2022-12-25

 目覚ましの音が鳴り出す。時刻は4:20。恐ろしく眠いが何とか起きだす。日曜日の朝、12月も25日になっているから、この先、加速度をもって一年が終わる頃。
 本来なら掃除の一つや二つやるべきなんだろうけど、今日は出掛ける。身支度少々。一人でまだ暗いうちに家を出る。この時間、路面が濡れていて星が見えない。夜中雨が降った様子。
 膳所の駅まで歩く。ちょっと迷って18きっぷの2日目を行使する。今日だけ見ると元が取れないのだけど、余らすよりは良い。
 下りホームに降りる。間もなく

 始発普通列車

 2063列車。EF66-123号機牽引。
 始発電車に乗り今日は新大阪まで。その先は

 始発のリムジンバスに乗る。京都駅からの始発リムジンバスは混雑するので、それを嫌って新大阪まで出てきた次第。バスは半分も埋まらない程度の乗り具合。25~30分掛かるという案内だったが、20分少々でまずは南ターミナルに到着。次いで北ターミナルへ。下車。

 今日の伊丹空港は体育会系の雰囲気漂う団体でわさわさしている。一方で上級会員向けの専用窓口、保安検査場は空いている。今日は伊丹を二度通るルート。搭乗券を出して貰う。
 保安検査の後、ラウンジに。

 こちらも空いている。休みの時期になると相対的に上級会員率は減るものだけど、今日のラウンジは如実にそんな感じだ。

 軽く朝食を頂く。その間に外はだんだん明るくなる。

 目の前の駐機場。羽田ゆきの始発、102便の出発準備が進んでいる。時刻は7時前。そろそろ席を立つ。今日の搭乗口は19番。写真を撮り辛いスポットである。

 遠くに見える機体は寸足らずなERJ170。搭乗口に出ている行先、

 熊本へとこれから飛ぶ。
JL2383 JA225J ERJ-170 ITM→KMJ
 年末ギリギリに最後の修行。本当は17日に伊丹-青森-伊丹-秋田-伊丹と言う予定を入れていたのだけど、自主隔離となりキャンセル。代わりにと探したのが今日の行程。冬休みが始まっているし、日程が迫っていたので安価に飛べる所が限られていた。その中で割と安価だったのが熊本。新幹線との競争があるから、その対応なのだろう。新幹線、と言えば福岡も条件は一緒だが、需要の割に供給が少ないからか、福岡は一週間前で運賃が片道2万円ぐらいした。
 今日の熊本ゆき。空いている様子で搭乗口付近で出発を待つ人は少ない。優先搭乗が始まり機内へ進む。今日は一番後方の席を予約している。
 後部席に落ち着くと、客室乗務員に軽く弄られる。
「乗り継ぎでもご一緒いたします。熊本へはお仕事ですか?」 
「いえ、違います」
「マイルの関係ですか?」
「その類です」
 最初の最初にカミングアウトすることになった。まぁ良いけど。
 7:08、Doorclose。機長以下4名の乗務員が紹介。風の影響で降下中揺れが予想されるそうだ。熊本までの飛行時間、1時間5分との事。7:11、Pushbuck。

 曇り空の下、伊丹は朝の出発ラッシュ。定刻より早く動きしたJA225Jは、7:10の102便を抑えて先を行く。誘導路を南に向かうとRWy32R端。1機先行機を送った後、滑走路へと向かう。7:25、Takeoff RWy32R。

 東の空から日が射している。北の空には重たい鉛色の空。明るさと暗さのコントラストに目が行く。
 飛行機は左旋回。今度は西の空が見えて来る。

 空は青空に変わり、機体は南へ向く。さらに上昇しつつ神戸の街を見下ろす。

 神戸の街は暗く沈んでいる。更に右に旋回。少し神戸寄りの航路を取って西へと機首を向けると7:30、ベルト着用サイン消灯。飛行機は高度を上げつつ進んでゆく。
 機内販売の案内がある。今までもハンカチやらCAミラーやら、そんな品物を単発で機内販売していたけど、

 とうとうカタログが出るまでになった。

 なかなか手作り感に溢れる上に、脈絡のない商品構成だけど。
 飛行機は播磨灘の上を飛んで行く。

 瀬戸内の海、海岸線を見つつ進む。姫路から先、リアス式海岸が見えて西に。岡山県へと入った辺りで飲み物のサービスが廻って来る。

 コーヒーを頂いた。岡山市街地を見下ろしつつゆっくりと飲み干す。
 7:46、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内。窓外の景色、だんだんと雲が目立つようになってくる。

 広島のあたり、海岸線は見えているけど、山側は雲。よく見ると白くて見分けのつかない雪山が見えている。2日前に広島地区大雪、なんて遅れの理由を聞いていたが、その原因を目の当たりにする。
 そろそろ店仕舞いの筈だが、飲み物のお代わりを勧められる。

 今度は冷たい緑茶を頂く。
 岩国が右手に遠ざかると7:56、ベルト着用サイン点灯。まだ瀬戸内の上空。海は雲に隠されている。高度を下げているのか良く分からないまま西へと進む。
 このまま熊本まで突っ込むのかと思ったら8:01、ベルト着用サイン消灯。10分後には再度ベルト着用サインが点灯し、そのまま着陸態勢になるとの事。飛行機の窓外、国東半島が見えている。
 客室乗務員がこちらにやって来る。折り返しの便は満席で落ち着かないのので今のうちに、との事でキャンディーの詰め合わせを渡される。客室乗務員のコメント付き。ご丁寧にクリスマスっぽい柄のマスキングテープで飾られている。クリスマスプレゼントです、どうぞ、と。
 8:09、ベルト着用サイン点灯。

 青空が広がっていたが雲が迫って来る。高度を落とすと雲の中へ。少々揺れつつ高度を落とすのが分かる。スマホで位置を見ると空港を通り過ぎ西へと向かっている。

 ずっと雲の中。位置情報によると有明海まで出てから旋回して東に戻っている。だいぶ遠回りだが、高度を落として

 ようやく地上が見えてくる。熊本の郊外に居る様子。8:20、Geardown。窓外の景色が田園風景となると8:23、Landing、RWy07。

 減速してゆくと誘導路へと逸れる。外の天候、小雨。気温は1℃だそうだ。10分早着の旨、お礼を共に伝えられる。8:26、Spot in SP7。
 ドアが開くまで少々余裕があり、その間に客室乗務員を二言三言。早く着いたのでお土産ぐらいは買えますね♪なんて言われたから探すつもりも無かった土産物を物色しようとする気になる。お待ちしておりますと送られて降機。


 工事中の熊本空港はほぼほぼバス連絡。今日もバスで仮設のターミナルへと運ばれる。


 有難いことに早着で多少余裕が出来たので、保安検査を受けた後に少々売店を見て回る。
www.calbee.co.jp
 九州限定のこんなものが売っている。まるで
www.calbee.co.jp
 北海道の限定品をパクったみたいだが、メーカーはほぼ同じ。今年は九州に月一回ぐらいの勢いで来ていたが、全く知らなかった。話のタネに1つ買ってみる。

JL2382 JA225J ERJ-170 KMJ→ITM

 ラウンジで少々時間を潰す間に搭乗が始まる。 

 戻りも伊丹ゆき。バスへの乗り込み、運ばれた先には

 先程と同じく、JA225Jが待っている。満席と聞いていたが、その通りに多い乗客に紛れて機内へ。ドアの所にいた乗務員に
「お帰りなさいませ」と迎えられた後で
「この後は羽田なんですね、お忙しぃ」
 とイレギュラーなジャブを入られれる。
 搭乗が進む。今度は一番前の席。隣も埋まる。9:07、Doorclose。 

 まだ荷物の積み込みが続いているが、機内は出発に向け準備が進む。乗務員、機長以下4名の紹介がある。伊丹までの飛行時間、55分との事。上昇中、揺れが予想されるそうだ。
 荷物の積み込みも終わり、9:14、Pushbuck。9:18、Taixing。飛行機は西側へと進む。

 雨が降る中、成田からジェットスターが降りて来て、

 同時刻出発の羽田行きが先に行く。こちらにも順番が回ってきて

 滑走路端へと歩み入る。一呼吸置いた後、9:23、Takeoff RWy07。

 氷雨打たれる熊本空港を見下ろし、飛行機は上昇してゆく。間もなく雲の中。視界が消えて暗い中を上昇してゆくと青空の下へ。更に飛行機は上昇してゆく。9:28、ベルト着用サイン消灯。
 飛行機は少し南側へと廻り込みながら上昇してゆく。

 高千穂辺りの山並みは顔を出している。遠く見える日向の国は良く晴れているようだ。
 飛行機は南に逸れたり北に戻ったり。揺れを避けつつ概ね東に向かっている。

 佐伯のあたりを見て豊後水道へと差し掛かる。戻りはずいぶんと九州が長かった。
 飲み物のサービスが始まる。満席フライトなのでサービスはテキパキ。隣席に人がいる時には変な弄りをされる事もなく。

 飲み物だけを頂く。
 飛行機は九州は離れ豊後水道を行く。

 雲混じりの豊後水道。逆光の中、島影が黒々、点々と続く中を東に進む。
 雲が取れて来ると四国の本島。宇和島あたりに差し掛かる。

 視界は良好で遠く足摺岬まで見通せる。黒く広がる大地の中に光る四万十川の姿。昨夏、一日かけてクルマで走った事を思い出す。
 飛行機は四国の上空に差し掛かる。先日の大雪は四国にも大雪をもたらしている。
tenki.jp
 どんな景色になっているかと思っていたら

 黒潮洗う土佐湾岸の雪景色、なんてありえない景色が広がっている。
 9:53、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。飛行機は四国上空を東に。高知の東側は黒々としていて、直接黒潮が洗う室戸岬にも雪が無い。

 雲が出て来て少々揺れる。四国の大地が隠されてゆく。位置情報のみで紀伊水道を渡ったことが分かり、10:04、ベルト着用サイン点灯。
 飛行機は大阪と和歌山の府県境、和泉山脈沿いに東に逸れてゆく。つまり、伊丹にまっすぐ行かない感じ。そろそろ定刻到着が危うい感じになって来る。まぁここでバタバタしても仕方なく、身を委ねるしかない。

 奈良盆地がみえてようやく左に旋回。伊丹空港への最終コースに入る頃には既に10:15。飛行機は生駒山地を越えて大阪平野へ。
 10:17、Geardown。

 淀川を越えて高度を落とす。10:20、Landing、RWy32L。伊丹空港混雑の影響により現時点で5分延となっている旨、お詫びがあるが、RWy32Rにも着陸機。手前で停められる。再び動き出して10:25、Spot in SP21。

 10分延となった事、お詫びがある。伊丹空港の気温、6℃との事。暖かくしてお出かけください、と。
 ドアが開く。前方ドア横の客室乗務員に「羽田まで気を付けて」と送り出される。その羽田行き、10:35出発まで10分を切っている。まぁ大丈夫だろうが、本当に乗り継ぐだけになりそうだ。しかし

 次のフライト、112便は10分延。10:45の出発。思いがけず時間が出来る。ならばと

 JA225Jを撮る。そして次の搭乗口、17番へと急ぐ。

JL112 JA06XJ A350-900 ITM→HND

 10分遅れで出発する112便。10:30に搭乗口に着くとまだ事前改札が始まる所。思ったよりも余裕が出来たので

 搭乗機の写真を撮っておく。今日はA350-900、JA06XJが羽田-伊丹を繰り返す。
 間もなく優先搭乗が始まる。今朝、アップグレードして貰ったクラスJの席に座る。搭乗が進んでもクラスJの席、意外と空いたまま。10:46、Doorclose。

 隣席どころか、その向こうも空席が確定する。羽田-伊丹のクラスJ、2,000円に値上げしてから空いている事が増えて来た。
 到着遅れの影響で10分遅れている旨、お詫びがある。羽田までの飛行時間、45分との事。10:52、Pushbuck。
img src="http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/p/podaka/20221225/20221225110041.jpg">
 遅れているが準備は順調に進む。10:57、Taixing。この時間、誘導路をは空いている。順調に南に進むと滑走路端。着陸機も無い様子。11:03、Takeoff RWy32L。 

 A滑走路への着陸機を見下ろしつつ飛行機は高度を上げる。左に曲がって伊丹上空を3/4周。東に進路を向けると雲を見つつ上昇してゆく。11:08、ベルト着用サイン消灯。

 翼に掛かる席なので地上の様子はよくわからないが、それなりには見えている様子。ひとまず東に向かい、伊賀の山間に差し掛かっているようだ。
 飲み物のサービスが始まっている。今日はクラスJでも後方席。順番が来ないまま、飛行機は伊勢湾を渡り、

 三河湾に差し掛かる。そろそろフライトも後半戦に入る所か。ようやく

 飲み物の順番がやって来る。間もなく10分後にベルト着用試案が点灯する旨の案内。時刻は11:27。

 11:35、伊豆諸島が見えて来る頃、ベルト着用サインが点灯する。飛行機は機体を左に傾けて北向きに機首を向ける。房総半島に寄ってゆくと高度を落として東京湾沿いを北上。

 意外と青い東京湾を見つつ北へ進み、さらに高度を落としてゆく。

 富津岬を越えて、木更津の手前、左に旋回すると東京湾を横断する最終コース。更に高度を落としてゆくと

 羽田空港が見えて来る。11:50、Doorclose。RWy34L。減速して誘導路に逸れるとターミナルへと進む

 11:54、Spot in SP15。
 羽田のこの時間、気温は12℃との事。降機となる。

 今日は羽田から伊丹に戻るのだけど、羽田の乗り継ぎは時間に余裕を持たせた。12:30の伊丹ゆき、という案内が出ているけど、これは自分の乗り継ぎではない。

 JA06XJを一枚撮ってから制限エリアの外に出る。

 14分遅れ、という遅延の案内を見てから2階の出発階へ。

 次のフライトはかなり混んでいる様子。
 羽田に12時。持ち時間は1時間半。ひとまず休憩。何となくどさんこプラザの上階に行き、

 SORACHI1984を飲む。つまみも軽く頼んだけど、

 揃うまでにだいぶ杯が空く。結局、2杯目を飲むことにはなる。
 残り1時間はラウンジで過ごすと、そろそろ搭乗時間。席を立ち、次のフライトが出る搭乗口へと赴く。

JL119 JA06XJ A350-900 HND→ITM

 羽田からの戻りは13:25の119便。搭乗口は先程到着した15番なのだが、

 同じJA06XJが待っている。到着してから1時間半だが、すぐの折り返しでは無かった様子。

 出発20分前になって事前改札が始まり、次いで優先搭乗となる。この戻りにもフライト。元々クラスJで予約していた、覚えていなかったけど。そして窓側に空席が無かったのか、通路側の適当な席を事前指定したまま、そのまま今朝の搭乗手続きで座席確定となっている。若干残念。
 機内へ。乗務員も先程の112便と同じであった。今回は人数が多いからか、気付かれもせずに機内へ入る。適当な通路側の席に座る。この便は全クラス満席という事前の案内。その通りに通路側、真ん中の席含めて席は埋まってゆく。隣席も当然のように埋まる。定刻を数分過ぎた13:28、あと数名のお客様をお待ちしておりますと案内があった後、13:33、Doorclose。乗務員の紹介。機長も前便、106便と同じ人。伊丹までの飛行時間は45分との事。強い風の影響で揺れが予想されるそうだ。
 13:38、Pushbuck。13:44、Taixing。飛行機は誘導路を南へと向かう。海を渡ってD滑走路へ。13:53、Takeoff RWy05。
 飛行機は東京湾上をぐるっと回ると14:00、ベルト着用サイン消灯。さらに上昇してゆく。モニタの行く手に富士山が写っている。今日は天気が良く右手窓側なら良く見えるはず。折角なのでドアサイドまで行って

 撮ってみる。希望者多数で順序を譲り合いながら、となる。席に戻るとワゴンが廻ってきて飲み物のサービス。揺れが予想されるとの事だったが、温かいものも含めて提供中。

 SORACHI1984が効いたわけじゃないけどスープにしてみた。
 14:15、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。 

 右手の窓には三河平野と思しき平野が見えて来る。そろそろフライトも終盤に向けた所。大人しく席に戻ると14:27、ベルト着用サイン点灯。飛行機は高度を下げ始める。穏やかに降下してゆくと大阪平野に。14:36、Geardown。14:39、Landing、RWy32L。減速して誘導路に入ると14:43、Spot in SP18。
 降機。まだ時刻は14時半だが今日はここまでで終わり。帰宅する。だいぶ早いがこれでも自宅に戻る頃には夕方になる。

 往復乗ったJA06XJを見てから制限エリアの外へと向かう。帰りも18きっぷを生かしたいので向かうのは

 新大阪駅。バスは割と込んでいる。道も混んでいて新大阪駅まで30分程。ついてみると15:35であった。新快速には間に合わない。

 次の快速電車に身を委ねる。幸いこちらは空いている。乗り換えも無く膳所まで進むといつの間にか16時半を過ぎている。自宅まで歩くと17時。短い4レグのつもりだったが、案外と時間が掛かる。
 これで休みなら楽だが明日からまた仕事。弁当の準備やら何やらはやって明日以降に備えておく。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は13,535