JN2324 JA8642 Saab340B TJH→ITM

 空港に着いたときにはまだ明るかったけど飛行機の到着する頃にはすっかり日が落ちた。展望デッキに出てみると待っていたのはJA8642。

 朝と夜とで向きが違うのは何時もの事。照明の関係かとも思うけど、はっきりした理由は?
 再び1階に戻るとちょうど保安検査が始まるところ。案外と混んでいるのと一人一人念入りに検査しているからなのか、全員の検査が終わらないうちに搭乗開始になる。指定された席に座って空港の方を見るとまだ数人検査中。もう18:00を過ぎており定時出発大丈夫?とも思う。結局18:06、Doorclose。伊丹までの所要時間30分と案内された。そして機内が暗くなる。
 機内が真っ暗になり右側エンジン起動、復灯した後、機内再び消灯。今度は左側エンジン起動。2発のエンジン音が軽やかに唸りだす。18:10、Taixing。滑走路へ出るところ左へ曲がり、ゆっくりと滑走路端へ。一番隅っこでぐるりと反転。そして一旦停止。
 二つのエンジンが震えだす。機体も大きく震える。自分の気持ちが高鳴る。そして全てを解き放つかのようにブレーキが外された。震える機体は一気に加速、18:14、Takeoff、RWy01。
 先ほど右往左往した但馬の地はすっかり夜の帳が降りている。今までと違って自分の眼で見て味わい歩いた街の夜景は少しだけ愛しい。そんな感傷に浸っていると飛行機は雲へと突っ込み夜景は隠される。少しだけ揺れだす。
 先ほど消えた灯り、18:18には元に戻る。そして18:19、ベルト着用サイン消灯。伊丹到着18:45と案内された。あと20分強。慌しく機内サービスが始まる。まずは基本の

 ビタインのデザイン、何時の間にか変わっていて少々戸惑う。
 次いで乗務員さんは新聞を持って機内を巡回。試しに受け取ってみると西日本新聞。今日は福岡から運用に就いたようだ。窓の外、再び街灯りが見て取れるようになる。18:26、ベルト着用サイン点灯。伊丹の天候、晴れで気温は18℃と告げられた。
 外の明かりはだんだんと光の海へと化けてゆく。一面の大阪。軽く揺れた後、はっきり分かるほどの降下を開始。右手に伊丹が見えている。右へと大きく旋回し始めた。淀川を渡りきらないショートカットコース。まもなく、右手前方に伊丹の滑走路が大きく見えてくる。
 18:39、Landing、RWY32R。今度はゆっくりと速度を落としてゆく。18:42、Spot in SP25。ターミナルへはバスでの移動となる。

 サーブさんとはここでお別れ。