八丈島からの大島行きは定刻11:55。本来であれば折り返しが35分あるはずだけど、今日は何にも余裕が無い。「島寿司は13:30から」と言う張り紙を恨めしく眺めただけで、搭乗待合室にゆく。狭い待合室、椅子が殆ど埋まる程度に混雑している。案内によると12時ごろから搭乗開始となるそうな。合わせて後方座席のお客様から先にと告げられた。
搭乗が始まり機内へ向かう。今度は通路側の席。事前指定できる席が真ん中を除けばそこしかなかったから。先ほどのフライトに比べるとお客さんは少なめだけど、それでも半分以上は埋まっているかな。聞いている以上に混んでいるように思える。12:06、Doorclose。遅延のお詫びと条件付運航となるお詫びから案内が始まる。大島までの飛行時間は30分との事。12:09、Pushbuck。12:13、Taixing。誘導路なんて立派なものは無いので滑走路上をずんずん進んでぐるりとUターン。少し溜めを作った後、エンジンが思いっきり吼えた。ずんと背中を押されて12:16、Takeoff RWy08。急上昇してすぐ窓の外が真っ白に染まる。
上昇中軽く揺れたが、先ほど見てきた通り南に行った方が天候は良い訳で、12:20、ベルト着用サインが消灯する。ただし、5分ほどで再点灯する見込みだそうな。早速、毛布やら新聞やら機内販売やら。その間に機長さんから案内も入る。大島付近、前線が停滞しているとの事でさてどうなるか。天候は雨、気温は17℃というから八丈島とは別世界だ。
後方通路側から機内を眺める。窓側と通路側の各席は概ね埋まった程度の搭乗率。
この5分は本当に短い。機体が揺れだすとベルト着用サインが点灯する、時刻は12:28。外は相変わらず真っ白。時折揺れながらのフライト。一瞬、島が見えた。でもまた海。今度は島が右手に見えてくる。左に見える海には白い波。ローリングしながら降下してゆく。降りるかな、降りれるかな。左手にも島が現れる、あとは滑走路に降りるだけ、12:47、Landing、RWy03、12:48、Spot in SP2。
大島空港は搭乗橋がなく、タラップで地上に降りる。プロペラ機ではおなじみですが、ジェット機では私自身は初めての経験。雨に濡れたスポットを歩いて建屋まで。羽田行きのお客さんは直接搭乗待合室へ。
