日本は正月二日。お休み。でも昨日から滞在しているのは
2日は平日の韓国の首都、ソウル。だから、というわけでないが普段よりも少しだけ遅い目、6時過ぎには目が覚めた。
ダラダラと適当な時間に起きだして適当に身支度。出かける準備が整ったのは9時近くになってから。外は曇り空。街中も霞んでいる。ソウルは中国に近いせいか知らないが、大気汚染の度合い、日本よりもだいぶ良くない。
こんなニュースも出ている。
有る様で無い様で今日の計画。まずは両替と朝食を兼ねて南大門市場に向かう。順当に行けば空港鉄道でソウルに行って4号線に乗り換えだが、ソウル駅の地下深くからの乗換を嫌い、6号線で三角地乗換4号線を志す。
ホテルを出る。昨日は暗くて位置関係が分かりかねたが、このホテル、どうやらもともと地上を通っていたKORailの龍山線跡地に建っているようだ。
休みは昨日だけ、今日から平日の韓国は通勤ラッシュの真っただ中。平日朝の慌ただしさが孔徳駅には満ちている。
京義中央線のホームを通って6号線のホームへ。
6号線延伸の告知がホームに出ている。
こんなニュースは出ていたから何となくは知っていたが、ソウル東郊やら西郊やら、あちこちに新線、延伸線ができていてフォロがだいぶ疎かになっている。昨日は金浦都市鉄道なんて全くの予備知識なしに見つけて、空港鉄道の中でソウル都市圏の路線図を見て知らない路線をいくつも見つけて、頭を抱えた。新線ができる事自体は日本国内だろうが、国外だろうが、めでたい事だ。とはいえ、延々都心から1時間以上、外の見えない地下を辿ったその先の1.3㎞に乗るためにお金と時間をかけるのは、気持ちが乗らないとなかなかできない。
さて南大門市場の最寄、4号線は会賢に着く。
畏まっていない駅ナカが目立つソウルの地下鉄駅から地上に出ると、
畏まっていない街並みが広がる。平日だからか人ごみはたいしてこと無いが、案外と日本語の会話が聞こえる。
両替商に寄り道したのち、朝食のお店へ。どちらも片言の日本語は話してくれる。減ったといっても日本人観光客の存在は大きいらしい。
マンドゥとカルグクスの店で朝食を頂く。
先にマンドゥがやってくる。4個で4,000KRW。この国で廃れた漢字で書くなら饅頭。台湾で言えば湯包。湯包ほどジューシーではないが、おいしく頂ける。
こちらはカルグクス。5,000KRW。白くて太い小麦の麺なのでうどんみたいだけど、韓国にはうどんという食べ物が別にある。
韓国料理としては優しめな所からの朝食を頂くともう少し動く。妻が眼鏡を作るそうでそちらにお付き合い。古くから日本人を相手に商売して来た店が多く、日本語のできる店員がいる日本語表記の店も多い。その中の1店へ。ごくごく普通に接客される。
妻だけのつもりが、眼鏡の予備があった方がよいと妻に説得されて何となく自分も作る。眼鏡を壊して慌てて作る経験をしたばかりなので妙に説得力があったもので。今している眼鏡の度をチェックされ、レンズを処方されると5分少々で出来上がる。早い。
路上の衣料品を見ながら格安の掘り出し物をいくつか見る。メーカー品の売れ残りらしく、タグは切られている。アメリカで言ったらロスドレスフォーレスのようなディスカウントストアがやる事を、韓国では路上でやるみたい。
元の銀行だったか、こちらで言う所の日帝時代の建物が残るエリアから明洞のすぐそばを抜けて、地下鉄2号線の乙支路入口駅に出ると今度は江南の方へと向かう。2号線は環状線でなんか遠回りとも思えるのだが、乗換の度に長い連絡通路を歩くよりは早いだろうと考える。
蚕室駅で下車。
買い物のお付き合い第二弾は免税店と百貨店。何か高低差が激しい。自分用のコートを、仰るので少々。昨年作ったJALのプリペイドカードを提示すると優待があるというのでそちらの手続きを取ってから見て回ったが、閑古鳥の啼く店内、店員もやる気なさげ。上得意の中国人観光客が闊歩していたソウルの街はあんまり知らないが、チャイナマネーの副作用は相当きついと見える。
肝心のコートもサイズが無くて断念。優待があるので少しだけ買い物をしてから免税でないエリアに。そろそろ食事時なので、今度は百貨店の地階。日本と同じくいわゆるデパ地下なのだが、
フードコートと売り場が混在するという不思議な作りのエリア。売っているものをそのまま食べる事もできるらしい。
冷麺とマンドゥのセットは11,000KRW。餃子みたいだけどこれもマンドゥという。カルグクスと冷麺だから比較にはならないけど、食べ物の値段も店によって二極化していると思う。
自分たちは韓国に来たからと韓国料理を食べているが、隣の韓国人はどこかの売り場で買ってきた寿司を食べている。このご時勢に、だが、熱しやすく冷めやすいの冷めやすい側に来ているのか、寿司が世界市民になったのか、どちらかだろう。両方かも知れない。
次いでもう1店。日本から来たのに韓国でユニクロに行くそうだ。何かと思ったら
海外店舗でしか買えないコラボ商品があるそうで。百貨店の中のユニクロ。割と空いている。まだまだ不買運動の影響が強いのかも知れない。こちらでお目当ての商品をいくつか買うと、税金払い戻しの対象になる。知っていれば百貨店の中でも手続きを取れたみたいだけど、調べが甘くて帰りの空港での手続きとなる。
荷物も大きくなったのでホテルに戻る。地下鉄、どう乗り継ぐのが良いか少々悩んできた道を戻ることにする。2号線で新堂。ここで6号線に乗り換え。地図で見ると遠回りにしか見えず、事実遠回りだと思うけど、乗換回数が増えるとその分、時間がかかるので。ホテルまでは小一時間。
ホテルに一度戻る。引き続き今日は買い物。近くのスーパーに行く。
天気は相変わらず冴えない。遠くが霞んでいる。天気というより大気汚染なのだろう。一頃の北京みたいだ。
買い物は食料品メインに少々。嵩張るものが増える。ホテルに再度、荷物を置きに戻る頃にはすっかり夜になった。
夕食はここ孔徳で頂く。このあたりの一角は昔ながらの市場になっている。
ホテルの界隈とはだいぶ雰囲気が変わる市場のあたり。豚足やらチヂミやら、そんな店が並んでいる。その中から賑やかだった焼肉の店に入る。
席に案内されると手際よくおまけの品々が提供される。
焼肉屋なのでとりあえずビール。そして
焼肉屋なのでとりあえず焼肉。追加で焼肉。小一時間ほどで満足してホテルに引き上げる。
明日に備えて荷造り。今日一日の買い物を妻が綺麗にスーツケースにしまい込む。年末の伊丹空港ではお土産込みで20㎏。正月の羽田空港ではお土産を放出して13㎏になったけど詰め込んだスーツケースは何キロになっただろうか。
今日は日本から持ち込んだビールを頂く。海を越したビールはまずい、というけど明日に備えて充電。そして早めに寝ておく。
【サイトアップ アクセスカウンタ】
サイトアップはお休み
アクセスカウンタは機能せず
万歩計は14,181
