金曜日の朝、今日は横浜に帰るがその前に仕事をやっつけなくてはならない。出来れば多少でも早く出られたら嬉しいが、さて。
 今日は自分が導入を担当している設備が規格に合致しているか、第三者の検査を受ける日である。簡単にいうとやっかいな日で、それを金曜日にセットしたのは正直失敗だった。午後から検査。気を持む場面もあったが何とかなる。思ったよりも早く終わった。
 すっかり気が抜けたので16時、仕事を切って帰る事にする。今日は在来線乗り継ぎで横浜まで。朝は晴れていたがこの時間、雲行きが怪しい。外に出るとどこからともなく雨の匂いが漂ってくる。
 一度帰宅して荷物を作って駅へと向かう。このころに雨が降り出した。電車をホームで待つ間に本降りになる。ゲリラ豪雨と言っていい。梅雨に入ってからずっと降ることが無かったのだが、降るときは暴力的な雨になる。


 岡崎でも雨だったのだが、豊橋まで来るとひとまず降っていなかった。局所的な雨だったようだ。雲行きは怪しいが、追われるように東に向かう。
 浜松18:15。今日はホームライナーでは無いので、浜松でそばを食べて夕食を済ませる事になる、筈が浜松の駅そば、妙に行列が出来ている。順番を待っていては乗り遅れそうなので、先に進みざるを得ない。

 興津行きに乗る。車内は満席だったが、一駅乗った天竜川は階段位置の関係か先頭車両から大量下車となる。無事に座れる。今度試験を受ける資格のテキストを読みつつ東へ。高速バスの座席よりは居心地が圧倒的に悪いが、テキストを読むぐらいなら、両隣が居るロングシートでも十分出来る。
 列車は興津行きだが自分は静岡で降りる。この後の三島行きに乗ることにして、下りホームへ。

 天ぷらそば¥380を夕食とする。ひとまずお腹は充ちた。

 上りホームに戻るとちょうど三島行きの列車が入ってくる。この列車に乗っても三島から先、接続はないのだが、乗ってしまう。珍しく313系ボックスシートがついている。三島到着後は御殿場線へと流れる運用らしいが、東海道線静岡口としては珍しいボックスシート車、そのボックスに座る。立客がちらほらしてからボックスが埋まり、発車時刻となる。静岡の町並みがすぐ脇を流れて行く。10年前は当たり前だったボックスシート、今は希少な機会となる。
 清水までにあらかたお客さんは降りる。ボックスにも空席が出来て余裕が生まれる。外が真っ暗なのが残念だが、普段とちょっと違う移動となる。
 列車は三島まで行くが今日は沼津で降りる。手元の切符、沼津までである。ここで戸塚までの切符を買い直す。いわゆる分割購入。120円ぐらいしか変わらないけど、通しで買うより安い事には違いない。どうせどこかで乗り換えは発生するし。

 改めて切符を買いなおしてホームへ。熱海行きは6両繋いでいてそのためか座れる。三島で乗り降りがあって長いトンネルを抜けると熱海。21時20分の到着。
 3番線から5番線へと向かい、売店の行列に並んでビールを購入。発車間際となる列車に乗るとボックスを確保できる。

 小田原までの30分弱がビアホール東海道線。定時に会社を出ると熱海が22時を過ぎて既に売店が閉まっている。1時間の差が熱海から先に出る。
 電車は小田原で先発する快速に接続。戸塚までに10分以上差が付くので乗り換える。ここも少々嬉しい。停車駅があまり変わらないと揶揄される東海道線快速アクティーだが22時半過ぎには戸塚に着くから多少は早い気分になる。地下鉄に乗り換えて吉野町に着くと23時前。
 改札まで妻が迎えに来てくれた。お互い夕食が中途半端だったので何となく近くでラーメンをという事になる。交差点にあるサンマーメンの店に入ってみる。


 サンマーメンの出来た頃そのままのレシピだそうである。サンマーメンといえばモヤシ、のように思えるのだが当時はまだモヤシが流通していないとかで白菜メインのサンマーメン。今時の味ではないのだろうが、あっさり目の味、これはコレで美味しい。
 帰宅すると24時近くになる。