ADK335 JA8797 DHC6-300 HKD→OIR 

 今度の奥尻行きは13:25。手続きは30分前からとの事で中途半端に時間がある。1時間は展望デッキで過ごしてみた。時間が来たので搭乗手続き。コンピュータ発券のチケットを渡し、代わりにもぎり券を貰う。退役記念の絵ハガキにプレゼント応募券も渡される。次いで体重を自己申告。機内持ち込みの荷物も検量。指定された座席は一番前だ。
 奥尻ゆきチケット
 搭乗口で待っていると搭乗前に非常用設備の案内という事でビデオ放映が始まる。エマージェンシーデモの放映が終わるとテレビモニタが仕舞われる。良く見るとADKのモニタの他にエアトランセのモニタもある。1日2〜3回しか使わないモニタだし、共同で使用すればいいのに。13:15ごろ、搭乗開始。12人に赤ん坊が2人。まとまって案内される。
 JA8797
 初めてのDHC6に乗り込む。いやぁ狭い。小さな座席が1-2列に並ぶ。その間はささやかな通路。後ろにある扉から一番前まで移動するのにえらい苦労する。とにかく指定された席に落ち着く。薄暗い機内の内装は木目調。禁煙サインとベルト着用サインの表示が時代掛かった雰囲気。操縦席から、間もなく離陸します。シートベルトをお確かめ下さいの案内が流れてDoorclose、13:24。プロペラが廻りだす。案外と静かだ。すぐにTaixingを始める。おもむろに滑走路に出る。ど真ん中から疾走。突然エンジン音が轟き出す。振動が背中に伝わる。13:28、Takeoff、RWy30。
 函館市街地がやや霞みながら見えてくる。13:32に函館港上空へ。函館山は薄っすらとしか見えていない。上磯の上空まで来ると平地でも雪が残っている。そして雲が出てきた。13:35のこと。雲の切れ間から時折雪の大地が見えるだけの雲上フライトとなる。たまに雲を掠めるけど、案外と揺れない。座席が狭い事さえ気にしなければ快適な飛行だ。
 13:43、日本海が見えてきた。海岸線には雪が無い。風で吹き飛んでしまうのだろう。そして洋上飛行へ。気持ち揺れる。ベルト着用サインは点灯したまま。消えても動き回れる訳でないから、点いたままでも一向に構わない。13:54、間もなく着陸の案内が流れた。青苗の漁港が見えた後に奥尻島を一旦通り過ぎて日本海上へ。ここで旋回して行って14:00、Touchdown、RWy13。
 アテンダントさんが居ないので地上係員にドアを開けてもらうまではじっと機内で待機。プロペラが停まるとドアが開き、狭い機内から解放される。