2023-08-12

 目が覚めると5時であった。外は明るくなっている。盆休みの二日目、自宅で一人で迎えている。
 今日はちょっと墓参りに行こうかと思う。もちろん、ちょっと行ける距離では無いが、行ってくる。その前に、ちょっと歩いておこうかと家を出た。こちらは文字通りの、ちょっと。
 時刻は5時半、まだまだ涼しい時間帯。

 膳所城址公園に出る。自分より早起きの人が散歩したり、ジョギングをしたり。涼しい時間を有効活用している。

 琵琶湖の対岸、雲が出ていて日はまだ顔を出していない。琵琶湖岸を南へ少々下り、途中で街中に入る。


 小さく歩く感じになったが、ひとまず30分少々散歩して自宅に戻る。改めて身支度。大体の支度は出来ているので最低限荷造りをして家を出る。
 今度は膳所駅まで。既に日が出て来ていて、多少暑さを感じる。東海道線、下りホームに立つと間もなく普通電車がやって来る。京都から快速という電車。今日は時間があるので少し安く済ませようかと思う。とは言え、遅れている京王線恥辱を巻き返したくもあり、どうやってゆくかは悩みどころ。
 京都に着いて電車を降りる。改札を出て再び入って、先程のホームに戻ったらまだ、乗って来た電車が停まっている。ならばと同じ電車に乗車。京都からは快速となり大阪先着だが空いていた。パソコンを出して京王線恥辱を進めつつ、今日は新大阪まで。

 結局、7:40発のリムジンバスに間に合う。お盆の時期だが下道は空いていて伊丹空港まで25分でお釣りが来る。

 8:30ぐらいに到着するイメージだったが、思った以上に早く空港に到着する。
 昨日は帰省ラッシュのピークだったようだけど、今朝の伊丹空港はそこまで混んではいない。朝の出発ラッシュを微妙にずらしたからかも、知れない。
 預ける荷物も無く、単純往復なので何も手続きは無く、保安検査だけ受けてから制限エリアの中へ。ラウンジに寄る。
 こういう多客期はラウンジアクセス権を持つ人は逆に少なく、ラウンジは空いている事が多い。ひとまず

 軽食をもって朝食とする。5時起きで8時半近くになっているのでそこそこ空腹にはなっている。
 出発まで1時間。暫く窓際席で京王線恥辱、

 7月23日分を綴る。いい加減、印象が薄まらないうちに仕上げてしまいたいのだが、色々と書くべきことが多く、なかなか進まない。
 その合間にも目の前では飛行機が動く。

 8:25に出発する106便が目の前にいる。ほぼ定刻に動き出すと

 操縦席から搭乗待合室に向かって手が振られる。子供が熱心にお見送りをしていたのだろうか。
 JL106便のJA848JがTaixingしてゆくのと入れ替わり、羽田からJL103便が到着する。

 JA846J。18番搭乗口へと入り、折り返し110便となる。

 9時になってJL2081、JA01XJがTaixing。19番搭乗口からの出発なので普段と違うと思ったが、この時期の伊丹、15,16番搭乗口付近のターミナルが改修に入っていて閉鎖されているのだった。昭和の雰囲気を醸す伊丹の奥地がまた一つ消える事になるようだ。
 搭乗便の出発は9:25。20分前には搭乗口にいようと席を立つ。

JL110 JA846J B787-8 ITM→HND

 ラウンジの席を立ち、搭乗口へと向かう。

 先程到着したJA846Jの折り返し準備中。搭乗開始まではちょっと間がある様子。少し待って9:10頃、搭乗開始となる。機内へ。今日は普通席の比較的前側を抑えている。とは言え、ファースト、クラスJの後ろだから

 普通席の予約状況、△との事だったが、窓側から3席、すべて埋まる。9:24、Doorclose。羽田空港混雑の影響により前便到着が遅れ、搭乗開始が遅れた事、お詫びがある。羽田までの飛行時間、45分との事。
 9:28、Pushbuck。9:33、Taixing。誘導路を南に向かう。滑走路端まで滞りなく進むと、待たされることなく滑走路へ。9:39、Take off RWy32L。

 伊丹の北側へと飛び立ち、左に旋回。伊丹を見下ろしつつ3/4周すると東に機首を向けて更に高度を上げてゆく。9:44、ベルト着用サイン消灯。雲を散らした空の上を飛んで行く。エンジン越しに琵琶湖が見えた気がしたが、良く分からないまま東に。気が付くと

 海に差し掛かっている。伊勢湾だ。
 飛行機は伊勢湾を越え三河湾へ。気が付くと右に旋回してゆく。

 左手に渥美半島が見えるようになる。普段よりも随分南に逸れた様子。空路が混んでいるのかも知れない。
 飲み物のサービスが廻って来る。

 アイスコーヒーを頂いて一息。ふと気になって窓外を見ると、

 どこをどう飛んだのか、今度は御前崎が左手に見えている。一度北に飛んで、また南に振れたか。
 10:13、降下を開始し5分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。窓外、エンジンの向こうに伊豆半島が流れて一瞬、伊豆大島が見える。左へ旋回して房総半島へと差し掛かる。

 左手に三浦半島を見て10:20、ベルト着用サイン点灯。飛行機は房総半島を北上してゆく。

 エンジン越しに雲混じりの丘陵が広がる。徐々に高度を下げてゆくと街が広がり、千葉上空で左に旋回。東京湾を見てさらに降下。まもなく左斜め前に羽田空港が見えて来る。段々と大きくなると10:35、Landing、RWy22。減速して第三ターミナルの前でUターン。誘導路を進む。

 広々とした空港の向こうに東京都心が見えている。
 A滑走路手前で停止。少々待って

 離陸機を見送った後に改めて移動開始。10:43、Spot in SP16。
 降機。順番を待って機外へと出る。乗り継ぎの案内が出ている。

 北海道方面の乗継客が目立つ様子。どの便も乗継時間に余裕があるからか、係員の誘導は無いようだった。

 さて、今日は実家に向かう。微妙に遅れての到着だが、大勢には影響ない。ひとまず京急の空港駅へ。すぐに出発する横浜方面のエアポート急行に間に合う。10分毎運転だったのは過去の話で現行ダイヤでは20分毎の運転なので、まぁまぁ運が良いという事になる。

 7D運用、1891編成とあと4両は何か。ご自慢のLCカーに乗るのは2度目だと思うが、一度クロスシート状態でも乗ってみたいもの。
 京急川崎で乗り換え。

 音頭は南武線で北上。さらに小田急線に乗り換えると

 12時ちょっと過ぎに到着。母と待ち合わせる。今日は実家に行く前に墓参りをしておく。先に食事、というので母に着いて行く。妹家族と一度は行った事があるという店へ。居酒屋のランチ営業らしい。

 魚の焼き加減が絶妙で、自分じゃ焼けない奴だった。自分は子供の頃は外食に行っても美味しくない、自分で作る方が美味しいというのが口癖だった母だが、変われば変わるものだ、と思う。
 さて先月納骨した霊園に赴く。お昼過ぎ、さすがに暑い盛りなので、タクシーを使って。納骨の際は、墓の中に雨水でも入ったら大変だなとも思って見ていたのだが、さすがに合わせ面はシーリングされていた。暑いだろうが一安心ではある。花を手向け、手を合わせる。母は月命日には墓参りをするとの事。臨終洗礼とは言えクリスチャンなのだから、月命日なんて概念は無いと思うのだけど、その辺は仏教徒で戒名をもっている祖父祖母の習慣をそのまま引き継いでいるのだった。月命日か。9月1日は平日だが、10月1日なら来れるだろう。
 また来ますと頭を下げお暇頂く。
 戻りは歩いて。さすがに暑い。実家に戻ると午後2時が近い所。お昼は先程食べて来たのだが、ビールと一緒に食事も出る。母にとって息子は何時まで経っても食べ盛り、らしい。実家にいる間、昔話と食べ物が止まらなかった。
 普段よりも少し遅い目、17時前にお暇頂く。夕方になって雲が出たので少々楽になった。駅まで歩くと

 小田急線から

 南武線に乗り換えて川崎まで。更に

 11D運用、1409編成と後ろ4両は何か。羽田空港に着くと18時半になっている。
 出発階へ赴く。

 盆休みの時期、出発便は△×が目立ち、まだまだ混んでいる様子。今度のフライト、元々普通席で撮っていたが、予約した席が3席並びで指定済みで、かつクラスJの窓側に空席があったから当日アップグレードを済ませておいた。
 改めて案内表示に目をやる。出発遅延の便もちらほら。これから搭乗する伊丹ゆきの最終便、139便は定時のようだが

 ほんの数分後には10分遅延の表示に代わる。
 保安検査を受けてラウンジに。この時間もラウンジはまぁ空いている。充電少々と共に

 ビールも少々。その間に

 折り返し139便に充当されるらしいB787-8がやって来る。JA848J。時刻は18:43。出発まで32分という所で、10分延の19:25出発もなかなか苦しそうなタイミングだ。

JL139 JA848J B787-8 HND→ITM

 19:05を過ぎて席を立つ。新しい出発時刻、19:25の20分前である。どうせそこから更に5分、10分と遅れて伊丹の門限が怪しくなるに違いないと思いつつ搭乗口の16番へ。 

 すっかり夜になった羽田空港で出発準備が進む様子を見て、搭乗口へ向かうと

 既にグループ3の搭乗が始まっている所だった。なかなかスピーディーに出発準備が進んでいる。
 機内へ進む。先程確保したクラスJの席に座り出発を待つ。伊丹空港滑走路閉鎖の影響で遅延している事。現在は運用を再開している事。伊丹空港運用時間に間に合わせるため、機内誌とイヤホンの補充を行っていない事。お手元に機内誌とイヤホンが無い方は遠慮なくお申し付け下さい、と矢継ぎ早に案内される。つい先日、

 多数の伊丹便が関空へと島流しにあったばかりなので、誰も文句を言う人などおらず、むしろ頑張っている感じが滲み出て好感を持つ。
 19:20、全員が搭乗した旨、案内があった後、19:22、Doorclose。改めて伊丹空港滑走路閉鎖よる前便遅れの影響で遅れている旨、お詫びがあった後、所々軽い揺れを見込んでいる事、案内が入る。19:28、Pushbuck。19:33、Taixing。
 飛行機は誘導路を北へ向かう。早々に滑走路端へ。19:41、Take off RWy16R。すっかり夜景となった京浜工業地帯の夜景を見て飛行機は上昇してゆく。遠く横浜を見て旋回すると

 三浦半島を横断。19:46、ベルト着用サイン消灯。機内、灯りが戻り明るくなる。
 真ん前のカーテンが閉じられて機内サービスが始まる様子。クラスJにも飲み物のワゴンが廻って来る。

 冷たいお茶を所望する。気分はすっきりしたが、京王線恥辱を綴る訳でもなく、窓外を流れる夜景を眺めての西ゆきフライト。
 20:03、降下を開始し、10分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。飛行機は三河湾を越えて西に。伊勢湾を跨いで紀伊半島の付け根に差し掛かると降下しつつ伊賀の山地へ。20:12、ベルト着用サイン点灯。
 奈良盆地の灯りが見えて来て更に降下。生駒山地を越えると

 窓外は一面の街灯りになる。右手側だから大阪郊外の景色だが、それでも立派な街灯り。淀川の暗がりを越えて降下すると20:26、Landing、RWy32L。出発は遅れたが危なげない伊丹着陸だった。20:28、Spot in SP17。
「皆様の御協力を持ちまして伊丹には定刻よりも早い到着となりました。これからも安全と定時運航に心血を注いで参ります」
 と先任乗務員が締めくくる。安全。8月12日の〆に相応しい挨拶だった。
 無事、降機する。

 最後にJA848Jを見て制限エリアの外へと向かう。定刻に着いてもらえたおかげで、

 外に出ると20:38。20:45の京都行きのバスに間に合う。多客期のリムジンバスは、ほぼ満席。大人しく座って45分程。高速も下道も空いていて、順調に京都駅八条口まで到着する。
 21時半前の京都。日が暮れてだいぶ経ってもまだまだ暑い。一昨日と同じ21:38の電車で膳所に向かう。木曜日が12両編成だったからそのつもりでいたら、土曜日は半分の6両。さすがにそこそこ混んでいて、座れないまま東山を越え、逢坂を越える。
 膳所到着。少し寄り道して飲んでいこうかとも思っていたが、いざ膳所に着いてみるとそんな感じではなく、大人しく帰宅する。飲むのは自宅で。

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