JN2321 JA8649 Saab340B ITM→TJH

 ラウンジでココまでの恥辱を書ききってしまう。ラウンジ内に案内が流れる。昨日の成田空港悪天候の影響で伊丹発成田行き、出発が9:20になるのだそうな。ちょうど良い時間になったので搭乗口へ。ちょうど優先搭乗が始まるところ。希望者は居らず、直ぐに搭乗開始。8:13、例によってバスでの連絡となる。バス1台に13人ほど乗ったところで動き出す。連れて行かれた先にいるのはJAノL塗装のJA8649。
 もう一台バスが到着し、2人追加になったところで8:24、Doorclose。照明と空調が落ちて一瞬の静寂。そしてプロペラが廻りだす。一つ、また一つ。照明が元に戻り、空調も動き出す。エマージェンシーでもが始まる中、Taixing開始、8:27。一足早く松山行きらしいSaabも動き出す。但馬までの飛行時間は30分と案内された。滑走路手前で一息置いて8:34、Takeoff、RWy34R。
 今日の関西地方は非常に視界が良く、従って何処を飛んでいるのか手に取るように良く分かる。左に旋回して猪名川。さらに左に旋回して武庫川。そして右へ、遠くに神戸が見えてくる。振り返ると先ほど飛び立った伊丹空港阪神競馬場が見える。車両基地西宮北口だ。球場跡も分かる。ずいぶんとジグザグと飛んでいる感じがする。そして右旋回。六甲山に差し掛かった8:38、ベルト着用サインが消灯する。到着予定時刻は定刻9:05と案内された。
 早速キャンディーの配布。次がルートマップ。飛行機は六甲山の裏側、住宅地を眺めると後はゴルフ場だらけの田舎を飛んでいる。さすがに何処を飛んでいるのか分からなくなる。それにしてもゴルフ場が多過ぎ。ちょっと醜い感じがする。
 陽光を受けて麗らかな田舎が続くその先に、陽光を受けて麗らかな冬山が見えてきた。境目が良く分からないけどうっすら白くなって来てそして雪化粧へと変わってゆく。まもなく着陸の案内が流れる。軽く揺れだす。谷間には雲と言うか水蒸気が立ち込めている。雲の下の大地は暗く閉ざされているのかもしれない。
 円山川と山陰線が見えるともう着陸。9:03、Touchdown。RWy19。何時もと逆だ。9:05、Spotin。予告どおりの定刻。