JD3535 JA8557 FUK→SDJ

 次は仙台へと飛ぶ。仙台への便は既に10番スポットで客を乗せている。「仙台行きは最終のご案内中」なんて放送が流れる。時刻表の上では30分ある乗継だけど、実際にやってみると結構苦しい。機内に入る。大よそ6〜7割の搭乗率。後ろまで一通り埋まっている。
 15:31、Doorclose。仙台までの飛行時間は1時間35分とのこと。今日乗ってきたフライトの中では一番長いな(笑)。機内の新聞を受け取る。福岡版だ。15:36、Pushbuck。15:40、Taixing。今日2度目のRWy16はやっぱり離陸待ちを喰らう。滑走路端で6分ほど。隣にはJA007Dが居る。15:50、ようやくTakeoff。急上昇しながら左旋回してゆく。福岡の街を離れ山間部へ。
 15:55、飯塚と思われる街が見える。その後に南北へと流れる川。遠賀川だろうか。そして飛行機は雲の中へ。軽く揺れる。16:11、ベルト着用サイン消灯。雲の上に出たようだ。青空が覗いた。
 ドリンクサービスが廻ってくる。今日6回目のフライトにして初めてのドリンクサービス(笑)。昨日のアイスコーヒーをもう一度と思って所望したけど積んでないと言われる。メニューの羅列が始まった。飛行機に乗り慣れていない乗客と思われたらしい。昨日のB767ではレギュラーメニューみたいな言い方をしていたけどどちらが正しいのだろう。ドメとインタで扱いが違うかな?
 疲れを覚える。さすがに1日6回の搭乗は体に堪えるらしい。ただ単に座っているだけなんだけどなぁ。雲海の上、しばらくのまどろみ。
 操縦席からの案内が入って目覚める。高度10,000m、対地速度800km/hと言ったようだ。この先金沢上空を16:45に通過して仙台到着は17:20予定。仙台の天候はくもりで気温は25℃とのこと、17:10にはベルト着用サインが点灯する見込みとの事。
 着陸10分前までベルト無しと言うなら、天候は概ね良好なんだろうなぁ。飛行機は相変わらず雲海の上を飛ぶ。16:45、金沢上空と予告された時刻だ。ここでも雲。
 目覚めるとも眠るともつかない時間。ふと思い立ってiPodに手を出す。退屈が紛れる。好きな曲を聴きながらの空の旅、なかなか良い物。
 眼下を模型が横切っていった。いや、模型では無くて本物の全日空機。何か急流に流されてゆくように見えた。あっという間に小さくなる。恐らく1,000mぐらいは高度差はあったと思うのでニアミスでも何でもないのだろうけど、何度も飛行機に乗ってきて、こういうのは初めて見た。時速900km/hって本当に速いんだなぁ。時計を確認する、17:09。もう東北の上空のはずだ。雲が切れてきて扇状地が見えてくる。どの辺りだろう。よくは分からないけど福島か、山形か。
 17:15、ベルト着用サインが点灯する。若干予告より遅れているようだ。着陸予定時刻の17:20、薄暗くなった大地が途切れ、海へと進み出た。次第に高度を落としてゆく。旋回しながら案内放送。間もなく着陸ですと。17:27、Geardown。そして再び海岸線。内陸へと戻る。大地はもう目の前だ。17:29、Touchdown、RWy27。
 飛行機は5番スポットに入る。隣には同じMD-81、JA8556。仙台空港は羽田の第二ターミナルみたいに出発エリアと到着エリアが完全に分離。迎えの地上係員もいないので到着客の流れにのって一旦制限エリアの外へと出る。折角なのでカウンターへ行って席替え。後方窓側を手に入れる。再び制限エリアへ。次の便は5番スポットから。つまり同じ機材だ。少し遅れ気味だったし出発も遅れるだろう。安心してラウンジに寄る。