2022-01-15

ベットサイドから何かを落とす音で目が覚めた。時計を見ると4:15。目覚ましが鳴る3分前。凄いタイミングだ。
 一人起きだし身支度を進める。5時にもならないうちに家を出た。始発に乗るタイミング。
 昨日の朝は雪降る夜明け前だったが、今日は降っていない。案外と暖かく、有難い。膳所の駅まで出ると、始発電車を捕まえる。

 225系I5編成と後ろ4両何か。野洲からの始発電車は空いている。京都まで。
 京都到着。乗り換え。少々間がある。その間に

 63列車。EF210-107号機牽引。

 タイミング的には65列車。EF210-155号機牽引。
 ここまで見届けると改札の外へ。八条口に向かう。次に乗るのは

 伊丹空港行きのリムジンバス。座席は半分埋まる程度。ギリギリの到着で一番後ろに座る。
 バスは空いている道をひた走る。6時半前には空港到着。

 感染再拡大、と言うけど減便は殆どない様子。人もそれなりにいる。
 今日は少々乗り続けるので、先に搭乗券を出して貰う。片手では数えきれない分の搭乗券を頂いてから保安検査へ。
 一旦ラウンジに寄り道。

 朝食も早々に席を立つ。今日は朝1、2番を争うフライトに乗る。伊丹空港を北側へ。階段を降りると搭乗口

 まずは出雲に飛ぶ。

JL2341 JA227J ERJ170 ITM→IZO


 ここ何度か、18きっぷ日帰りの際、飛び道具として使って来た出雲行きのフライト。今日は18きっぷとは関係なく乗る。バスの1台目に乗り、案内された先。

 待っているのはJA227J。2台バスが来て、3割ぐらい席が埋まっただろうか。6:58、Doorclose。まだ伊丹空港の運用開始前。少し間を置き、7:05、Taixing。定刻出発だ。滑走路端まで行き、少し停止。先に1機離陸していった後、こちらも

 滑走路へと入る。

 後ろにも僚機が続く伊丹の7時。ラッシュアワーの先を征して7:13、Take off RWy32R。地上を離れると先程出発したばかりの駐機場を見下ろす。

 隅の方に無念の退役となったB777-289、JA009Dが今日もいる。売却のためのフェリーフライトは認められるようになったので、そう遠くない将来に009Dも伊丹を離れる筈。
 JA227Jは伊丹のカーブを左に廻り始める。ようやく明るくなった街を見下ろしつつ高度を上げる。

 阪神競馬場を見て、今度は右に機体を傾ける。神戸方面へと進む。

 六甲山のあたりだけ雲を被った神戸の街が広がる。もう少し右へと機体が傾き、北向きに少々進路を変える。窓外には神戸郊外の丘陵地帯が広がるようになる。
 7:17、ベルト着用サイン消灯。15分程で再点灯するとの事。

 窓外に雲が出てくるようになる。まだ兵庫県内の筈。脊梁山脈の標高が低い分、日本海からの雪雲が流れ込みやすい。
 短い飛行時間なのでサービスはキャンディーとなる。

 あまりお目に掛かった事が無い、J-AIR柄のキャンディーがある。関西地盤でピーチ味って、関空のあのLCCを喰う、と言う意味合い、な訳ないか。
 キャンディーを頂いていると雲が切れて来る。雪景色が広がるようになる。

 日本海も見えてきている。鳥取へと続く千代川の流れらしい。鳥取市街地にも雪があるのが見える。数日前の雪は山陰のあたりも大雪だったようだ。
 7:30、ベルト着用サイン点灯。15分で着陸との事。飛行機は西に向かうと山陰の日本海岸へと寄り添う。

 海岸からすぐの所は雪が見えない。風が強すぎるのかも知れない。日本海上空に出ると雲が視界を閉ざす。軽く揺れて雲が切れてゆくと島根半島。こちらには雪が無い。
 7:42、Geardown。

 宍道湖上空に出る。湖岸をオレンジ色の電車が走る様子が目に付く。一畑電車だ。オレンジというのは遠くからでも目立つ、と言う事が良く分かる。
 湖面が近づいてくると空港の敷地が現れる。7:46、Landing、RWy25。減速してゆくと

 思いがけない大型機の姿。JA602J、B767-300ER。出雲ナイトステイの羽田便が復活しているのだった。
 7:47、Spot in SP2。

 荷物扱いと給油が始まる。降機は段階を分けてが通常だが、今日は搭乗客が少ないので特に分けないとの事。降機する。

 5分早着。時間に余裕が出来た、のだが、手続きは既に終わっている。やる事と言えば1階の到着階から2階の出発階に移動して

 折り返し8:25の伊丹ゆきに乗るべく保安検査を受けるぐらい。ちょっと間があるので展望デッキに足を延ばし

 先程乗って来たJA227Jを改めて撮ってみた。

JL2342 JA227J ERJ-170 IZO→ITM

 改めて保安検査を受けて制限エリア、搭乗待合室に入る。

 8:25に出発する2342便に乗る。待合室には数人しかお客さんがいない。いくら何でもこんなものかと思うが案内があるまで少々待機。
 優先搭乗が始まったので機内へ。先程の乗務員に迎えられる。機内へのドアで弄る人は弄るけどあっさりした対応。そういう感じなのね、と思っていたら
「今度は10名様だけなので、ごゆっくりお過ごし下さい」
 と声を掛けられる。隣席が空いているのが確定したが、お客さんの数、そんなものか。
 乗客10名、と言う事で機内は空いている。受験らしい親子連れが目立つぐらい。8:11、Doorlose。8:14、Pushbuck。

 西の空に明かりが見えてプロペラ機が降りて来る。ATR42-600。福岡からの3551便。派手な塗装は但馬仕様のJA05HCだった。
 入れ替わりに8:18、Taixing。こちらは滑走路を東に向かう。滑走路端でくるっと廻る。

 滑走路端で準備万端。そして加速する。8:22、Takeoff RWy25。ふわりと浮かび上がると

 出雲平野の端、中国山地の縁が雪化粧している様子が見て取れる。まもなく左の翼を天へと突き上げ一気に旋回。更に高度を上げてゆく。
 8:26、ベルト着用サイン消灯。15分でベルト着用サインが点灯するそうだ。飛行機は東へと向かう。

 荒々しい日本海を見下ろしつつ。キャンディーの機内サービス。乗務員から
「この後は宮崎に乗り継ぎですね。私どもこの後、宮崎に参ります」
 と。乗り継ぎが良いフライトを選んだら、同一運用だったか。
 雲が出てきて飛行機が少々揺れ出す。

 窓外に白雲。その間から雪山という白と白の世界を見下ろし飛んで行く。少し内陸、津山の近くまで来ると雲が切れる。

 雪山が現れた。出雲からのフライトでこんな見事な雪景色が見れるとは思っていなかった。
 8:43、ベルト着用サインが点灯する。20分で着陸との事。9時過ぎには伊丹着となる。定刻ならば9:10到着。だいぶ早着となり、乗り継ぎに余裕が出来る。というか、同一機材だから何があってもミスコネクションの心配はない。

 窓外に亀岡の盆地が見えて来る。北側に雪が残り、亀岡の市街は雪が消えている。そんな残酷な景色を見て飛行機は高度を下げる。

 淀川を越えて南へ。東に見えるはずの京都滋賀は曇り空。大津は今日は曇りかと思っていると機体は右へと旋回。向きを変えると伊丹への最終コースとなる。

 青空広がる大阪上空。ずっと雪景色を見て来た後の眼には、大阪が大都会に見える。その都会を跨いで飛行機は高度を下げてゆく。

 キタに林立するビル群を見ると淀川を渡り、新大阪駅の上空。左手には宮原が見て取れる。街の様子、クルマの一台一台が見えるようになって

 伊丹空港。B滑走路を見つつ8:57、Landing、RWy32R。減速してゆくと

 誘導路を南へ向かう。9:00、Spot in SP16。
 降機となる。乗り継ぎの案内、


 自分の次は宮崎。同じ機材で同じ搭乗口となる。残り1つは午後早めの出雲ゆき。まともな利用者だろうが、滞在5時間とは本当に忙しい人と言える。
 10分早着したし、着いたところは16番。それならばとラウンジに行く。正直、伊丹の乗り継ぎ時間でラウンジに行けるとは思っていなかった。

 3時間前にも滞在した伊丹のラウンジに再び。

 3時間前にも滞在した伊丹のラウンジに再び。今度はビールを。朝食から3時間、ランチビール感覚だが、まだ朝の9時である。
 ラウンジの窓からは

 先程の搭乗便、今度の搭乗便。JA227Jが見えている。

JL2433 JA227J ERJ-170 ITM→KMI

 そんな訳で20分前を目安に席を立つ。先程の道を戻る途中、15番搭乗口。

 8:45に出た筈の2081便、那覇行きの出発が遅れている。2時間15分遅れて11時だそうだ。朝から15番にはA350、JA14XJがいるのは見てたけど、何があった?
 とにかく、16番搭乗口に戻る。2433便、宮崎行きの搭乗口に赴くと既に搭乗は始まっていた。先程と同じ乗務員に迎えられる。宜しくお願いします、とこちらから挨拶。指定した席に落ち着く。出雲からの便よりは混んでいるが、それでも半分は乗っていないだろうか。
 9:35、Doorclose。乗務員の紹介がある。上昇中、降下中、揺れが予想されるとの事。

 羽田からの便、107便がやって来る。JA04XJ。

 羽田への便、110便が出発する。JA849J。そして9:40、Taixing。16番からのERJ170なので速攻出発。誘導路を南へ進み、9:42、A滑走路端。少々停止の後、滑走路へ

 進入する。そうか、A滑走路か。望遠レンズ用意すればよかったなと思いつつ9:46。Takeoff RWy32R。

 先程も見たJA009Dに送られて、JA227Jは今日二度目の伊丹カーブへ差し掛かる。機体を左に傾け、窓外に北摂の景色が広がる。

 丘陵地帯を右手にキープしつつ180度の反転。そして南へと下ってゆく。

 大阪湾が見えて来る。辛うじて甲子園も分かる。9:53、テーブルとリクライニングの使用が許可されて、飛行機は西へと機首を向ける。神戸の街を右手に見下ろし、さらに高度を上げると9:58、ベルト着用サイン消灯。

 窓外に明石海峡大橋。淡路島に沿って南西に向かうフライトとなるが、だんだんと雲が目立つようになる。景色が分かり辛くなった。
 飲み物のサービスが始まる。飛行時間が長い分、サービスもアップグレード。「おすすめはスカイタイム」と仰るので

 スカイタイムを頂く。対応してくれた乗務員、L2担当の人だったのだが「〇〇と申します。この後、福岡までご一緒いたします」と。あっ。この後も同じ乗務員、なんだ。
 四国に差し掛かる。徳島からちょっと進むと雲が切れて来た

 剣山だろうか。こちらも見事に雪山。更に西に進むと雪山の向こう、瀬戸内の海岸線までがちらっと見える。どこかの製紙工場の煙突から煙を吐いている様子まで分かる。
 10:11、降下を開始した旨の案内。あと15分でベルト着用サインが点灯するそうだ。

 窓外には高知の市街地が見えている。定刻なら宮崎着陸10:55。まだまだ遠い気がするが、少々早着のようだ。
 少し景色が霞んでくる。

 中村の街だ。四万十川を跨ぐ赤鉄橋が辛うじて見えた。
 10:22、ベルト着用サイン点灯。20分で着陸との事。霞んでいる中を降下してゆく。

 雲が幾重に広がる洋上を進んでゆくと遠くに九州の山並みが見えてくるようになる。段々と陸地がはっきり。10:41、Geardown。

 宮崎の平べったい市街地が見えて来る。そして海に突き出た滑走路。10:47、Landing、RWy27。減速すると誘導路に入りターミナルへ。

 10:51、Spot in SP09。
 降機する。到着と出発が同じフロアで、制限エリア内に留まる事も出来そう。だが、窓口で手続きをしたく一旦外に出る。

 パタパタが現役で動いている様子を見てから搭乗カウンタへ。この数便後のフライト、アップグレードだけ手続きをする。幸か不幸か空席が選べるほどに空いている。難なく手続き完了。出発階へ赴く。

 次の搭乗便。若干余裕はあるがそれでももうすぐ20分前という所。さっさと保安検査を受ける。出発案内にORCの文字があって、おや?と言う気になる。ORCが宮崎に来ているのは知らなかったが、よく見るとどうやら、トリトンブルーのQ400がその正体らしい。
 搭乗開始まで若干の間がある。宮崎空港には2社共同のラウンジというものがある。そちらで若干時間調整。
 昔ながらの空港ラウンジ、と言う雰囲気のスペース。


 ハードリカーが妙に充実していて、これだけ見ると国際線ラウンジにも見えてしまう。

 つまみはこの程度なので、結局は国内線ラウンジではあるのですが。出発20分前。少し焼酎を入れた炭酸水を飲み干すと次のフライト、搭乗口へ戻る。

JL3626 JA227J ERJ-170 KMI→FUK

 今度の搭乗便は福岡行きの3266便。機材は今朝伊丹から出雲、伊丹、宮崎とお付き合いしている同じ機材。
 9番搭乗口に戻ると

 3便がほぼ同時に動くようで、この辺りの待合室だけやたらと混んでいた。
 同じ福岡行きとなる11:20出発ORC66便の案内が終わった後、11:25のJAL3626便が案内される。優先搭乗で早々に乗ってしまう。
 前方窓側、先程から似たような席にばかり座っているが、今度は周りの席が埋まる。隣にも人が来た。宮崎と福岡の流動は大きいのだなぁと思ってみていたが、混んでいるのは前方のほんの一部だったようだ。乗務員が自分の隣通路側の人に1列後ろの席が2人並びで空いていますがいかがですか、と勧めていた。隣の人が移動するとこちらに会釈。自分も会釈を返す。
 11:14、Doorclose。上昇中に揺れが予想されるそうだ。11:17、Pushbuck。11:20出発のORCよりも早い動きだが、あちらも既にTaixingを始めていた。11:20、Taixing。

 順調に滑走路端までやってきて、躊躇なく進入する。11:23、Take off RWy27。

 先程いたスポット。今度は11:25の羽田行き、ソラシドエアが動き出していた。
 飛行機は上昇すると宮崎南郊を上昇してゆく。

 手前に住宅街、奥には青島あたりの海岸だろうか。上昇し続けると段々景色が霞んで来る。あたりの様子が分かり辛くなった。

 手前に霧島らしい影。奥には桜島らしい影も見える。視界がはっきりしていれば絶景だろうが、今日の天気では何とも。
 11:31、ベルト着用サイン消灯。福岡までの短いフライト。キャンディーのサービスが行われる。その間に飛行機は加久藤を越えて人吉盆地に差し掛かる。

 数年前の水害でひどくやられたところだが、上空からちらと見るだけではそんな事情は垣間見えない。
 飛行機は球磨川を横目に九州山地の上空を飛んで行く。途中、山頂にちらっと雪が残る山もちらほらと。間もなく海が見えて来る。

 八代の街を見て少しずつ北側へと。宇土半島を横切った後、11:42、ベルト着用サイン点灯。20分で着陸するとの事。まだまだ冬だが、春に霞むような有明海を見て北へと進む。

 平野が広がるとその真ん中に街、佐賀だ。11:46に通過。脊振山地を越えると間もなく福岡市街地となる。

 少々西に振っているか。糸島半島よりも西に来たようにも見える。玄海灘へと進んでしばらく北上。福岡が遠ざかった後、改めて機首を東に。

 雲を見つつ高度を下げて、機首を今度は南に向ける。。

 玄海灘に浮かぶ相島を見て進むと海の中道が見えて来た。ずいぶん遠回りしたが福岡空港への最終コース。

 博多港から博多の市街地へ。線路を何本か超えて空港に差し掛かる。

 離陸待ちの飛行機が1機、もう1機と見えて12:06、Landing、RWy34。減速してゆき誘導路へ。スポットに入るかと思ったら手前で停められる。Pushbuckしている飛行機がいる様子。待つ間にも離陸待ちの飛行機が増えてゆく。福岡空港の忙しさ、すっかり忘れていた。

 先行機が退いたのか、こちらも動いて12:12、Spot in SP09。宮崎での貯金をだいぶ取り崩した。
 降機。4便一緒だったJA227J、そしてその乗務員とはここでお別れとなる。最後、絵葉書を頂く。裏にメッセージ。お礼を言って有難く受け取る。
 知っている空港からだいぶ様子が変わった空港に到着。降機客と搭乗客の動線は分けられてるが、乗り継ぎを申告して出発エリアに向かう人も結構な数がいる。自分は降機エリアへ。妙に歩いてようやく制限エリアの外に出る。

 先行していたORC66には追いつかなかったのか。そして出雲からの到着便は、朝、出雲空港で見かけたJA05HC。
 今日は福岡で2時間弱のインターバルを取っている。その時間を生かして少し市内に出てみる。本格的に出るには2時間は短すぎるが、幸い、福岡空港から博多駅はほど近い。

 余り馴染みの無い305系なんて電車に乗って二駅ほど。12時半過ぎに博多駅に着く。持ち時間はあまりないが、ひとまず昼食。地下街で適当なうどん屋に入り

 丸天とごぼ天のうどんとかしわおにぎり。何かベタな注文だったようで、次の人も、その後も、同じような注文をしている。
 速攻出てきて美味しく頂く。残った時間で博多駅の高架下。モールの一角にあったスーパーへ。自宅用に少々気になった食材を買っておく。保冷バックを持ってこなかったなぁと反省しつつ、持ち歩き出来そうなものを。先日来、東北やら北海道やら山陰で買った味噌がまだ残っているので、味噌は見合わせ。その代わりに難だが、地場メーカーのドレッシングを少々買ってしまう。それと
www.ryoyupan.co.jp
こちらも。
 持ち時間を使い切り、地下鉄の駅に戻る。 

 福岡空港への戻りも305系が来た。2駅揺られて空港に戻る。出発まであと1時間、と言う所。
 駅から出発階へと上がる。

 立て続けに出発便が続く福岡空港の昼下がり。人の姿も多い。さて保安検査場はどこ?と悩んでしまう。知っている福岡空港とだいぶ様相が違うので。赤青でエリアが違うのか、と思ったけどう、そうでもなさそう。結局、2社の上級会員向け保安検査場が並んでいるエリアを見つけて、手続きを受ける。搭乗券を機械に読み込ませると長い長い搭乗案内が出て来る。先程、買い求めたドレッシングは未開封だが、どう考えてもペットボトルと間違われる。エコバックから出して自己申告。
 ラウンジに入る。

 ビールを軽く頂く。おにぎりは必要ないかなぁとも思ったけど、つい高菜を一つ頂く。

JL3631 JA220J ERJ-170 FUK→KMI

 今度は宮崎に戻る。出発は14:10。11番搭乗口と手元の搭乗控えには書いている。少し早い目に席を立ち、11番搭乗口まで赴く。延々歩くのだが、何か妙に高揚感の無い空港だ。出発エリアから外が見えないのよね。なぜか。
 先程見かけた保安検査場を過ぎて南へ向かっている様子。ようやく搭乗口が見えてきて

 14時の羽田行きがいる。ラウンジからだいぶ歩くのね。更に歩くと

 11番、12番は搭乗ゲートがやたらと並んでいるエリア。昔の福岡空港でいうと1タミか。建物は変わっているのだろうけど、そういう位置づけのエリアなのだろう。

 搭乗開始まで少々余裕がある。この時間、仙台行きの搭乗が始まる。ゲートへと向かった人、10人いなかっただろうか。早々に全員搭乗。そして次に14:10の3631便、優先搭乗が始まる。

 今度はJA220Jのお世話になる。指定した左手の窓側席に座り、出発を待つ。搭乗率、3割行くか行かないか、ぐらい。でも前方席は比較的混んでいる。今回は隣に人が来る。
 14:01、全員搭乗完了の案内。14:02、Doorclose。上昇中、降下中、揺れが予想される旨の案内がある。

 荷物がまだ積み終わらないそうだが、それも間もなく完了。14:05、Pushbuck。14:08、Taixing。誘導路を北へ向かう。

 LCC系のキャリアが集うエリアまで来て14:11、滑走路端。少々待機したのち、14:13、Takeoff RWy34。 

 福岡市南部に広がる市街地を見て上昇してゆく。段々と郊外に出てゆき背振山地の山裾越えて14:17、ベルト着用サイン消灯。宮崎空港到着14:55見込みと案内がある。10分程でベルト着用サインが点灯するそうだ。

 飛行機は鳥栖から久留米のあたりを見下ろし、南へと下る。この辺りから雲が出始める。熊本県内、山寄りに差し掛かっている筈だが、様子が分からないまま南下する。
 14:30、ベルト着用サイン点灯。雲の上から降下を始めるといつの間にか地上が見えるようになった。

 宮崎市街の北側、田園地帯が見えている。新田原らしい滑走路も見える。南東へと向かうと海岸線が見えてきて、

 日向灘へと出る。海も空も鉛色。冬の日本海みたいな中を降下しつつ旋回すると宮崎空港への最終コース。14:39、Geardown。平べったい宮崎市街地を右手に見て14:42、Landing、RWy27。

 14:44、Spot in SP6。人数が少ないので段階分けずに降機、との事。

 JA220Jはこの後、福岡に戻る様子。交代の乗務員が待機している。

 隣のスポットにはジェットスターが姿を見せている。普段は羽田と伊丹しか使わないからあまり意識しないが、九州ではLCCの存在感、確実に増している。
 先程の宮崎で、空港内、到着と出発の動線が分かれていない事は学習した上に、次のフライトはクラスJへのアップグレード手続きを済ませている。今回は制限エリアの外には出ず、共用ラウンジに直行する。

 せめて宮崎らしい事、と言う事で地元の焼酎を炭酸水に混ぜて頂く。ラウンジの外から出発案内が漏れ聞こえる。その中に、日本航空からのお知らせ。次の伊丹ゆき、快適なクラスJに空席があるそうだ。今なら窓側、通路側、お並びの席がご用意できます、と。

JL2438 JA252J ERJ-190 KMI→ITM

 次の出発は15:30。20分前を目安に席を立つ。4時間前に利用した9番搭乗口との事。途中、

 次の搭乗機、派手な姿を見せている。
travel.watch.impress.co.jp
 つい先日、就航したばかりのUSJジェットだった。機体をしっかり見れないのは残念。

 同じような時間帯に大阪行きが続く宮崎空港。搭乗口付近の待合室は混みあっている。座る所を探すのも苦労するほど。優先搭乗の案内があり機内へ進む。クラスJの呼び込みをしていたが、確かに空いている。半分も埋まっていないだろうか。15:25、Doorclose。USJスペシャル塗装機で運航される旨、案内がある。降機時にぜひ機体をご覧くださいと。
 15:28、Pushbuck。15:31、Taixing。飛行機は誘導路を海側へと進んでゆく。

 滑走路端まで来て15:35、Take off RWy27。途中でふわり、浮き上がると

 スポットを見下ろし、飛行機は上昇してゆく。すぐに機体を傾け向きを東に。

 宮崎市街地を見て日向灘へと進んでゆく。15:40、ベルト着用サイン消灯。
 ERJ190には電源がある。テーブルも大きく、一人がけ席だから遠慮なくパソコンを出す。少し京王線恥辱を進めておく。
 飛行機は上昇しつつ東に向かう。段々と雲が出てきて景色を覆いつくす。

 べたっとした綿菓子のような雲が辺り一面。そんな中、来る時よりも南を飛んでいるようだ。
 飲み物のサービスが始まる。お仕事中、恐れ入りますと声を掛けられたが、仕事でもなんでもない。

 塩分が欲しくなりコンソメスープを頂く。先程そんなに焼酎入り炭酸水を飲んだ訳でもないのだけどなぁ。
 窓の外、雲が切れて来る。

 16時を過ぎて高知の東側、室戸岬へ続く海岸線が見えている。16:05、降下を開始した旨の案内。5分後にベルト着用サインが点灯するそうだ。飛行機は更に東へ飛ぶ。北へと機首を向け

 淡路島と和歌山が見えた16:12、ベルト着用サインが点灯する。着陸まで10分との事。飛行機は泉州を北上してゆく。

 関西空港を見て少し内陸に入ってゆく。

 大阪の南部、住宅地を見て生駒山地が近づいてくると左へ旋回。伊丹への最終コースに乗った。左手に暮れてゆく大阪市街地を見て降下。

 夕日に鈍く光る淀川を渡ると伊丹へまっしぐら。A滑走路を見て16:25、Landing、RWy32R。16:29、Spot in SP15。
 降機となる。残念ながら機体の見えづらいスポットに入った。乗り継ぎの案内も特にない。25分しかないけど、どうせバスでの案内。23番に行けば良いのだろう。

 スペシャルマーキングとは分からない写真を一枚抑えると、伊丹空港を北側へ向かう。向かった23番、やはり正解であった。次のフライト

 但馬行きは既にバスへとご案内中。

JL2325 JA05JC ATR42-600 ITM→TJH

 夕方17時前の伊丹発。今日最後は但馬往復。短距離路線で修行の定番だが、
podaka.hatenablog.com
 調べてみると2010年の年末に乗ったのが最後だった。ATRになってからは乗ってない、と思っていたがそんなにご無沙汰だったか。我ながら意外だ。
 2台出るらしいバスの1台目に間に合う。12年前の伊丹はJACのSAAB340BとQ400がたくさんいて、バスに乗るとどの機体に連れてゆかれるのだろう?状態だったが、2022年の伊丹ではJACの担当便はごくわずか。遠くに1機のATR42が見えて、つまりそこへと連れてゆかれる。

 後方のドアにはつづら折りのタラップ車が付いている。バリアフリータラップ、とでもいうのか。丘珠でATRに乗った時は自機のタラップを使ったと思うけどなぁ。そしてこの機体


 今朝、伊丹で見かけたJA05JC、
flyteam.jp
 コウノトリ塗装機だった。但馬塗装と言っても但馬専用ではなく、今日は福岡→出雲→隠岐→出雲→福岡→屋久島→伊丹→但馬→伊丹という運用らしい。
 つづら折りのタラップを進んでJA05JCの機内へ。入ったところで除菌ペーパーとキャンディーを受け取り、自席に落ち着く。

 JACと言えば黄金糖。11年ぶりの但馬でもデザインを変えて健在だった。
 もう1台バスが来て乗客が揃う。16:53、Doorclose。プロペラが1つ、もう一つ起動すると

 16:57、Taixing。小さな機体が暮れてゆく伊丹空港を南に向かう。滑走路端まで来て

 一瞬静寂の後、一気に加速。17:01、Takeoff RWy32R。軽々と浮かび上がると伊丹カーブへ突っ込んでゆく。

 左手に見えていた夕陽が右手に移り、もう一度左手に移る。神戸上空を西から少しずつ北へ。17:05、ベルト着用サイン消灯。5分後に再点灯するそうだ。但馬着陸は17:30を見込むとの事。

 午前中にも見た明石海峡大橋を遠く見て飛行機は神戸郊外を進んでゆく。
 17:12、ベルト着用サイン点灯。但馬の天候、晴れで気温は5℃と告げられる。
 いつまで日が持つだろう、という時間になりつつあるのだが、

 意外と地上が見て取れる。いつの間にか雪景色になっている。その雪深い地へ少しずつ高度を下げ近づいて行く。 17:21、Geardown。不意に丘陵地帯になり滑走路が現れた。17:25、Landing、RWy01。急減速。

 辛うじて明かりの残る但馬空港へ到着。17:28、Spot in SP2。

 但馬にも立派なタラップがあって、こちらでバリアフリーに降機となる。空港には雪が無いように見えるが

 実際にはこの通り。隅っこには寄せられた雪がうず高く積もっている。今朝の出雲よりも雪には困りそうな空港だ。
 少し早着。

 折り返し便は18:00の出発。こちらの案内板、ずっと現役だと思う。但馬発着路線が増えたら更新されるのかも知れないけど、この12年の間、伊丹便1日2便が変わらずずっと続いている。
 展望デッキに出て


 写真を撮る間に出発20分前が近づく。今朝の伊丹で搭乗券は出して貰っているので置いて行かれる心配は無いが、そろそろ保安検査を受けておく。

JL2326 JA05JC ATR42-600 TJH→ITM

 17:45頃から搭乗が始まる。

 先程の搭乗機、JA05JCに戻り、先程と同じ乗務員に迎えられる。折り返しのお客さんには慣れているのか、特に反応なし。まぁいちいち反応していたら持たないよな。
 今度はほぼ一番後ろの席に座る。機内、来る時と同じぐらいの乗り具合だろうか。17:53、Doorclose。タラップ車が離れてゆき、プロペラが始動する。17:56、Taixing。滑走路を進み反転すると一呼吸。エンジン音が高まりロケットスタート。背中を押しつけられるような加速感と共に18:00、Takeoff RWy19。来る時と違い、ほぼ真っ暗、所々街明かりが見えるだけの但馬の国へ飛び出す。
 天気は穏やかだから上昇も穏やか。18:04、ベルト着用サインが消灯する。5分後には再点灯だそうだ。伊丹着陸は18:30を見込んでいるとの事。
 ほとんど街明かりの見えない中を多分南東に向かって飛んで行く。ほぼ予告通りの18:05、ベルト着用サインが点灯する。15分後に着陸との事。伊丹の天候は晴れ、気温は7℃だそうだ。
 街明かりが見えて来る。淀川を渡り更に南下、旋回、右へ、もう一度右。大阪の夜景が見えてきて伊丹への最終コースと知る。18:20、Geardown。18:24、Landing、RWy32R。減速してゆきスポットに入る。18:26。Spot in。多分41番あたりのスポットだと思う。
 プロペラが停まり、つづら折りのタラップが付けられる。降機はバスでのご案内。

 何だかんだと同じような所を廻って来たJA05JCとお別れ。バスでターミナルへと運ばれる。変に24番スポット辺りに着くよりも早いかもしれない。

 5分程で制限エリアの外に出る。
 今日はここまで、帰宅する。帰りも京都までバス。幸い18:50に便がある。

 八条口までのバス、乗り場に着いた時点で乗客2名。その後は増えたけど空いていた。土曜日夕方に京都に向かう人がいないだけかも知れないけど。
 バスが空いているなら道も空いていて八条口まで40分少々で運ばれる。駅のホームへ急ぐと辛うじて

 19:38なんて電車に乗れる。225系I7編成。伊丹空港から膳所まで1時間少々で到着は膳所までの最速記録だと思う。駅から自宅までは歩いたが、妻には思ったよりも早い、と迎えられた。

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 万歩計は14,317