2021-10-01

 少し早めに目覚ましを鳴らした。今日は人間ドックの受診日。自宅も会社も滋賀だけど、惰性で人間ドックだけは横浜で予約している。最初の1年、2年は東京乗り継ぎの国際線航空券を買って、ドック明けに成田から出国していたから、まぁ多少は理屈も通っていた。昨年、今年は出国も叶わなくなり、殆ど意味をなさない横浜ゆきになってしまった。
 とにかく今日は横浜まで。開始時刻が少々遅いのだが、ちょっと早めに動く。ひとまず膳所の駅まで出る。

 下りの普通列車に乗って京都に出る。時刻は6時前。そして

 八条口から伊丹空港に向かうバスに乗る。緊急事態は解けたが客は少ない。自分含めて全部で4人。これは台風の影響、だろうか。
 がら空きのバスに揺られて小一時間。伊丹空港到着。

 バスが空いている割に空港はちょっと混んでいた。そして羽田空港は条件付運航。
 搭乗手続き。荷物を預けるので窓口に寄る。羽田から先の乗継便が、天候調査中との事。荷物は乗継便も含めて預けて貰ったが、搭乗手続きは羽田で改めて、との事。
 ラウンジに進む。とはいえ、今日はこの後に人間ドックを控えているので、飲食は出来ない。

 水だけ1杯頂く。炭酸水ぐらいは、と一瞬思ったけど、バリウム検査の前に炭酸水、やっぱりダメか。

JL104 JA847J B787-8 ITM→HND


 ラウンジから見えるB787が今日の搭乗機。20分前を目安に搭乗口に向かう。間もなく事前改札、ついで優先搭乗というタイミング。

 案外と優先搭乗を待つ列が短い。何時もの長い行列が嘘のようだ。出遅れた感が満載だったのだが、ひとまず機内へ進む。 

 普通席の後ろ側にしたのだが、がら空きであった。乗客が乗り込んでも席が埋まるのはちらほらとだけ。平日朝の伊丹発羽田行きがこんな空いているんだ、とは思う。まぁ台風の影響なんだろうけど。
 後方普通席に人が増えないうちに7:30、Doorclose。台風16号の影響で揺れが予想されるとの事。クラスJと普通席は冷たい飲み物のみ提供と案内される。
 7:33、Push buck。7:38、Taixing。飛行機は誘導路を南に進む。まずは順調。B滑走路端まで進んでゆく。

 滑走路へと進むと7:47、Take off RWy32L。

 相変わらず留め置かれたままのJA009Dに見送られての伊丹カーブ。

 曇り空の下を上昇してゆく。大阪郊外を見下ろしつつ、カーブ、そしてカーブ。大阪湾を遠くに見てさらに大阪市街地。案外と雲が高いみたいで地上が案外と見えている。
 7:52、ベルト着用サイン消灯。

 だいぶ雲が出てきている。少々揺れを伴いつつ上昇。7:57、機長さんから飛行状況の案内が入る。高度24,000フィートに到達したとの事。台風16号の影響で10分後には揺れが予想されるため、ベルト着用サインを点灯させるそうだ。羽田空港着陸は8:35頃を見込むそうだ。羽田の天候は雨、気温は21℃との事。
 飲み物のサービスが廻って来る。この後に人間ドックの受診を控えているが、まだ間があるので

 冷たいお茶だけ貰っておく。カップがオリンピック・パラリンピック柄。
 飛行機が揺れ始める。8:03、ベルト着用サイン点灯。飛行機、大揺れになる。B787だから決して小さい飛行機では無いが、上に持ってかれたり、下に引きずられたり。いつになく大揺れ。

 まだ浜松辺りの筈。台風からはだいぶ離れている筈だが、実に良く揺れ、そして続く。徐々に東に向かい、そして揺れは小さくなってゆく。房総半島を廻り込み、最終の着陸コース。

 翼の動きで降りている事は分かる。地上がうっすら見えてくると東京湾上空であった。

 雨に濡れる羽田空港が見えてきて8:38、Landing、RWy34L。8:43、Spot in SP15。
 降機。なのだが、地上係員にお声がけ下さい、と呼び出される。何かと思ったら、搭乗予定便。欠航だそうだ。

 荷物を受け取り、制限エリアの外、搭乗窓口で予定変更を受け付けるとの事。まぁこの雨だと仕方ないかもなぁは思う。

 ここまでお世話になったJA847Jを見てから荷物を受け取る。伊丹-羽田で荷物を預ける人は疎らで、すぐに出てくる。

 到着便に欠航が目立つが、これは需要減の減便だろう。ひとまず出発階へ行き情報収集。午前11時以降の便は欠航、または天候調査との事。


 そんな訳で今の所、出来るとすると欠航にはなっていない便に振り替えるか、地上移動に切り替えるか、あるいはこの先の予定をキャンセルするか、か。
 ひとまず台風はどうであれ、人間ドックは受診してくる。飛行機は3時間後の便に予約変更かけておく。天候調査中で荷物を預けるわけにはゆかず、何かあった時の事も考えて持ち歩く。本当は横浜までキャリーバックを持ってゆくのが嫌で伊丹からスルーで預かってもらったのだけど、仕方ない。
 さて、横浜へ。何だけどちょっとだけ寄り道。まずは京急線

 37N運用、9121編成で品川に出る。この時間の京急線、トラブルがあった影響で遅れが出ている。京急蒲田の手前ぐらいから遅れ始めて、青物横丁で抑止。10分ぐらい遅れて品川到着となる。さらに山手線に乗り換えて向かったのは渋谷。この時間、結構な雨。地下を通って向かった先は

 井の頭線の出札口。今日10月1日は毎年恒例、カレンダーの発売日である。
www.tetsudo.com
 引っ越しでバタバタしていた2018年を除いて、この20年以上、毎年買っており、今年も買っておきたい。通販してくれれば事は足りるのだけど、京王は沿線外の人には極めて冷たい。
 使用用と保存用、2つを買って来た道を戻る。今度は横浜直行。東横線の特急は定刻に走っていたが、外の雨、そして風はなかなかなもの。台風はだいぶ遠くを過ぎる筈だけど、影響は相当なもの。直撃だったら、関東にたどり着く事も無理だったかも知れない。
 横浜駅に着き、いつもの人間ドックへ。この一年でだいぶ痩せた成果が今年は出ていた。血圧も下がったし、ポリープが小さくなった事には驚いた。体重の変化で小さくなる、と言う事はままあるそうだ。
 昼前スタートの中途半端な時間だったからか、検査は順調に進む。13時前には検査全完了となる。
 いよいよ雨風が強くなった横浜駅前。今日は18:35のフライトで千歳に飛ぶ筈。とはいえ、その頃のフライト、本当に飛ぶだろうか。思い切って地上移動に切り替えるなら東京14:28が最終となる。その新幹線に間に合う程度のタイミングで飛行機の欠航が決まるなら、東京駅に向かいたい。ひとまず昼食は横浜駅で済ませて、その間に様子を見ようかと思う。
 西口の地下に入る。10月1日、今日からお酒が飲めるようになったから、ランチビールにする。折角なのでみんな大好きサッポロライオンに入る。

 ビール解禁、最初の一杯が白穂乃香。
www.sapporobeer.jp

 幸せな時間になるが、すぐにグラスが空く。まだ飲みたいビールは沢山ある。全種類はとても飲めないけど

 ヱビスの黒を大ジョッキで行く。

 食事としてフィッシュアンドチップスを頂き、

 中途半端に健康に目覚めて蒸し鶏サラダランチ、なんて物を頂く。

 目覚めた健康を打ち消すようにもう一杯ビール。今度はサッポロ生ビール黒ラベル
 ランチビールはこのぐらいにしておく。店をお暇したのだが、この時間、予約便は天候調査、継続。新幹線に切り明ける決断は出来ずに様子見となる。

 横浜駅西口、ものすごい雨風なんだが、電車は動いている。京急に乗って羽田空港に向かう。折角だから久しぶりの横浜をどこか歩きたい気分も無くは無いけど、荷物は大きいし、天気は悪すぎる。

 京急線エアポート急行、27D運用1301編成で15時前に羽田空港に戻る。本当なら15:35の便。ちょうど良いタイミングなのだが、まだ3時間以上待ち時間がある。その待ち時間も無駄になるかも知れない。

 この先、しばらく。各地に向かうフライトは欠航だらけ。

 西に向かうフライトも欠航である。っーか飛行機で伊丹に戻る事も難しそう。自宅引き返しを決断した場合には新幹線での地上移動になる。
 やる事もないので、羽田空港の中にあるどさんこプラザ、つまり北海道のアンテナショップに行ってみる。飛べなかったらここを千歳とする、訳では無いが

 SORACHI 1984を頂く。
www.sapporobeer.jp
 いい加減酔っ払ってから飲むものでは無いが、鈍感になった舌や鼻でも独特の香りは分かる。案外と強い。羽田空港で飲むSORACHI1984は格別で、飛行機が見えるならなお格別。うーん、ラウンジに連れてゆきたい。

 つまみが出てくる頃には1杯空くので、もう1杯となる。ちなみにここのSORACHI1984、1杯550円。唐橋前のラーメン屋で1杯480円という破格のSORACHI1984があるけど、東京都内、しかも羽田空港で550円は安い。

 電源席があったので京王線恥辱を進めつつSORACHI1984を頂いて16時半過ぎまで。まだ出発できるかできないか、よく分からない状態が続いている。さすがに飲み続ける気はしないので、ビールは切り上げ。北ウィングに移動する。

 台風情報。そろそろ離れる頃っぽいけど、どうなるだろうか。フライトまでは2時間を切っている。動きはまだない。
 17時ちょっと前になって、18:25の青森ゆき、搭乗手続きを再開する旨の案内が流れる。出発1時間半前に案内となるそうだ。


 そんな訳で17:05、527便、搭乗手続きが再開となった。折角なので座席をアップグレードしてみる。窓通路選べる状態で余り混んでいないみたい。
 保安検査を受けてラウンジへ。

 青森、千歳の2便分しか客がいないから、ラウンジは極めつけに空いている。その後、1時間半前になったフライトは手続きとなって多少は客が増える。とはいえ、欠航を決めているフライトも多い。

 ラウンジ内でもビールを飲めるようになっている。もうだいぶ飲んじゃった後なので、有難みは薄れたが、でも有難い。

JL527 JA03XJ A350-900 HNDCTS

 出発は18:35。15分ほど前に搭乗口に赴く。既に外は暗くなっていて、その暗がりの中に搭乗機が待っている。

 なかなか縁がないA350。今日は3号機が待っている。

 出発10分前になって搭乗開始。先程アップグレードして貰ったので久しぶりに国内線ファーストクラスに乗る。貰った座席に座る

 この時勢、緊急事態宣言は解けてもサービスはなかなか元には戻せず、おしぼりは使い捨てのものである。そちらを頂き、上空に上がってからの飲み物の注文を取ってもらう。その間に乗客の搭乗が進む。
 18:35、Door close。千歳までの飛行時間、1時間15分との事。所々揺れが予想されるそうだが、「最善を尽くして新千歳まで参ります」との事。
 18:43、Pushbuck。

 欠航便続出の羽田空港。とは言え台風の直撃を受けた訳では無いので、機材は避難することなく羽田に屯っている。っーか、改めて外を見ると明らかに台風の雨風は午後一番より弱まっている。

 18:49、Taixing。飛行機は南へ、東へ。C滑走路へと向かう。18:56、Take off Rwy34R。東京湾を右に左に曲がりつつ高度を上げて北へと向かう。揺れは思ったよりも来ないが、ベルト着用サインは消えないまま北へと向かう。
 19:15、ベルト着用サイン消灯。機内サービスが始まる。予定外に夕方便への搭乗となったので食事は地方との提携品となる。

 今月は平戸、との事。数年前は県単位で取り上げる事が殆どだったと記憶しているが、最近はピンポイントで取り上げる事が増えて来た。

 前菜たちの皿と

 メインの皿。アルミホイルに包まれているのは温められたパン。パンに対してバターの量が多くて毎度申し訳なくなる。
 食事を頂いていると19:20、機長さんから飛行状況の案内。台風の影響で揺れが予想されるため、19:40にはベルト着用サインを点灯させるそうだ。新千歳の着陸は20:05、スポットには20:10に到着するとの事。
 食事を終えると、コーヒーを勧められる。けど 

 引き続きシャンパンを頂く。とはいえ、安定飛行の時間は短い。19:41、ベルト着用サイン点灯。揺れると予想されていたが、まぁ落ち着いた感じに進んでゆく。19:53、あと10分で着陸する旨の案内。窓外に街明かりがちらちら見えて、20:06、Landing、RWy19R。20:11、Spot in SP14。

 降機となる。たどり着けるか微妙だったが、3時間遅れて何とか千歳到着。
 荷物を受け取り、いったん出発階へ。先に買っておきたい土産物があったのだが、この時間の新千歳。もう店仕舞いである。何とか1店、駆け込みで買い物。すぐに時間切れ。
 今日は札幌まで出る。移動用に用意していたのはパッケージツアーのオプションにあった札幌地区のフリーパス。予定通りならもう少し動ける筈だったのだけど、既に20時半。みどりの窓口でオプション引き換えをお願いしたら、係員に今からですか?と念を押される。疑念は良く分かるけど、今日しかフリーパスを使える日はないのよ。勿体ないけど。

 そんな訳で快速エアポートに乗る。いや、次の列車は特別快速だそうだ。意味なくUシートを選んでの札幌まで35分。停車駅が少ない分、乗って来る客は少ない筈で指定席でなくても良かったかも知れない。
 札幌駅着21:19。予定通りなら18時半ぐらいに札幌について、ホテルに荷物を置いたら19時。1時間ぐらいは飲みに行けるなぁ、でも初日の金曜日なんて混みそうだし、避けた方が良いかなぁと逡巡していたが、既に21時。もう悩む必要はない時間だった。大人しくホテルに向かう。近くにあったコンビニでビールだけ買って、後はホテルにひきこもり。明日は朝早くから動く事になる。目覚ましをセットして飲んでいたら途中で潰えた。

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