心持早く起き出した。今日は出張なのだが、一度会社に出てから出かける。スーツを着ていつもの時間に家を出る。

 南太田から47運用、1355編成。文庫まで出てバスに乗り、会社には8時過ぎに到着。出張準備と最低限やるべき事と、やるべき指示。9時半には会社を出る。
 今日は静岡方面。新幹線なら30分後でも間に合うのだが、特急料金と時間を秤にかけて、お金を選ぶ。

 新杉田から根岸線横浜線からの直通電車。800K、E233系、H003編成。この時間の南行き。8両でも極め付けに空いている。大船に10時半前。
 ちょうど下田まで踊り子があったので特急券を追加で買ってしまう。熱海までの自由席特急券料金は950円。980円かかる普通車グリーン料金よりも安い。
 2両しかない普通車自由席。座れる程度には空いている。乗ってしまえば楽、そして速い。大船の次は小田原まで停まらないのである。
 車内はリタイヤ組の酒盛り、ちょっと歳の行った女子会。そんな感じの面々が温泉旅行で浮かれている感じを醸し出している。用務客が逆に浮いた感じ。

 1時間ほどで熱海到着。ここからは普通列車。予定していたよりも1本早くなる。
 熱海からの普通列車18きっぷのシーズンが終わっているから、余裕で座れる。今日は三島まで。

 ホームの立ち食い蕎麦でさっさと昼食を済ませると新幹線でやってくる営業と待ち合わせ。今日の新幹線、関ヶ原の雪で名古屋-新大阪が徐行運転。上り列車は20分程度の遅れて動いている。
 客先へ赴き、2時間ほど打合せ。三島の駅に戻ると16時だった。この時間なら、修善寺から直通する踊り子に乗れる。これはありがたい。切符を買い求めホームに上がると、

 ちょうど列車がやって来たところ。修善寺から担当してきた伊豆箱根鉄道の車掌とこの先を担当するJR東海の車掌が引継ぎをしている。
 今度も自由席。一番後ろの車両はそこそこ賑やかだったが、2両目の自由席は空いている。そちらに居を構える。

 熱海で下田からの列車と併合。車掌もJR東海からJR東日本へと引き継ぎ。3社またがって運転される長距離列車、JR発足の頃はいくらでもあったけど、数える程になってしまった。その稀有な列車で更に大船まで向かう。

 熱海で買い求めたビールで軽くビアホール踊り子。空いた車内に軽やかなMT54Dのモータ音が伝わる。列車は小田原を出ると大船までのノンストップ。

 実は贅沢な時間なのかも知れないと思ってみる。
 三島から大船まで1時間少々。今日は直帰する。戸塚まで出て地下鉄で帰宅。ただ家に戻るには早すぎる時間帯。吉野町の駅を出て、さて、と思い、寄り道をする。
 駅を出てすぐなのに目立たない立地ゆえ、20年で7軒変わっているという居酒屋へ。早すぎるかと思ったが看板が出ており、既に営業中と知る。




 1000円で2杯と2品という晩酌セットはお得感満載。最初の一品はこれで決まり。
 後から来た常連と思しき人は魚が苦手だからと、何か別の物とチェンジしていたりする。試行錯誤の最中らしく、色々と融通が効くみたいだ。

 刈穂があったので追加で呑んでしまう。ツマミにはメニューにあるいぶりがっこクリームチーズ添え、なのだが、いぶりがっこ単独でも頼めたので、単独にチェンジ。結果的に秋田の日本酒に漬物という組み合わせになる。
 勢い余ってもう一軒。こちらは引っ越して以来、何度か行っている中華の店。

 ここはヱビスの中瓶が定番。今日は漬物が出てきているが、これは出たり出なかったり。基準は承知していない。


 これも定番になりつつある水餃子と、なぜかワンタンスープを頼んでしまう。似たようなものが被った。
 さすがにピッチが早いので帰宅する。今日は妻が会社の新年会。外で食べてきて丁度良かったけど、帰宅してもまだ19時である。続きは家飲み。残り物の掃除もかねて。