49、Landing、RWy11。減速して誘導路へ。間もなく

 見覚えのないターミナルへと歩みを進める。10::50、Spot in SP2。
 5分早着となったそうで、定時運航協力への感謝と共に、上空でサービスが行き届かなった事のお詫びが添えらえる。準備が整い降機。行ってらっしゃいませ、と送られてターミナルへ。徳島空港は2006年当時からターミナルが移転している。海側へと動いているようだ。

 その割には到着案内は昔ながらのパタパタ。勿論、こちらの方が好ましい存在ではある。
 折り返しは11:30の出発。早々に保安検査を受けるべく、出発階へと移動する。

 出発案内もパタパタであった。検査を受けて搭乗待合室へと進むと搭乗の順番、なんて案内が流れる所。早着しても持ち時間が30分というのは少々短い。航路上揺れが予想される事。飲み物のサービスが出来ない可能性がある事、ベルト着用サインが消灯しない可能性がある事が案内される。今のうちにと思い、お手洗いだけ済ませておく。

JL3564 JA225J ERJ-170 TKS→FUK

 そんな訳で福岡へと乗り継ぐ。事前改札が始まり、次いで優先搭乗に変わる。

 先程、機内で聞いた通り同じ機材と同じ乗務員のフライトである。機内へ。今度は先頭の座席を予約している。搭乗が進む。割と乗客が多く、あらかた席は埋まったようだ。機内でも地上で案内があったのと同じく、揺れが予想される事に伴い、飲み物のサービスが制約される事と、ベルト着用サインが福岡まで点灯したままとなる可能性がある事を伝えられる。
 11:26、Doorclose。乗務員の紹介があった後、11:28、Pushbuck。

 隣には羽田からの到着便が姿を見せる。入れ違いに11:32、Taixng。飛行機は誘導路を海側へと進むと間もなく滑走路へ。11:34、Takeoff RWy29。

 飛行機は徳島郊外の田園地帯を見下ろし上昇してゆく。今度はぐるぐると廻る事は無く、真っすぐと進む。着陸時も見えた池谷の駅を見下ろして飛行機は徳島平野を離れてゆく。11:40、リクライニングとテーブルの使用が許可される。飛行機は徳島から香川、讃岐平野へと差し掛かる。段々と雲というか霞というか、地上がはっきりしなくなる。

 気が付くと瀬戸大橋が通り過ぎてゆく。11:48、ベルト着用サイン消灯。飲み物のサービスが始まる。冷たい物のみとの頃だが、往路よりは選択肢が増える。

 今度はスカイタイムを頂き、一息つく。

 飛行機は霞む瀬戸内を見つつ西へと向かう。窓外の雲が目立つようになると12:02、ベルト着用サイン点灯。案外と早い。
 窓外の景色が見えなくなった西ゆきのフライト。12:08、着陸態勢に入る旨の案内があって、テーブルとリクライニングを戻すよう指示がある。

 暗くなった窓外を見てどこを飛んでいるのかさっぱり分からぬ状態になって少々の揺れ。気が付くと灰色の海が見えるようになる。どうやら玄海灘に差し掛かっている。

 島影が幾つか流れて12:20、Gear down。博多湾が見えて来て近寄って来る。

 さすがに海の中道は良く見える。博多湾内から市街地へ。

 福岡貨物ターミナル駅が過ぎてゆく。雨に濡れた博多の街並みが近付いて空港に差し掛かると12:23、Landing、RWy16。窓を雨粒が叩く中、減速。誘導路へと入る。15分早着との事で定時運航の協力への感謝が伝えられる。

 12:26、Spot in SP11L。福岡の天候、小雨で20℃と伝えられた。準備が整い降機する。

 搭乗橋の途中から乗って来たJA225Jを見ておく。
 今度の乗継は定刻で35分接続。予め搭乗券を発券して貰い、手続きを済ませており、係員に声をかけて出発エリアに入れて貰う。今度のフライト。出発は11番からとの事。同じ機材だ。
 徳島からの便が早着したのでラウンジまで行く時間が出来る。分かり辛い福岡空港の構内をてくてく。
 今日2度目のラウンジに進む。午前中よりは空いている。羽田行きの出発直後だったかも知れない。ひとまず午後になったので

 ビール解禁。昼食的に頂く。その間に、窓際席で離着陸の様子を少々眺める。相変わらず国際線の姿が目立つ福岡空港

 台湾の新興航空会社、スターラックスがやって来る。B-58208。

 FDAがやって来る。JA15FJ。

 キャセイパシフィックがやって来た。B-HPB。でもA320だから元港龍の枠か。

 JALが降りて来る。JA09XJ。
 そろそろ時間切れ。荷物を括り、再び11番搭乗口へと急ぐ。出発は13:15。

JL3601 JA225J ERJ-170 ITM→MYJ

 今度の行先は松山。午前中の徳島に続き四国方面となる。九州-四国を結ぶ空路。福岡からは徳島、高知、松山と充実している。2006年当時はYS-11が充当されており、福岡-松山にも何度か乗った。

 既に搭乗が始まっていて、早々にゲートを抜けて機内に向かう。到着から30分程。先程と同じ搭乗橋の根元まで戻る。

 この間に雨が本降りになっていて、窓ガラスが雨に濡れている。どうやっても写真にならず終いのJA225Jになる。機内へ。
 乗務員が入口でキャンディーを配っている。上空での機内サービスが難しいようだ。このフライト、機材は同じだが、乗務員は福岡で交代している。後で調べるとJA225J。宮崎往復の後、徳島往復をしていて、今度の松山行きは本日5回目のフライトとなるようだ。
 新しい乗務員には弄られる事は無く、指定した座席に座る。機内は空いている。半分も埋まっていないのではないかと思われる。隣席に乗客が来ないまま、13072、Doorclose。雨雲の影響で揺れが予想されるとの事。
 出発準備が整ったが、動き出さないまま時間が流れる。13:12、機長さんから案内。福岡空港混雑の影響で管制から出発許可を待っているとの事。あと5分で出発できる見込みと伝えられる。あまり早くても滑走路端で待つだけになる、って事か。
 許可が出たのか13:18、Pushbuck。13:23、Taixng。スポットからもほど近い、RWy16の滑走路端へ向かう。スポットで待たされた甲斐があり、止められる事なく

 滑走路へと歩み出る。13:25、Takeoff RWy16。雲の広がる福岡。その重たい中へと舞い上がる。

 窓にまとわりついていた雨粒は風に飛ばされなくなるが、避けない空は相変わらず。絵にならない景色を見つつ飛行機は福岡の郊外、南側から左に旋回、機首を東に向ける。

 どこまで上がっても重たい景色。それでも13:32にはベルト着用サインが消灯する。暗い空のまま飛行機は日田のあたりから大分上空を東に。国東半島を経て瀬戸内海へと差し掛かる。
 13:37にはベルト着用サインが点灯する。着陸態勢に入るそうだ。窓外、

 降下するにつれて瀬戸内の島々が見えるようになる。少々揺れつつ東に進む。まだ松山までは少々の距離。

 だんだんとくっきりはっきり、良く見えるようになる島々をいくつも見る間に高度を下げる。13:50、Geardown。

 いよいよ島々と灰色の海が近寄って来ると既に松山への最終コース。本土が近付いてきて滑走路が現れる。13:53、Landing、RWy32。減速すると誘導路へ。松山の気温は19℃と告げられる。

 13:56、Spot in SP2。準備が整い降機する。

 乗るとき同様、しっかりと機体全体は見渡せないJA225Jを見る。右隣のスポットには羽田から来たらしいB737-800がいて、両方の乗客が混在して到着階に向かう事になる。その階段へと向かう手前に地上係員がいて、乗継客をピックアップしている。福岡から来て福岡へと乗り継ぐ自分も申告して確認して貰う。そのまま出発側のエリアに入れて貰えた。

 折り返しまでちょうど30分。一旦制限エリアの外に出ても大丈夫だろうが、ショートカットできるに越したことはない。浮いた時間でサクララウンジに立ち寄る。


 松山らしくポンジュースのサーバがあったり、地元の和菓子が置いていたりする独自色を出した松山サクラで少々。出発20分前、となるとそれなりの時間には席を立つことになり、余りゆっくりはできない。間もなく、搭乗口、つまり先程の降り口へと戻る事になる。

JL3602 JA225J ERJ-170 MYJ→FUK

 搭乗口に舞い戻るとまもなく優先搭乗が始まる所。

 搭乗橋の根元ではこの便を担当する地上係員が紹介されている。他の空港ではあまり見かけない取り組み。
 機内へ進むと事前にしていた最前列の座席に落ち着く。前の方は座席が埋まる。隣にも乗客が来て、14;24、Doorclose。雨雲の影響で揺れが予想されるとの事。

 隣のスポットには羽田に向かうB737-800が見える。福岡-松山-羽田でも良かったのか、とも思う。紙媒体の時刻表が無くなって以来、国内線ネットワークのつながりを俯瞰して把握しづらくなっている。
 14:27。Pushbuck。機体は向きを変えるとトーイングカーが離れてゆく。14:31、Taixing。

 先程、搭乗橋で紹介されていた方々に手を振られ、飛行機は誘導路を進む。海側へと行き滑走路端まで。14:33、Takeoff RWy32。

 飛行機は右に旋回しつつ上昇してゆく。先程飛び立った松山空港を見下ろして機種を西に向けると瀬戸内の洋上へ。海の上に出ると視界から海の景色が消える。薄暗いまま飛行機は西に。14:42、ベルト着用サイン消灯。10分後にはベルト着用サインが点灯するとの事。

 キャンディのサービス。往路では搭乗時に配られたが、復路は上空での配布となる。まもなくベルト着用サイン点灯。時計を見ると14:52、本当に10分間だけだった。

 窓外、曇の中へと入り飛行機が揺れる。間もなく着陸態勢との案内。時刻は14:57。博多湾が近付いている筈だが、今度は海も島影も見えない。

 海の中道に差し掛かる。今日3度目だが、この海の中道が一番霞んでいる。天気は崩れる方向の様子。
 そのままは博多湾からの福岡市街地へ。

 こちらも今日3度目、福岡貨物ターミナル駅もイマイチはっきりしない眺め。
 雨に濡れた博多の街並みを見て降下。空港に差し掛かる。

 国際線の機材を待たせて15:07、Landing。RWy16。減速して誘導路に入ると窓が雨で濡れる。15:10、Spot in SP11L。福岡空港、気温は17℃だそうだ。昼間よりも少し冷え込んでいる。
 準備が整い降機する。2時間ちょっと前と同じ11番搭乗口に。

 2時間前は雨に濡れて撮りようのなかったJA225Jだが、15時を過ぎて雨が弱くなったのか、撮れないは解消していた。
 JA225Jはこの後、伊丹に向かう様子。自分も最後は伊丹に戻るのだが、今日は1便落として福岡で時間を空けている。そんな訳で制限エリアの外へ。

 ずっと制限エリアの中に居続けたので、久しぶりに到着案内を見る。微妙な遅延便が多い中、松山からの便は優秀な事に早着。福岡の滞在時間も少々増える。空港内に留まっても仕方ないで市内に出るべく、地下鉄の駅へと向かう。天神まで行きたいのだが、地下鉄を降りたところは

 博多で降りて乗換。昨年開業した七隈線の延伸区間に乗っておく。空港線の駅から乗換通路を歩いて少々。

 一回り小さな車両が待つ七隈線ホームに。ここから天神南までが未乗区間。福岡市内に出て来た目的のひとつ目を果たす。開業以来、乗客が需要予測に届かず不調と聞いていた七隈線が、博多延伸で息を吹き返したそうで、目の前の電車も混んでいる。列車が動き出す。開放的な運転席の向こうには明るいトンネル区間。右に曲がる、左に曲がるの様子も良く見える。数分で元々の始発駅、天神南へ。

 以前の始発駅。案外とたくさんのお客さんが乗って来る。閑古鳥が啼いていた昔の七隈線が嘘みたいな光景が広がっている。
 一つ目の用事が終了。二つ目は天神から少々歩いたところへ。この時間も相変わらずの雨降り。天神の街を抜けて少々。着いたのは、

 こちら。

 パーフェクト黒ラベルの体験イベント。3月から全国11都市を巡回中なのだが、当然ながら大津には範囲に入っていない。ただ、偶然、福岡で乗り継ぎ時間を取った後になって同じ日の福岡開催が分かったので来てみた次第。
 生憎の雨。文字通り水を差された格好だが、飲んでゆく。

 こちらでチケットを買い、ビールを注いでもらう。その注ぎ方。撮影OKとわざわざ言うので撮らせて貰う。


 泡が立つ様子が見えるようにわざわざカップの底から照明を当てている。見られるの前提。

 そんな訳でパーフェクト黒ラベルを頂く。泡からしっかり美味しい。注ぎ方で味わいが違うというのは理解しているつもりでも、体験してみると改めて奥深さを垣間見た感を覚える。
 福岡でやりたかった事を二つ終わらせた。さて空港に戻る。帰りは天神から直通。ホームに降りてみると

 少数派も少数派、JR九州303系なんて電車がやって来た。派手な電車に揺られて来た道とば別のルートで福岡空港に戻る。10分ちょっとで空港まで。やはり福岡は市街地と空港が近い。それなりに色々とやって来たつもりだが

 空港を離れてから1時間半しか経っていない。この後の搭乗便は18:55の出発。まだ2時間あって、出発案内には表示されていない。
 さすがに間があり過ぎる。軽く飲んでもとも思ったが、余り気乗りせず。結局展望デッキに出てみる。小雨が降っているが、耐えられない事は無いので、少々誘導路を行く飛行機を眺める。

 ジェットスターのJA10JJが誘導路をゆく。

 ついでエアソウルのHL8073。

 ANAウィングスのJA859Aが誘導路を進む。

 チェジュエアが降りてくる。HL8524。エンジンの形がB787みたいだなぁと思ったらB737-8だったみたい。

 J-AIRが離陸してゆく。JA217J。
 雨がちょっと強まって来たので撤収。時間にしては10分少々だっただろうか。

 出発案内も表示が変わって搭乗便も表示されている。そろそろ保安検査を受け、ラウンジに進む。

 17時を過ぎてDPラウンジではワインや日本酒の提供が始まっている。ワインの銘柄は羽田と同じ、日本酒は佐賀かどっかの銘柄だった。何となくスパークリングワインを頂き、京王線恥辱を綴る。出発時刻は18:55。少し早い目に席を立ち、搭乗口に向かう。

JL2060 JA252J ERJ-190 FUK→ITM

 今日6度目のフライトは伊丹への帰宅便。18:55のJL2060になる。9番搭乗口からの出発。

 出発20分ほど前に搭乗口に着いてみる。まだ搭乗まで時間がある様子。先程までの11番と違い、飛行機が撮りやすいので搭乗前にみておく。

 あら、JA252J。朝にも乗ったミャクミャク様の祟りじゃジェットであった。伊丹-福岡の2051便の後、ミャクミャク様は福岡-仙台を2往復していたらしい。
 搭乗が始まる。朝同様に普通席からクラスJにアップグレードしており、右手の窓側席を指定している。そちらに座り出発を待つ。18:53、Doorclose。上昇中、降下中ともに揺れが予想されるとの事。18:55、Push buck。

 19時になる所だが東経135度から西にずれた福岡の街。まだ明るさが残っている。18:59、Taixing。滑走路端へ向かうのだが、この辺で寝落ちた様子。気が付くと30分程が経っている。飲み物のサービスを括る所らしい。水か冷たいお茶でも頂きたいところだが、ベルト着用サイン点灯時刻が迫っているのか、声を掛けられる雰囲気でも無かったのでやめておく。19:36、ベルト着用サイン点灯。飛行機は左に旋回、関西圏へと差し掛かるところらしい。
 19:47、着陸態勢に入る旨、案内が入る。窓外に灯りが増えて来る。左に旋回して伊丹空港への最終コースへ。 

 大阪市街地の街灯りを見下ろして降下。19:57、Geardownすると淀川を渡る。遠くには万博記念公園の観覧車が見える。20:00、Landing、RWy32R。20:03、Spot in SP47。 

 沖留めとなる。早着となった旨、定時運航の協力への感謝と共に伝えられたが、20:10のリムジンバスには乗れなさそうだ。
 準備が整い降機する。 

 行き帰り共にお世話になったミャクミャク様とはここまで。バスに乗りターミナルまで。制限エリアの外に出ると

 20:14。微妙に京都ゆきのバスには間に合わない。急いでも仕方なく、ゆっくりとバス乗り場に向かう。待つ事、少々。

 20:30のバスで京都まで。今日の分の京王線恥辱を進めるべきだろうが、気乗りせずにバスの中、薄ぼんやりとして過ごす。30分弱で名神高速を降り、下道を行くと45分弱で京都駅八条口へ。安定の定時到着。

 バスを降りて混雑の中、JRの構内へ。21:23の普通電車には間に合う。東山を抜けて逢坂を越えると膳所まで。歩いて帰宅すると自宅には22時近くとなる。少々遅い目の帰宅。

サイトアップ アクセスカウンタ

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は20,133