JD1490 JA004D MD-90 KCZ→HND その2

 定刻より少し遅れて機材がやって来る。JA004Dだ。
 JA004D
 搭乗は18:25すぎを予定しているとの事。定刻より少し押し気味、満席。条件が重なって、後方座席の方からご搭乗下さい、との事。一番後ろなのでじゃぁという事で真っ先に乗り込んでみた。指定された最後方の席へ。真横にエンジンが構える。間近に見るとさすがにでかいな。
「エンジン音の煩い席で申し訳ございません」アテンダントさんがお詫びついでに「どうぞご利用下さい」と紙のおしぼりをくれる。まだ冷たい。「ちょっとまだ凍っておりますが」なんか「結構親切、どこかで間抜け」なJASの印象そのままの人だ。
 今日のフライトは正真正銘の満席のようで、一番後ろの5席も全て埋まった。18:39、Doorclose。羽田までの飛行時間は1時間5分とのこと。18:41、Pushbuck。新聞を貰う。東京版だ。18:46、Taixing。18:50、Takeoff、Rwy14。雲を突き抜けるとき少し揺れる。上空へ上がると空はほんのり赤味を帯びている。
 18:54、ベルト着用サイン消灯。機長から飛行状況の案内が入る。現在高度8,800m、対地速度860km/hの水平飛行に向けて上昇中との事。この先は串本、大島上空を経て羽田到着は19:55ごろを予定しているとの事。ベルト着用サインは19:40ごろに点灯する見込みである事も伝えられる。羽田の天候は南西の風8m/s、曇りで28℃との事。
 19:00、天井からテレビモニタが降りてきて、NHKニュースが放映。12時のニュースだ。しばらく海が続いていた窓の外に陸地が見えている。恐らく串本、潮岬辺りが見えているのだろう。ドリンクサービスも廻ってくる。19:09、再び地上が見えている、志摩半島辺りだろうか。雲が出てきて地上が見えなくなる。空は段々と薄暗くなってくる。まもなく日没だ。
 19:27、間もなくベルト着用サインが点灯する旨、案内。外は雲が暗く沈みこんでいる。翼の光がだんだんと眩しくなってくる。19:39、地上の光が見える。もう房総半島の近くまで飛んできているに違いない。19:41、ベルト着用サイン点灯。
 間もなく着陸の案内が入った。19:47、機内減光。左旋回する。窓の外に見えているのはどうも東京湾らしい。再び左旋回。19:51、Geardown。左旋回が続く。どうやら北側からのアプローチ。19:54、Touchdown、Rwy16R。19:58、Spotin SP5。
「暑くて申し訳ございませんでした。おしぼり、ご入用でしょうか」と先程のアテンダントさん。
「この機材は冷房の効きにムラがございまして、あとしばらく致しますと新しいボーイング787も入って参りますので今しばらくご容赦下さい」 
「でも、この機材、好きですから、お気になさらず。子供の頃、実家から良く眺めたんですよねぇ」
「高知にMD入っていたでしょうか」
「出身、秋田です。」
「失礼致しました」
「秋田-千歳線です」
「私どもの路線でございます」
 降機待ちの列が捌けてきた。お礼を言って搭乗口へ。確かに、前側の方が冷房の効きが良く、心地よい。これは知らなかった。

 平日の通勤時間帯である。蒲田からの京急、混んでいるだろうなと思って今日は横浜行きのバスで帰宅。所要30分がデフォルトだけど道路が順調で25分ほどでYCATまで運ばれる。根岸線は何とか乗れる程度の混雑。21時過ぎ、洋光台にたどり着く。4日遊んだけどそれも今日で終わり。明日から仕事だ。