JL923 JA8908 B747-400 HND→OKA

 那覇空港で搭乗手続は済ませてあるので、制限区域から出る事無く、ラウンジで過す。南側のサクララウンジは久し振りだったけど、広い分だけ閑散としており、DPラウンジよりも居心地は良い。ひとまず

 ビールを飲みながら、恥辱の続き。先ほど飛行機の中で綴った分はここで公開してしまう。1時間少々の折り返し時間は短く気が付くと出発20分前。

 今度の便も先ほどと同じJA8908。ただし、乗務員は交代。朝の便に比べると空いているようで、出発案内には「空席」の表示が。
 写真を撮っている間に搭乗の行列は捌ける。乗り込む。同じ機材なので当然新聞は名古屋版。座席は次々埋まっていって、ひとまずクラスJに関して言えばほぼ満席となる。朝の便に比べると子供づれの姿があまり居ないなと言う事が違いと言えば違い。15:46、Doorclose。「本日も定刻の出発に御協力頂きましてありがとうございます」との事だけど、Pushbuckは15:50のこと。15:55、Taixing。昼間の中途半端な時間帯のせいか、滑走路は空いており、さほど待たされる事無く、16:01、Takeoff、RWy16R。逆光気味の京浜工業地帯が斜めに下がってゆく。前方のテレビモニタには機外カメラの映像が映し出されいる。ちょうどカメラが真下に切り替わって地上を写している。窓の外には横浜のシルエットが逆光の中で白く輝く。八景島も見つけた。
 ベルト着用サイン消灯、16:06。

 三浦半島が綺麗に姿を見せてくれた。

【ここまでJL923機内にて】

 飛行機は相模湾の上をゆく。富士山が案外と綺麗に頭を出し、丹沢の峰もうっすら分かる。真鶴半島が見え、初島が分かる。朝よりほんの少し、視界が良い感じ。まぁスッキリ!!!とは行きませんけどね。
 どこまでも富士山は付いて来る。伊豆半島を越えて、駿河湾へ。雲の形がなかなか面白く、富士山ショットはここの写真を出しておこう。

 何時もより北の方を飛んでいるようで、富士川が見えて、清水が見えて。大井川も見えたし

 天竜川と遠州灘、そして遠くに浜名湖も見えた。時刻は16:20。
 ドリンクサービスが来る。

 今日、三度目のおかきです。こりゃ、4度目のきっとおかきだなと思いつつ頂きました。
 さすがに飛行機。このまま本州に付き合っていると沖縄にはゆけないので洋上彼方へと遠ざかる。でも普段よりかなり遅いから志摩半島がうっすら見えた。時刻は16:25、本当にうっすら。
 耳元のクラシックが途切れる。「数ある航空会社の中から日本航空をお選び頂きましてありがとうございます」に始まる機長さんの飛行状況の案内。時刻は16:30。『ただ今紀伊半島の南側を高度11,600mにて順調に飛行中、沖縄には18:10の到着を見込んでいるとの事。那覇の天候は晴で気温は29℃。』それならば潮岬、見えるかなと思い試しに目を凝らしていたらうっすらとそれらしき海岸線が見える。そして、飛行機が下のほうを横切っていった。南から北へと向かったから関空か伊丹に向かう飛行機だろうけど、どこのかまでは分からず。

 太平洋上遥か彼方、雲を散れぢれに散らした景色が続く単調なフライトはさすがに退屈で、ひとまず恥辱を綴りだす。

【ここまで那覇さくらにて】


 時々、島が見えてこないか、外を気にしていると不意に大きな島が霞みながらも見えている。奄美大島だ。17:30。フライトも確かに後半戦。そろそろPCも店じまいかもと思っていると急に眠気に襲われる。あんまり飛行機の中で寝込む事、ないのだけど、今日はうつらうつら。流石に沖縄も二往復目は疲れを覚える。
 17:38、あと25分で着陸する旨、案内。降下に際して揺れが予想されるとの事で10分後にはベルト着用サインが点灯するとの事。ひとまずパソコンをしまいこむ。外の景色、小さな島が幾つか。そろそろ沖縄本島が近づいている様子。

 沖縄もこの時期になるとさすがに日が傾いて。そのまま本島が見えてくる。でも、一瞬目を放した隙に

 雲に覆われてしまった。これか「降下に際し、揺れが予想されます」の犯人は。本当に厚ぼったい雲。17:53、ベルト着用サインが点灯する。沖縄の天候は曇りで気温は29℃との事。飛行機は雲に吸い込まれるように高度を落とす。しばらく視界は真っ白。次第に鉛色の海が見えてくる。
 本島が再び見えてきた18:05、Geardown。モニタに写る滑走路ははっきりしないけどそれでも地上は確実に迫る。18:08、Landing、RWy36、18:12、Spot in、SP25。

 JA8908、再び那覇へ。
 この時間、朝乗ったJA8903がちょうどPushbuckをはじめるところ。もう一機、JA8904もおり、伊丹を追われたB747-400が沖縄中心に動いている事をまざまざと見せ付けてくれる。