2022-06-04

 早朝、目覚ましの音で起きだす。時刻は5時前。昨日帰宅後にも酒を飲んだからか、少々飲みすぎ感はある。
 週末土曜日。今日はちょっと実家まで行ってくる。年末に訪問以来、半年ご無沙汰しているし、幸い、コロナは落ち着いている。その間にも父の状況も変わっているようなので、直接会っておこうと思った次第。
 身支度少々。土産も持ってゆく。伊丹からの飛行機、8時台を予約しているので多少遅くても良い。6時前に家を出て膳所の駅まで。

 1051列車がやって来る。EF210-143号機牽引。その後にやって来た電車はまぁまぁ乗っている。膳所で降りる高校生もちらほらいて、県総体の影響だろうか。木金だけでなく、週末もいろいろとやっているらしい。
 京都まで来て、バスに乗る。出発時刻ギリギリだと混んでいるかとも思ったが、

 バスは意外と空いていた。座る所を選べるぐらいで逆に戸惑う。
 伊丹空港まで。途中。京王線恥辱を進める。先週土曜日の山を越えた後は、頑張って書き貯めていたので木曜日分までは公開するだけで事が足りる。飲んだ後の昨日分だけが間に合っておらず、そちらを進める間に伊丹空港まで到着。

 空港の出発案内。何気に8時台の出発便が少ない。バスの空き具合と合わせ、少々納得する。
 今度乗る羽田行き。普通席が△でクラスJが〇になっていたから試しに窓側が空いているか、聞いてみる。すると左右選べる状況であった。迷わずアップグレード。クラスJ料金が距離によって変わるようになり、伊丹-羽田が2,000円と割高になって以降、初の搭乗である。平日と休日の朝ではだいぶ様子が違うと想像するけど、少なくとも、常時クラスJから埋まる、キャンセル待ちが鈴なりになる、と言う状況でないことは分かる。
 保安検査を受けてラウンジに寄り道。既に18番搭乗口には羽田からJL101便が到着済。折り返しJL106便となるべく準備が進んでいる。

 軽く朝食を頂いておく。締めにコーヒーまで頂くと8時を過ぎた。そろそろ搭乗開始かと思い身支度。席を立つ。

JL106 JA849J B787-8 ITM→HND

 18番搭乗口に着く。

 目の前にいるのはB787-8、JA849Jであった。既に搭乗は後方席のグループ3まで進んでいる。案内ではグループ1から3まで、と言っている。ならば乗ってしまう。

 その間にグループ4も対象になる。
 先程上げて貰ったクラスJ、窓側席に落ち着く。まだ席はだいぶ空いている。先任乗務員がわざわざ挨拶をしに来てくれる。本来ならファーストクラスに構う時間帯だろが、ファースト、クラスJ、ともに余裕がある。
 このまま空いているのかと思ったら、L2の搭乗橋が離れていった頃から、クラスJは加速度をもって席が埋まる。隣にも人が来て、8:25、すべてのお客様にご搭乗頂きました、と放送が流れる。8:27、Doorclose。羽田までの飛行時間、45分と告げられる。

 8:30、Pushbuck。教科書に書いた如き定時出発となる。ゆっくりと大きく下がっていって、牽引車が離れてゆく。8:34、Taixing。飛行機は誘導路を南へ。クランク曲がって伊丹の最南端。RWY32Lの端まで来て停止する。遠くに光が見えて着陸機と知れる。

 滑走路端で待たされる間、副操縦士さんから状況の説明。着陸機混雑の影響で3から5分程度、待機するとの事。遠くの点が大きくなって目の前を過ぎると、こちらの飛行機も動き出す。8:45、Takeoff RWy32L。

 伊丹の北側で左カーブを廻ると先程飛び立った空港を見てさらに左へ廻りつつ上昇を続ける。空に雲が混じるようになる。

 淀川を見て飛行機は東へ。8:51、ベルト着用サイン消灯。飛行機はまだ上昇するがひとまずサービス開始となる。先頭のファーストクラスを仕切るカーテンが締められる。

 遠くに琵琶湖が小さく見える。この辺りは朝宮の辺りだろうか。西に向かうにつれて散りばめられた雲が消えてゆき、地上を隠すものがなくなる。
 飲み物のサービスが始まる。コーヒーをお願いすると今月からアイスコーヒーがあるとの事。

 ほろ苦い冷たさに夏の訪れを感じる高度7,000m。
 飛行機は甲賀と伊賀の境目辺りから新名神を見つつ東に。

 伊勢湾が見えて来る。すっかり雲はなくなったが東に進むにつれて再び雲が目立つようになって来る。

 富士山は裾野を雲で隠しており、アタマだけが辛うじて見えている状態。静岡のあたりも雲に覆われており、御前崎らしい凸が太平洋に突き出ているのが見えているだけであった。
 飛行機は駿河湾へと進んでゆく。頭を雲の上に出した富士山が付いてきて、遠ざかる頃、富士山が見えている旨の案内と共に10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。

 降下が始まったのか、視界が白くなったりしつつも東に向かう。飛行機は多分伊豆半島を横切り、雲が晴れたら

 伊豆大島が見える辺り。左に旋回して北側へと進路を変え、9:18、ベルト着用サイン点灯。
 飛行機の左手に外房の海岸線が見えて来る。そこそこ遠回りして羽田に向かう様子。

 どこまで北上するのだろうと見守っていると割と早い所で左に旋回。房総半島を横断すると富津岬が見えて来た。

 君津の製鉄所が見えて東京湾へ。何気に青い海を降下してゆく。その間に見える景色

 青い海、白い雲。夏の景色にしか見えない。アイスコーヒーと白い雲。夏が来た。今日のフライトの総括。
 川崎の工業地帯が現れると羽田空港。9:33、Landng、RWy34L。9:38、Spot in SP15。
 案内があって段階ごとに降機となる。
 乗継の案内、

 ダラスフォートワース、ニューヨークの文字が眩しい。今年の海外旅行は多分難しいと諦めているけど来年ぐらいには、どこか行きたい。

 ここまで乗って来たJA849Jを見てから制限エリアの外へ
 今日は実家までバスで行こうかと思う。電車を乗り継ぐでも良いけど、自宅を出てから実家に着くまでに接触の機会はなるべく避けたい。

 制限エリアの外に出ると9:50。次は10:15と言うバスがある。接続としては悪くない。切符を買って少々の間があるので歩数稼ぎで展望デッキに出てみる。

 もう一度、先程乗って来たJA849Jを見てから引き返す。まぁ時間は余ったけど。

 リムジンバスがやって来る。車内は案の定、空いていた。余裕をもって間隔を開けて座れる。

 バスの中で京王線恥辱を手掛ける。昨日の分まで完了。定時運行と言う事になるのか。少し今日の分も進めておく。

 バスは横浜、みなとみらいを遠めに首都高速を行く。いつの間にか高速道路が延伸していて、バスのルートが変わっている。下道を長々と走るルートが変わって、多少所要時間が短縮されたような気がする。
 バスを降りて自宅に12時。お昼をたかりにきた見たいだが、両親と年末以来の再会となる。癌の治療、というよりは進行抑制を続いていた父の調子が悪いとは伝え聞いていた。今日は肌つやも良く、調子がよさそうに見える。とは言え、痛み止めがないと泣きたくなる程辛いそうだ。病院も緩和ケアの訪問医療に切り替えたとの事。最初伝え聞いた時は変な民間療法に引っかかった事を疑ったりしたが、医療自体は大丈夫そうでひと胸なでおろす。とは言え、癌を治す、進行を抑止する段階から、痛みを抑えて生活の質を落とさないようにする、と言う所までステージが進んでいる。最初に癌と聞いた時にはステージⅣだと聞いてはいたが、今はステージⅤ、なんて気がして来る。
 土産として先日買った飛良泉
www.hiraizumi.co.jp
 爛漫
www.ranman.co.jp
 それぞれ1合瓶と一緒に、先日、JALのマイルで引き換えた森伊蔵を持ってゆく。3年前なら飲まずに治せ、と思っていたけど、今となっては好きな酒は飲ませてあげたい。どうせ、昔の1/10も飲めないのだから。同じ飲むなら良い酒の方が良かろう。亡くなってから墓に酒を浴びせさせるよりは、生きている間に味わってほしい。
 父は余命3か月、なんて言っている。母は、そんなこと言っても生命力が強いから、まだまだ生きるわよ、なんて言っている。3年前、緊急入院した事があったが、その時、病院には「身内の方を呼んでください」と言われていたそうだ。そんな話は初めて聞く。でも本人は食欲があり、食欲のある危篤なんてあるか、と思って子供たちにも連絡しなかったとか。食欲があるうちは大丈夫、と母は言っているが、そんな話は初めて聞いた。
 3か月とまだまだ大丈夫。真実は両極端の間、なのかも知れない。息子としては北陸新幹線敦賀開業を、敦賀出身の父に見て欲しいとずっと願っている。開業は2024年3月だろうか。あと2年、命が続く事と遅れずに開業する事、両方を切に願う。
 ひとまず来月の再訪を告げて、帰路に就く。
 駅に出て小田急線。今日は下りに乗る。帰りは新幹線、小田原から予約している。まずは

 小田急の各駅停車で町田まで。後からやって来たロマンスカーに乗る。7両編成って何?とRSEや371系を思い浮かべつつ悩んでしまったのだが

 やって来たのは帰って来たバーミリオン。GSE、70000形だった。この人は20m車だったか。横浜を離れた年に登場したロマンスカーの事、全く頭に入っていない。
 京王線恥辱を綴りつつの40分。小田原に着く。

 湯本までゆくのだが、号車によってはがら空きになる。アフターコロナの観光需要、まだまだ戻り切るまで大変だ。
 さて、新幹線に乗り換え。この時間、

 この時間、こだまの案内しかないが、新大阪まで足を延ばすこだまに乗る。エクスプレス予約の早割でこだまのグリーン車を格安に抑えている。
 ホームに上がるとちょうど列車がやって来る。

 739A、X9編成。のぞみに抜かれる間、小田原停車中。この先、何本もののぞみに抜かれる事は承知で乗り込む。ひとまず

 ワンランク上のビアホールこだま、開催。ひとまず小田原で買ったビールを飲み、

 三島で買い足した静岡麦酒も頂く。問題は小田原から京都までの3時間、このペースで飲み続けると間違いなく酔いつぶれる事。途中でペースを落とし、京王線恥辱を綴れる程度の意識をもって西に向かう。何とか何とか今日の分を書き切って日が暮れる頃、京都到着、19:34。在来線のホームに急ぐと19:38という電車に間に合う。帰宅は20時過ぎ。新幹線の中で駅弁を食べていないので、自宅で軽めの夕食。早々に眠くなる。

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