2007-12-09


こんなん見てきました(ってこれだけじゃ分からんか)詳細は後ほど。

飲茶今度は全九品目

 っー訳で詳細。
 明るくなって目覚める。向かいの香港島が靄に霞んでいる。折角の香港だけどなんとなくだらだらと。ブランチの時間になってようやく動き出す。昨日合流した人と飲茶へ。今日も尖沙咀(Tsim Sha Tsui)。

 新旧いろんなビルが入り混じる香港らしい風景を眺めて。
 入った店。「徳興海鮮火鍋酒樓」と言う店だったらしい。一緒の人が広東語読めるだけに自分は全く努力しない。良くない事と思いつつも、頼り切ってしまう。

 こんなメニュー、自分ひとりではお手上げです。文字面だけを見て想像しても、聞いてみると想像とは別のもの。さて、頼んだ9品目。調子に乗って全掲載。

 「蓮茸梘水粽」チマキの中身は何かのあんこ。デザート的な1品がトップバッターで登場。

 こちらはチャーシュー饅。

 メニューをみると「菜芯」とあるけど、何の野菜だっけ?

 確か「青芥沙律海鮮巻」エビとか何かを軽い感じの衣で包んで揚げたもの。

 「南瓜生煎包」かぼちゃの餡が中に入った饅頭。

 なんのシュウマイだったかな?

 大根餅は「香煎蘿葡糕」と書くようです。モチモチしてて美味。

 「蜜汁叉焼腸」

 最後に出てきたのは「芋絲蝦春巻」一緒にソースが出てきたのが不思議。日本人としてはやっぱり醤油が。

 さて、お腹一杯になったところで駅へと向かう。7月の九広鉄路、地下鉄と合併して組織が変わったけどMRTの尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)へ。7月に乗ったKRCの尖沙咀東-羅湖(Lowu)の路線、その後、国境手前の上水から落馬州(Lokmachao)への分岐線が出来たり、大きな変化が生じているのだけど、今日の重大問題は、馬場を経由する電車の存在。

 3分毎という山手線並の運転間隔の中で、「TaiPoMarket」ゆきが今日の目的。馬場経由。つまり競馬場を経由する列車、多分臨時列車だと思うけど。


 競馬開催日のみ運転と言う列車に乗ります。待っている列車はまるでがら空き。でも一駅毎にお客さんが増えて。最後に本線から分岐する「がっしゃん」何て音が聴こえる。本線が左に分かれていって火炭(Fotan)の駅が左手に流れてゆくと、馬場(Racecource)に到着。尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)からは20分少々。

 馬場に到着。

 道路を挟んで、向かいが馬場。
 一般の入場料は10香港ドル。それに対して外国人専用の観戦エリアがあって、そこは150香港ドル。昨日一緒だった人たちはそこで待っていると聞いている。わざわざ持ってきたパスポートを提示して外国人専用エリアへのチケットをお買い上げ。でも今居る場所からは遠いらしく、結局、馬場の中を縦断する事になる。

 一般のエリアはかなり薄暗くて、まるで一昔前の京王多摩川。客層もそんな雰囲気。
 迷いながらも待ち合わせのエリアに辿り付く。でもこちらも混雑。みんな何処に居るのかさっぱり分からず。仕方ないので、分からない者同士、しばらく競馬の様子だけを眺めてみる。

 この中から探せ、って言うんですか……

 ひとまず、一番後ろに座り込んで馬が駆けてゆくのを眺めていたら眠くなってきたりする。何しに来たんだと自問をしたり、アイス買ってきて食べたり。脈絡の無い時間。
 周りの人たちは競馬をしに来ている訳で、パドックを見に行き馬券を買って、レースを見て、またパドックを見に行きで結構出入りが激しい。こんな動き回る相手を本当に見つける事が出来るのか、見つかんなかったらどうしようかね?なんて話も出るけど、それでも見つかる時は見つかる物。
 一番まん前に居た(笑)
 制限エリアギリギリのところ。ぱっと見た感じは「良いのココ?」って感じだけど、本当に入れないところはきちんと警備員が付いていて制止されるわけで、入れるところは問題なかったりする。


 っーかすぐ前でインタビューやってます。

 このおじさんが抱えているのが優勝者に贈られるキャセイパシフィック航空杯、って名前でいいのかな。本当、目の前。

 馬主さんへのインタビュー、意味無く突撃。

 ポートレート撮ってどうする(爆)

 パドックから馬が出てきて

 レースが始まる。っか長玉持って来れば良かった(反省)
 レースが終わると

 また目の前に。

 またインタビュー。

 っー訳で最初の場面になる訳です。
 競馬、興味ある訳でないけどこんな感じに写真を撮れる状況にはすっかり痴れてしまった。来年もお供するかもねぇ、と半分本気半分冗談で考えてみる。

To Shenzhen @Shenzhen

 さて、帰る訳だけど、今日はこれからご飯を食べに行く。深圳へ。
 馬場からは羅湖(Lowu)方面へも運転がある訳ですが、目の前に停まっているのは尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)ゆき。一駅戻って折り返す。辺りはすっかり暗くなっており、何やら東京郊外へと向かう私鉄の電車に乗っているような気分だ。
 国境の一つ手前、上水(Sheung shui)を出ると、もう出国するお客さんだけ。うんとお客さんは減ったけど、10両だっけ?の電車に乗っているお客さんみんな国境越えか。7月にも思ったけど、国境越えが日常になっているんだなと。もうすぐ羅湖(Lowu)の駅。

 往深圳(To Shenzhen)の文字に導かれるとまずは香港出国、そして中国入国となる。7月にも通ったけど、中国入国の際に記入するカード、何時の間にか書式が変わっている。それが変化といえば変化。
 夜の帳がおりた深圳に到着。
 前回は5分で引き換えしたけど、今日は夕食でも食べようかと言う話になっている。総勢7名のおのぼりさん。いざ中国本土へ足を踏み出す。
 それにしても、

 向こうに見える深圳の駅、霞んでいるのは排気ガスのせい???
 街中をゆく。一緒の人が心当たりのお店があるというので、その事を信じてひたすら香港から遠ざかる。駅の横を通り、表通りへ。信号なんて何て無いから、クルマが容赦なく行き交う道を走って渡らねばならない。工事中なのかボコボコの歩道を歩く。自分は見てなかったけど途中、子供を抱えた母親がゴミ箱の中から食べ物を漁って食べていたらしい。中国の中では割と豊かな都市の筈だけど。
 当てにしていたお店、廻りの様子が変わってしまっておりどうやら建屋もろとも消えうせた、らしい。もう歩き回る気力も無いからその辺の適当な店に入ってしまう。

 深圳でもクリスマスはクリスマスの様子。写真を撮る人がいるのも、どこでも一緒。
 入ったビルの中、結婚式か何かの二次会で貸切になっていたりして右往左往したけど、結局、中華料理屋に落ち着く。

 ビールは青島。18元だったかな。1元はほぼ1香港ドルだから香港で飲むのとあんまり変わらない。瓶は隣のテーブルで控えていて、店の人がグラスに注いでくれる。サービス料取られるんじゃないの?みたいな話もしたけど、実際に取れらた見たい。自分で会計をした訳でないので、良くは分かりませんが。
 昨日一緒だった人もいるけど、初対面の人も多く、香港に来た目的もてんでばらばら。さてどういう話になるのかと思ったけど、意外と話が弾んだ。円卓ってのが良いのかもね。これが普通のテーブル席だと確実に話が二つに分かれてしまうところ。
 頼んだ料理。メニューも抑えてないし、全て撮った訳でないのだけど、まぁ、雰囲気だけでもと言うことで。





 後は餃子とか、野菜の炒め物とか、後なんだったけ。それで確か一人頭94元。1500円ほどか。香港で食べるよりは確実に安いようだ。
 さて、香港に戻ろう。なんか緊張も溶けて、深圳もいいじゃんなんて気分がもたげて来る。ボコボコの歩道も夜遅くに道を掘り返す土方の姿も、物乞いの姿までもがごくありふれた景色に見えてくるのだから順応と言う奴は怖い。想像以上の格差社会である事は胸の奥にしまっておこうと少し酔いの入った頭で考えた。
 駅の横をあるいて香港へ戻る。 

 駅の出発案内。北京や上海。西安なんて街にも直通列車がある。みんな20時間以上掛けて目的地へと向かう長距離列車ばかりだ。
 21時を過ぎているが、香港へと向かう人の流れは激しく太い。その流れに乗っていると香港市民のゲートに行ってしまうけど外国人の入国審査は行列も短め。喧騒の中でそこだけが別世界だった。
 羅湖(Lowu)の駅まで戻ってきた。相変わらず人が溢れている。尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)までは40分ほど。座れないと辛いけど、電車の本数は多く、編成は長く、皆さんばらばらにはなったけど、従って席にありつける。席に座るとどっと疲れが出てきた。途中二駅三駅、人が乗ってきて車内が混雑してきた事は覚えている。何時の間にか意識が消えた。
 気が付くと、列車は空いている。ばらけた筈の皆さんがまん前の椅子に座ってこちらを見ている。えぇと思うと尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)についていた。自分は大口を開けて眠り呆けていたらしい。海外なのになんと無用心な事か……。
 羅湖最終列車の案内が出ている23時近くの尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)の駅で皆さんと別れて尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の街をホテルへ向かう。だいぶ位置関係が掴めてきたのだけど、もう明日は最後の日である事がとても惜しい。

 こちらも賑やかなクリスマスの飾りを眺めて歩き、ホテルへ。

 部屋からの夜景を眺めて。夜景は綺麗だけど流石に疲れた。今日は早い目に寝ようかと思う。