JD2919 JA8557 SDJ→SPK

 もう18時近く。日も暮れてきているけどTo be coutinuである。次は千歳行き。搭乗が始まったので飛行機へと向かう。今度の便は空いている。前のほうに30〜40人。あとは空席。後ろはガラアキ。その、誰も居ない後方席にぽつんと座る。窓の外には雨粒。仙台も雨が降り出してしまった。17:58、Doorclose。18:00、Pushbuck。飛行機の出発時刻とは「飛行機が動き出す時間」と言うのが定義だそうだから、この便は定時出発、と言う事になる。18:05、Taixing。トリトンブルーになったフォッカー50の姿が見える。18:07、Takeoff、RWy27。
 すぐ傍らのエンジン音を轟音をたてる。暮れなずむ陸奥の大地が見る見る遠ざかる。雲を突っ切ると左側の窓に赤い水平線。天空へと視線を移すと漆黒の夜が広がり始める。田舎で見て来た秋の夕暮れの景色そのものだ。地上は雲の切れ目からところどころに街の明かり。一筋の列を成している。北上川沿いに飛んでいるのだろうか。
 18:19、ベルト着用サインが消灯して飛行状況の案内が入った。「高度7,000m、対地速度850km/hとのこと。千歳到着は定刻の19:10を予定。天候は小雨、気温は19℃。」う〜ん、気温差11℃ですか。気温差だけならたいした事無いけど、19℃なら長袖が欲しいところだなぁ。 
 再びiPodに手を出して夜の深さが増してゆく東北の大地を眺める。細かく揺れ始める。18:35、「ベルト着用サインは消灯しておりますが、シートベルトをお閉め頂きますようお願い申し上げます」と言う案内。そして間もなく点灯致しますの案内が入る。実際の点灯は18:47。
 雲に突っ込み軽く揺れる。雲の下に出ると街明かりがちらほら。どうやら既に北海道に差し掛かったようだ。まもなく着陸の案内が流れる。見えてくる景色からすると空港の北側へと回りこんでいる様子。空港に近づくと雲、と言うか霧というか。千歳空港の周辺は不思議と霧が出やすい。何度か経験があり。19:04、Geardown。19:08、Touchdown、RWy19R。
 定時に少し遅れて19:12、Spotin。普段なら2分遅れは気にしないけど今日はぴったりの定時出発だったのでちょっと気にしてしまった。

 さらにストイックに行けば、まだ羽田ゆきの出発がある。さぁ8レグ目へ!なんて事も可能だけど、今日はここで打ち止め。千歳宿泊となる。あるオフ会に参加。千歳市内で飲み。20時からで気が付けば24時過ぎ。さらに宿に戻って飲み続け、部屋に戻ると3時過ぎ。明日、大丈夫かなぁと思い、モーニングコールに携帯のアラームを3発、セットしてから眠ることにする。部屋の目の前にはMD-87。写真を撮ろうかと思ってみたけどやめにした。