旅先、今治のホテルで目が覚める。外は雨。今日は梅雨の末期。全国的に大雨という予報。旅行を計画した時は、当然梅雨が明けているものと思っていたので、気にせず計画をしたけど、今日の行程は無事進むのだろうか、と思うような状況。
困りごとが一つ。スマホの電源が入らない。充電は昨日からしているのだけど、充電を喰っていない感じ。困ったが時間に限りがある。色々と調べて対応策をやってみたけど起動せず。時間切れになる。
今治を8時前の列車に乗るので、それに合わせて支度を進める。列車の時間に合わせて駅に向かう。この時間も強めの雨。短い距離ながらも傘をさす。
駅構内の駅弁売店。8時から営業と聞いていたが、既にお弁当が並んでいる。せっかくの機会なので1つ頂く。
朝、高松を発って来た特急いしづちがやってくる。こちらで今日の行動を始める。まずは列車の行先、松山まで。
【今日の駅弁】あなごめし ¥1,100 株式会社二葉
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11年前の2009年も今治で駅弁を買っているけど2020年の今日も買う。次は2031年かしら。
しっかりとしたあなごがたくさん入っていてひとまず期待は越えてくれた。
列車は瀬戸内の海を見つつ走る。外は荒れ模様。瀬戸内というよりは冬の日本海を見ているような雰囲気。
今治から松山は二駅、40分弱。暗い空の下、右に左に車体を傾け走る。途中、どこかの駅で列車の待避。こちらを待たせて先に行くのは同じく特急。アンパンマン塗装の岡山・高松ゆきであった。
松山に8:36の到着。この先は乗り継ぎだが30分程の間がある。
9:15に折り返すべく乗ってきた列車は準備が始まる。高松からは4両で来たが、増結して折り返し。
増結する3両がやってくる。7両になって車内清掃が進むころ、今度は同じホームの宇和島よりには、松山始発の宇和島行き、宇和海となるディーゼルカーがやってくる。
JR化後の第一世代、2000系の2両。同じホームを松山始発の二つの列車、しおかぜ・いしづちと宇和海が使い分ける。改札口から階段を使わずに移動できる1番線を上手に生かした運用。
今日はこの後、宇和海7号に乗る。2両のうち、改札口に近い方の車両が半車指定、半車自由席。遠い方の車両が全車自由席というミニマム仕様。
全車自由席となる1号車の方がより新しいN2000系仕様。
指定に座る人はわずかでほとんどが自由席。そこそこ席が埋まる。昨日今日の特急いしづちが基準になるから、今日の特急宇和海は密だ。とは言え、連休中の特急列車なんだし、JR四国としてはもう少し乗って欲しいだろうなぁ。
松山を定刻に出る。相変わらず雨。加速鋭くディーゼルカーは山の中へと切り込んでゆく。
伊予市から内子へと進むところは国鉄末期に開業した比較的新しい区間。里山の風情がトンネル、トンネル、明かりが見えたと思うとまたトンネルという調子。その代わり、わずか25分で内子到着となる。あまりに早く自分の時間感覚と合わない。このあたりの区間、18きっぷでしか乗った事ないかも知れない。
内子からは明らかに線路が古くなって速度が鈍る。このあたり
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先日の大雨で斜面が崩れて不通となったところ。数日経っても復旧せず、今回の旅行に影響しそうでやきもきした。幸い、7月20日に運転再開となって今日に至ったから出てこれた次第。
伊予大洲に着く。妙齢なのにお揃いの地味な恰好をした女性3人が降りて、列車に向かって手を振ったりしている。何だろうと思ったけど、観光列車「伊予灘ものがたり」の乗務員らしい。
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伊予灘ものがたり。自分の乗った宇和海7号よりも40分程早く松山を出て、元の予讃本線、海廻りをして、宇和海7号よりも遅く伊予大洲へ到着。そして松山へと引き返す。折り返し列車の乗務員は交代するのか。鉄道でデッドヘッドというべき運用。当然あるのだろうけど、飛行機の客室乗務員のデッドヘッドと同じ光景は珍しい。
列車は肱川を渡る。大雨が続いた川は水量豊か、泥を含んでいる。列車は再び山へ。この先の予讃線。昭和初期までに開業した古い区間。雨降る山の景色が曇り、速度が緩んでポイントを通過。駅をのっそり通過してポイントの衝撃が来るとまた加速する。山と里のフリッカー。右手には時折海が見える。急斜面にはどうやらミカンの木。
どこかの駅で運転停車。宇和島から来た特急宇和海の待避。相手はアンパンマン列車だった。昨日もアンパンマン列車を待たされたことがあった。JR四国のダイヤはアンパンマンファーストなのかな、と思う。
雨は降ったが列車は定刻。10:30、宇和島に到着となる。
あくまで乗り換え地点の宇和島。さらに先に進むけど乗換の案内は1時間後の11:42。雨は降っていて憂鬱だが、ちょっと早めの昼食を済ませる事にしている。改札を出て街へ、なんだけど
この先の列車、運転見合わせの報。土讃線の特急が阿波池田-窪川で。普通列車も大歩危-須崎で運転見合わせと。今日は中村まで行き最終的には高知泊の予定なのだが、さて。
降雨状況を見ると高知県東部の方が雨が強い。だからこそ普通列車は須崎以西は運転なのだろう。この後の降雨予報を見ると西の方が回復傾向のようだ。最悪、中村から高知に行けない場合、宇和島まで戻る事が出来る時間を確認する。そこまでやって後は成り行きに任せる。まずは食事。
11時開店の郷土料理の店が駅の近くにあるので赴く。
雨の中、回転を待つ。何人か行列。案外と観光客が来ているのね。人の事は言えないけど。10数人並んだところで少々フライング開店。席に通される。その際に、こんな事業を紹介された。
https://www.city.uwajima.ehime.jp/soshiki/22/tabeteouen.htmlwww.city.uwajima.ehime.jp
2,000円以上の飲食に対して宇和島市が独自に30%の補助を出すのだそうだ。申請書を渡される。
宇和島で食べたかったのは鯛めし。それにじゃこ天を追加で。じゃこ天の分が割引になるイメージか。
鯛めしは早々にやってくる。
じゃこ天もやってくる。
タイ刺身の卵がけごはん風になって頂く。美味しいものをジャンキーに頂く背徳感を覚える。
お会計。申請書をレジに提出するとその場で割引。¥3,190から¥957引かれる。スマートな割引だ。そして申請書を出すので訪れた人の履歴が残る。コロナ感染時に履歴を追うためのデータにもなり得る。スマートなやり方かも知れない。
雨の中、駅まで戻ると出発まで10分を切っている。これからの乗車に備えてお手洗いをすますと改札内に。先程の郷土料理屋で見たような人もいる。これから乗るのは
予土線の窪川ゆき。妙に派手な塗装になっているのは観光列車の一種だから。JR四国のホームページでも紹介されている。
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「かっぱうようよ」の名の通り、車内外にかっぱ。そう、
車内にも、かっぱ。
海洋堂謹製のジオラマも座席をつぶしたスペースになる。ただでさえ1両の列車のスペースが少なくなっているが、普段は空いているから良いのだろう。連休中はさすがに混み気味。座席がほぼ埋まったところに松山からの特急が到着する。先程乗って来た列車の1本後、宇和海9号。2分接続は非常に効率よいが、その代わりに立つ事になる。
列車が動く。北宇和島で予讃線と別れて細道へ。途端に速度が鈍くなる。上り坂なのと線路の規格が低いのと、色々相まって先程の予讃線が立派に思える鈍足ぶり。
最初の峠を越えて予土線一駅目は務田。地元のお客さんと共に観光客というか鉄っぽい人が二人降りてゆく。何かと思ったら次の駅で列車すれ違いだった。やって来たのは鉄道ホビートレイン。
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先程降りた人は折り返しこの列車に乗るのだろう。すれ違う向こうの列車はこちらの列車以上に混んでいる。0系を再現した団子鼻の顔は窪川側。雨に0系のテールライトが滲む。
列車は人里に降りて進む。時折見える川の流れは進行方向を向いている。まだ愛媛県側だが、この辺の川は三間川という四万十川の支流だそうだ。川基準で言うと既に太平洋側に入っているが、終着の窪川はまだまだ先。時々地元の人が乗ってくる。ローカル線の地元客=年寄りの印象が強いが、今日は免許を持っていないと思しき若い子ばかり。年寄りはコロナ禍野中では出歩かないのかも知れない。地元の子はちょっと大き目の街が現れると降りてゆく。宇和島から乗って来た人も降りて、だんだんと観光客の比率が上がってゆく。
少しうとうと。気が付くと列車は江川崎だった。お手洗いのない予土線の列車ではある意味、トイレ休憩というべき駅。長い時間停まる列車も多い中、この列車は3分だけの短い停車。今日の乗客はしっかり準備してきたのか、予習が出来ていないのか、誰も席を立つ人はいない。1本前の列車だと四万十川の観光バスが接続するのだけど、この列車との接続は無く、発車となる。
江川崎からは四万十川の本流。なのだが川の向きは進行方向と逆。四万十川は中村-江川崎-窪川という感じに流れていて、太平洋側の窪川に向かって登ってゆく体裁になる。まだだいぶ距離はあるが、時間は半分以上経った。この先の予土線は昭和40年代の開通。明治時代の軽便鉄道に端を発する北宇和島-江川崎の区間とはだいぶ作りが違う。今までなら川沿いにカーブしていた所をこの先はトンネルで突っ切る。
四万十川が見えてトンネルに、トンネルを出るとまた四万十川。予土線の白眉、というべき区間だが、今日は雨。車内は気怠い。
笑いの起きそうな駅名も重たい車内の空気に消されてしまいそうだ。
車内は気怠いが列車の走りは軽やかになった。登り坂の筈だが、坂を感じない。時折地元の人や観光客が乗ってくる。多少空気が変わる。逆に降りる人もいた。
予土線に付き合わされた妻は寝てしまったが、中村方面接続の若井に到着。少し降りる人がいる。自分たちも順路なら若井乗換だが、手元にはフリーパスがあるし、人のいる駅で運転状況を見定めたい。終点の窪川まで乗り通す。ほぼ2時間で窪川到着。
窪川駅の出札口。列車の運休情報が出ていた。この時間、運転見合わせは普通列車は大歩危-土佐山田。特急列車は阿波池田-高知となっている。高知以西は運転を再開した様子。
午前中の特急は運転が無かったようだが、午後は動く。回復傾向なのだろう。予定通り中村には行くことにする。
窪川から中村までは第三セクターの土佐くろしお鉄道となる。
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元の国鉄中村線。国鉄時代から列車の運行は高松-中村の直通運転であった。本来なら土讃線と一体運営。しかし独立した名前を与えられたが故、国鉄再建の折に、この末端だけが第三セクターの別会社となった。特急列車は土讃線と直通運転しており、不思議な処置なのだが、そういうことになっている。お客さんの数だけなら先程まで乗っていた予土線より余程多いだろうが、本当に不思議なことにそういうことになっている。
窪川駅の1番線。ちょっと外れた所にある土佐くろしお鉄道の専用ホームには0キロポストが存在感を放っている。
列車は1両編成。先程の予土線と似たり寄ったりだが座席は転換クロスシートになってちょっと豪華版。トイレが無いのは一緒だが、乗車時間も短いのでさほど気にならない。
予土線からの乗換客でぱらっと席が埋まったところに、高知方面から普通列車が到着する。その乗継客で列車は立客が出る程になる。
14時ちょうどに出発。列車は先程来た道を戻る。予土線との分岐点は戸籍上若井だが、その先の山中にある信号所で分岐となる。この区間、四万十川最上流部の山中から一気に太平洋岸へ降りてゆくという線形で全国でも珍しいループ線で勾配を降りてゆくのだが、この雨の中。視界も効かない。列車がカーブし続ける感触だけでループ線を知る。
標高210mの窪川からわずか4駅進むだけで
海岸沿いの土佐佐賀に出る。のっぺりとした地図では伝わらない中村線の山のきつさというか、高知西部という土地の険しさを数駅列車に乗っただけで知る事になる。
そんな険しい土地の中で田んぼが見えてくるのは豊かな土地の証拠。間もなく中村となる。
線路はさらに西の港町、宿毛まで伸びているが、今日の目的は中村である。
列車を降りる。この時間の中村はちょっとした雨。ひとまず改札を出る。
駅構内には土讃線、高知から先の特急が運休となっている旨の案内がある。逆に言うと高知までは運転があるという事。今のところ、高知まで移動するには問題ないようだ。それだけを確認する。
中村は妻が縁のある土地。義理の両親が中村に赴任している時に妻が産まれたそうだ。まぁ早々に転勤になって中村の記憶は全くないとの事だが。
中村での目的はある和菓子を買い求める事。それが
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こちら。中村赴任時の知人が定期的に贈ってくれたそうで、妻の実家では馴染みのお店だそうだ。自分もその名は何度か聞いており、10年以上前にも一度訪問している。
podaka.hatenablog.com
中村の市街地は駅から離れている。雨の中なのでタクシーで市街地を往復することにした。
応仁の乱で京都の公家が領地に逃げてきたことに端を発する小京都、中村。
その静かな街にある和菓子屋に着く。買い物だけして駅に戻る予定なのでタクシーには待ってもらう。
店に入ると中村名物かつ高知名物にして妻の実家で馴染みの味、筏羊羹。
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自宅の分、妻の実家の分、ついでに自分の実家の分、といくつ買おうか迷いだした妻に「次何時来れるか分からないし、迷ったら買っておけば」と言ったら妻が感極まって嗚咽を漏らす。店の方、上品な老婦人という感じの方を困らせてしまうことになる。「彼女のご両親が中村に赴任しているに」と掻い摘んで事情だけ説明しておいた。
十年ぶりのお客さんなのだが店の方、大層喜んでくれる。1970年代の事でと伝えると「私もさすがに知らないわ」と仰る。どこかよその土地から嫁いで来られたのかしらん。「その頃の中村は賑やかだったでしょうねぇ。ご両親にもよろしくお伝え下さい」と。
最後に色々とおまけを持たせてくれる。何か、かえって申し訳ない事をしてしまった。再びタクシーで雨の中村。駅まで戻る。タクシーの人、なぜか端数をまけてくれる。
駅に15時半過ぎ。この次の列車は16:48の特急。1時間ほどある。予定では17:45の特急にのるつもりだったが、1本早めることにする。その前にもう一つ、中村でやる事を。駅から少し歩いたところにある道の駅みたいな施設まで。
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四国最大級という物産館にレストランを併設した施設。お土産物を見てゆくとあの筏羊羹が売っている。店舗まで行き必要はなかったけど、まぁ良いか。そのほかたくさん買い物をするつもりはなかったけど、多少荷物が増える。
本来はここで早めの夕食と考えていたのだけど、まだ16時。いくら何でも早いのだが、予定していたので
四万十川で獲れたうなぎを頂いて行く。貴重品なのかほかで見るよりちょっとお高めの¥3,800。その分美味しく頂ける。
今日は中村泊が出来れば良かったのだが、この4連休、中村のホテルは一杯であった。そんな訳でこの先、高知にホテルを取っている。今日はまた移動。駅へと戻る。
駅の案内には「終日」の文字が追加されていた。明日も列車が動かないとなると、色々影響があるが、高知まで行ければ他にも選択肢は出てくるだろう。
既に駅には16:48に出発するあしずり18号が停まっている。午前中に乗った予讃線同様、土讃線も高知を境に系統分割、乗換となる。でも今日はそのおかげで高知までは差し支えなく行く事が出来る。
2両のうち先頭は自由席。2両目の半分が自由席、残りが指定席という構成。指定、自由両方空いている。適当な席に落ち着くとちょっと買い物。四国に来て二日目。まだ飲み鉄をしていない。
酎ハイと竹輪を駅の売店で買ってきて早速開ける。列車が動いてからの方が良かったかも知れないがうっかり開けると空いてしまった。列車はまだ中村駅に停まったままだ。仕方ないのでゴミを捨てに行く。買い足しに行く時間はさすがにない。これで飲み鉄終了、となるとこれは飲み鉄じゃない。だたの飲みだ。
列車は動く。土讃線直通の特急も窪川までは土佐くろしお鉄道の乗務員が担当する。水色のポロシャツ、という鉄道員らしからぬ制服の車掌が検札をし、ドア扱いをして、集札に駆け回る。
暗い太平洋が車窓を流れ、海間近まで迫る山地にアタック。標高210mの窪川まで戻る。宇和島方面の接続案内があり、JR四国の乗務員に交代。列車は山の中を東に向けて走り出す。
先程の酒が利いてついつい居眠り。小一時間寝る間に窪川を出た列車は既に高知市郊外、伊野まで来ている。高知市内、割と細かく停まり、その度に多少降りる人がいる。もともと空いていた車内が寂しくなると終着、高知。岡山方面は終日運休のお詫びが入る。
折り返しは18:55の中村ゆきになるが、律儀に回送表記となった2000系気動車を見て改札へと向かう。今日は高知泊まり。
鯨の尻尾に歓鯨されて高知in。ホテルははりまや橋に取っている。駅からは少々距離があるし、雨が降ってもおかしくない状況なので路面電車に乗る。駅を出るとすぐ前が電停。上下なく行けるのは良い。
少し古めかしい路面電車に乗って数駅。はりまや橋の停留所で降りる。電車の背景に写っているのが今日のホテル。そしてホテルのプランは
www.jalan.net
トリプルクロスプラン、というはりまや橋の交差点を見下ろす部屋限定というもの。手続きをすると6階という部屋を案内される。比較的低層だが、路面電車をしっかり見るには高すぎても仕方ない、ので。
部屋に入ると
確かに電車は良く見える。サイトで紹介されていたベストポジションでは無さそうだけど、写真は撮れるし、楽しめる。
暗くなり雨が降り出す。知らない街でホテルに引き籠るのも難なので、少し出かける。名前の通り、ホテルの近くにははりまや橋がある。
言わずと知れた日本三大がっかり名所の一つ。でも、すぐ目の前にあるなら無視するのも難なので、ちょっと見てから近くのアーケード街に。
昨晩の今治はシャッター通りに閑古鳥というアーケードだったが、高知の街はこの時間でも賑やかさを保っていた。中心地が没落せずにしっかり生きている。
大津からは消えてしまう百貨店もある。あいにく19時閉店だったけど。
少し歩く。
ひろめ市場
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という飲み屋と屋台と市場の合いの子みたいなところがある。ちょっと興味があったのだが、満席の案内。中は結構混雑。係りの人がマスク着用を注意していたりするのだが、今のご時勢、長居するのは憚られる感じ。
先程中村で食事をしており、空腹ではないのだが、軽く飲んでつまむ、ぐらいのことはしたい。来た道を戻って、なんとなく郷土料理に店に入ってみる。こちらは席と席の間隔を開けて営業中。
メニューの中に1人用の「おもいで皿鉢」というものがあり、折角なので頼んでしまう。それにプラスアルファで。
瓶ビールだけどサッポロビールがあったのでありがたく頂く。
あおさ海苔の天ぷらを軽く頂き、
薬味たっぷりのカツオの叩きを頂くと
1人前の皿鉢が来る。いや、一人前なの?ってぐらいには多い。寿司4巻、シラス、天ぷら二種、カツオの刺身、カツオの叩き、巻貝が二種、あとよく分からないもの。後で聞いたら鯨の舌だそうだ。
思った以上に食べる事になる。これなら単品のカツオ叩きは要らなかった。
満腹を通り越してホテルに戻る。この時間、再びの雨。JR四国の運行情報によると明日の土讃線、天候回復次第点検の後、運転再開とある。思っていた時間には動けないみたいだけど、どうなるだろうか。
【サイトアップ アクセスカウンタ】
サイトアップはお休み
アクセスカウンタは機能せず
万歩計は未計測