週末の日曜日、旅先で目覚める。高雄、台中と来て今日は帰国後の成田で迎える朝。時刻は6時を少々廻ったところ。
あまり居心地が良くないホテルなので今日は予定よりも早く動こうかと思う。元々は帰りの飛行機に間に合うように8時半に出れば、と思っていたが、繰り上げて動くべく身支度を進める。
7時過ぎにはホテルを出る。京成成田の駅へと戻った。上りホームへ。
少し早すぎたようで、予定よりも1本前の京成上野ゆき快速特急が停まっている。これに乗っても良いのだろうが、出発を見送る。電車の出発と共にホームに寒風が吹く。昨日までの台湾の暖かさが懐かしい。
今度は普通電車が来た。こちらも見送り。
下り線に芝山千代田ゆき、なんて電車もやって来たがこちらも見送り。
ようやく乗るべき電車が回送で送り込まれる。
表示が変わって快速特急羽田空港ゆき。今日は羽田から帰宅するので、この直行で羽田空港まで乗り通す。
成田の時点ではただ単に羽田まで行くというだけの電車。途中駅、勝田台あたりから羽田まで足を伸ばすと思しきスーツケースを持ったグループも少々見受けられるようにはなる。大多数は来た電車がたまたま羽田空港ゆきだったという感じで、京成でありがちな京成船橋大量下車は一緒。押上からの地下鉄線内は各駅に停まるのでむしろ、空港アクセスとしては遅い方の電車に、文字通り化ける。
成田から2時間。9時半に羽田到着となる。
今日は11時半の飛行機で伊丹に飛ぶ。何のために成田に泊ったのか、感は満ち満ちているが、安いチケットが買えるのがこの便だった、とか、余り帰宅が遅くなると翌日が辛い、とか、色々と重なっての11時半羽田発である。やむも得ない。
ホテルを文字通り逃げ出すように出てきたので朝食がまだである。搭乗手続きを済ませて荷物を預けると、朝食を志す。
知っているようで知らない事が多々ある羽田空港。第一ターミナルの北の外れまで来ると、知らないエリアになる。
こんなところがあったのか、という感じの北の果てにレストランが何軒かある。まだ10時前で開店していない店もあるのだが、営業中の店で朝食というかブランチ。お客に対し店員さんが足りていないようで廻っていない店で少々。
蕎麦と小天丼という朝としては重ためのセットを頂く。値段は一人前だから蕎麦湯が出て来て然るべきだが、店員さんが足りないからか、こちらも催促してようやくという感じになる。
食事の後は保安検査を受けてラウンジに向かってしまう。
ラウンジ軽食の方が変わり映えしなくても安定していたかも知れない。
出発まで1時間。飛行機を見ながら過ごす。
アシアナが降りて来る。時刻は10時。ソウルから帰国だったらソウルにもう一泊できたのか。
B747-8でやって来たのはルフトハンザ。
JALのB787-8が出発。1本前の伊丹ゆき、JL113だと思う。
スターフライヤーのスペシャルマーキング機がやって来る。どんな趣旨のマーキングなのかまでは、知らん。
ITAがやって来る。羽田も随分と国際色が豊かになった。
EVA Airが降りて来た。羽田午後発なら台北1泊してからの帰宅、という選択肢もあったことになる。
J-AIRが来たのを最後に席を立つ。そろそろ出発30分前。搭乗口に行っても罰は当たらない時間。
JL115 JA623J B767-300ER HND→ITM
11時過ぎに席を立ち、伊丹ゆきの搭乗口へ向かう、のだが
今日は搭乗口変更、との事でラウンジから少々距離がある17番搭乗口まで赴く。特に遅れているとか、そういうイレギュラーでは無いようで
機体も姿を見せている。今日はJA623Jが充当される様子。
11:15を過ぎて事前改札、次いで優先搭乗が始まる。機内へ。B767の窓側から2席並んで落ち着く。11:33、Doorclose。乗務員の紹介が行われる。11:40になって、羽田空港混雑の影響で管制から出発を遅らせるよう指示されている旨、お詫びが入る。あと3分程で出発できる見込み、との事。11:44、Pushbuck。
11:50、Taixing。地上係員に手を振られて飛行機は誘導路を南へ向かう。整備場の格納庫前を通ると
J-AIRのERJ-190が駐機している。マーキング作業を羽田で受けていたようで、万博ジェットになっている。というかミャクミャクジェット、とでもいうのだろうか。
今月末からの運航との事で、思わぬ眼福なのか、祟られるのか。
飛行機は海を渡っててD滑走路へ。
12時を小さく過ぎてようやく滑走路端にたどり着く。一呼吸つき、12:04、Takeoff RWy05。
飛行機は穏やかに東京湾上を上昇してゆく。雲に入っても揺れることなく、気が付けば窓外には青い空が広がる。
12:08、ベルト着用サイン消灯。雲が出ていてどこを飛んでいるのか分かり辛いが、飛行機は東京湾をぐるっと半周して南西に機首を向ける。左手の窓から日差しが差し込む。
飛行機は右手に横浜を見ているのだろう。上昇してゆくと雲に合間に三浦半島を見て相模湾へ。
そして雲の切れ間に伊豆半島が見えて来る。右手には富士山が見えているかも知れない。
左手の機窓には清水港と三保の松原が現れ、飛行機は内陸へと入り込んでゆく。
飲み物のサービスが廻って来る。冷たいお茶を頂く間にも飛行機は西に飛び続ける。
新幹線ならば東京-大阪の中間点は浜松だそうだが、その浜松が近い天竜川が見える。飛行機でも後半戦の気分になる。
飛行機は再び海岸線に近づく。
田原半島と三河湾を見て12:33、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。高架の感触を覚えつつ伊勢湾を越えると12:37、ベルト着用サイン点灯。
窓外の景色は一気に志摩半島に変わる。飛行機は高度を落としつつ紀伊半島の付け根というか、伊賀の山中へと進んでゆく。逆光の中の景色が山地から奈良の盆地へと変わると機首を北西に向けて伊丹空港への最終コース。
大阪市街地に差し掛かる。相変わらずの逆光が残念だが
大阪城を見てさらに高度を落とし、梅田から淀川を横目に今度は
宮原操車場を見下ろして大阪市街地の北へ。地上が近付くと空港の敷地が現れる。12:50、Landing、RWy32R。減速して12:53、Spot in SP18。
準備が整い降機する。15分遅れになっただろうか。今日は預けた荷物が二つ。荷物が出て来るのを待つ間に京都ゆきのリムジンバスは出てしまう。
仕方なしのゆっくりで制限エリアの外へ。
最初は伊丹着いた後か京都で昼食、とも思わなくは無かったけど色々と中途半端になった。そのまま自宅に直帰する。
京都ゆきのリムジンバス。コロナ禍下では昼間帯30分毎になっていたと思ったが、禍が明けてインバウンドが回復して、昼間20分毎に回復している。次は13:30。
昼間の中途半端な時間だが、何処から来たのか、何処に行くのか、随分と長い行列が出来ている。そんなバスに揺られて45分少々。八条口手前が混んでいる分、少々もたついたから、着いてみると50分弱掛かっている。
京都の駅。台湾を見て来た後の目で見ても異常な混みっぷりだった。観光公害と言われても仕方ないかも知れない。が、傍目には大きなスーツケースを持った夫婦はどうみても観光で京都に来た人。自分たちも同じ穴の狢にしか見えない。そんな京都から逃げるべくの東海道線、普通電車には間に合わず、後の新快速を待つ。石山まで乗り通して、
京阪電車で自宅へ。15時過ぎの帰宅となる。帰るだけの一日としてはイマイチな感じがある。前の日、多少遅くなっても良いからと都内まで戻り、今朝早い目に移動した方がまだ良かったか。そこは良く分からない。
自宅に戻って荷解き。洗濯なんかも進めておく。何時もなら明日以降の弁当を仕込むタイミング。落ち着いたところで買い物にゆくともう日が暮れている。明日以降、何も無いのも困るので、少し買い物に行く。その途中、
近所の神社にある大銀杏。ライトアップされていた。まだ真っ黄色という感じではないが、秋が深まった感を覚える。夏が如き高雄を出て1日ちょっとで季節が一つ進んだ。
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