2020-06-19

 夜中、とんでもない雨の音。寝て起きて寝て起きて午前5時前。金曜日の朝は雨の朝。妻共々起きだす。
 今日は会社が休み。三連休になる。毎年恒例で読める休み。毎年この3日は海外に行っていた。今年も昨年のうちに台湾ゆきの航空券を抑えていたのだが、1月下旬に始まるこのご時世。まさか6月まで影響はしなかろうと思っていたのだが、だんだんと近づくにつれて、あれっとなったのは周知のとおり。結局、台湾入国は出来ないし、日本に帰っても2週間留め置きだし、飛行機も運休になって払い戻しと相成った。それが先月の事。
 台湾行きをキャンセルした時点で、国内線の予約を取ってみた。まだ移動制限がどうなるか分からない時期だったけど、状況が改善しなければキャンセルできる、状況が改善すれば大手を振って出掛ければよい、と思った次第。で結果、
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4007051.htmlnews.tbs.co.jp
>政府は18日夕方、新型コロナウイルスに関する対策本部を開き、都道府県境を越えた移動の自粛要請を19日から解除する方針を確認します。 

 今日、19日から県を跨いだ移動は自粛解除となった。そんな訳で今日は出掛ける。雨降る中、2人で1つのキャリーバック。国内でそんなに気合の入っていない移動なので、荷物はそんなに重くない。
 雨が降るので移動は京阪電車。始発が動いて間もなくの時間、最寄り駅へと向かう。

 車庫から出てきた石山寺行きの方が早い時間から動く。石山寺から折り返しとなる浜大津方面は、始発が遅い。

 ようやくやって来た始発電車に乗って二駅。膳所まで出る。JRに乗り換え。

 待避線に貨物列車がいる。EF210-142。東海道線の東でダイヤが乱れているのかも知れない。すると


 外側の列車線を貨物列車が駆けてゆく。EF210-108。この直後に下り列車が到着。そちらで二駅、京都まで。改札の外に出て乗り換え。先程より雨は弱くなっていて、屋根のないところを歩く身には助かる。

 空港リムジンが来る。伊丹ゆき。乗客は出発間際で半分弱だろうか。今日は名神高速が集中工事で迂回運行。だいぶ時間に余裕を持って出ている。バスに身を委ねると京都南から豊中まで行き阪神高速池田線へと。気が付いたら空港到着の案内。まだ7時過ぎだ。下道を走る距離が短くなる分、普段よりもむしろ早いぐらい。
 ANA側でお客さんがほとんどおりて自分たち二人だけがJAL側へ。前回4日に、伊丹発朝のJAL便、悉く欠航になっていたのを見ているので何となく想像の範囲内ではある。

 4日に来たときはずらっと欠航を示す赤地が並んでいた出発案内。今日は少し復活した便が見える。8:30のJL106、羽田行きが復活したのか。そのほか、宮崎、秋田、仙台なんかも帰ってきている。まだまだ客が戻った、には程遠くて

 伊丹のターミナルもどこの地方空港?って感じの空きっぷりなのだが、第二波も大したことにならず、経済と人の動きが復活することを切に望む。
 搭乗手続き。荷物は預ける。今日は妻はクラスJが取れていて、自分は普通席。予約のタイミングでそうなった。ただ先程の案内、クラスJが△になっている。試しにお願いしたら、妻自分で隣り合わせの席に調整してもらえた。
 保安検査ののち、ラウンジに入る。

 欠航便が多いのでラウンジも空いている。空席多数に見えるが、

 座れない席も多い。ひとまず落ち着いて朝食を頂く。食事の運用は2月にはだいぶ混乱していたけど、新型コロナの影響が出て3か月以上。ラウンジの運用もだいぶ落ち着いてきたようだ。

 おにぎりは二種ある。そのほかにパンも一種類あった。残念ながらスープやみそ汁は復活できず。今日はお休みなので朝からビールを飲む。時間はあるけど1杯だけ。後はコーヒーにしておく。

 数は少なくとも飛行機の動きはある。たまにE170が滑走路へと向かう。JL106便もどうやらE190が充当されるらしい。

 羽田からJL103がやってくる。折り返し9:30のJL110になる機材はJA008Dがやってくる。そろそろ搭乗時刻。ラウンジの席を立ち、搭乗口へと向かう。

JL2081 JA007D B777-289 ITM→OKA

 今日のフライトは沖縄行きのJL2081便。


 出発は15番ゲートから。改修されたエリアから昔ながらのエリアに進むと既に搭乗開始となった後だった。今日はクラスJの最前列席。最後に乗ればよいので大人しく搭乗の順番が回ってくるのを待つ。JA007Dのレジが示す通り本来は国内線ファーストkルアス、クラスJ、普通席の3クラス機。通常の伊丹-那覇は大きなB777-300が充当されるのだけど、コロナ禍で小型化。B777-200が充当される事になった。6月10日に座席変更のメールが来ていたので、割とギリギリに機材が確定した様子。

 頂いた座席に落ち着き、出発を待つ。8:53、Doorclose。定時出発への協力お礼が述べられたのち出発の案内。梅雨前線の影響で上昇中揺れが予想されるとの事。那覇までの飛行時間、1時間45分とのこと。8:58、Pushbuck。9:03、Taixing。雨の中、誘導路を南へ進む。行く手を遮る機体も管制の指示もなく

 滑走路端へ。9:11、Take off RWy32L。

 滑走路を見下ろすと池田かどこかの街が見えて、すぐに雲が湧き出る。街は雲にかき消されて飛行機は左へ傾く。

 雲の上に出てさらに上は雲。青空が小さく見えている。尼崎から大阪湾に出て飛行機は西に進路を向ける。さらに上昇。揺れつつも電子機器や背もたれの使用が許可される。

 分厚い雲の上へと出ると9:28、ベルト着用サイン消灯。飛行機は淡路島の上空を進んでいる。窓外には分厚い雲だけ。どこを飛んでいるか、窓外の景色だけでは分からない。

 飲み物はお茶のパック。一緒に除菌シートも配られる。2月1日に中部から登場した時、隣のお客さんがテーブルやらひじ掛けを除菌シートで丁寧に拭き始めた時には正直驚き、オーバーだと思ってものだが、そこから4か月。笑えなくなっている。
 250mlのパックは機内で飲むには少々多い。少しずつ頂く。飛行機は四国を横切るのだが、残念ながら景色は雲ばかり。
 9:47、機長さんから飛行状況の案内。現在、飛行高度12,200mで飛行中。梅雨前線上を飛んでおり、10分程は揺れた続くとの事。那覇到着は11:00頃を予定しているそうだ。
 10:10にもう一度案内があって、現在屋久島上空でもう一つ、雲の上を飛んでいるとのこと。揺れが予想されるそうで、ベルト着用サインが点灯する。軽く揺れるがさほどではなく、10:17にはベルト着用サインが消灯する。

 梅雨前線を越えて、夏が一気にやってくる。10:30、降下を開始し15分程でベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。明らかに降下の感触。
 予告通り、10:45にベルト着用サイン点灯。飛行機は沖縄本島の西側を廻りこんでゆく。左手には本島がみえるのだろうが、右手には明るい海が見えるだけ。そして

 島影が見えてくる。普段と景色が違うなぁと思っていたら、

 10:58、Landing、RWy18L。沖合にできた新滑走路に着陸となった。減速していって誘導路に。新滑走路はめでたいが、

 ターミナルが遠い。延々Taixing。まっすぐ滑走路を横断するのかと思ったら少し迂回。

 今度は海上保安庁の格納庫が見えてくる。

 更に先に進んでようやく滑走路を横断。今度は海上自衛隊の前を通ってようやくターミナルへ。

 11:08、Spot in SP22。着陸してからが、遠かった。
 搭乗橋へと進むと暑い重たい夏の空気。滋賀とは空気が違う。

 007D。この後は伊丹に折り返すようだ。本来なら羽田からの便と入替になる筈だけど、ペアになるべき相手がいないのだろう。
 ターミナルはそこそこの人。そして飛行機もそこそこ来ている。

 JA752Jが来ている。貨物便かと思ったら旅客便。905便で羽田から来て906便で羽田に戻るそうだ。一時期は全く使い道がなかったB777-300。この輸送力機が欲しくなるほど旅客需要が戻って来たならJALにとっては良い事だろうが、どちらかというと貨物需要なのかもなぁ。

 JTAはJA06RKが駐機している。こちらも失業することなくそこそこ飛び回れている様子。
 今日は沖縄に滞在するから、素直に荷物を受け取り、制限エリアの外へ。機内案内で体温検査がある、という話だったが、

 非接触なのでまぁこんなものか。乗る時の伊丹でも同じような検査があった。チラシも貰ったが、手をこまめに洗いましょうとか、マスクをしましょうというアフタコロナでの常識的な事が書かれているだけだった。

 一時期に比べると航空便も復活しつつあると聞くが、この一部だけ切り取ると相当戻っているような錯覚を覚える。なんだけど、実際に沖縄に来ている観光客はそこまでではない。今日はホテル、那覇市内ではなくもうちょっと先に泊まるのだけど、


 観光地に行くバスは、そこまで復活していない。ホテルまで行くバス、1日2本。今日は13時半過ぎの出発。まだ2時間以上待つ事になる。どうしようかと考えていったん那覇市内に出る事に決める。

 Suicaが使えるようになったゆいレール那覇市内、県庁前まで行く。混んでいる印象が強いゆいレールも観光客が減った分、少し空いている。1席空けて座れる程度の乗り具合。
 カーブ、駅、カーブ、駅。市内みんなに顔を立ててどこに行くにも遠回りなゆいレールで10分弱。目的駅の県庁前に到着。乗るべきバスの経由地であり、那覇を代表する軽薄的観光地、国際通りの最寄でもある。
 その国際通り

 シャッター通りになっていた。少ない開店した店も閑古鳥が啼いている。県を跨いだ移動自粛解除で各地の人出が増えている、といっても絶対数はやっぱり少ない。

 滅茶苦茶少ない。
 昼食は沖縄ローカルの格安ステーキチェーン、やっぱりステーキに行く。つい先日
www.okinawatimes.co.jp
 吉祥寺に開店して連日満席というのだけど、本拠地、那覇のやっぱりステーキ、3rdとなっているから3号店なのだろうけど

 まぁ空いている。先客が1名。あとから2名。29席ある店なのだけど、まぁ、可哀想な状況だった。

 赤身の300gを頂く。お昼だからビールは抜き。美味しくいただけたけど、先行きは不安になるような今日の景色。
 食事を頂くと国際通りに戻る。人は少なく、日差しは強い。

 バスまで1時間弱。路線バスならもう少し本数があるみたいだけど、1時間待つ事にする。その間の時間つぶし。バス停の真ん前がリウボウという地元百貨店がメインテナントのビル。その4階に 
www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp
 那覇市の歴史博物館というのがあるみたい。博物館なら涼しくていいだろうと避難を兼ねて見学。
 那覇市の歴史博物館というのがあるみたい。博物館なら涼しくていいだろうと避難を兼ねて見学。

 中は企画展と常設展。そんな広くない中に琉球王朝琉球処分、戦前の那覇先の大戦、戦後と詰め込まれている。常設展はほぼ撮影不可。


 戦前の那覇の街並みを再現した模型だけは撮影OKだった。
okinawa-plan.info
 ブラタモリ那覇回を思い出しながら眺める。
 頃合いよく時間がつぶれてバスの時間が近づく。先程のバス停に戻ってしばらく。

 路線バスはどんどん来る。行先表示がLEDになっているけど、別に経由地を示した表示板が掲示されている。他の土地では見た覚えがない。
 路線バスの後ろに目的のバスがやってきて乗り込む。行先を告げて運賃を払う。前払いなのでそういう扱いなのだが、運転士、運賃表を見つけられないらしく。降りる時で、なんて言われる。まぁ客が限られているからいいのか。
 バスの乗客は数人だった。那覇市内、フェリーターミナルとおもろまちを廻る。乗客を少々集めた後、渋滞の中をノロノロ那覇市内を離れて北上する。皆さん北谷まで行くのかと思ったけど、途中経由地のパルコシティで下車。残ったのは自分たちだけ。

 1時間強でホテルの真ん前に到着。時刻は15時過ぎ。ホテルのチェックイン時間にちょうどいい。フロントには少々先客。他の人がいると反射的に混んでいる、と思うけど、でも実数としては大したことないんだろうなぁ。部屋に落ち着く。
 何となく緩んで缶ビールを1本空けると眠くなる。そのままzzzzと夕方まで。沖縄まで来て何をしているの?って感じだが、出歩く感じでもないので。
 夕方。食事をどうしようかと考えていくつか候補を挙げる。その前に地元のスーパーに行ってみる。北谷のホテルに着いて初めて外に出た。

 18時過ぎ。近くにマリーナがあるけど、ここも閑古鳥が啼いている。ぷらっと歩いて国道のそばにある地元のスーパーへ。そこにあった総菜がなかなか沖縄らしくで、もう総菜を買って部屋で食べようかと決める。
 ついで。国道を歩いて近くにあったA&Wへ。途中、回転寿司の店がたくさんあって、どの店も入店待ちをしている人が目立つ。その人たち、ほぼほぼ外国人。空港にも国際通りにもいなかった外国人が北谷のロードサイドにある回転寿司にたくさんいるのは、多分、恐らく、沖縄駐留米軍兵士。一方、A&Wの店内は閑古鳥が啼いていた。まぁハンバーガーチェーンは柵の中にもあるだろうし。
 ホテルに戻る。 

 部屋飲みっぽく夕食を頂く。ついつい買いすぎたみたいで少々持て余し気味。
 21時を過ぎて急に眠くなった。朝早かったせいだが、年寄りか子供が寝るような時間に潰える。
【サイトアップ アクセスカウンタ】
 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
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