NU608 JA8995 B737-400 ISG→OKA


 飛行機は35分で那覇へと引き返す。あと15分を切った所でまもなく優先搭乗が始まる。少々押し気味。再び同じ機内に戻る。スポット到着が遅れた分、乗り込むのも少々押して、Doorcloseは11:08となる。90%以上の入り。行きも帰りもしっかりお客さんを集めている。
 那覇までの飛行時間、45分と案内。降下中に揺れが予想されるそうだ。11:11、Pushbuck。相次いで青い方の飛行機もPushbuckを始めたが、先に誘導路へと進んだのは自機だった。11:14、Taixing。

 石垣到着時は曇り空だったが、この時間の石垣。青空が広がっている。飛行機は誘導路端から滑走路へ。
 ここで普段なら写真なのだが、この時になってデジタルカメラにトラブル発生。写真は残せていない。11:19、Takeoff RWY04。スカイブルーの透き通った海が遠ざかると雲の中へ。

 雲の上に出た所でカメラが復活する。既に石垣島は遠ざかっている。11:26、ベルト着用サイン消灯。飛行機は雲の上を北東へ向けて飛行している。今度のフライトもサンピン茶のサービスがあるそうだ。早速準備が始まる。
 11:34、左手に下地島伊良部島が見えている旨、案内が入る。すぐに宮古島も見えるそうだ。右手には島は見えずに雲の切れ端を撒いたような景色が過ぎてゆく。 

 サンピン茶を頂きつつ、その景色を眺める。
 11:45、機長さんから飛行状況の案内。この先、降下を開始すると揺れる事が告げられたのち、那覇空港、他社機トラブルによる滑走路点検の影響で混雑している旨が伝えられる。12:10に着陸する予定だが、さらに10〜15分遅れる可能性がある事を告げられた。那覇の天候は晴れで気温は29℃だそうだ。

 11:53、明らかにエンジン音が変調し、機体が傾く。その場でのホールドを管制から指示されたそうだ。日の向きで飛行機が一周、もう一周する事を知る。さてどうなるものやら。
 12:06、機長さんから状況説明が入る。那覇空港にトラブル機が進入中で、着陸後10分間は滑走路の点検が入るとのこと。その後の着陸となるが、当機は6番目の着陸を指示されているそうだ。少なく見積もって12:20の滑走路Openを見込んでいる。現在、トラブル機が無事着陸した状況だが、地上とも協議の上、最悪は宮古にダイバードする可能性も伝えられる。
 12:13になって那覇空港の滑走路に異常がない事が確認できたため、那覇へ着陸する旨が伝えられる。那覇空港着陸は12:40見込みとのこと。
 12:17、ベルト着用サインが点灯する。25分で着陸するの事。飛行機はエンジン音を変調させて、那覇空港への着陸準備となる。高度を落とすと窓を雨粒が叩く。Geardownの感触を覚えて時計を見ると12:27。少し事が早く進んでいるようだ。

 窓外に沖縄本島が見えてくる。そろそろ着陸。12:30、Landing、RWy36。何事もなく速度を落として誘導路へ。

 トラブルを起こしたのは誰だ?と思いつつ誘導路を進む。12:33、Spot in SP22。

 定刻よりも30分以上遅れて到着。
 何があったのかこの時は良く分からないままだったのだが、後でこのトラブル、ニュースとして上がっていた。
ピーチ機で油圧低下示す表示、那覇へ引き返す 読売新聞 2016年10月15日 19時04分
 15日午前11時15分頃、那覇発成田行きピーチ・アビエーション504便(エアバスA320型機)が離陸直後、車輪の油圧低下を示す表示が出たため、那覇空港へ引き返し、約1時間後に着陸した。
 乗客乗員118人にけがはなかった。
 那覇空港事務所によると、この影響で、同空港を離着陸する計26便に最大28分の遅れが出た。

 ピーチだったか。
 最大28分の遅れ、とあったが、その最大限の被害を今日は被った事になる。

 この先も乗り継ぎがある。このトラブルで幸か不幸か、乗継便も遅れているのだが、ひとまず乗り継ぎカウンタに申し出。「この先のお乗り継ぎがギリギリになってしまい申し訳ございません」と係員に謝られる。逆に申し訳なく、大変ですねと同情。
 乗継便が定刻ならもう最終の案内になるが、遅れている分、多少の余裕があるのでラウンジに赴く。

 本日最初のオリオンビールを1杯。それにPCとスマホの充電が少々。時間が来るので指定された22番搭乗口に戻る。