空港は異常に混んでいる。羽田自体久しぶりだけど混んだ空港を見るのも久しぶり。JGCカウンタも結構な行列でアップグレードのキャンセル待ちをしたかったけど諦める。
ラウンジで
ちょっと休憩。結構いい時間なので滞在は10分ほど。ジュース飲んで新聞に軽く目を通したらもう搭乗口へ。羽田の一番南端。4番まで行く。
待っていたのはJA8574。A300-600Rの普通席は久しぶりだ。機内に入ると懐かしいトロピカル調の座席。YS-11のデザインとそっくり、というよりYS-11をA300のものに合わせたのだろうが、とにかくYS-11を思い出す。
機内満席。そして搭乗手続き混雑の影響で定時にはお客さんが揃わない。人数確認やら何やらで少々遅れて7:59、Doorclose。8:01、Pushbuck。長崎までの飛行時間、1時間40と案内される。前線の影響で所々揺れる事も付け加えられる。
8:05、Taixing。着陸機がRWy34L。こちらはRWy34Rに向かう。前に同じ時間の長崎行きに乗った際にRWy34Lからの離陸を経験したことがあるけど、今日はごく普通。朝の出発ラッシュだから滑走路手前で詰まる。5分後に離陸と案内されたからだいぶマシな方。3機離陸していった後に順番が来る。
さて、という感じで滑走路へ。8:16、Takeoff RWy34R。東京湾上をカーブしながら上がってゆくとまもなく窓から日が差してきた。雲はごく低い位置だけらしい。あちこちの席でブラインドに手が伸びる。飛行機は揺れる事無く順調に上昇して行く。
そろそろベルト着用サイン消灯かと待ち構える。雲の隙間から地上が見える。真下はどこかの平野。ちょっと視線を延ばしてゆくと相模湾らしい海が認められる。至って穏やかな飛行でそろそろベルト着用サインが消えるんじゃないかと思っていると雲が出てきた。でも揺れない。
伊豆半島と駿河湾が見え出した8:27、ようやくベルト着用サインが消えた。
富士山も雲に大半を隠されて、ここが富士だなぁと言うことぐらいしか分からない。まもなく機長さんから飛行状況の案内。高度10,400m。対地速度750km/hで現在山梨県上空を飛行中との事。この先、京都、広島、福岡の上空を通過し、長崎空港には定刻の9:50到着と告げられた。天候のところで「南東の風、3m、晴れで気温は21℃」と細かく案内する辺りは元JASだなぁと思ってしまう。
