JA8771 その3

 再びクルマ。ちょっと時間がある。どこか寄りたいけど観光するほどの余裕は無い。ちょっと回り道をしていくことにして、今度は西海岸沿いに走ってみた。西の方が波が穏やかだ。やっぱり波は台風起因なんだろうなぁ。例によって〒が目に付く。ついつい停まる。そんなこんなで余裕があると思っていたはずがだんだん余裕が無くなってゆく。空港まで、というより最寄の集落、野間までの距離が出ていればいいのだろうけど今どの辺りなのか目星が着かないの事が精神衛生上良くない。とはいうものの15時に空港の裏側に到着する。既にYS-11がスポットに居る。定刻よりも早く着陸したようだ。後で公式サイトの発着案内を見たら14:59となっていた。
 ガッカリだけど仕方ない。離陸だけはしっかり撮ろう。例によって航空大の練習機が離陸してゆく。RWy31だ。風の吹き具合を見てみる。なるほど東から風が吹いている感じ。それならYS-11の離陸もRWy31だろう。一旦海側へとtaixingしたのち、ターミナルに向かっての離陸と見た。思った通り、一旦彼方へとtaixingしていった後、こちら向かって離陸してくる。疾走、いい地点でふわりと浮き上がった。今度は満足いく写真が撮れたと思う。
 あと1時間強ある。離着陸自体はSAAB340運航の鹿児島からの便と折り返しは伊丹へ向かう便。でも折角だからもう1箇所、観光しておこう。あんまり遠くには行けないので、雰囲気の良かった東海岸の中から案内地図にも出ていたポイントは向かう。車で20分弱で到着。やはり人っ子一人いない、筈が定期観光バスに追いついてしまった。定期観光バス、20〜30人近く居るようで9月の平日にこれだけ需要があるとは島の様子から見ても想像できなかったってのが正直なところだけど、団体に引っ付いて見学するのも居心地が悪く少しタイミングをずらして見に行く。それで戻るのが遅れそうになった。帰りは相当焦ったが、給油をして空港の駐車場に入ったのが約束どおりの16時40分。慌しかった。レンタカーの係員に今度はゆっくりいらして下さい、といわれなんか見透かされた感じ。
 クルマさえ返してしまうと帰りの便まで1時間、暇となる。チェックイン時の案内では帰りの便は満席となっている。考えてみると金曜日の夕方である。単身赴任先から帰宅、なんてタイミングなのかもしれない。勤務先を定時に上がることが出来ればやってやれないことはないかも。
 土産物屋をのぞくとかそんな事しかする事はないので見てみる。宇宙センターで売っていたような宇宙食が並んでいたりする。焼酎もたくさんあるけど荷物にあるから大きいは見合わせ。ワンカップを買ってホテルで飲んでみよう。