2009-01-10

まずは両替

 カーテン越しに外が明るくなって目覚める。朝の香港。

 気持ち良く晴れ上がっている。良い週末が始まりそうだ。眼下に広がる海。高速船が一隻、また一隻と減ってゆく。マカオかどっかの航路用かなとぼけっと考えてみる。
 朝飯を食べに行きたいのだけどその前に両替をしなくてはならない。9時になるのを待ってまずは九龍の駅からバスに乗って尖沙咀に向かう。

 毎度おなじみ重慶大厦。
http://www.chungking-mansions.com/
 バックパッカーには安宿街としてお馴染みだけど、今日の用事は、と言うかいつもここを訪れるのは両替が目的。

 昨年訪れたときは1万円がHKD730ぐらいだったと思ったけど今日のレートはHKD853。ついつい使いもしないのに2万円も両替してしまう。

新界で飲茶

 さて朝飯。香港に来たなら一度は飲茶と言うことで今日は目指す店があるのだけど、、、結構遠い。地下鉄荃湾線尖沙咀から美孚へ。ここで長い連絡通路を歩いて西鐵線に乗り換え。ひたすら飛ばして九龍半島のいわゆる新界へ。建物の姿が消えて荒涼した香港らしからぬ景色が広がった後、着いたのは元朗。ここからさらに一駅だけど

 輕鐵に乗車。香港島を走るトラムと違って近代的な車体。加速も鋭く街を行くバスにも負けない。そうやって

 大榮華酒樓。遠いですけど香港では有名な店、らしいです。時刻はこちらの時間で11時。朝食と言うのは遅く、昼食と言うには早いけど、

 既に満席。相席となりました。

 注文は例によって紙に書き込み店員さんに渡す方式。

 菜芯 香港にいると野菜不足に陥るのでこう言う機会に。

 ピーマンの肉詰め何てものもあります。

 揚げいも。蜂の巣に見立てているとか。中はタロイモだそうです。始めて食べたけど、美味しく頂きました。

 いかにも点心 って感じの蒸し餃子。中身は五目あんかけ って雰囲気。
 全部は省略ですけど、全部で9品。値段はHKD151。まあ標準的。温かいうちに頂いた方が美味しいだろうと思えるものもあったし、4人ぐらいで行くのが良いかもなあ。
 50分程の滞在で退散。お昼近くになったからか空席待ちのお客さんも増えていました。

今度は初詣

 先程の軽鐵でひと駅、元朗に戻ります。新界地区に網の目のような路線を伸ばす軽鐵。地図を見ただけではどんな路線網か理解出来ないけど、車内に掲げられた運行系統図を見ると一目瞭然。これに全部乗るのは大変だな、と。

 元朗から再び西鐵線。改めて眺めると見たような銘板が付いていて近畿車輛製と知ります。お昼の上り電車は立客が出る程度には混んでいました。荃湾線連絡の美孚で半分以上が降りて、終点南昌ではちらほら程度。ここでは東涌線に連絡。先程の美孚より乗換えは楽。でもみんな荃湾線に乗り換えるって事は、彌敦道の吸引力を物語るのだろうなあ。
 東涌線に乗換えて次に向かうのは終点東涌。ここからは先はロープーウェイも有るけど敢えてバスに乗換。2-3列と言う何だかななバスは思い切り山へと登るその途中で、寝てしまった。

 着いたのは山頂に程近い寶蓮寺。逆光の向こうにそびえ立つのは

 大仏さんです。
 昨日の女人街と同じくあちこちの観光客が登る石段を上へ。ここ、大仏を見るだけなら無料だそうで。大仏の中に設けられた展示室を見たり精進料理を食べるコースに参加する場合は有料だとか。

 遠く近い石段を登り切るとそこには寶蓮寺の全景。

 改めて大仏さん。同じポーズで記念写真を撮る欧米系の観光客がいたり。決して敬虔な仏教徒とは言えない自分ではあるけど、あれは違和感あるなぁと思って見ていたけど、アジア系の人でも同じようにポーズを取っていたりする。そんなものか。
 山の上だけあって眺めもよく、雑然とした香港の街を忘れてしまいそうな雰囲気。
 折角なので大仏さんだけでなく寶蓮寺もお参りして行きましょう。初詣、ですから。


 前回訪れた黄大仙よりも派手です。タイの寺院よりは大人しいかなとは思うけど、いずれにせよ日本の寺院よりはどこも派手派手ですねぇ。
 帰りもバス。行きは寝てしまったので知らなかったけど、いったん山を下ると海岸沿いに走った後、今度は峠を越えて東涌の駅へというルート。なかなか山が険しい難路をバスが喘ぐ。峠を越えると遠くに空港が見えてちょうど太陽のアークがTaxingしてゆくのが見えた。恐らくJALの成田行き、732便。バスが東涌の街に差し掛かる頃、高層マンションの隙間越しに上昇してゆくのが見えました。

今度は夕食


 東涌駅の隣にはアウトレットモールがあり、少々時間があるので覗いてゆく。じっくり見れば掘り出しものもあるかも知れないけど今日はあっさりと。東涌線で終点香港まで乗り通す。あっさりと座席が埋まった列車は隣駅、欣澳でディズニーランド帰りのお客さんで立客が出るほど。
 機場快綫の始発駅でもあるからか東涌線の香港島側の始発駅は「香港」という仰々しい名前。ここから地下の連絡通路で港島線の中環駅まで。さらに北角の駅まで。さて夕食。人数も増えて全部で4人。

 どういう趣旨の所か聞きそびれたけど、地元の人気店だそうで。並ばずにするために開店早々の時間から。

 そんな訳でまだがら空きです。18時前。夕食には少々早いけど、これ、二食目だからまぁいいか。

 ビールを頼んだらなんと茶碗が出てきた。泡が立ちません…
 食事もいろいろと 

 イカのフライがまず出てきた。

 チーズのフライみたいなもの。好評。

 海老を頂きました。

 鶏はここの名物らしい。骨付き、皮付きのままからりと。

 焼きそば。細麺が特徴的。

 小一時間の間にごらんの状態。確かに人気店。

 最後にデザートを頂いて。待っている人に悪いから退散しますか。
 食事をしている間にすっかり香港は夜の帳が降りている。でももう少し何かという事でデザートを食べに行くことに決定。

 2ドルで乗れるトラムはちょっとした移動に強い味方。今日は本来の使い方で。何区間乗ったんだっけ、すみませんよく覚えてません。

 着いたのはこちら。結構混んでいて辛うじて4人席が空いていたという所。

 という訳でばらばらに頼んだデザートを並べて見ました。もちろん美味しく頂きました。
 解散したのは確か21時過ぎ。そろそろホテルへ。やはり地下鉄の移動が便利で中環経由九龍へ。ホテルの部屋に戻る前にスーパーに寄ってみました。酒売り場を少々。

 夢のコラボ、という訳じゃないけどサッポロ黒ラベルにチャンビアが並びます。

 ビールよりもチューハイの方が高い、って所に注目。
 写真は撮りそびれたけど日本酒のコーナーもある。一升瓶がずらっと並ぶ中に太平山が。ビクトリアピーク、か。HKD600はするからおおよそ8000円相当。高級品ですねぇ。

 部屋に戻ってビールを飲みつつ。こちらの時間では22時を過ぎた所だからまだまだ早い時間、かも知れないけど結構疲れている。少々恥辱を進めた後でベットに沈む。

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