風が強く吹いてる

 暗いうちに目が覚めた。時刻は4:25。目覚ましの鳴る5分前。我ながら大したものだと感心する。二度寝しないようにもう起きあがってしまう。まもなく、自分の携帯のアラーム。妻の携帯のアラーム。色々なアラームが一斉に鳴り出した。
 今日は二人で少々出掛ける。5:08という始発電車目掛けてまだまだ夜のような街を駅まで歩く。7運用

 809編成は混んでいた。週末の夜遊び帰り。三連休で出掛ける人たち。眠たそうな顔が並ぶ。

 79H運用 602編成から

 17SH運用 1049編成へ。

JL101 JA8984 B777-200 HND→ITM

 羽田へ向かう快特は三連休で出掛ける人たちだらけ。みんな大きな荷物を持っているから、鞄一つの自分や妻は少々浮いた感じもする。手続き。タッチの差でクラスJの空席を逃してしまい、キャンセル待ちを入れて貰う。保安検査上を経てラウンジまで着くともう6時。キャンセル待ちの結果発表まではあと5分。

 喉は乾いていたからトマトジュースだけ飲み干すともう搭乗口へ向かう。先日、函館に出掛けたときと同じ15番搭乗口に待っているのはJA8984、エコジェット。中が違う訳ではないけれど、普通と違う機材に当たるのはちょっとだけ嬉しい。ひとまず、空席待ちの結果が出るのを待つ。席はばらけたけど確保は出来る。もう搭乗の行列は無くなっている。出発10分前、機内へと急ぐ。

 早朝6時半の出発便。クラスJは一杯。普通席は空いている様子。一番前のファーストクラスは2〜3人だろうか。ばらばに指定された座席は中程の通路側。通路越しに外を眺めることになる。定刻の6:25、機材整備に時間が掛かっていて出発まで5分程要する旨、お詫びと共にご案内。
 ようやく6:31、Doorclose。伊丹までの飛行時間は45分とのこと。天候は晴れで気温は5℃だそうだ。6:34、Taixing。A滑走路を離陸してゆく飛行機が見える。今日は南風らしい。春が来たなぁと思っていると6:44、Taixing。くるりと向きを変えてこの飛行機も北側へ向かう。程なく滑走路端にたどり着くとフルスロットル。6:44、Take off RWy16R。まっすぐ東南へ向かって飛び立つ。人越しに小さく京浜工業地帯。横浜ベイブリッジが見える頃に旋回。軽く揺れる。テレビモニタに横須賀が見えた6:49、電子機器の使用が許可された直後、6:50、ベルト着用サインが消灯する。
 ひとまず昨日の恥辱に取りかかる。機内は寝静まっている中、ドリンクサービスが始まる。満席のクラスJでも次々飛ばされるからすぐにワゴンが廻ってくる。

 コーヒーを飲みつつ。昨日の次は今日の番。
「お客様にご案内致します」6:58のこと。何だろう。
「右手に富士山をご覧頂けます」
 あぁ、平和な案内で良かった。今日は天気が良いからなぁ。きれいに見えているだろうが、残念ながら中程の席からは分からない。

 悔しいから思いっ切りズーム側に持っていって窓を撮っておく。見えた雪山は南アルプスだろうか。
 7:07、機長さんから案内が入る。あと10分ほどでベルト着用サイン点灯とのこと。伊丹の到着は7:30ごろとなり、天候は晴れで気温は8℃だそうだ。

 45分のフライトはさすがに短く、7:16、飛行状況が映し出されたときには既に高度は4,100mまで下がっている。もうすぐ大阪通勤圏の果てに差し掛かるところ。まもなくシートベルト着用サインが点灯した。15分で伊丹着陸となる。電子機器は使えなくなった。少しの揺れ。高度は確実に下がってきており、テレビモニタに映し出される機外カメラは生駒山らしい姿を捕らえている。7:26、Geardown。淀川が過ぎてゆくと真下のカメラが真ん前に切り替わる。その向こうに伊丹の滑走路が大きくなる。7:29、Landing RWy32L。7:34 Spot in SP18。

 今日も、と言っては難だが乗り継ぎがあって空港内にとどまる。一度外に出る程度の時間はあるのだけど、保安け検査場の混雑を見て諦めた。ラウンジに引きこもろう。

 早朝の羽田では時間も無く飲まなかったビール、今度は手を出す。飛行機を眺めつつ小一時間。羽田行きの搭乗が始まるとラウンジも空席が目立つようになる。こちらもそろそろ移動しよう。先ほど乗ってきたエコジェットがPushbuckしてゆく様子を横目に空港の端へと急ぐ事になる。

JN2321 JA002C SAAB340B ITM→TJH

 今日はこれから但馬を往復する。前回北海道へ出かけたのに引き続き、飛行機に乗るのがメインという感じになる。


 小型機が集う北側のエリア。出発ラッシュは過ぎたのかJACのプロペラ機もさほど数は見えない。SAAB340は歩いて行ける範囲にはおらず、奥の方に2機ほど。どちらに乗ることになるのか今はまだ分からない。お客さんは搭乗口の前にひと塊いる程度。ざっと25人ぐらいだろうか。
 8:50近くになって優先搭乗から始まる。一台のバスに収まる程度のお客さんが乗って向かった先は右手の機材。待っていたのはJA002C。バスが到着すると乗務員と地上係員が深々と一礼してくれた。
 機内に入る。久しぶりのJAC。機内で軽く掛かる音楽が昔と変わらず懐かしい。宛てがわれた席は前方3C。予約したときは指定出来なかったが、今朝羽田で割り当ててくれた席だ。プロペラ横の席。ウェイトバランスの関係で後方から席を埋めてゆくSAABでは、望んでも前方プロペラ席に座れる訳でなく、今日は嬉しい機会となる。
 バスがもう一度やってきて2人乗ってきた。20分で接続する羽田発JL103のお客さんかもしれない。全部で29人のお客さん。8割近くの搭乗率だからなかなか宜しい成績となって9:02、Doorclose。但馬までの飛行時間、30分とのこと。今日は風が強くて揺れが予想されるとの事。エンジンが一つ一つ廻り始めると照明が戻り空調が効き出した。松山へ向かうJA848CがTaixingしてゆく後をつけるように9:06、Taixing。大きな伊丹空港のターミナル前を横断して滑走路へと向かう。
 滑走路を前にして一度ストップ。どうやら着陸機待ちらしいが、その間にJA752Aに抜かれた。そして着陸機があってこちらも動き出す。9:15、Take off RWy32R。 
 気流に揺さぶられつつ上ってゆく。そして伊丹カーブを左に。地上が霞んでゆく。阪神競馬場が見えてる。軽く上下に揺れ。このまま但馬までサイン点灯のまま進むのかと思ったら9:20、ベルト着用サインが消灯した。9:45には着陸との事で、すぐにまた点灯するのだそうだ。

 すでに神戸郊外。ゴルフ場ばかりが目立つ中を飛んでゆく。次にベルト着用サインが点灯するまで、ごくごく短い時間との事だったけど、手短にまずキャンディーの配布。そしてルートマップの配布。久しぶりなので貰う。さらにJACオリジナルの機内誌が配布された。

 数分の間にJACの基本的サービス、すべて完了する。機体が小さいと言っても、それなりにお客さんが乗っている。その手際の良さは立派だ。

 眼下に雲が目立つようになる。軽い揺れを感じた9:28、ベルト着用サイン点灯。あと15分で着陸だそうだ。但馬の天候は晴れで気温は15℃とのこと。散れ散れの雲を縫うように機体は降下してゆく。地上がしっかりと見えるようになってきて、それと一緒に揺れの頻度も増す。円山川の上空で軽い落下感を覚える。円山川が見えたならそろそろ空港も近い筈だが、普段眺める但馬空港へのアプローチと若干異なる様子。どうやら豊岡の市街をぐるりと廻り込むような雰囲気。ローリングしながら左へ旋回、もう一度左へ機首を向けると、まもなく空港となる。9:38、Landing RWy19。滑走路端まで使ってしっかり減速するとUターン。滑走路上をTaixingしてゆくと小ぎれいなターミナルが見えてくる。9:41 Spot in。定刻よりも5分ほど早く、但馬空港に着陸致しましたと、誇らしげに案内が入った。

 小さなターミナルは賑やかだった。到着客にその出迎え客。出発客にその見送り客。でも中には到着客と出発客を兼ねている人も居るわけで自分たちも折り返し便で引き返す事になる。まずは手続きを済ませる。帰りの便は後方窓側の座席を予め指定してある。保安検査が始まるまで少々間があるのでその間に、

 ANKYS-11を見学する。「ご無沙汰しておりました、また参ります」と誓うとターミナル内に。

 JAL 応援キャンペーンを実施しているそうだ。JAL が経営破綻した後で何カ所か地方空港を訪れる機会があったけど、ここまで肩入れしている所は初めて見た。

JN2322 JA002C SAAB340B TJH→ITM

 そろそろ時間になる。保安検査が始まっていたからチェックを受けて制限エリアに。帰りの便の乗客、25人ぐらいだろうか。優先搭乗が始まる。子供連れ、お年寄り、上級会員に加えて非常口座席の人も対象だそうだ。荷物の収納に時間が掛かるから、らしい。

 先程と同じ機材に乗り込む。デッキに大きく手を振り返す人がいる。ふとみると見送りの横断幕が掲げられてる。三月は別れの季節だけど、小さな空港だからこそ眺められた景色かも知れない。
 全員が乗り込み10:10、Doorclose。エンジンが一つ一つ廻り出すと照明と空調が生き返る。伊丹までの飛行時間、30分だそうだ。エマージェンシーデモが行われ、10:13、Taixing。生憎展望デッキの見える席ではないけど横断幕の人たち、一際大きく手を振ったに違いない。飛行機は滑走路端へと向かい、一番端っこでUターンする。
 居住まいを正した。
 エンジン音が大きくなる。機体は動かないまま震え始める。なおエンジン音が大きくなる。機体はいよいよ震えを増す。辺りの乗客が不安そうに顔を見合わしたその時、ブレーキが解放された。不調和音を奏でていたエンジンは一瞬音が低くなる。そして背中を押されるかのような感触と共に機体は一気に加速する。滑走路の中程、機体は何も無かったかのように浮かび上がる。10:15、Take off RWy19。
 浮かぶと先程も喰らった気流に翻弄される。揺れ揺れ揺れ。円山川を眺める所で一瞬の落下感。早速「気流の関係で揺れております、揺れましても安全な飛行には差し支えございません」とフォロ。今度はどんどん上昇して行く訳で、じきに揺れは収まって行く。10:21、ベルト着用サイン消灯。

伊丹到着は10:50予定と案内された。

 左側の窓からなら天橋立が見えるかも知れないが、右側の窓には平凡な丘陵が続く。その間にまずはキャンディの配布。自分たちの所では
「往復でのご利用、ありがとうございます」
と軽くジャブ。
 マップの配布があって、お子さま向けのおもちゃサービス。そして記念搭乗絵はがきを配ろうとしたところでベルト着用サイン点灯、10:29。残念時間切れとなった。伊丹の天候は晴れで気温は16℃と案内される。山がちな景色が失せてきて郊外の団地が見えてくる。その境目でガタガタと軽く揺れた。飛行機は茨木を越え、淀川を越えてなお南へと向かう。どこかの山が見えて田舎びてくると前方後円墳なんてものまで見えてくる。奈良まできたのか?と思ってみていたら向きを変えた。生駒山を越えると大阪の市内。10:43、Geardown。再び淀川を超える。軽くローリングを喰らいながら降下。遠くに太陽の塔を望みつつ、10:47、Landing RWy32R。5分ほど早着の案内。10:49、Spot in SP26。

 バスでターミナルへと連れて行かれ、制限エリアの外に出る。この後は時間があるから一度市内に出ようと思う。まずはこの後の搭乗便、アップグレードの依頼。今度は空席があり、並びの席でクラスJとなる。そこまで済ませるとモノレールの駅へ。

 市内に出るなら阪急電車に乗り換えて梅田だろうがそこまでの時間はちょっと無い。それこそ眺めるだけになりそうなので、モノレールをそのまま乗り通し千里中央まで行ってみた。ここで昼食を志す。
 ねぎ焼きの店があったので入ってみた。

 初めて食べるねぎ焼き。食べ方が良く分からないけど醤油を塗って食べるのが本来らしい。ちょっと焼きが甘かったのが残念。

JL118 JA8981 B777-200 ITM→HND


 昼食に意外と時間が掛かり再びモノレールに乗って空港まで戻ると結構良い時間になっている。朝の混雑はもう無いから保安検査場の通過は少々の時間で済む。今朝乗ってきたエコジェットの姿が一瞬、見えた。搭乗機かなと思ったけど指定されたスポットには別の機材がいる。エコジェット。Pushbuckされていったから今ちょうど出発する所らしい。12:30の羽田行きだったようだ。30分弱、遅れているようだ。

 ちょっと間があったからラウンジで軽くビール。二杯目まで手を出す時間は無いようだが
「東京羽田行き118便は、羽田空港強風による管制指示のため、皆様方のご搭乗並びに出発が遅れる見込みです。」
と。13:25ごろの搭乗になるそうだ。先程のエコジェットも、同じ理由で遅れていたのか。
 118便の搭乗開始。定刻の13:30近くになっても案内が無いので係員に聞いてみると「ただいま優先搭乗を開始した所でございます」と。タイミングとしては悪くないからそのまま搭乗口に向かう。ちょうど行列が機内に吸い込まれて行くところだ。

 待っているのはJA8981。今度は窓側の座席になる。13:44 Doorclose。羽田までの飛行時間、50分との事。所々揺れが予想されているそうだ。Pushbuckは13:53までずれ込む。13:58、ようやくTaixingした所で寝落ちてしまう。機長さんの案内で気が付いたのは14:05、滑走路手前で一旦停止を喰らっている。滑走路混雑のため離陸まで3分ほど掛かる見込みとのこと。羽田空港着陸は15:00ごろになるそうだ。
 予告通りの時間に飛行機が動き出す。14:08 Takeoff RWy32L。伊丹の270°カーブに差し掛かると飛行機は揺れ始める。雲が混じり、眼下の街は霞む。どうやら尼崎が見えているようだ。窓の上側に青空が広がり出す。

 茨木と淀川が見えた14:13、ベルト着用サインが消灯する。窓の外には地上がうっすらと霞んで見えている。窓の外はだんだんと雲が厚くなり、地上は全く分からなくなった。

お手洗いのふりをして機内の様子を。普通席は、まぁ半分強でしょうか。
 外を見ていてもつまらないので遅れている恥辱、今日の分に取りかかる。文章上ではまだ朝の6時過ぎだ。飛行機が上空へとゆき富士山の案内が入った所で、不意に窓の外を見た。

 富士山が見えている。時刻は14:30。ベルトサインが消えてから17分しか経っていないがもう殆ど後半戦だ。14:34、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨が告げられた。
 富士山は雲海の中にそびえていたが、更に東へやってくるとずっと続いていた雲が途切れるようになってくる。

 地上が見えたのはどうやら房総半島の先端らしい。14:40、ここでベルト着用サインが点灯する。あと15分で着陸だそうで、電子機器の使用はここまで。羽田の天候、晴れで気温は19℃とのこと。
 雲に隠れた房総が再び見えてくる。どうやら高度を落としてきたようだ。どこまで行ってもゴルフ場、そんな眺めが続く。ゴルフ場が果てると市街地になった。そして工場地帯。千葉市の上空から東京湾に入り込む。少し揺れる。14:53、Geardown。斜めにうっすら羽田が見えている。遠く廻り込むように左へ曲がると最後の直線。車の一台一台がはっきり分かる。14:57、Landing、RWy16L。うんと減速して誘導路へ。そして第一ターミナルへ向かう。駐機場にキャセイの姿。羽田にチャーター便でやって来たのかと思ってみてたけど後で調べたら成田が強風で降りられず、羽田にやって来たらしい。
 15:04、Spot in SP15。

 今日は全体的に遅れているようで先程見かけたエコジェット。再び羽田で見ることになる。40分遅れだろうか。再び伊丹へと向かうのを眺める。他の便も午後に掛けて遅延続出。帰宅してからいくつか調べてみたのだけど、お昼前から羽田発着便、遅延が出ている様子。それにしても

 一番上の便。遅れの理由がよく分かりません。
 午後もまだ早い羽田空港。普段使う時間には閉まっているJALUXのお店をちらっと覗いてから帰宅する。京急線は3A運用

 1441編成が

 2165編成と一緒になって横浜まで。さらに45運用

 2461編成を今日は日ノ出町で降りる。まだ16時過ぎ。図書館に寄りたいと言う妻に付き合う。土日は図書館、17時までなのだけどこの時間なら十分に立ち寄れる。さらについでに有隣堂へ。今年の貨物時刻表を手に入れておく。ちょっと前だと確実に手に入れる為に予約していたのだけど、最近は一般に流通する部数が増えたのか改正後一週間経っているけどまだまだ売っている。
 関内の近くまで来てしまったから帰りは地下鉄。家には18時前に戻れてしまう。夕食には伊丹で買ってきた551の肉まん。そして

【今日の空弁】紀州わさび ¥500 有限会社可吉



 を食べてみた。

サイトアップ アクセスカウンタ

 サイトアップは北野準特に8801Fヘッドマーク
 http://podaka.web.fc2.com/jkkeio/jkkeio8801th.htm
 アクセスカウンタはチェックせず
 万歩計は17,553