6時過ぎに目が覚めた。昨日は帰宅してから少々の深酒であったが、その割には良い目覚め。
洗濯をして朝食。昨日の宮崎に触発されて、買い置きがあったインスタントの冷や汁、それに昨夏買ったままになっていた同じくインスタントだが、宇和島のさつま飯を食べる。冷や汁は昨夕食べたばっかりだが、まぁ良い。それなりに雰囲気は出ている。
今日は何となく滋賀県内を動く。行先はおいおい。何となくのイメージはあるが、時刻表は見ていないまま家を出た。
石山まで歩く。この時間、3番に新快速、4番が通過列車。忘れていたが、特急ひだの時間であった。4番が先に来ることになっているが、
新快速が先に着いて
後から特急ひだが追いかけて来た。あっという間に新快速を抜き去る。草津出発の段階でひだは先行しなくてはならぬ。
新快速で東に。今日は晴れ模様。比良の雪山が見えている。車内にいた親子連れが雪山のスケッチを始める。平日の朝と違って牧歌的な東海道線。
今日は近江八幡で降りる。向かいに派手な電車が姿を見せている。
赤とピンクの二色刷り。近江鉄道の電車。今日はこの近くて縁遠い近江鉄道に少々乗ろうかと思う。
新快速からの乗換客で切符売り場に多少行列。券売機で金土日に使える一日乗車券を買う。
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値段は900円。近江八幡から八日市までの往復だけでもお得です、と窓口では宣伝している。
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もう150円足すと、信楽高原鉄道にも乗れる。信楽からバスで大石に抜けて帰るのもありだとは思う。けど午前のバスで帰るには時間がなく、午後のバスだと少々帰宅が遅くなる。
電車は彦根ゆきだった。前に東海道線が不通で近江鉄道で米原に向かったら八日市で40分近く待たされて難儀した記憶があるのだが、彦根まで行ってくれるならありがたい。
この先はどうなのだろうとここで初めて時刻表を調べる。するとこの時間帯、30分毎から1時間毎への移り変わりで、彦根に着いても米原に行けるわけでなく、高宮から多賀大社前の乗換も接続が悪く、八日市から貴生川も接続が悪い事が分かる。適当に出て来たので仕方ないが、近江八幡を30分前に出る電車に乗るべきであった。
ちょっと考え、彦根まで行ってから改めて多賀大社前に行くことにする。
窓口は少々行列だったが、乗ってみると2両の車内に散らした程度の乗り具合。それでも八日市まではそこそこ人が行く。
貴生川からの線路が寄ってきて八日市着。少ないお客さんが降りてゆくと車内がら空きになる。
少々停車時間がある間に、ちょっとだけ外に。この時間の八日市、朝の大津よりも寒い。
彦根からの電車を迎えてこちらも出発。東に行くにつれて日陰に残雪少々。金曜日の雪がまだ乗っている。先程よりも少ないお客さんを乗せて列車はガチャコン、ガチャコン近江平野を進む。ガチャコンというのが地元が名付けた近江鉄道の愛称。
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ガチャコンなんて映画まで出来たぐらいなのだが、乗ってみると確かにガチャコンである。隣の土手行く新幹線の3割も速度は出ていないが、走っている感は同等以上。
彦根市内に入ると少ないながらの乗っていたお客さんに動きが出る。終着の彦根に10:12。八日市からは30分ちょっとで来ている。案外と早い。八日市と彦根の間だけ取り上げれば、もう少し使われても良いのに、と思えてくる。
米原行きは30分待ち。折り返し貴生川行きは20分待ち。中途半端なので駅の裏に出てみた。
雑多な姿かたちをした電車が適当に停まっている感があって楽しい彦根の構内。もう少し前だと雑多感がさらに増した上に古豪機関車が何両書いて、雑多感が10倍増しだったのだが、相当に整理されている。
駅に戻る。今度は米原からの貴生川に向かう電車に乗る。
顔つきでお里が知れる電車は西武の中古車。来た時代が違う分、ロングシートのクッションはよく、乗り心地も上品。ガチャコンガチャコンでは無かった。
高宮で多賀線に乗り換える。こちらも
西武から最近きた電車。大きくカーブして南に向かうと雪が増える。多賀大社前まで揺られる。
終着。無人駅でワンマン運転なので先頭から降りる。運転台には保線員らしい人がいて先頭で三脚を立て動画を撮っていた。帰りの電車でも同じ作業をしている。
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多賀線の高宮駅近くで、先日脱線事故が起きていたけど、その調査でしょうか。
多賀大社前の駅に着く。折り返しの電車まで30分少々時間がある。1時間毎の運転で本線の電車と接続を合わせると多賀大社前の折り返しは時間待ちが出る、と言う事らしい。折角なので門前町を少し歩く。
今日は道には雪が無いが、道路には消雪パイプが設けられている。
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先日ネットでみた記事の中で豪雪地帯に指定されると補助が出て、消雪パイプのような構えを整備できるようなことに触れてられていた。そうすると多賀町も豪雪地帯、と言うことになる。
門前まで歩く。コロナ禍前に両親と一緒に多賀大社には来ていて、その時のことを思い出す。
折角なので名物の糸切餅を頂く。入ったのは多分前回と同じ店だ。
駅へと戻る。待合室で目に付いたのがこちら
姉妹駅だと。
2020年11月というから割と最近である。
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色々とやっていたようだが、割と近所なのに知らなかった。姉妹駅とか姉妹鉄道とか乱発気味だからなぁ。
帰りも同じ電車で高宮に戻る。やはり先程と同じく先頭ではビデオ撮影。
高宮では彦根行きが先に着て、その後、貴生川行きが来るという接続。冷たい風が吹くので多賀線の電車の中で乗り換える電車を待っていると
営業車両では古参の電車がやって来る。顔つきが違うから分かり辛いけど元西武車。ガチャコンガチャコン言う奴である。
貴生川ゆきはガチャコン言わない元西武車。こちらに乗って一気に貴生川まで抜ける事にする。先程も乗った新幹線沿いの近江平野を抜けると今日二度目の八日市駅。そんなに乗っていない筈なのに、八日市では降車客が目立つ。少々停まる間に一際空くのも、先程見たような景色と一緒。お客さん自体は多く無い筈だが、八日市の吸引力はなかなかなものがある。
八日市から貴生川は日常生活ではまず縁のない世界。工場やら大学やら、人の集まりそうな施設はあるのだが、だいたいの人はクルマで移動するから、ガチャコンはあてにされない。この辺の大学生ってクルマ通学なんかね。
2両編成の後ろに座っていると各駅、ドアは開かないし、車内暖かで眠くなっている。ウトウトしていると日野の駅。城下町とは聞くし、そのアピールが看板でも見えたけど、駅は街はずれのようだ。多少降りる人はいた様子。地元出身の武将である「蒲生氏郷を大河ドラマに」なんて看板が印象的。信楽はスカーレットで観光客の入りが増えたし。
日野川水系の日野を出て野洲川水系の水口へ。地図上では意識することは無いけど、ちょっとした峠越えだった。人家が少なくなり、トンネルに入る。そして一際の徐行。速度計は見ていないけど体感的にはJR西日本がよくやる25km/h規制。今までがガチャコンガチャコン言いつつ速度はそれなりに出ていたから、この区間は違和感があった。
速度を取り戻して水口の街へ。八日市からずっと乗り通していた人が何人か降りてゆく。八日市と水口を結ぶという本来の役割通りの動きをする人もいるんだ、と感心していると野洲川を渡り、JR接続の貴生川へ。
お向かいに留置されている電車を見て改札を出ると13時過ぎだった。今朝の近江八幡から4時間が経っている。
今日はこれで切り上げ。JRの構内へと出る。
この時間の貴生川。各方面からの列車が集まり散ってゆく時間。ジャンクションらしい景色となる。
信楽高原鉄道の気動車が顔を出し、お客さんが降りてくると
貴生川では立派に見える草津線の113系4両編成がやって来る。今日はこれで帰宅する。
田舎電車から田舎汽車に乗り換えた感のある今日の移動。13時を過ぎてそろそろ空腹を感じる。膳所に戻ってからどこかで食べるか、家まで我慢するか、色々と考えたが、定期券を生かすために改札を出た草津でそういえば、と思い至る。
【今日の駅弁】名物 助六寿司 ¥580 株式会社南洋軒
草津には駅弁がある頃を思い出した。駅弁売り場は改札を出た所右手。うばがもちやの看板が大きいが、駅弁も扱っている。この時間、すき焼き、助六、稲荷、各1個ずつとの事。アリバイ作りみたいな駅弁だ。同じ時間、新大阪の南洋軒売店はもっと大々的に売っているだろう。草津線がまだ幹線として機能していて、急行列車が走っていた頃には商売にもなっただろうが。
とにかく草津の駅弁は食べた事が無いので手を出してみる。
昔ながらの駅弁。新大阪では売れないだろうけどこの稲荷寿司が意外と旨かった。今度は稲荷を食べてみたい。
新快速を見送って駅弁を頂き、次にやって来た普通列車で膳所まで戻る。買い物をしていったん帰宅。明日からの昼の弁当の仕込みをして夕方、もう一度買い物に出る。空から雪がちら、ちら。雪雲は無いから遠く琵琶湖の北側から風に飛ばされて来たのだろうか。
夜になって妻が帰宅する。本当なら夕方に膳所に戻る筈が、搭乗便が欠航になって夕方着に振替だそうだ。迎えに行こうと家を出ると今度は本格的な雪になっていた。かなり湿っぽく霙が雪に化けたぐらいの雪。慌てて傘を取りに戻る事になる。
妻を迎えて帰宅。お土産で夕食。飲みが過ぎそうなメニューだったが、3日連続過ぎるのは良くない。少々控えめ。
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