5時前に目覚ましで無理くそ起きだした。正月三が日の3日。妻も起きたが身支度は自分だけ。昨日作ってもらったスーツケースを閉じると出発準備完了。5時半にホテルの部屋を出る。
ここまで二人で旅行してきたが、今日から別行動。帰る家は同じだし、別々に動く理由は無かったのだが、理由ができてしまって予定が変わった。詳細はおいおい。妻が空港鉄道の改札まで送ってくれる。日本で再会するのは、だいぶ後程、となる。
空港鉄道の孔徳駅。始発は5:24に出ており、これから乗るのは5:44という電車。ソウル駅始発の電車は空いていたが、ソウル市内、各駅に停まる毎に客が増えてゆく。金浦空港には6時過ぎの到着。
今日の搭乗便は8時の出発。搭乗手続きは6時から始まっている。羽田ゆきとその先、伊丹までの搭乗券を出してもらう。次いで昨日の買い物、免税手続き。
税金の払い戻しは割と簡単。まずは出国手続き前にKIOSK端末でパスポートと購入時に免税申告した品物のレシートを読み込ませる。続きは出国後。まずは出国なのだが、
6時半に始まる出国手続きは大行列。まずは保安検査に向かう前の入口で10分近く。その先は案外早くて保安検査と出国審査を合わせて10分弱。
時刻は6:50になっている。最後に免税手続きの仕上げ。出国後にあるKIOSK端末へ赴く。パスポートを読み込ませると7,000KRWの払い戻し。現金で帰ってきた。
これで免税手続きは完了。残った時間はラウンジで過ごす事にする。金浦空港のラウンジ。以前は出国審査前にあったのだが、昨年だったかいつだったか、出国後のエリアに移設となっている。ようやく他の空港並みの設備になった。
相変わらずアシアナ航空のラウンジと大韓航空のラウンジ、隣りあわせだけど。
ラウンジ入室。
雰囲気、広さは一緒か。電源席の割合は増えた。
食事はちょっと充実、だと思う。
以前は缶ビールだったけどビールサーバになった。日本のような自動式ではなく手動タイプ。
前のラウンジにはなかったと思うホットミールもある。
韓国のラウンジではお馴染みのカップラーメンはこの通り健在。
前のラウンジよりは充実した朝食を頂くことになる。ビールと一緒に。
JL90 JA833J B787-8 GMP→HND
今日の搭乗開始は7時半。以前は35番スポットから出発だったと思ったが、今日は39番スポットから。国際線エリアが広がりラウンジが35番スポットの近くにできたためか、アウェーの航空会社は不便な所に追いやられている。何だかな、だが、羽田もホームの会社が優遇されているので、お互いさまではある。
少し早い目に席を立ち、搭乗口へ。
待っていたのは昨晩のJL95でやってきた筈のJA833J。7時30分になった所だが、この時間の金浦空港。まだ暗い。
東側を見るとようやく明るくなってきたところ。膳所よりも40分近く明るくなるのが遅いように思える。
まもなく優先搭乗が始まる。さっさと乗り込んでしまう。エコノミークラスの後方席を予約している。このフライトを予約しなおしたのはつい10日程前だったのだが、その時点では安価に取れて、空いていると理解していた。しかし搭乗が始まってみると案外と席が埋まる。隣にも人が来た。
7:50、Doorclose。機長さんの名前に聞き覚えがある。1日の95便と同じ機長だ。先任乗務員は違っている。
7:53、Pushbuck。7:58、Taixing。定刻より少し早め。PM2.5の影響か、霞む金浦空港。飛行機が動くと翼の後ろにふわっと雪のようなものが舞う。何だろう。
飛行機は誘導路を進んでゆくと変なところに入り込む。
既視感のある光景。そして機長さんから状況説明。夜間駐機中に霜が機体に付着したため、除氷作業を行うとのこと。先程、雪が舞った、と思ったのは霜だったか。
5年前の冬に金浦で雪を食らって除氷作業に手間取り2時間遅れた事を思い出しつつ行く末を見守る。
今朝のフライトはみんな除氷が入るのだろう。手慣れた感で作業が始まる。
機長さんからは10分程で作業完了する見込みと案内があったが、ほぼ10分程で機体全体の作業が完了する。改めて出発準備。
8:10、Pushbuck。8:23、Taixing。改めて誘導路を進んでゆく。国内線ターミナルを見て滑走路端へ。
5年前のJL94は滑走路端まで来て、除氷作業の効き目に疑いあり、とスポットに戻っているのが、今日は改めて雪がまとわりつく懸念はない。
躊躇うことなく速度を上げる。8:29、Take off RWy14L。霞むソウルの街が広がり、薄ぼんやりしてゆく。
太陽を左手に見て曲がって曲がって高度を稼ぎてゆく。間もなくうっすら仁川らしき工業地帯が見えてくる。8:37、ベルト着用サイン消灯。窓外には漢江が見えていた。
ソウルを離れると多少窓外の地上がしっかり見えるかなぁという気がするがあくまで当社比。外を見る気力は起きない。隣が空いていたらパソコンを取り出して遅れ始めた京王線恥辱を進めたいところだが、それも難しい。
8:50を過ぎると朝鮮半島を離れる。定刻なら10時に羽田。防氷作業の分、遅れているだろうが、先は短い。前の方から機内食の配布が始まっていて、自分のところには順番が来る。時刻は9時。
典型的な朝食メニューとはちょっと雰囲気の違うものが出てくる。
前菜はパスタのサラダ、とある。まぁパスタだ。サラダではないと思う。
メインはチキンとご飯。野菜も付くので品数は少ないながらもバランスは悪くないと思う。
唯一、朝食を主張するのがヨーグルト。
ソウル朝発なのでヨーグルトのハングルが物語るように、ソウル積み込みの食事。腹が満ちるものではないが、正月太りには良い朝食と思う。一緒にワインを頂いたのは今年まだ飲んでいないお屠蘇の代わり。今日は移動日。給料も出ない。まぁいいや。
飛行機は白い雲が連なる日本海の上を東に向かう。暖冬小雪、いや無雪といいつつ日本海の上はしっかり冬型の天候。冷え込みがないだけか。
9:20を過ぎてコーヒーを頂く。機内販売も始まっていて少々慌ただしい。
飛行機は既に本州も中ほど、但馬のあたりを過ぎてフライト終盤になりつつある。琵琶湖の南岸をかすめたが、窓外は雲だった。膳所は曇り空の下か、と思う。地上が見えると伊勢湾だった。
富士山が見える9:35、サービスを終了する旨の案内が流れる。まだソウルを飛び立って1時間少々。本当に沖縄辺りよりも短い。駿河湾から伊豆半島へ。
9:41、伊豆大島が見えるころ、ベルト着用サインが点灯する。機首を北に振りつつ羽田への最終コース。
南房総へと進んだのち、三浦半島と東京湾を左手見つつ高度を落としてゆく。手前に第二海堡。
東京湾上を進みカーブすると川崎の工業地帯が見えてくる。
9:59、Landing、RWy34L。除氷作業の割には定時到着であった。速度を緩めると誘導路へ。10:03、Spot in SP149。
降機。この後は乗り継ぎがある。掛かりに捕まったが荷物を一度受け取ってくださいという注意喚起のみ。そういえば金浦では特にそういう案内はなかった。
延々歩いて入国審査。荷物を受け取り、税関を抜けると制限エリアの外となる。
ここまで20分程。まずは順調。改めて国内線の搭乗手続きをしてもらう。ついでにクラスJかファーストクラスへのアップグレードを所望する。クラスJは空いているが、ファーストはキャンセル待ち、だそうだ。
モノレールの無料券を打診されたが10:40に連絡バスがあるのでそちらを選ぶ。もう1本遅ければ、モノレールかもしれないけど、この時間なら大丈夫。
国際線側で国内線の保安検査を受けて、空港の制限エリア内をバスで移動する。次のバスは10:40。90便の前にシンガポールからも到着便があるからか、多少はお客さんが待っている。間もなくやってきた横浜市交通局のおさがりと思しきバスで国内線ターミナルへ移動。
機会があるならこちらの方が数倍は楽しく移動できる。日ごろ見ない視点で空港を見る10分間はあっという間。
この後のフライトは11:30。多少余裕があるのでラウンジに寄り道。
ビールにスープを1杯いただくともうキャンセル待ちの結果伝達がある25分前が近くなる。ゆっくりする間もなく席を立つことになる。
*JL115 JA010D B777-289 HND→ITM
115便の出発は11:30。そのキャンセル待ちの呼び出し時間ぴったりに搭乗口に赴く。
まだ窓口には人がいない。キャンセル待ちはS:1 A:1 となっていてどうやらファーストクラスのキャンセル待ちだけらしい。3日のお昼近くになっており、そろそろUターンラッシュの激しくなりそうなタイミングだが、大阪への吸引力はそこまででもないらしい。
結果の出る前に機材だけチェック。待っているのはJA010Dであった。日本エアシステムの忘れ形見も統合から20年近くが経ち、先が見えてきた時期。ぐるぐるの頃の名残は殆ど無いけど、乗る機会があるなら嬉しい機材が今年の国内線初乗りに当たる。
11:10近くになり、ファーストクラスはご予約のお客様で満席と案内。残念だが、昼間の中途半端な時間帯、しかも飛行時間の短い羽田-伊丹で満席になるとは思わなかった。
従って座席は先程宛がってもらったクラスJの非常口座席通路側となる。一番最後に乗れば十分そうだが、優先搭乗はこれから、というタイミング。搭乗口でぼっとするよりはと思ってさっさと乗り込む。
普通席に少々空きがある、といってもがら空きではなくよく埋まっている。扉前の席だったから埋まり具合を実感して11:31、Doorclose。伊丹までの飛行時間、50分と告げられる。11:34、Pushbuck。11:38、Taixing。通路側席なので、遠くの窓側羽田空港の誘導路を進んでゆく様子を見守ることになる。
先程、JL90便で到着した時と同じく北風運用。伊丹へ向かう115便は海側、D滑走路へと向かう。少し遠回りしたような気がするが、何せ通路側なので把握できないまま
気が付いたら滑走路端に来ていた。11:49、Takeo off RWy05。ちょっと遅れるなぁと思いつつ上昇してカーブ。機首が南西に向く。11:54、ベルト着用サイン点灯。早々にファーストクラスを区切るカーテンが閉じられ、ギャレーを隠すカーテンも閉められる。
12時を過ぎてギャレーのカーテンが開く。ワゴンが出撃。飲み物のサービスとなる。
クラスJには野菜ジュースという選択肢があるのでそちらを頂く。30日以来の外食生活5日目。野菜不足、運動不足、カロリー過多。いろいろ気になる。飛行機の50分で野菜ジュースを飲んだところで焼け石に水、いや焼き豚に水か。仕方ないけど甘いものよりはマシ。多分。
右手に富士山が見えますという案内があって写真を撮る人がちらほら。確かに先程の90便でも見えたなぁと思いつつ通路側の座席で過ごす。飛行機は静岡から浜松、豊橋、いつものルートをたどっているのを位置情報で追う。通路側席だが、今日は辛うじて位置だけは拾えている。
12:19、降下を開始しておりサービスを終了する旨、そして5分後にベルト着用サインが点灯するとの案内がある。飛行機は伊勢湾を渡るところまで来ている。窓外は雲が目立つようになってきた。12:24、ベルト着用サイン点灯。
西の方は曇っているのか、雲海が近づいている。揺れを覚悟する雲だが、いつの間にか雲の下に出ていた。案外と明るく見た目ほどには厚くないのかなと思いつつ。飛行機は高度を下げてゆくと12:44、Landing、RWy32L。遅れている旨のお詫びがあって12:47、Spot in SP18。
飛行機を降りる。今日は預けた荷物があるので急いでも仕方ない。ゆっくりと写真を撮り、お手洗いに寄ってから荷物を受け取りに行っても余裕だった。
制限エリアの外に出ると13時になっている。さて膳所に帰ろう。新大阪行きのバスが13:05にありタイミング的には良い。2席を1人で使えたり使えなかったりする程度の乗り具合。道も空いている。
Uターンラッシュとニアミスしたのは新大阪駅の本当に手前。順調に走ってきたバスなのに
新大阪の駅前でひどい渋滞に巻き込まれる。駅前にいるのにバス停に着くまで数分待たされる。新快速の時間があるのに、とやきもきさせられる。幸か不幸か、新快速も遅れていたから間に合ったけど。
膳所まで戻る。荷物があるけど京阪電車が行ったばっかりで22㎏の荷物を引っ張り自宅まで。この時間の膳所、曇り空の下。ちらっと雨が落ちてきたが一瞬だった。冷え込んでいれば雪が降る所か。
自宅に14時半過ぎ。荷物を開けて洗濯。並行して荷支度をする。年末の5日空けた家は冷え切っていて少々辛い。
17時半を過ぎて改めて出かける。スーツケースは一回り小さめに変えて歩いて膳所の駅まで。
幸い雨は降っておらず、駅まで十分に歩ける。京阪電車を眺めて十数分。
時刻は18時。この先は東に向かう。Uターンラッシュの順方向になる。少々気が重いが、仕方がない。
まずは米原までは在来線。勢いよく通過してゆく新快速を見送り、普通列車に揺られる。京王線恥辱を少し進めつつ1時間ほど。
捕まえるのは東海道新幹線、こだま。のぞみやひかりは混んでいるが、こだまはどうだろう。念のためグリーン車を抑えたが、さて。
この時間帯の米原。駅弁は売っておらず、辛うじてキヨスクでサンドイッチを買える程度。三が日の夕食としてはかなり侘しいが、まぁいいか。目的地に着いたら何か食べよう。
待つ事しばし。のぞみが通過してゆくが、混んでいるのかいないのか、早すぎて様子はわからない。そして
こだまがやってくる。682A、X49編成。自由席は空席がちらほら。普通車指定席は結構な乗り具合。グリーン車は、まぁ隣に人がいるぐらいの乗り具合。
ひとまずビアホールこだま。家から持ち込んだSORACHI1984を新幹線の中で。ヱビスの黒もあまり売っていない。ちょっと贅沢なビアホールこだまになる。
東に行くにつれて混んでくる、ということはないが、通過待ちの度、のぞみが遅れているので発車が遅れる旨の案内がある。浜松出発の時点で6分延。どこで何があったのか、と思うが事情はよく分からない。
明日に備えて今日は静岡泊となる。21時半前に到着。予め予約していたホテルに入る。寝る前にちょっと飲んで来ようと街に出る。静岡市内、実に賑やか。街がわさわさしてる。
特に調べておらず、どうしようかとも思ったが、適当に居酒屋に入る。
さすが静岡、普通に静岡麦酒が出てくる。そして適当に軽めのものを頼んでみる。
静岡なのにハタハタがあったから頼んでみる。冷凍でしょうがおいしく頂ける。
こちらも軽めに、きゅうりを。
2杯だけ飲んでホテルに戻ると結構遅い時間。明日は早い。早々に寝ておく。
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