季節を早送り、巻き戻し

　何時もより少しばかり遅く起きて身支度をした。若干の着替えやら何やらでカバンが重くなる。
　明日が仕事で名古屋。比較的朝に余裕があるので当日移動で十分。だけど、18きっぷがあるのと前回泊まった名古屋のホテルが割りと安く泊まれるから前泊する事にした。
　今日のうちに名古屋に着けば良いのだけど、到着希望時刻はあり、おおよその所要時間は決まっているから、必然的に出発時刻も決まる。そんな訳でマラソンのスタートを見る事なく209系
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　46編成で横浜まで出て、東海道線熱海ゆきの乗客になる。
　横浜で駅弁をと一瞬迷う。腹の空き具合とやって来る電車の空き具合に相談。電車は申し分無い状況だけど、お腹はまだ要らないと言っている。ならばと乗った電車の中で、今度はお腹がご飯ちょーだいと言い始めた。さすがに熱海ゆきを手放す気にはなれないからそのまま放置だけど、どうもチグハグな道中になりそうだ。雨混じりの湘南を西へとひた走るとこれから行く道を駆け続けて来た寝台列車とすれ違う。だんだんと雨が強くなり
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　相模湾も鉛色に沈む。
　熱海で乗換え。西ゆきの客は4番線から階段渡って3番線、上り電車もちょうど来て東ゆきの客が3番線から階段渡って4番線。通路の真ん中で客の流れがぶつかる。やれやれ。
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　熱海からは島田ゆき。6両繋いでいるので割りと空いている。
　沼津の辺りで一度は小降りになった雨。富士を過ぎた頃から本降りになる。今日は一日こんな感じか。どうしようかなあと思いあぐねて、清水で降りる。清水なら駅のすぐ裏が港。市場もある。本当はまだ歩いた事が無い焼津を考えていたが、この雨では仕方ない。
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　雨はいよいよ強くなる中、ちょっと歩くと観光客向けの市場がある。ここで食事。そのつもりは無かったけど、ブランチになる。
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　ネギトロビビンバ丼　￥800　味噌汁は別払い。コチュジャンがもっと欲しいなあ。普通の丼が良かった…
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　清水からは浜松ゆき。お隣、興津が始発だから空いている。混雑するのは静岡から。昼間の東海道線は静岡近辺で必ず乗換えだけど、清水でメシを食べておくと、乗換えの時に座席確保かしやすいのは、覚えておいて損は無い。
　雨は静岡を過ぎてしばらく経った頃、小降りになる。焼津ではポツポツ。これなら歩けたかもなあ。まぁ雨で電車が停まるよりは良い。西に向かうと更に空が明るくなる。浜松まで来ると雲の合間から日が射して来る。
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　浜松からはまた313系、3両編成。ここまで乗って来た電車とこの先乗る電車がきれいに顔を合わせる。ここまでくれば名古屋到着、だいたいの時間が想像出来る。最初考えていたより30分ほど早まりそう。
　青空の豊橋で最後の乗換。駅から見える温度計は34度を指している。何か季節が戻って来たように思える。
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　青空を眺めて最後のコース。
　名古屋は曇り空。15時ちょっと前で15時に出るホテルの送迎バス、期待して無かったけど間に合う。JRのハイウェイバス乗り場からと言うのは意外。バスも高速バスのクルマ。
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　高速バスでノロノロとホテルに運ばれる。先週も泊まった所だけど、
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　全く同じ部屋。ちょっとびっくり。
　ひとまずラウンジで
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　飲みながら今日ここまでの恥辱をまとめてしまう。更に地獄もやっておく。48Fのページも作らなきゃと思いながら、それは明日以降に持ち越し。
　改めて
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　飲んだくれ。いい加減飲み疲れて部屋に戻ったのがまだ19時位。
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　撮ったんだねぇ、覚えて無いけど。