2022-11-27

 休日、日曜の朝を札幌のホテルで迎えている。眺望は無いけど窓はある部屋。窓を開けると冷たい空気が入って来る。昨日の札幌は暖かかったが今日は冷えて雪になるらしい。
 身支度少々。7時前にホテルの朝食を頂く。昨日より少し時間帯が遅くなったせいか、混雑気味であった。

 海鮮丼が二つ出来ている。一つは普通のミニ海鮮丼だが、もう一つは洋風海鮮丼。ご飯が洋風酢飯なのだそうだ。昨日の居酒屋より美味しく頂ける。
 朝食会場の窓からは道庁が見える。赤煉瓦の道庁ならさぞかし良い景色だろうが、御承知の通り、赤煉瓦は工事の囲いに覆われている。

 見えているのは新庁舎の方。
 今日は9時過ぎには空港に向かいたい。部屋に戻ると荷造りを進める。9時過ぎにチェックアウト。札幌駅へと赴く。この時間、新千歳空港へは12分毎に快速が走る。ちょうど快速が出て行ったところだが、待つほどもなく

 次の快速がやって来る。ロングシートの733系だが、余裕で座れるからありがたい。
 3日連続の千歳線に揺られて新千歳空港に10時前到着。まずは土産物の買い足し。会社への土産物などをスーツケースにしまい込んで搭乗手続きを済ませたのが出発の1時間半前。荷物を預ける。
 もう少し空港内で過ごす事にして一旦引き返し。朝食から間が開いていないが先に昼食としてラーメン道場へ。

 数あるラーメン屋の中から函館塩ラーメンの店で北海道の食事を締める。
 改めて保安検査へ。先程荷物を預けた専用受付に戻ると係員に「お帰りなさいませ」と声を掛けられた。空港の搭乗手続きで言われた言葉としては初めてである。
 保安検査を受けて制限エリアの中へ。ラウンジに進む。朝から食べてばかりだから

 ビールを軽く1杯だけ。間もなく搭乗時刻となる。荷物を括り、改めて搭乗口へと歩みを進める。

JL2504 JA339J B737-800 CTSKIX


 お昼前後に出発する大阪方面ゆき。関空ゆきと伊丹ゆきがあり、伊丹の方が出発が遅く到着が早いのだが、関空の方が倍半分ぐらいの勢いで安価で出ていて、ついつい関空に飛ぶことになる。今回は安価な関空にする代わりに特便割引21のクラスJ、なんて航空券で予約をしている。
 事前改札でゲートを通った人達が機内へ案内されたのち、11:30、優先搭乗も始まる。

 スポットに居るにはJA339J。そちらの機内へと入り、クラスJ、2人掛けの席に落ち着く。機内は満席ではないにせよそこそこ席が埋まる。11:43、Door close。乗務員の紹介がある。11:45、Pushbuck。定刻に動き出す。

 11:49、Taixing。今日は誘導路を南に向かう。滑走路端まではすぐ到着。

 少々間を置いた後、滑走路へと進入する。11:56、Takeoff RWy01L。すぐに空へと浮かび上がる。

 先程出発したターミナルを見下ろして高度を上げる。12:00に出発する羽田行きが動き始めているのが見えた。
 飛行機は新千歳空港の北側へと上がると右に旋回してゆく。

 乾いた北海道の大地を見て飛行機は東へ、南へ。機首を向ける。さらに南西に向きを変える頃、雲を突っ切る。間もなく

 雲の上に出ると12:00、ベルト着用サイン消灯。飛行機は北海道の沖合、太平洋上を南西に進み、噴火湾を突っ切る。窓外に地上が見えれば恵山辺りが見えそうだが、生憎の雲の海。 

 北海道とのお別れだが、恥ずかし気に雲を纏っている。でも一瞬だけ 

 函館が見えた。
 飲み物のサービスが始まる。

 コーヒーを頂いていると飛行状況の案内が入る。現在、高度11,600m上空、竜飛岬の近くを飛行中。薄雲が出ており、ずっとこのような景色が続くとの事。巡航中、天候は良好と見込まれるそうだ。関西空港には14:00に着陸するとの事。関西空港の天候は晴れ、気温は17℃との事。
 ワゴンが戻ってきてお代わりを勧められる。

 今度はスカイタイムを頂く。飛行機は一瞬、軽く揺れたがその後は順調。

 南に向かうにつれて窓外の雲が切れてくる。でも飛行機は日本海岸から離れた洋上を飛行中。地上の様子は分からず、ひたすら日本海の上を南へ下る。

 13時を過ぎて遠くに陸地が見えるようになる。能登半島の北側を抜けて遠くに北陸が見えているようだ。だいぶ大阪が近付いて来る。
 13:25、降下を開始し10分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。飛行機は関空へ大きく遠回り。若狭湾を越え、丹後半島の北側からようやく陸地の上へ。この辺りはさすがに地上が見えている。

 暖かく穏やかそうな中国山地が見えて来る。北海道から滋賀に戻るのに鳥取だの岡山だのが見えるのは理屈は分かるのだが、毎回、戸惑う。

 この辺り、日本海岸から瀬戸内が意外と近い。すぐにリアス式の海岸が広がって瀬戸内海へと進み、

 13:44、ベルト着用サイン点灯。小豆島を越えて今度は

 うどん県へと差し掛かる。毎回毎回思うが、新千歳から関空にゆくより、岡山や高松の空港に降りる方が燃料費は安いんじゃないだろうか。そのくせ関空線は伊丹線に比べて客単価が安いのだから、採算的には大変だろう。
 なおも遠回り。

 吉野川が見えて更に南下。ようやく左に機体を傾けて機首は東に向く。間もなく 

 徳島の街が見える。徳島空港への着陸機が下を飛んで行くのが見える。こちらも着陸準備へ。高度を下げてゆくと

 淡路島を見てさらに左に機体を傾ける。今度は北向き。13:54、Gear down。

 ようやく関空に。13:58、Landing、RWy06L。
 減速して誘導路へ。沖合の滑走路からTaixingなのでだいぶ距離がある。

 ピーチがたくさん並ぶエリア。良く分からない中華系の貨物機を見て、延々進む。第一ターミナルが近付くと 

 あまり知らないエリアに到着。14:05、Spot in SP40。前は国際線だったところか。関空が改装されたのは分かっていたが、こんな事になっているとは知らなかった。
 降機。

 来る時はキチンと見えなかったJA339Jの姿を眺める。この時間、寂しい関空国内線にも少々離着陸があり千歳からの便、羽田からの便、那覇からの便が相次ぐ。339Jは折り返し千歳に戻る様子。

 綺麗になったがずいぶんと歩くようになった関空の国内線エリアを歩いて歩いて、ようやく荷物の受け渡し所。

 降りてから外に出るまで順調でも10分掛かった。
 時刻は14:20を過ぎている。まだまだ早い時間だが、ここから膳所が遠い。

 意外と混んでいるリムジンバス、京都駅八条口ゆきに乗る。国際線が復活してきた影響で外国人観光客と思しき姿もちらほらある。リムジンバスの本数も増えていた。
 バスは京都へひた走る。

 道は渋滞もなく順調に流れている。しかしさすがに関空から京都は遠い。延々走って2時間近く。飛行機と合わせて関西を3/4周したような気分。

 16時を過ぎて京都到着。関空に着いた頃にはまだまだ日が長い感じだったが、この時間になっちゃうともう一日も終わる感がある。東海道線に乗り継ぎ膳所まで戻り、重い荷物があるので

 京阪電車に揺られると自宅に17時。いよいよもって今日も終わり。札幌のホテルを出てから8時間を使っている。
 もう暗くなる時間だが若干とは言え余裕があるので、明日以降のお昼用に弁当の支度やら何やらをやっておく。
 夜になって妹から電話。昨日、父の面会に行ってきたそうだ。前回、入院に立ち会った時はぐったりと力ない感じだった父だが、昨日は意識がしっかりしており、退院したいとしきりに訴えていたそうだ。すると肺に溜まったという水は抜く事が出来たのか。一度水を抜いても二週間程でまた溜まると医者からは聞いており、意識がしっかりしたからと言ってすぐに退院できるわけではないだろうなぁ。このまま回復方向なら良いけど。 

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