2021-01-27

 何時もの時間に目覚ましが鳴ったが、もう少し眠れる。30分程寝たからちょっとすっきり起きだす。
 今日は出張。弁当の準備がない代わりにスーツを着る。現場にも入るのでその準備も。荷物が増えて出掛ける。昨日の雨は止んでいるのが幸い。
 膳所の駅まで出て下り電車で府県境を越える。京都駅で新幹線。 

 普段なら頻発する上り列車に乗る事が極めて多いのだけど

 今日は下り列車。滅多に機会がない西方面の出張となる。ホームに上がり待つ事しばし

 名古屋始発ののぞみがやってくる。75A、X39編成。11号車を選んだが先客はわずか1名。京都で乗ったのは自分1人だった。極めつけに空いている。
 新大阪で乗務員交代。車内販売も交代。山陽新幹線の車内販売、休止じゃなかった?と思ったのだが
www.jiji.com
JR西、山陽新幹線の車内酒類販売を中止 2021年01月13日15時48分
JR西日本は13日、政府の緊急事態宣言が7府県に拡大されることを受け、山陽新幹線(新大阪―博多間)の車内販売で酒類の提供を中止すると明らかにした。期間は14日から当面の間とし、酒類以外の弁当などの販売は継続する。 
酒類だけだったか。とはいえ
www.asahi.com
車内販売やめます 山陽新幹線、酒に続き2月から 朝日新聞デジタル 2021年1月29日 6時00分

新型コロナウイルスの感染拡大による利用減少のため、JR各社では新幹線などの車内販売の見合わせが広がっている。
JR西日本は28日、2月1日から山陽新幹線の車内販売を当面休止すると発表した。車内販売を担当する「パーサー」が乗務しなくなることに伴い、グリーン車でのおしぼり配布のサービスも取りやめる。1月1~14日の同新幹線の利用者は前年の約3割に落ち込み、車内販売の利用も少なかったことが理由という。すでに14日から酒類は販売をやめていた。
北陸新幹線も利用が大幅に減ったため、車内販売を16日から取りやめ、最上級席「グランクラス」の座席の販売も見合わせている。同社は「食事や飲み物はあらかじめ購入を」と呼びかけている。
JR東日本も一部の観光列車を除いて、16日から東北や上越などの各新幹線や在来線特急の車内販売を中止。JR東海は21日から酒類の販売はやめているが、その他の車内販売を中止する予定は今のところないという。
観光特急「しまかぜ」や「青の交響曲(シンフォニー)」を運行する近畿日本鉄道も、車内販売サービスは続けていくという。

来週からは車内販売自体も休止となる。
新大阪から多少お客さんは増えたとはいえ、定員に対しては1割少々といったところか。閑散としている事には変わらない。

余りに気の毒なので車杯販売からコーヒーを買う。無料でサイズアップできるそうでLサイズにして貰える。後で車内販売の放送案内で朝限定で無料サイズアップをしているそうだ。
少ないお客さんは広島で降りる。次は小倉まで停まらない。46分のノンストップ。トンネルが何度も続く中を西に。久しぶりに関門海峡を越えると目的地の小倉到着。

列車の行先に鹿児島の文字があり、西に来た事を改めて知る。
在来線に乗り換え。今日は少し早く出てきたので午前中は余裕がある。何となく在来線のホームに降りると


国鉄形だらけであった。
この時間、駅構内の立ち食いスタンドが営業中。折角なのでうどんを食べてゆく。普段は蕎麦派だが、郷に入らば郷に従え。特に九州のかしわうどんは好きである。
https://kitakyushuekibento.com/

かしわうどんは¥380。
さて、まだ時間はある。遠くには行けないが、少し寄り道。

特急に乗ってとは行かないので

こちらに乗る。811系。1989年登場のトップナンバーが出発を待っていた。登場した頃は鮮烈な印象だったが、30年以上経ってさすがに古びた感じ。
区間快速という列車でちょっと西に向かう。ちょうど同じタイミングで貨物列車。牽引機はローズピンク。EF81だった。子供のころから馴染んでいた万能機。北陸筋ではすっかり見なくなったけど九州ではまだ活躍が続いている。
線路別複々線を並走、とは行かず貨物列車はどんどん先に行く。今日は戸畑まで。渡船で若松に渡ろうと思っていたのだが、乗換案内と地図を見比べると500mを5分で歩かないといけないことになっている。さすがに難しいなぁと思っている間に戸畑に着いてしまった。


 戸畑駅の改札前にこんなプチ博物館があったものだから写真を撮る。9:56の渡船は絶望的になる。
 若松からは筑豊本線に乗るつもりだったのだが、どうしょうかと思い検索を掛けてみる。するとバスがあることがわかる。若松市民会館前に10:12に着くらしい。筑豊線の列車は10:18、その後は30分間隔があく。
 列車に間に合わなかったら渡船で引き返すか、ぐらいのつもりでバスに乗ってみる。

 北九州市交通局のバス。ICカードリーダはあるが、共通ICは使えるのか使えないのか定かでない。表記もない。元々予定にないので下調べもしていない。後で調べると北九州市交通局のバスは独自のICカードであった。
 バスは戸畑の街中から若戸大橋へと向かう。

 小学校の社会科で四大工業地帯と習った北九州工業地帯のその中心、洞海湾を橋で渡る。埋め立てられたその海は極めつけに細い。

 対岸がすぐ。眼下には渡船の若松側と思しき乗り場が見えている。
 市民会館前というのが若松駅の最寄らしいのだが、行ってみると殆ど駅前といっていい場所だった。

 筑豊炭田の積出港としてにぎわった筈の若松駅。石炭が無くなり、人の流れとも合わないからか、閑散としている。コンビニの方が目立つような2021年の若松駅
 待合室には東筑軒のうどん屋が出ていて、食べたくなるのだが、先程小倉駅でうどんを食べたばかり。さすがに無理で改札を通る。

 長いホームにかつての栄華をかすかに感じる所。遠くにちょうど列車がやって来た。

 発着するのは最新の電車。正確に言うと蓄電池車。


 駅の雰囲気には全く合わないが、良くも悪くもこれが現代。
 蓄電池車自体は男鹿線で乗った事がある。
podaka.hatenablog.com
 でも先に登場したのは九州の方。2016年の運用開始だそうだから間もなく5年。
 お客さんが少々乗って出発。すっと動き出す。まさしく電車の走り。石炭輸送の名残でこの辺の筑豊本線は複線の線路が伸びている。没落感漂うローカル本線を一駅走り、お客さんを乗せてまた走りを繰り返す。
 本城を出ると列車は高架へ。見覚えのない駅に到着。ここが折尾。筑豊線が下、鹿児島線が上の立体交差だった駅が高架化工事進捗中。筑豊線の線路がだいぶ移設されている。
 真新しい通路に東筑軒のスタンドを見て乗り換える。 


 本線の鹿児島線には国鉄由来の415系が待っている。先程小倉で見た電車はオリジナルのボックスシート。こちらは長々と続くロングシート。90年代ぐらいだと、こんな感じの113系115系東海道線東北線にいくらでもいて、正直、外れという存在だった。今ではこんな外れも貴重な存在だ。

 とはいえ、先発の快速が来たのでこちらに乗る。今度は813系。18きっぷで九州に遠征していた頃にはなじみの電車だが、こちらもご無沙汰。
 洞海湾の南側を快走し、戸畑に戻る。ほぼ1時間を掛けて洞海湾を一周したことになる。今度は戸畑では降りずに小倉まで乗りとおす。そろそろ会社の人と合流する時間。なんだけど、連絡が来る。小倉で降りそびれて博多まで行ってしまったと。折り返せば客先への訪問時間には間に合うのだが、その前の昼食は時間が無くなる。
 小倉駅で待ちつつ、こんなものを昼食にする。

【今日の駅弁】かしわめし ¥800 株式会社東筑



 九州に来るとかしわめしが食べたくなる。その中でも先程通って来た折尾駅構内営業東筑軒のものが一番好み。
 会社の人と無事合流して

 こんな見慣れない電車で客先の最寄駅へ。午後から現場確認と打ち合わせ。打ち合わせだけならWebでも出来るけど、物の確認が伴うのでここまで来たようなもの。大きな問題はなく、思ったよりは早い時間に終わる。
 帰路につく。

 16時前の新幹線、指定席を取って乗る。やって来たのは

 44A、X64編成。7号車なんて車両を選んだが、案外と乗っている。数人という感じではなく三割ぐらいは席が埋まる感じ。
 来た道を戻る体裁で山陽新幹線を駆ける。広島で案外と乗ってきて、福山、岡山とそこそこ乗って来たから半分ぐらい埋まるような感じになった。皆さん、18時過ぎの新大阪で降りてゆく。代わりに乗ってくる人は少ない。まぁ列車本数が増えるからかも知れない。
 すっかり暗くなって京都下車。乗り継いだのが新快速だったので大津で降りてしまう。時間も早いし、大津から歩いて帰ろう。旧東海道に出ててくてく。

 途中、石場で見かけたのは709-710編成。来週月曜日までか。
 帰宅。普段よりちょっと早い。週の半ばなので洗濯をしておく。

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