やって来たのはスーパー白鳥。JR北海道の789系。幼少の頃を秋田で過ごした人間にとって「特別急行白鳥」と言う響きには畏敬と郷愁を覚える。ただ、日本海縦貫線の特別急行が溶けてなくなり海峡線に復活した後は全く縁がなかった。こんな形で白鳥を名乗る列車に乗ることになるとは思っていなかった。
そんな懐かしい白鳥を名乗る列車、当たり前と言うかやっぱりと言うかごく普通のJR北海道な特急列車である。造形も車内の雰囲気も。郷愁を求める方が間違っている。485系な白鳥に八戸あたりから乗って函館まで乗り通せば気分は違ったかもしれない。
わずか一駅の乗車なので、指定席は取らなかった。禁煙の自由席がいっぱいで喫煙車に座る。近くで煙草を吸う人、一本一本また一本、いい加減気分が悪くなってデッキに避難。まもなく終点の八戸。
写真:13分の乗車で八戸到着
新幹線の発車まで15分ほどある。ずいぶんと余裕があるなぁ。特急たざわがあった頃の盛岡での接続時間は8分だった筈だ。恐らく多少はダイヤが乱れても新幹線に影響を与えないためなのだろう。白鳥の写真撮ってからビールと駅弁を買って車内に持ち込み新幹線の写真撮ってもまだ余裕。
写真:E2系が出発準備を整え待機
新幹線は3028B、J63。八戸発車時点では空席だらけだ。