旅の四日目は日曜日。今日は夜までに膳所の自宅に戻る。今いるのは赤道に近付いたベトナムは南部最大の都市、ホーチミン。
飛行機は8時出発。2時間前に空港に着くべく、ホテルの配車を5時半にお願いした。今回は何となく安全サイド安全サイドで来ていて、帰りもホテルのクルマで空港まで送って貰う。
起き出したのは4時半。まだ外は暗い。
5時を過ぎて何となく空が明るくなる。まだ街は寝ているかも知れない。少し早い目に部屋を出る。
この時間、ホテルのロビーは閑古鳥が啼いている。そりゃ、朝が早すぎる。フロントも辛うじて1人。早々に手続きは完了して、クルマの乗せてもらう。
空港までは6㎞ほど。ハノイに比べるとうんと近い。既に街中を車は走っている。緑のヘルメットをしたスクータ2人乗りもいて、どうやらGrabの配車サービスの一種らしい。
朝は始まっていたが道はそんなに混んではおらず、6時よりもだいぶ早く、
5時半過ぎには空港に着いてしまった。自分よりも早起きの人たちで空港は混んでいる。そして8時出発のJAL750。搭乗手続きはもう既に始まっている。
帰りも成田経由。伊丹までの搭乗券を出してもらい、荷物は成田まで。出国審査を受けてラウンジに入る。
共用のラウンジは小さくまとまった感じ。日本人の姿が目立つのはJL750のお客さんと共に、1時間前にNHのフライトがあるから、らしい。
食事の飾り立てがずいぶんと美しい。蓮の花を模ったハムとサラダ。ここを崩すのは恐れ多いので、
手を付けられていた中華の類を先に頂く。ビールは昨日も見かけたサイゴンの高級ラインらしい。
麺のコーナーがあり、一つ頂く。麺は米粉の中ぐらいの太さ。昨日は路上で頂いたブンだ。場所が空港ラウンジだからか、お上品な感じのブン。
近隣にイスラム教徒の国があるからか、ハラルフードも置いている。中身はカレー。
思った以上に美味しく頂ける。ムスリムの国では無いから、お酒と一緒に頂く事が出来る所も良い。本当のイスラム圏だとこんな事、出来ないから。
そしてこのラウンジ。駐機場が良く見える。朝の空港の様子が目の前で広がっている。
一部、抜粋。
紅いポップなベトジェットエアがやって来る。エンジンに★が付くと急に共産圏っぽくなるけど。手前を行くA320には9000th AIRBUS AIRCRAFTの文字。
どこの航空会社か分からなかったが、東欧のモルドバ共和国から来たLCC、フライワンというらしい。
ベトナムのフラッグシップキャリア、ベトナム航空のA321が行く。
ジェットスターのベトナム現地法人、ジェットスターパシフィック。こちらはA320。
大韓航空がドナドナされてくる。こちらはB777-200。
7時を過ぎて全日空の出発。B787-8。
これも知らない航空会社。ベトナムのBAMBOO AIRWAYSとある。A321。
プロペラ機がやって来る。ATR-72で行くのは隣国、カンボジアのカンボジアアンコールエア。
DHLのロゴを掲げる機体がやってくる。レジはEI-HED。調べるとASLエアラインズ・アイルランドに所属するA330の貨物型だった。
もう1機、カンボジアアンコールエアがやって来る。今度はA321だった。
時刻は7時半を過ぎる。そろそろ成田行きの出発時刻が迫る。いい加減、席を立ち搭乗口に向かう。
JL750 JA826J B787-8 SGN→NRT
出発25分前。搭乗口に到着する。目の前に駐機するのは
B787-8のJA826J。新間隔では無いB787-8。ビジネスクラスは前世代のライフラットシートという機材。ハノイよりも距離の長いホーチミンに充当されるのは残念っちゃ残念だが、需要が多い証拠かも知れない。
一足先に中国南方航空のA320がスポットから離れてゆくのが見える。こちらの機内は順調にお客さんが乗って来る。隣も人が来て、7:49、Doorclose。JALのお客さんは行儀がいい。
出発に際してペットボトルの水が配られる。ペプシブランドのミネラルウォーター。
7:52、Pushbuck。7:57、Taixing。定刻より少し早目の動き出し。先程、ラウンジで見ていた通り、離陸の頻度は高いが、渋滞するほどでも無く誘導路をスムーズに進む。8:07、Take off RWy07L。
地上で見るよりも雲の目立つベトナムの空へと上がる。少しずつ上空高くへ。8:15、ベルト着用サイン消灯。
空の青さは濃さを増したが、地上を包む雲も白さを増している。昨日眺めたベトナムの大地を空の上から、という訳には残念ながら行かなかった。
前方のカーテンが閉じられて、エコノミークラスでも機内サービスが始まる。
まずはおしぼりが渡され、回収の後、飲み物のワゴンサービスとなる。時刻は8時半過ぎ。
まだ朝と言う時間だけど、ワインを頂く。普段ならあまり頼まないけど、担当が海外ベースの方だったので、あまりややこしい注文は通じづらいからなぁと自粛。ワインを貰ってから気が付いたが、エコノミークラス用のワイン、銘柄が変わっていたのだった。
白ワインを頂く間に飛行機は南シナ海を進んでゆく。窓外を眺めてもどうやら海しか見えない様子。
空いた飲み物が下げられると食事の時間になる。まだ9時なんだけど、日本時間で考えると11時。ランチタイムと言えば、そうなる。
そんな訳でランチメニューの機内食が供される。飲み物は赤ワインに変えた。
メインは2択あって選んだのは牛肉とインゲンのオイスターソース炒め。もう一つは鶏肉玉子とじ ご飯添えとあり、要するに親子丼だろうか。
サラダ枠にはポテトサラダ。
麺枠、というのがあるのか分からないけどうどん。
そしてフルーツとなる。
飲み物は赤ワインに変える。
食事の途中、揺れが大きくなり、ベルト着用サインが点灯する。時刻は9:24。サービス中断の旨、お詫びと共に案内がある。
幸い、揺れはそれ以上は大きくならず、次第に落ち着く。9:37、ベルト着用サイン消灯。サービス再開。
9:50になってデザートにハーゲンダッツを渡される。
一緒に日本茶を頂いた。
飛行機は南シナ海を北東に進む。窓外を見ると、
青い空の上に暗い空が覆いかぶさっている。
機内の照明が徐々に暗くなると共に、シェードも暗くなる。飛行機はフィリピンの北を抜けて太平洋上へと進んでゆく。
映画を見つつ日本へ向かうフライト。12:49、あと50分で着陸する旨の案内がある。日本時間だと14:49。気持ち早着しそうな雰囲気。
機内が少しずつ明るくなる。時計を2時間進めると旅も終わったような気がする。15:13、あと5分でベルト着用サインが点灯する案内がある。その予告通り、15:18にベルト着用サイン点灯。
房総半島が見えて北総へと廻りこむ。
高度を下げて左へと旋回。地上が近づいてくると15:38、Landing、RWy16L。速度が緩んで誘導路へ。
15:43、Spot in SP84。定刻よりも15分程早い到着。サテライト側の到着だけど手前で早々に入って貰った方がありがたい。
搭乗機を横目に入国審査へ歩く。審査は混んでいるが、自動化ゲートは空いていて、荷物もすぐ受け取れる。
入国完了まで20分程。今日はこの後、18:25の伊丹行きを予約しているが、今ならまだ前便に振替できそうだ。国内線のカウンタに急ぐ。
ホーチミンで出してもらった搭乗券と荷物を出すと係の方から、16:55の伊丹行き、お調べしますね、と言ってくれる。幸い空席有り。前便振替に成功する。
ラウンジで黒ラベルを1杯だけ頂くともう席を立つ。間もなく搭乗開始。
JL3005 JA319J B737-800 NRT→ITM
そんな訳で予定より1時間半早い3005便に搭乗できる。16:30開始とあったが、少し遅れてゲートも何故かBからDに変更。
バスで案内。飛行機に向かう。飛行機の鼻先を進むことしばし、
たどり着いた先にいたのはJA319J。
飛行機に乗る。貰った席は3列席の真ん中だけど非常口座席。そちらに座り出発を待つ。ゲートのトラブルで遅れている旨、お詫びの案内があり、17:02、Doorclose。遅れているけど1本早くしてもらっているので、特に問題なし。
17:12、Pushbuck。17:16、Taixing。第一ターミナルの前へと出て、更に
貨物エリアの前を抜けて滑走路端へ。17:29、Take off RWy16R。飛行機は九十九里を眺めて旋回。西に機首を向けると更に上昇してゆく。17:35、ベルト着用サイン消灯。東京湾が見えてさらに上昇してゆく。
富士山が見えてくる。
機内で案内の放送があり、外国人客が多い機内がちょっとざわつく。この辺りは羽田-伊丹での反応とはだいぶ違う。
飲み物を頂くと17:59、降下開始の旨、案内がある。3分でベルト着用サインが点灯するそうだ。まもなく18:01、ベルト着用サイン点灯。
三重県から奈良県へと進み高度を下げてゆく。揺れもなく大人しく伊丹へと近づく。
生駒山を越えると最終コースになる。大阪市街地が段々と近づいてきて淀川を越える。18:16、Landing、RWy32L。18:21、Spot in SP15。7分遅れとお詫びが入る。
降機。荷物を受け取ると18:45の新大阪行きのバスに乗れる。休みの日の道路はまぁまぁ空いている。新大阪まで25分弱。
新大阪から順調なら1時間で自宅。なんだけど、
何があった?
発生時刻は18:58だから伊丹でバスに乗った後。まぁ仕方ないなぁと思う。
運転情報とかを見比べると大阪からの上り電車は普通に動いている様子なので、新快速に乗ってしまう。京都までほぼほぼ定時。後から来る普通列車もほぼ定刻で予定通りに膳所に着く。
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