旺角に買い物に行きたいという妻に付き合って移動する。ちょっと歩いて紅磡駅からMTR東鐵線。以前は尖東始発だった電車。MTR西鐵線が尖沙咀に乗り入れた際に系統の見直しがあったようで、東鐵線、西鐵線ともに紅磡が始発となっている。
ちょうど出発する電車があって一駅、旺角東まで。ここから旺角まで歩く。その間に昼食も食べたい。14時もだいぶ過ぎて、さすがにお腹も減っている。
ファストフードの類はいくらでも店があるが、地元の店が見あたらないまま歩く事になる。
おぅ、ウチの子だ。
すっと入れる店がないならば話の種にと味千拉麺に入ってみた。
http://www.aji1000.co.jp/
熊本から中国に進出して大成功を収めたチェーン店。外国で食べるいわゆる日式拉麺というものを一度経験しておくのも良い。
店は混んでいる。もう15時近くで昼食の時間では無いのだけど、とんでもない人気である。
メニューは豚骨ラーメンをベースにしているようだけど、うなぎラーメンなんてものがあったり、相撲ラーメンなるものがあったり、不思議メニューが並ぶ。そして明らかに高い。ラーメン一杯40HKD。つまり500円近い。500円と書けばまぁ、まぁだけど、地場の麺を食べるとおおよそ20HKDだから2倍。それでも混んでいるのだからびっくりである。
チャーシュー麺と餃子のセットにしてみた。60HKD。待つことしばし、まずは餃子が出てくる。日本の餃子そのまま。不味くは無いが美味しくもない。ついでラーメンが出てきた。豚骨スープを一口頂く。なんか豚骨のコクが無いなぁと思う。塩気が無いのか油分が無いのか、何かパンチに欠ける味。日本で味千ラーメンを食べた事が無いから、元々日本でもこんな味を出しているのか、香港で受ける味わいにカスタマイズしているのか、よく分からない。でも正直、もう少し美味しいラーメンが日本にはごろごろしていそうな気がする。自分で店を出してももっと美味しいものが作れるかも、と一瞬思ってしまったけど、ちょっと食べただけでは分からない複雑な事情もありそうな気がするので前言は撤回する。