目覚ましが鳴る少し前に起きだす。月初の土曜日。今日は実家に赴く。定例となっている父の見舞い。
9月、10月と修行も兼ねて鹿児島経由東京ゆきにしていたが、今日は羽田単純往復にしている。その分、出発時刻も遅いので少しゆっくりと。6時を大きく廻ってから自宅を出る。
すっかり明るくなった街を歩いて膳所の駅へ。
京阪電車を見た後、下りホームに降りる。間もなく
草津線からの直通、5323Mがやって来る。117系S5編成。そちらに乗り、京都まで。普段ならリムジンバスに乗る所だが、今日は時間に余裕があるので電車で空港まで行く。高槻まで行き、阪急に乗り換え。
地下鉄直通の普通列車、8300系が待避するところに
梅田行きの準急が5300系でやって来る。ヘッドマーク付き。何かと思ったら5300系50周年というヘッドマークであった。最近は珍しくなった自分よりもお年を召した電車がやって来たのだった。
お年寄りに揺られて十三まで行き、更に宝塚線に乗り換え。
モノレールに乗り換えると伊丹空港には8:10過ぎ。バスより20分少々遅い感じか。その分、運賃が安いのでまぁ仕方ない所。
それでも今日は朝に余裕があるから十分に間に合っている。
全国旅行支援はあっても旅行のシーズンからはずれているからか、今日のフライト、比較的余裕がある様子。空港の人出も10月に訪れた時よりは少ないように見える。
窓口でクラスJへのアップグレードだけ手続きをして貰った後、保安検査を受ける。制限エリアの中へ。ラウンジで適当に軽食を頂きつつ、出発時刻を待つ。
8:30を過ぎて、A350が姿を現す。やって来たのは
JA05XJ。こちらがこの後の搭乗機となる。
JL110 JA05XJ A350-900 ITM→HND
目の前で折り返し準備が進む様子を横目に遅れている京王線恥辱を進めて9時過ぎ。そろそろ搭乗口へと向かう。
ちょっと早かったが、搭乗口には行列が出来始めている。相変わらず東阪線は上級会員の人数が多い。少し遠くまで歩いて時間調整をしてから、タイミングを見計らい機内へ。今日は先程上げて貰ったクラスJ、窓側席に落ち着く。一時間少々前にはクラスJ：〇、普通席：△ となっていたが、それなりに席は埋まったように見える。9:30、Doorclose。9:33、Pushbuck。
同じタイミングでJA220Jも動き出す様子。こちらも出発への準備が進む。羽田までの飛行時間は45分だそうだ。9:38、Taixing。誘導路を南へ、南へと向かう。
滑走路手前で1機、先行機をやり過ごしてから自機も
滑走路へと入ってゆく。ここで一呼吸置く。しばしの緊張。
後続の2機に見守られる中、エンジン音が高鳴る。9:47、Takeoff RWy34L。ふわりと浮かび地上が離れると左へとカーブ。
伊丹の北側に広がる住宅地を見て方向を南に向ける。再び向きを変えると
大阪湾を見つつ上昇。東に向きを変える。さらに上昇してゆくと9:54、ベルト着用サイン消灯。
右手の機窓は逆光の景色。伊賀の上空を西に向かうと
伊勢湾が見えて来る。志摩半島の向こうは太平洋。普段座らない右手の景色は少々新鮮である。
飲み物の順番が廻って来る。
野菜ジュースを頂き、飲み干す頃、窓外の景色は雲が支配するようになった。
10:06、降下を開始し、10:15にはベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。羽田到着見込みは10:35頃との事。
飛行機は三河湾を過ぎて東に。
一瞬、御前崎が見えた。10:14、機長の指示によりサービスを打ち切る旨のお詫びが入る。そして10:15、ベルト着用サイン点灯。
雲を見つつの降下。機首の向きが変わって順光になるものの
一面の雲には変わらない。段々と近づいてきてそして、窓外が真っ白になる。しばし、軽い揺れ。
曇り空の下に出るとそこは房総半島であった。東京湾沿いに北上してゆく。
富津岬を見て機が向きを変えると羽田空港への最終コースに乗る。10:30、Geardown。東京湾を横断すると
D滑走路が現れて10:33、Landing、RWy34L。誘導路に入って南へ向かうと10:37、Spot in SP15。
隣には伊丹でも見かけたJA848Jが姿を見せている。
準備が整い、順番に降機となる。搭乗口には乗り継ぎ案内。
ここまで乗って来たJA05XJを見た後、外へ向かう。預けた荷物は無いのですぐに制限エリアの外に出る。
伊丹からの便。若干遅れての到着であった。
さて実家へ。ここ数回、電車で行き来していたが今日はバスにする。幸い10分程でリムジンバスの便がある。
第二ターミナルからやってきたバスは空いていた。1人で2席を使えて電源もあるバスはやはり楽。京王線恥辱も進める事が出来る。
バスは湾岸線から横浜北線へ。
先日飲み歩いた横浜の街を左手に見る。今日はすぐそばを通り過ぎるだけ。生麦からトンネルで新横浜へ抜けて、さらに北上。以前乗った時は第三京浜の都築から延々下道だったが、東名高速の川崎まで高速道を使えるようになった。その代わり川崎ICで降りるところから停滞する。ノロノロと走って
結局12時過ぎの到着。電車よりも多少遅いぐらい。京王線恥辱が捗るだけバスの方が今日は良かった。
実家に伺い1か月ぶりに両親と顔を合わす。父の声に張りがあり、表情も明るい。鎮痛剤を服薬する周期が分かってきて、痛みに苦しむ時間が減っているそうだ。先月は本当にきつそうだったのでちょっと安心する。とは言え、ずっと起きている事は出来ないようで、寝室に戻り横になるとウトウトと。また起きて来て話をする間に意識がふっと遠のく事もあって、確実に体力が無くなっている事は目に見えて伝わる。
来月の再会を約束して15時過ぎにお暇頂く。駅まで戻って今度は電車を乗り継ぎ空港に向かう。
10両編成の急行と10両編成の快速急行。都会の中でも都会の電車、急急接続の図を見て先発の快速急行に乗る。混んでいる印象が強い小田急の快速急行だが、中途半端な時間帯の最後尾車は空いていた。電源もWifiもないけど、京王線恥辱を進める。
新宿からも
Wifiも電源もないけど座れてパソコンを触れる電車を乗り継ぎ
最後はWifiはある電車に乗る。
京王線恥辱を綴る間に海が見えて来て、羽田空港には16:40近い到着。多分、京急使った方が早かったんだろうけど、まぁ良い。
フライトまで1時間少々を羽田空港で。軽く飲んでから保安検査を受けようかと思う。到着階に寄り道。
数あるビールの中から、滋賀ではなかなかお目に掛かれない、という観点でエーデルピルスを1杯目として頂く。
まぁ、つまみが来る前に空いてしまう訳ですが。
追加でもう1杯。一度注ぎのサッポロ生ビール黒ラベルを。普段の黒ラベルと液体の質感が驚くほど違う。注ぎ方でビールが変わるという事を実感した。
2杯で切り上げ、先に進む。
今日は18時の伊丹ゆきに乗る。△〇〇とあり、クラスJにも余裕がある様子。つまり空いているのだろう。保安検査を受けてラウンジに進む。
前回、天むすに玉子サンドがあったラウンジ食。今日は普通のパンに戻っている。軽く飲む間に時間がやって来る。そろそろ席を立つ。
JL133 JA10XJ A350-900 HND→ITM
ラウンジを出て伊丹ゆきの搭乗口、16番へと向かう。
とっぷりと日が暮れた羽田空港。これから搭乗する133便となる機材、JA10XJの白い機体が闇の中に浮かび上がっている。
15分前から搭乗開始となる。優先搭乗で機内に進む。クラスJ、左手の窓側席が確保できている。先程見た通りにそこまでは混んでいない今日の133便。隣の席が埋まらないまま17:59、Door close。所々揺れが予想されるとの事。18:03、Pushbuck。機内減光して18:07、Taixing。飛行機は誘導路を南に向かう。機内は真っ暗までは行かず、
少々映り込みがある。綺麗な夜景だが撮りづらいのが少々残念。飛行機はD滑走路端までやって来る。順番が回ってきて18:18、Takeoff RWy05。
東京湾上を旋回しつつ上昇してゆくと飛行機は南西に機首を向ける。右手には横浜の夜景が見えているだろうか。
左手には雲の合間に木更津かどこかの街灯り。さらに上昇してゆくと18:25、ベルト着用サイン消灯。機内が明るくなる。いつに間にかファーストクラスの境、カーテンが閉じられている。
カーテンのこちら側でも機内サービスが始まる。
飲み物のワゴンが廻って来る。コンソメスープを頂く。隣が空席なのでカクテルテーブルを使って頂く。
飛行機は静岡の山中を西に向かう。18:45、まもなく降下を開始する旨の案内。羽田-伊丹のフライトはせわしない。先程閉められていたカーテンが開かれて着陸の準備。18:51、ベルト着用サイン点灯。
降下の感触を覚えると機内減光となる。窓外の景色が見やすくなる。伊賀の山の中を抜けると街明かりが目立つようになり、
窓一面の夜景が広がる。大阪の市街地上空を降下すると淀川を渡り伊丹へ。19:08、Landing、RWy32L。19:12、Spot in SP17。
準備が整い降機となる。
JA10XJはこの後、羽田行きとなるべく折り返し準備。その様子を見てから制限エリアの外に出る。
17:30の便は遅れていたようだが、133便は定刻到着。
今日は何となく新大阪に出て帰る。ちょうどリムジンバスが出るところに間に合う。バスは辛うじて1人で2席使える程度の乗り具合。下道で25分程。
19:50過ぎに新大阪駅到着。この時間の新大阪駅は混んでいる。相変わらず旅行支援のお客さんが多いのかも知れない。
ちょうど膳所にも停まる快速が来たので乗ってしまう。ちょっと遅れているようで、高槻を出た所で後から来る新快速に差される。どうせ
膳所にはこの列車が先着だから良いけど。
1時間弱で膳所到着。
下り待避線に貨物列車の姿が見える。ダイヤが乱れている様子。一方上りはダイヤ通りで
5088列車が通過していった。EF210-308号機牽引。
歩いて帰宅すると21時を廻っての到着。軽く食事をお酒を頂いたら京王線恥辱へ取り組めなくなる。遅れは戻らないまま11月が進みそう。
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