642A R68編成

11時15分ごろ、広島駅へ戻ってくる。今から新幹線に乗る。せっかく広島に来たのにもう帰るのかと言われそうだけど、これからが重大なミッション、ということで。
 窓口で大阪市内までの新幹線の切符を買う。そしてホームへ。停まっているのは
 0系
 懐かしき0系がそこにはいる。
 R68編成 22-7007 25-7012 26-7012 25-7803 26-7213 21-7007
 シンカンセン、と言うには短く可愛らしく、色も違ってしまったけど、間違いなく元祖シンカンセンの0系。製造銘板によると昭和59年日本車両とか、昭和60年東急車輛とか、0系の最終増備となった車両と思われるけど、いずれにせよ20年間走り続けてきた車両達。でもさっきの広島電鉄の電車よりはずっと若いのか。
 今日はこの列車に乗って新大阪まで。11時半にこだわったのは0系に乗りたかったがためで、その後となると13時半発になって時間的に帰りに飛行機に乗るのが苦しくなる。
 500系のぞみをやり過ごして11時34分、発車。乗ってみればシートは換装されており、300系あたりで座っているのとあんまり変わらないけど、(0系の方がちょっと前後間隔が狭い感じ)洗面所のような水廻りの作りなんかに国鉄の匂いを感じる。
 0系
 0系
 と言うわけで0系の水廻り二題。ステンレスの便器が何気に国鉄チックな「便所」と精一杯のおしゃれをした「洗面所」
 0系
 デッキには在りし日の0系の姿が。浜名湖での撮影、でしょうか。
 0系
 換装された座席。肘掛部分が少し厚くなってます。
 0系
 国鉄末期に流行ったFRP製の窓枠。物が置けないと不評だったと聞きます。そのせいでしょうか、割と早く消えてしまった、ような。
 0系
 2-2の座席配置。ドア部分と通路のずれが改造車両であることを物語ります。それにしても、通路が広い。

 案内が流れる。新大阪には14時4分到着との事。2時間半。早いとも遅いとも付かない感じ。走り出すとすぐに次の駅が来てしまい、中々トップスピードに乗れないけど、追い抜かれる頻度が意外と少なく、東海道区間のこだまよりは早く走っている気分になる。実際に実キロで比較してみると広島-新大阪が300キロちょっとで10駅停車、2時間半。東海道だと東京-三河安城が同じく300キロちょっとで10駅停車2時間38分。退避する回数の分だけ山陽新幹線のこだまの方が、若干、早いようです。
 わずか6両編成。グリーン車も無い。でも空いている。閑古鳥の啼く車内でも車内販売が廻ってくるのは意外だったりする。東広島、三原と簡素な作りの駅が続いて多少の乗り降り。広島で乗っていた人は既に大半が居なくなってしまった様子だ。
 で、そろそろ