EL823 JA8596 B737-500 HND→HAC

 急に思い立っていわゆる「ぐるぐる」をやる事にした。予約入れたの、実は昨日の事だったりする。

 恥辱の中で「ぐるぐる」と言うと大抵の場合は「ぐるぐるセブン」こと旧JASレインボーセブンを差すのだけど、この場合の「ぐるぐる」は「ぐるぐる修行」、ANAで羽田-八丈島-大島-羽田の三角飛びを繰り返す行為を差す。
 ※最も「ぐるぐる」で検索してもどちらも中々出て来やしませんけどね

 普段、JAL系を中心に乗っているので、JALに乗る時はいろんな恩恵を受けられるけど、ANAとは殆ど絡みが無いから、乗ったところで仕方ない。とは言え、全く乗らない訳でなく、たまにフォッカー♪なんて感じで中途半端に乗ってしまい中途半端にマイルが溜まる。普通に乗っていると3年間で15,000マイルに届かない程度の乗り方だから、非常につまらない。
 で、今年はANA。7月に一度だけ中途半端に乗ってしまった。
 
 国内線ボーナスマイルキャンペーン 2007年7月1日から2007年10月31日(ご搭乗分)
 期間中、キャンペーン参加登録のうえ、ANA国内線にご搭乗いただき、ANAマイレージクラブにマイル積算をしていただくと、通常のフライトマイルに加えて、搭乗回数に応じて最大5,000マイルをプレゼント!   

 なんてキャンペーンがやっているけど1度だけでは何にも貰えないので、じゃぁもう少し乗っておこうかと言う事が一つのトリガ。
 ※JALでも同じようなキャンペーンをやってますが、こちらは帳尻あわせをするまでもなく、クリアしてます(苦笑)
 もう一つトリガがあるならば、みんなやっている「ぐるぐる」と言うものを一度は自分もやっておこうかという事。話には良く聞きますけど、自分では乗ったこと全く無いので。

 言い訳が長くなってしまった。そんなこんなで今年初めての羽田第二ターミナル。

 これから飛ぶ八丈島。天候調査が入っている。ここは欠航率が高いと耳では知っていたけど、しょっぱなにその洗礼を浴びるかも、しれない。
 何時も混んでいる印象の第二ターミナル。今日は天気が悪いからなのか、時間帯が悪いからなのか、とても空いており、全く待たされる事なく制限区域に入ってしまう。ここで10〜15分は喰われるであろう事を覚悟してきただけに拍子抜け。ラウンジに寄る権利も無いので大人しく搭乗口へ向かう。今日の八丈島ゆきは107番ゲートから、つまりバス連絡。
 10時ちょっと過ぎ、まず到着機材遅延に伴う出発遅延の案内がある。定刻10:30を10:40との事。次いで天候調査の結果、出発決定と案内。ただし条件付で着陸出来ない場合は羽田に戻ってくるのだそうな。ちょっと間をおいて、大島へお乗り継ぎのお客様へと案内。八丈島発大島行き、天候調査が入っているそうである。
 待合室内が混んでくる。仕舞には修学旅行らしい団体さんまで現れて、こいつらも八丈?なんて思ったけどどうやら後便の様子。11:05の米子ゆきか11:25の中標津行きか。
 10:30過ぎ、バス2台が仕立てられて搭乗機へと向かう。空港を北側へ。途中、中国東方航空のコンテナを引っ張る牽引車とすれ違う。上海シャトル、昨日から本当に動き始めた事を思い知らされる。
 一番外れに停まっていた小さな機体が今日の八丈島ゆき。雨が一段と強くなったからか、連絡バスの真ん中のドアをタラップの前に付け、そこから搭乗という形になる。座席、窓側と通路側が概ね埋まったぐらいの搭乗率。7割ちょっとかなぁ。「揺れが予想されるため、お手洗いは今のうちに」と言う案内。親切であるけれど、前途多難な事を思わせる。
 10:45、Doorclose。アテンダントさんからはまず遅延のお詫び、次いで条件付運航となる事のお詫びが続く。八丈島までの所要時間は離陸後35分、天候は曇りで気温は24℃と告げられた。肌寒い東京と随分違う。
 10:47、Pushbuck。10:50、Taixing。今日は冷たい北風なのでRWy34R、ターミナルの端から端まで南側へ。そして離陸渋滞の列の最後にたどり着いた。案内が入って当機の離陸は4番目、離陸までは10分を要するとの事。順番が廻ってきて11:00、Takeoff、RWy34R。急激に上昇してあっと言う間に雲が機体を包み込む。大して揺れはしないけど、簡単にはベルト着用サイン、消灯しそうにない。
 真っ白な外が少しずつ明るくなる。上空にちらっと青空が見えた気がしたけど、また真っ白になる。11:08、ひとまず電子機器使用OKの案内がでた。

 機内はこんな感じ。

 白い世界が何処までも続く。八丈島までこんな調子が続くのかと思っていたら、11:16、不意にベルト着用サインが消灯する。もう半分ぐらいは来ていそうだけど。
 時間が短いからドリンクサービスは無し。バタバタと機内販売の案内だけが執り行われる。本気で売るよう様子には見えないけど。窓の外、ちらっと雲の切れ間。島の一部だろうか、海岸線が一瞬だけ見えた。南へ向かうにつれて雲がだんだんと取れてきたようで、青空も顔を覗かせるようになる。

 11:22、機長さんから飛行状況の案内が入る。まずは出発遅延のお詫びから。次いで条件付運航である事の説明とお詫びも行われる。この時点では着陸できないとは言わない。出来るとも言わないけど。あと5分ほどで降下を開始し、ベルト着用サインが点灯するとの事。八丈島到着は11:35の見込み、天候は曇り、気温は24℃。
 ほぼ予告どおりと言っていい、11:26、ベルト着用サインが点灯する。チラッと島が見えたのが11:29、これより先、揺れが予想されますと案内されてまもなく雲の中。揺れだす。真っ白な世界なローリングしてゆく。もう一度島が見える。今度はしっかりはっきり。八丈島なのだろう。道路や集落が見てとれて、ついに島へと差し掛かる。不意に滑走路が現れて11:38、Landing、RWy08。
 スポイラーを思いっきり立てて急減速。飛行機は滑走路上をUターンすると駐機場へとTaixing。11:41、Spot in SP3。